![]() 林 正子 (はやし まさこ)ソプラノ
HAYASHI, Masako Soprano スケールの大きな国際派。 東京都出身。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了。学部在学中に安宅賞受賞。二期会オペラスタジオ修了。さらにジュネーヴ音楽院にて研鑚を重ね、04年ソリスト・ディプロマを取得。
01年五島記念文化オペラ新人賞受賞。 『コシ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『椿姫』ヴィオレッタ、『リエンツィ』イレーネ、『ラ・ボエーム』ミミ、『タンホイザー』ヴェーヌスなどのオペラ出演のかたわら、東京都交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団などの公演に於いて、交響曲や宗教曲のソリストをつとめる。 また96、99年銀座セゾン劇場「マスター・クラス」では黒柳徹子と共演しマリア・カラスの生徒シャロン役をつとめるなど活躍の範囲を広げた。98年スイス・ロマンド管弦楽団の「ドイツ・レクイエム」以後、オーストリアの音楽祭、またナポリ、テアトロ・サンカルロのヴェルディ「レクイエム」をはじめとして、ヨーロッパでのコンサート活動を始める。99年『タンホイザー』ヴェーヌスに抜擢され二期会デビュー。 以後02年1月新国立劇場・二期会共催『忠臣蔵』お艶、7、8月二期会・ベルギー王立モネ劇場提携『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファ、03年2月二期会『カルメン』ミカエラと、主要公演に立て続けに出演し絶賛される。05年3月読売日響定期『神々の黄昏 第3幕』にグートルーネで出演、艶のある美声によるスケールの大きな演唱は喝采を浴びた。7月には二期会『フィレンツェの悲劇』(ツェムリンスキー)ビアンカの演唱で注目を集め、続く10月、読売日響定期『夢見るゲルゲ』(ツェムリンスキー)ゲルトラウトでも絶賛を博し、指揮のゲルト・アルブレヒト氏からも絶大な信望を得た。2005年4月、ペーター・コンヴィチュニーのニュー・プロダクション(東京二期会・ハンブルク州立歌劇場との国際共同制作)で、モーツァルト『皇帝ティトの慈悲』のヴィテッリアに出演、表現力豊かな演唱で好評を博す。11月には宮本亜門演出東京二期会『コジ・ファン・トゥッテ』(芸術祭大賞受賞)にフィオルディリージ役で出演し、存在感を示した。2007年3月には、M.ホーネック指揮読売日響『カヴァレリア・ルスティカーナ』のサントゥッツァも好評。今後のオペラ界を担うソプラノとして大きな期待が寄せられている。すでに海外でもその実力は注目を集めている。コンピレーションCD「image」ベスト盤「イマージュ・エッサンシェル」へ参加。また宮崎駿監督作品『崖の上のポニョ』では「海のおかあさん」を歌っている。 現在ジュネーヴ在住。 二期会会員 【ディスコグラフィー】 http://www.masakohayashi.com/ja/disco/index.html <FANTASMA vol.II / Masako Hayashi> 2006年3月24日発売(Sony Music Entertainment) <イマージュ エッサンシェル ベスト・オブ・イマージュ> 2005年2月2日発売 葉加瀬太郎、ゴンチチほか(Sony Music Entertainment) <崖の上のポニョ サウンドトラック> 2008年7月16日(水)発売(徳間ジャパンコミュニケーションズ) |