~正人も知らないファンタジー・オペラの世界へ!~
オペラには様々な作品がありますが、そのひとつのジャンルとして、魔法やこの世ならぬ世界を描くファンタジー・オペラがあります。
先日大好評のうちに東京公演が閉幕したモーツァルト『魔笛』は、ファンタジー・オペラの代表格であることをオペラを好きな方であれば誰もが知るところでありますが、東京二期会が来年2月にボン歌劇場との共同制作によりペーター・コンヴィチュニーの新演出でワールド・プレミエ上演する『影のない女』は、リヒャルト・シュトラウスがこの『魔笛』を大いに意識して作曲されたと言われる魔法のオペラというのはご存知でしょうか。ただ、この作品は大作がゆえに国内でも上演機会が少なく、ご覧になったことがある方もあまり多くはないのではないのでしょうか。
テノール高田正人
そこで、いよいよ9月18日(土)より二期会オペラ愛好会先行発売、10月2日(土)より一般発売が開始されるこの機会に『影のない女』を詳しく知っていただこうと、これまでも数々のレクチャーコンサートやNHKラジオ深夜便「ミッドナイトオペラ」で、その独自の視点からのお話がオペラファンはもとより、初心者でも分かりやすいと大好評のテノール高田正人が講師をつとめるレクチャーコンサートを、9月28日(火)19時より、めぐろパーシモンホール小ホールにて開催いたします!
今回は『影のない女』を中心に、『魔笛』や演奏各曲にまつわる楽しいトークを繰り広げながらお贈りします。歌唱ゲストには2月公演『影のない女』で本キャストをつとめる、皇后役のソプラノ冨平安希子、バラク役のバリトン清水勇磨を迎え、高田と共に様々な楽曲をお楽しみいただきながら皆様をめくるめくファンタジーの世界に誘います。
ぜひのお越しを会場でお待ちしております!
2020年9月『フィデリオ』マルツェリーネ役 冨平安希子
2021年2月『タンホイザー』ヴォルフラム役 清水勇磨
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公演チラシ(PDF)■■■ 公演情報 ■■■
高田正人の『魔笛』と『影のない女』!
~正人も知らないファンタジー・オペラの世界~
日時:2021年9月28日(火) 19:00開演(18:30開場)
会場:めぐろパーシモンホール 小ホール
(東急東横線「都立大学駅」より徒歩7分)
料金:(全自由席) 一般¥2,500、学生¥1,000
※二期会オペラ愛好会会員割引あり
出演:高田正人(講師/テノール)、冨平安希子(ソプラノ)、
清水勇磨(バリトン)、木下志寿子(ピアノ)
演奏予定曲
【第一部】
グノー作曲 『ファウスト』より "宝石の歌" (冨平)
ジョルダーノ作曲 『アンドレア・シェニエ』より "祖国の敵" (清水)
モーツァルト作曲 『魔笛』より
"この素晴らしい絵姿" (高田)/"パ・パ・パ" (冨平・清水)
【第二部】
コルンゴルト作曲 『死の都』より "ピエロのアリア" (清水)
R.シュトラウス作曲 「私は花束を編みたかった」 (冨平)
R.シュトラウス作曲 『影のない女』より
"私の夫はどこへ行ったの" (冨平)/"あいつらにも子供の時代があった" (清水)
※演奏予定曲は都合により変更となる場合がございます。
▼公演情報ページ
・高田正人の『魔笛』と『影のない女』!|コンサート・ラインアップ - 東京二期会
●ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ) 」も是非ご利用ください!!
▼2022年2月 R.シュトラウス『影のない女』公演情報ページはこちら
・《二期会創立70周年記念公演》ボン歌劇場との共同制作公演 R.シュトラウス『影のない女』! - 東京二期会オペラ劇場
2022年2月9,11,12,13日 東京文化会館 大ホール
指揮:アレホ・ペレス/演出:ペーター・コンヴィチュニー/管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
▼二期会オペラ公演 モーツァルト『魔笛』は今秋、山形・高崎・札幌の3都市で開催!
・〈2021グランドオペラフェスティバル in Japan〉モーツァルト『魔笛』(山形・高崎・札幌公演) - 東京二期会
山形公演:2021年10月9日(土)14:00 やまぎん県民ホール 大ホール
高崎公演:2021年10月14日(木)18:00 高崎芸術劇場 大ホール
札幌公演:2021年11月6日(土)14:00 札幌文化芸術劇場 hitaru
指揮:阪 哲朗(山形)、川瀬賢太郎(高崎・札幌)/演出:宮本亞門
管弦楽:山形交響楽団(山形)、東京フィルハーモニー交響楽団(高崎)、札幌交響楽団(札幌)
東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』キャスト・インタビュー第2弾は、フォード役を演じるバリトン清水勇磨(7/16,18出演)の登場です。
カルロ・フェリーチェ劇場『ドン・パスクァーレ』題名役でイタリア・デビューを果たし、ボローニャ市立劇場『椿姫』ジェルモンにも出演した清水。
東京二期会では打って変わってドイツオペラに進出し、『ばらの騎士』ファーニナルでデビュー。去る2月の『タンホイザー』でヴォルフラム役を好演したばかりです。
落ち着いた佇まいながら、時折人間味あふれる表情を見せるという役回りは、今の清水が最も得意とするところでしょう。その朗々たる声が、二期会においてもヴェルディ作品で遂に披露されます!
VIDEO
東京二期会オペラ劇場『ファルスタッフ』フォード役の清水勇磨です。
フォードは、(ナンネッタの)お父さんであり、(アリーチェという)妻もいる。ファルスタッフのようにクセのある、特徴的な人物ではないです。
(聴きどころは)特にアリアですね。「このままでいいのか、夢だったのか」と彼の感情が非常に出てくる。彼の人間らしいところが初めて現れるという感じがしまして、この役の肝だという感じがいたします。
『ファルスタッフ』は(作曲した)ヴェルディも(台本作家の)ボーイトも、これは「オペラ・ブッファ」じゃなくて、「コメディア・リリカ(喜歌劇)」とおっしゃっています。(ブッファなら)バッソ・ブッフォとか、決まった役柄があるのですが、この作品にはないんですよね。人物ひとりひとりに個性が与えられています。
このオペラで一番大事なところは、やっぱり最後のフーガだと思うんですね。実は、ヴェルディはこのフーガを最初から入れ込もうと思っていたわけではありませんでした。作曲の途中、半分遊びのような感じで書いたのだそうです。このフーガをどこかで使えないかとボーイトに相談してみると、「それでは最後の大団円のところにしようか」となったようです。これが非常に躍動的なラストを生み出す結果となったのでした。
『ファルスタッフ』は、やっぱり、最後笑っている者が一番なんだ、と。世の中色々ありますけれども、この笑いをみなさまと共有して、明るく生きていこうというメッセージがあります。どうなるか非常に楽しみです。
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▼『ファルスタッフ』公演情報ページはこちら
・二期会創立70周年記念公演 2021年7月公演 G.ヴェルディ『ファルスタッフ』 - 東京二期会オペラ劇場
2021年7月16日(金)18:30*、17日(土)14:00、18日(日)14:00*、19日(月)14:00 東京文化会館 大ホール
*…フォード 清水勇磨 出演日
●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ) 」も是非ご利用ください!!
いよいよ2022年二期会創立70周年の記念公演シリーズが、当公演から始まります。
明日2月17日(水)から21日(日)まで東京文化会館大ホールにて、東京二期会オペラ劇場 R.ワーグナー作曲オペラ『タンホイザー』を上演いたします。〔4回公演(2/19休演日)〕
「巡礼の合唱」「大行進曲」「ヴェーヌス讃歌」「夕星の歌」など、大長編ながら、ワーグナーの音楽の力で一気に引き込まれてしまう『タンホイザー』は、1966年に二期会が初めて手がけたワーグナー作品でもあります。
今回の舞台は、《東京リング》で評判を呼んだ、世界的演出家キース・ウォーナーがフランス国立ラン歌劇場で演出し話題となった舞台でお贈りします。
また、題名役の片寄純也(2012年『パルジファル』題名役)、ヴェーヌス役の池田香織(2016年『トリスタンとイゾルデ』題名役)など、二期会を代表するワーグナー歌手とともに、もう一人の題名役 芹澤佳通、ヴォルフラム役 清水勇磨、エリーザベト役 竹多倫子など、数々の若き才能が主演いたします!
尚、当公演には当初アクセル・コーバー氏を指揮に迎える予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大にともなう新規入国制限のため、来日が不可能となりました。
代わりまして当公演の指揮を務めますのは、今回ピットに入る読売日本交響楽団の常任指揮者セバスティアン・ヴァイグレ。
2007年ワーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』でバイロイト音楽祭にデビュー。2011年まで指揮し、世界的注目を浴びました。東京二期会では、2017年『ばらの騎士』、2019年『サロメ』において、読売日本交響楽団とともに公演を成功に導き、『サロメ』では、第28回三菱UFJ信託音楽賞を受賞するなど、ドイツオペラ最高のシェフとも称されています。
新しい時代のワーグナー・オペラにどうぞご期待ください。
▼指揮セバスティアン・ヴァイグレからのメッセージ
VIDEO
また、このたびの公演は新型コロナウイルス感染防止対策を行って開催させていただきます。ご来場のお客様におかれましてはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
・主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い
それでは、期間中の公演当日のご案内を致します。 【2/16(火)22:30掲載】
2021都民芸術フェスティバル参加公演/フランス国立ラン歌劇場との提携公演
《東京二期会オペラ劇場》 2021年2月公演
リヒャルト・ワーグナー 台本・作曲 『タンホイザー』 オペラ全3幕
<日本語字幕付原語(ドイツ語)上演/パリ版準拠(一部ドレスデン版を使用)にて上演>
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/原演出:キース・ウォーナー/演出補:ドロテア・キルシュバウム
当日券と公演タイムテーブルのご案内
2月17日 (水) 2月18日 (木) 2月20日 (土) 2月21日 (日)
当日券 S A B C 学 S A B C 学 S A B 学 S A B 学
当日券販売 /窓口受付 15:30~ 12:30~ 12:30~ 12:30~
開場 16:00 13:00 13:00 13:00
開演 17:00 14:00 14:00 14:00
第1幕 67分
休憩 25分 18:07~18:32 15:07~15:32 15:07~15:32 15:07~15:32
第2幕 68分
休憩 25分 19:40~20:05 16:40~17:05 16:40~17:05 16:40~17:05
第3幕 55分 終演予定 21:00 18:00 18:00 18:00
東京文化会館 =アクセス= <JR>
[山手線][京浜東北線][上野東京ライン][宇都宮・高崎線][常磐線]
[東北・上越・北陸・秋田・山形新幹線]=「上野駅」公園口から徒歩1分
<地下鉄>
[銀座線][日比谷線]=「上野駅」7番出口から徒歩5分
<京成電鉄>
[京成本線]=「京成上野駅」正面口から徒歩6分
お車でご来場のお客様は東京文化会館ウェブサイトをご覧ください
>>交通アクセス - 東京文化会館|来場者の皆様へ
◆上記、販売予定当日券は16日18:00現在の情報 です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆学生席(28歳未満の学生の方が対象、2,000円)は全日程ご用意がございます。ご予約は公演の「前営業日まで」に二期会チケットセンター(電話・ネット予約)にてお申し込みください。
◆今回の公演では「当日学生席」 を発売致します。公演当日開演90分前より開場受付にて2,500円 で発売致します。ご希望の方はご本人の学生証を必ずお持ちください。
◆公演タイムテーブルは総稽古の実測時間を元にしておりますが、当日の演奏・進行により変わってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
▼『タンホイザー』公演情報ページはこちら
・2021年2月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』 - 東京二期会オペラ劇場
〈主催〉公益財団法人東京二期会、公益社団法人日本演奏連盟
・都民芸術フェスティバル2021参加公演
●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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Gettiiなら公演当日も前売券が開演の1時間前までご予約可能!
いよいよ2021年、日本の劇場にワーグナー作品が帰ってきます。
2月17日に東京文化会館で初日を迎える東京二期会オペラ劇場『タンホイザー』から、
ヴォルフラム役のバリトン清水勇磨のビデオ・インタビューです。
イタリアで学び、日本ワーグナー協会のすすめで国際ワーグナー歌唱コンクールにヴォルフラムの歌う「夕星の歌」で参加し、セミファイナリストになった清水。友情に篤く、人のために生き、正直者で、一途な想いを大切にするヴォルフラムに深く魅せられていきました。
ヴォルフラムの全篇を演じ切るにあたって、清水のメッセージをお聞きください。
VIDEO
ヴォルフラムは正直で、一途な想いが役を貫いていると思います。エリーザベトのことが好きなんだけれども、そこを耐えて、親友であるタンホイザーとの友情を大事にしています。
エリーザベトには、想いは遂げられないけれども、彼女の苦しみだけは癒してあげたいと願う。そこに愛の深さ、度量の深さというものを感じます。
ヴォルフラムで一番有名なのが「夕星の歌」です。このアリアの前で、苦しむエリーザベトが、今にも天国に行こうと坂をのぼっていこうとする。その姿をみていたヴォルフラムは、普段はそこまで感情を表さないのにただ一言、「私もお供させていただけませんか」と言う。
ですが、彼女は仕草で、感謝しているけれどもやめてください、という気持ちを示します(楽譜のト書き通りです)。ここでは、彼女の、言葉では言い表せないヴォルフラムへの感謝と、しかし同時にあの世に行くのは自分だけで、あなたは生きてください、という気持ちがある、と僕は受け止めています。
日本ワーグナー協会からのすすめで、3年に1度開催されている国際ワーグナー歌唱コンクールにエントリーすることとなり、急ぎ勉強したのが「夕星の歌」でした。
それが、あれよ、あれよといううちに、ドイツ・カールスーエの劇場まで進むこととなり、満席の中、ワーグナーさんのお孫さんの前でも歌わせていただきました。このおかげで、ヴォルフラムが私にとって初めて触れたワーグナーでした。
この曲を勉強していく中で、ヴォルフラム人となりに感じ入り、その奥深さに、音楽と相まって非常に感慨深いものがありました。
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▼『タンホイザー』公演情報ページはこちら
・フランス国立ラン歌劇場との提携公演 2021年2月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』 - 東京二期会オペラ劇場
2021年2月17日(水)17:00、18日(木)14:00※、20日(土)14:00、21日(日)14:00※ 東京文化会館 大ホール
(※…ヴォルフラム清水勇磨 出演日)
●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ) 」も是非ご利用ください!!
【チケット追加発売のご案内】
新型コロナウイルス感染症対策の為、発売当初より一部座席を販売停止しておりましたが、その一部(1階1〜2列目を除く)を順次開放し、12月19日(土)より追加販売致しております。尚、追加販売より座席間隔を空けない配席での販売となりますので何卒ご了承ください。
二期会のソプラノ田中絵里加は、本年7月22日からボローニャ市立劇場で上演されるヴェルディ『椿姫』(La Traviata)でヒロインのヴィオレッタ役を演じることが決まりました。また、五島記念文化賞オペラ新人賞を得て、ボローニャ市立劇場研修所の研修生として研鑽を積んでいるバリトン清水勇磨が、同公演のジェルモン役に大抜擢されました。
オペラの本場で、ヴェルディのオペラのタイトルロールを歌うという素晴らしいチャンスを手にした田中は「歴史のあるイタリアの歌劇場でヴィオレッタを演じる事はプレッシャーではありますが、何ものにも代え難い喜びで、いまからワクワクしています。」とコメントを寄せています。ちなみに田中は、昨年12月、同劇場の『ドン・ジョヴァンニ』にもツェルリーナ役で出演しています。
ボローニャ市立劇場は、1763年に建てられました。6月にも8年ぶりに、来日した名高い劇場です。学問、芸術の重要な役割を担ってきた歴史ある街で、作曲家ロッシーニもボローニャ音楽学校で学んでいます。日本にもファンが多く、来日公演も大変人気があります。サッカーファンには、ボローニャFCの本拠地スタディオ・レナート・ダッラーラ(Stadio Renato Dall'Ara)として、知られています。塔と芝生の美しいスタジアムで、サッカーファンでなくても訪れてみたいところ。そんな、魅力ある街の誇りである歌劇場に、二期会の歌手が主要な役で出演するということで、とても光栄なことと思います。
▼ボローニャ市立劇場の公演ページはこちら(イタリア語サイト)
・LA TRAVIATA – estate – - Teatro Comunale di Bologna
田中絵里加 ソプラノ東京音楽大学大学院修了。ヴェネツィア国立音楽院大学院首席修了。第41 回イタリア声楽コンコルソ1 位ミラノ大賞受賞。OperaLive etition 国際コンクール優勝。Toti dal monte 国際コンクールでファイナリスト、更に優秀者に選ばれ奨学金を授与。G.B.Rubini 国際コンクールで3 位。2014 年度文化庁海外研修生。2017 年度さわかみオペラ財団奨学生。ミラノスカラ座研修所、ボローニャ市立劇場研修所で研鑽を積む。これまでにドニゼッティ劇場、ボローニャ市立劇場、マリオデルモナコ劇場、ブレーシャグランデ劇場など多数劇場でオペラ出演。 ジャンニ・スキッキのラウレッタ役、 ドン・パスクアーレのノリーナ役、ラ・ボエームのムゼッタ役、奥様女中のセルピーナ役などを演じる。2018 年12 月にはボローニャ市立劇場にてドン・ジョヴァンニのゼルリーナ役(指揮:ミケーレ・マリオッティ/演出:ジャン・フランソワ・シバディエ)で出演。2019 年7 月ボローニャ市立劇場にて上演される椿姫にヴィオレッタ役で出演予定。2011 年よりイタリアで活動中。二期会会員
清水勇磨 バリトン国立音楽大学附属高校を経て国立音楽大学卒業、同大学院修士課程首席修了。最優秀賞受賞。横須賀芸術劇場「新しい声」2015日本代表に選出、ドイツ大会に出場。第13回東京音楽コンクール声楽部門第1位受賞。(公財)野村財団より芸術文化助成を受け、イタリア・パルマにて研修。2018年ワーグナーコンクール(カールスルーエ)セミファイナリスト。大学院オペラ『フィガロの結婚』伯爵、日生劇場『セヴィリアの理髪師』フィオレッロ等を好演。2017年二期会『ばらの騎士』ファーニナル、東京(セバスチャン・ヴァイグレ指揮)愛知、大分(ラルフ・ワイケルト指揮)では豊かな音色と確かな技術で好演し、2018年3月立川市民オペラ『椿姫』ジェルモンではイタリアオペラにおいて十分な存在感を示した。2018年からは五島記念文化財団オペラ新人賞の助成によりイタリアにおいて研修をしている。2019年1月にはカルロ・フェリーチェ劇場(ジェノバ)の主催により『ドン・パスクワーレ』表題役でイタリアデビューをし、正統派の歌手としてイタリアにおいても認識されつつある。また2019年からはボローニャ歌劇場付設オペラ研修所でも研修を開始し、ヴェルディバリトンとしての期待はもちろんの事、プッチーニ、ワーグナーに至るまでの幅広いレパートリーを着実に自分のものにしており、数少ない正確な技術と音楽性を兼ね備えた歌手として信頼と期待を集めている。2020年3月まで引き続き文化庁在外研修員としてイタリアで研修を続ける。
東京音楽コンクール優勝者コンサート、文化庁・日本演奏連盟主催東京文化会館でのリサイタル、「第九」、「マタイ受難曲」等の宗教曲、くにたちフレッシュ名曲コンサート(リサイタル)、モーニングコンサート(東京文化会館)、NHK-FM リサイタル・ノヴァに出演。
平成28、29年度宗次エンジェル基金/(公社)日本演奏連盟新進演奏家国内奨学生。第28回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。日本演奏連盟会員。イタリア、ボローニャ在住。二期会会員
清水勇磨は新進気鋭のバリトン歌手。平成29年度五島記念文化賞オペラ新人賞を得て、イタリアへ研鑚に飛び立って9カ月、ボローニャから近況報告が届きました。
バリトン 清水勇磨
Teatro Carlo Felice(ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場)主催2019年1月『ドン・パスクァーレ』〔若い歌手の為の公演〕で表題役を歌います。
▼カルロ・フェリーチェ劇場ウェブサイトの公演ページ
・La stagione YOUNG al Teatro della Gioventù - Teatro Carlo Felice
また、ボローニャ歌劇場附属研修所の試験を筆記試験、面接、2回の歌唱試験にも合格を果たし、同じくこの1月から12月まで約1年の研修を行います。
ボローニャ歌劇場の前で
▼ボローニャ歌劇場附属研修所
・Scuola dell'Opera - Teatro Comunale di Bologna
オペラの歴史、文化をじっくりと学び、レッスンの日々。充実したイタリア生活を送る清水勇磨を、日本からもぜひ応援してください。
清水勇磨 (しみず ゆうま)バリトン <プロフィール>
国立音楽大学卒業、同大学院修了。東京音楽コンクール第1位。公益財団法人野村財団より2013年度上期芸術文化助成を受け、イタリア・パルマにて研修。平成28年度宗次エンジェル基金、公益社団法人日本演奏連盟新進演奏家国内奨学生。静岡県オペラ協会公演『道化師』シルヴィオ役、国立音楽大学大学院オペラ『フィガロの結婚』伯爵役、国立音楽大学大学院新人演奏会、北海道帯広市若手育成プロジェクト歌劇『蝶々夫人』シャープレス役等で出演。東京音楽コンクール優勝者コンサート出演。2016年1月東京文化会館小ホールで文化庁、日本演奏連盟主催にてリサイタルを開催。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」に出演。同年6月、日生劇場『セヴィリアの理髪師』フィオレッロ役を好演。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。2017年7月R.シュトラウス『ばらの騎士』《グラインドボーン音楽祭との提携公演》(指揮:セバスティアン・ヴァイグレ/演出:リチャード・ジョーンズ)ファーニナルを演じる。2018年春より、イタリア、ボローニャにて研鑽を積んでいる。二期会会員
フランス料理と二期会オペラの人気コラボ企画、「ラリアンス・オペラ・コレクション with
二期会」。次回開催の3月28日(火)は、7月公演『ばらの騎士』で二期会オペラ・デビューとなる二人の実力派歌手が登場します!
このたび出演者のご紹介を兼ねて、それぞれにインタビューを行いました。
まずはバリトン清水勇磨。
『ばらの騎士』ではゾフィーの父、ファーニナル役を演じます。先日当ブログ でもご紹介したとおり、第28回五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、新進気鋭のバリトンとして大きな注目を集めている存在です。
* * *
――五島記念オペラ新人賞受賞おめでとうございます。またヨーロッパで研修されることとと思いますが、どちらで、何を学ばれる予定でしょうか。
清水: ありがとうございます。光栄な事と同時にしっかり勉強しなさいという意味も込められていると思いますので計画的に学んできたいですね。
研修先はイタリアのパルマです。主にイタリアオペラ、特にヴェルディの作品を研究する予定です。
――清水さんといえば、イタリアオペラを中心にレパートリーを作られているという印象があったのですが、今回は『ばらの騎士』のファーニナル役で、新しい一面が開かれるようでとても楽しみにしています。今回の役を受けられることを決めた理由はありますか? 実際に歌い始められて、印象はいかがでしょうか?
清水: おっしゃる通りです!割と皆さんに同じ趣旨の質問をされたのですが、私の中では「しっくり」きているんです。
実は3月上旬まで短い期間ですがドイツで『ばらの騎士』の稽古をしてきました。そこで先生から「本当にお前はドイツオペラ一本目なのか?」と仰って頂きました。(良い意味だと信じます、、)またイタリアものと一緒の歌い方をするべきだという言葉にも、私もそう思っていましたから共感しました。
実はこの役からワーグナーを歌い始めたり、ヴェルディ歌いになったりする事は良くあることです。それくらい難しいと感じている訳ですが、私はとても興味深い役だと思います。
歌の方は、ファーニナルが出てくる箇所は金管が鳴っていたり、騒然となっている場面で出てくる事が多いですから、それなりに馬力と潔さが必要になると思います。しかし、決して力で押し切るのではなく父親としての落ち着きも失わないある意味で余裕を残した歌唱を求めていきたいと探っております。しかしながら本当に良い役だと思います。
――今回のラリアンスでのプログラムで、特に思い入れのある曲があれば、エピソードや理由をあわせて教えていただけますでしょうか。
清水: 一曲という事になりますと、プロヴァンスの海と陸でしょうか。この曲は本当に名曲だと思います。
どなただったか、この曲は歌ではなくセリフであるとは、なるほど良くおっしゃったなと思います。リサイタルやコンサートでは何回もプログラムさせて頂いていますが、良い意味で毎回勉強し直すと変わってくるんです。昨年ヴェルディ協会でも歌わせて頂いたのですが、熱心なお客様方の会場の雰囲気もあり、歌い終わったあと一瞬静まりかえった後に納得したように拍手を頂いた事を大変嬉しく思いました。ヴェルディの専門家の方々ですからね。ホッとしました。
――『ばらの騎士』にむけて、お客様への一言メッセージをお願いいたします。
清水: 『ばらの騎士』が二期会デビューということもありいつも以上に気合が入っております!
また『ばらの騎士』は二期会にとっても記念碑的な演目でもあり、素晴らしいプロダクションになると今からとても楽しみにしております。出演者、関係者一同、東京文化会館にて皆々様のお越しを心よりお待ち申し上げております!
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やはりバリトンは、イタリアオペラでもドイツオペラでも、父親役がハマりますね(ジェルモンとファーニナルでは性格が違うようですが)。清水の豊かな歌声をどうぞご堪能ください!
■■■ イベント情報 ■■■
《ラリアンス オペラ・コレクション with 二期会》
オペラの町を歩けば
日時:2017年3月28日(火) 18:00開店
第1ステージ 19:30~/第2ステージ 20:30~
※ご予約はお好きな時間で承ります
会場:神楽坂「ラリアンス」
東京都新宿区神楽坂2-11 TEL03-3269-0007
(「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
コースと料金:(ステージ・サービス料・税込)
・ムニュ"神楽"コース 8,500円~
・シェフ"大堀"コース 13,500円~
※ミュージックチャージ等の特別料金は一切かかりません
出演:岩下晶子(ソプラノ)、清水勇磨(バリトン)、髙田恵子(ピアノ)
予定プログラム:
<第1ステージ>
・瀧廉太郎 「花」
・R.シュトラウス 「献呈」「ツェツィーリエ」
・コルンゴルド 『死の都』より 「わが憧れ、わが幻想」
<第2ステージ>
・プッチーニ 『ラ・ボエーム』より 「私が街を歩けば」
・ヴェルディ 『椿姫』より 「プロヴァンスの海と陸」
・ウェーバー 『摩弾の射手』より 「すらりとした若者がやってきたら」
・ジョルダーノ 『アンドレア・シェニエ』より 「祖国の敵」
▼イベント詳細・ご予約・お問合せはこちらから
・ラリアンスオペラコレクションwith二期会 オペラの町を歩けば |イベント - 神楽坂ラリアンス
このたび、第28回五島記念文化賞オペラ新人賞をソプラノの竹多倫子(たけだ みちこ)と、バリトンの清水勇磨(しみず ゆうま)が受賞致しました。
公益財団法人五島記念文化財団は、2017年2月21日付で本年度の受賞者を発表。この賞は1990年に創設され、毎年、美術とオペラの分野で将来性ある有能な新人を発掘、顕彰し、助成活動を通じて育成を図ることを目的としています。
贈呈式は2017年4月14日にザ・キャピトルホテル東急(永田町)にて行われます。
竹多倫子(たけだ みちこ)ソプラノ
石川県出身。愛知県立芸術大学卒業。東京藝術大学修士課程オペラ科修了。第47回日伊声楽コンコルソ第一位、及び歌曲賞受賞。第82回日本音楽コンクール第一位、及び岩谷賞(聴衆賞)、E.ナカミチ賞、第28回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。文化庁新進芸術家海外研修制度によりイタリアに留学。岡崎智恵子、川上洋司、林康子の各氏に師事。金沢歌劇座館名改称記念公演『カルメン』フラスキータでオペラデビュー。小澤征爾音楽塾『フィガロの結婚』伯爵夫人のカヴァー及び、特別公演にも出演。15年には第20回オルヴィエート国際声楽コンクール(伊)にて優勝し、同年オルヴィエートの歌劇場にて『蝶々夫人』タイトルロールで出演。コンサートでも、14年群馬交響楽団「第九」、15年山形テルサ「第九」等に出演。17年11月日生劇場『ルサルカ』タイトルロールに出演予定。二期会会員
清水勇磨(しみず ゆうま)バリトン
東京都出身。国立音楽大学卒業、同大学院修士課程首席修了。最優秀賞受賞。第24回ABC新人オーディション合格、新人音楽賞受賞。横須賀芸術劇場「新しい声2015」日本代表に選出され、ドイツ大会に出場。第13回東京音楽コンクール第1位。公益財団法人野村財団より助成を受け、伊・パルマにて研鑽を積む。小林一男、和田茂士、ラッファエーレ・コルテージの各氏に師事。静岡県オペラ協会『道化師』シルヴィオ、北海道帯広市若手育成プロジェクト『蝶々夫人』シャープレス、日生劇場『セビリアの理髪師』フィオレッロ等出演。コンサートでも、16年は国立市民芸術ホールフレッシュ名曲コンサート、横須賀芸術劇場「よこすか第九」、昭島市フレッシュ名曲コンサート「第九」の他、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」にも出演した。17年7月東京二期会『ばらの騎士』ファーニナルに出演予定。二期会会員
▼五島記念文化財団からのリリース
・平成29年度(第28回)「五島記念文化賞」・「オペラ公演助成」決定 | お知らせ - 公益財団法人五島記念文化財団
▼ファーニナル役 清水勇磨の出演は 7月27日と30日!
・グラインドボーン音楽祭との提携公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』 - 東京二期会
▼竹多倫子は11月11日、タイトルロールで出演!
・NISSAY OPERA 2017 オペラ『ルサルカ』 | 公演スケジュール - 日生劇場
今夏、6年ぶりに復活する「二期会サマーコンサート」が装いも新たに渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて開催されます!
今年のテーマは「データから見た二期会オペラ~最多公演演目は何?」。
これまでの二期会オペラの歴史60年を振り返り、最多公演演目をピックアップ。古くから二期会オペラを観てくださっている方は懐かしさを感じたり、また納得したり、これから二期会オペラを観てくださる方には沢山のオペラの名曲を存分に楽しめる、大変贅沢なプログラミングになっています。出演者もこれまでの二期会オペラで主要な役を演じてきた豪華な歌手陣が一堂に会します。
公演を間近に控え、注目の演奏予定曲も決まりましたので、こちらに発表いたします!
公演チラシ(PDF)
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート2016
データから見た二期会オペラ ~最多公演演目は何?~
日時:2016年8月25日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
(JR渋谷駅西口より徒歩5分)
料金:全指定席
A席¥4,500 (完売)、B席¥4,000(残席僅少)
演奏予定曲と出演者:
<クリスタルコーナー(新入会員による)>
・グノー 『ファウスト』より 「この清らかな住まい」~〈テノール伊藤達人〉
・ジョルダーノ 『アンドレア・シェニエ』より 「祖国の敵か?!」~〈バリトン清水勇磨〉
・ヴェルディ 『運命の力』より 「神よ平和を与えたまえ」~〈ソプラノ西側槙里子〉
・ヴェルディ 『イル・トロヴァトーレ』より
「ああ、愛しい人~見よ、あの恐ろしい炎を」~〈テノール城 宏憲〉
――――――――――
<データから見た二期会オペラ~最多公演演目は何?>
※※ ランキングと演奏曲順は当日発表! ※※
【モーツァルト】
・『コシ・ファン・トゥッテ』より 「この心をあなたに」
(ドラベッラとグリエルモの二重唱)~〈メゾソプラノ竹本節子&バリトン成田博之〉
・『フィガロの結婚』より 「もう飛ぶまいぞこの蝶々」~〈バリトン久保和範〉
・『ドン・ジョヴァンニ』より 「酒がまわったら」(シャンパンの歌)~〈バリトン今井俊輔〉
・『魔笛』より 「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え~〈ソプラノ針生美智子〉
【ヴェルディ】
・『仮面舞踏会』より 「お前こそ心を汚すもの」~〈バリトン成田博之〉
・『イル・トロヴァトーレ』より 「よいか?夜が明けたら息子の首をはねろ」
(レオノーラとル-ナ伯爵の二重唱)~〈ソプラノ文屋小百合&バリトン今井俊輔〉
・『椿姫』より 「パリを離れて」
(ヴィオレッタとアルフレードの二重唱)~〈ソプラノ三井清夏&テノール松村英行〉
【プッチーニ】
・『ラ・ボエーム』より 「あなたの愛の呼ぶ声に」(告別の歌)~〈ソプラノ三井清夏〉
・『トスカ』より 「三人の密偵と…馬車一台で」(テ・デウム)~〈バリトン今井俊輔〉
・『蝶々夫人』より 「ある晴れた日に」~〈ソプラノ文屋小百合〉
・『トゥーランドット』より 「誰も寝てはならぬ」~〈テノール松村英行〉
【マスネ】
・『ウェルテル』より 「ウェルテル!誰に言い当てることが出来たでしょうか」
(手紙の歌)~〈メゾソプラノ手嶋眞佐子〉
【ビゼー】
・『カルメン』より 「恋は野の鳥」(ハバネラ)~〈メゾソプラノ竹本節子〉
【ワーグナー】
・『ジークフリート』より 「ノートゥング!宿望の剣よ!」~〈テノール大野徹也〉
・『タンホイザー』より 「おごそかなこの広間よ」~〈ソプラノ佐々木典子〉
【R.シュトラウス】
・『薔薇の騎士』より 「気高くも美しき花嫁に」(銀の薔薇の献呈)
~〈ソプラノ佐竹由美&メゾソプラノ手嶋眞佐子〉
・『ナクソス島のアリアドネ』より 「偉大なる王女様」~〈ソプラノ佐竹由美〉
【J.シュトラウス】
・『こうもり』より 「しなやかな身のこなし」(時計の二重唱)
~〈ソプラノ佐々木典子&テノール大野徹也〉
【オッフェンバック】
・『天国と地獄』より 「今何かを感じたけれど」(ハエの二重唱)
~〈ソプラノ針生美智子&バリトン久保和範〉
(ピアノ:鳥井俊之)
こうして並べると、一目瞭然、何とも贅沢なプログラムです!
コンサート冒頭には、4人の新入会員をお披露目する「クリスタルコーナー」も入れ、二期会での今後の活躍がますます期待される、輝かしく新しい声をいち早くお届けします。
ピアニストには、これまでに数々のオペラや歌曲を作曲しながら、ソロとして、伴奏ピアニストとしても多くの歌手達と共演し、繊細で品格ある演奏に定評がある、鳥井俊之を迎えます。
チケットは<残席僅少>となり、完売必至です。B席のみの発売となりますが、どうかお急ぎ求めください。
●チケットのご予約は
・二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831
ローマで『セビリアの理髪師』が初演されて今年で200年。
「ラ・ラ・ラ・レ~ラ♪」とフィガロが陽気に歌う〈私は町の何でも屋〉や、ロジーナが恋への憧れを歌う躍動感溢れる〈今の歌声は〉等をはじめとした名曲ぞろいの愉しいオペラ・ブッファが、今夏リニューアルされたばかりの日生劇場で開幕しました。
当公演は、6月18日(土)・19日(日)の一般公演に先駆け、中高生を対象とした「ニッセイ名作シリーズ」公演として6月13日より上演され、オペラ初体験の生徒たちが目を輝かせて音楽に聴き入っていました。
18日(土) ロジーナ 富岡明子
19日(日) フィガロ 上江隼人
(NISSAY OPERA 2016『セビリアの理髪師』より 写真提供:日生劇場 撮影:三枝近志)
バリトン上江隼人より、昨年のヴェルディ・フェスティバルでのコメントと、19日『セビリアの理髪師』に向けてのメッセージが届いております。
* * * * *
去年の10月にブッセート(イタリア)のヴェルディ・フェスティバルの『リゴレット』では大変貴重な経験ができました。歴史のある劇場で偉大な歌手が歌ってきたリゴレット像をどのように進化させていくのかと演出家のマエストロAlessioさんと話した結果、肉体的な歪みではなく、心の歪みを強調するためにあえて背虫の演技は外しました。楽譜には(背虫)と書いてあるので、それを心の歪みとして表現するかということを、キャラクターでの呼吸や言葉をもっと重視して作りました。大変貴重な経験となりました。
現在は日生劇場の『セビリアの理髪師』でフィガロを歌わせて頂いております。良い舞台が作れるよう皆で刺激し合いながら必死に頑張っております。会場で皆様にお目にかかれるのを楽しみにしております。 ―― 上江隼人
写真:2015年10月のFestival Verdiでリゴレットに扮する上江
Teatro G.Verdi(Busseto)にて
▼2015年ヴェルディ・フェスティバル『リゴレット』の公演情報
・RIGOLETTO Teatro Giuseppe Verdi di Busseto - Teatro Regio Parma(パルマ王立劇場)
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■■■ 公演情報 ■■■
NISSAY OPERA 2016
G.ロッシーニ『セビリアの理髪師』
日時:2016年6月18日(土)・19日(日) 両日14:00開演
会場:日生劇場(東京・日比谷)
指揮:園田隆一郎
演出:粟國 淳
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
キャスト:
ロジーナ 富岡明子(6/18)・中島郁子(6/19)
フィガロ 青山 貴(6/18)・上江隼人(6/19)
バルトロ 増原英也(6/18)/フィオレッロ 清水勇磨(両日) ほか
▼オペラ『セビリアの理髪師』のご予約・お問合せは「日生劇場」へ
・NISSAY OPERA 2016『セビリアの理髪師』 - 日生劇場
03-3503-3111 (10:00~18:00)
※当公演の二期会チケットセンターでのチケットお取扱は終了いたしました。
写真のメゾソプラノ富岡明子とバリトン上江隼人は、7月1日(金)19時からサントリーホール ブルーローズで開催の「二期会デイズ@ブルーローズ2016」第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>に出演!
2人のほか、ミラノ在住の中島康晴(テノール)、イタリアの声を持つプリマ大山亜紀子(ソプラノ)、オペラ界の貴公子 樋口達哉(テノール)とディーヴァ横山恵子(ソプラノ)の最強コンビ等、内外で活躍する二期会スター歌手たちによる夢の共演。極め付きのアリアに加え、『セビリアの理髪師』三重唱、『ドン・カルロ』友情の二重唱、『トスカ』二重唱等々、至福の演奏をどうぞお楽しみに。
■■■ 主催公演情報 ■■■
Nikikai Days@Blue Rose 2016
第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>
日時:2016年7月1日(金) 19:00開演(18:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:(全指定席・税込) 4,500円 =発売中=
出演:(ソプラノ)大山亜紀子、横山恵子
(メゾソプラノ)富岡明子
(テノール)中島康晴、樋口達哉
(バリトン)上江隼人
(ピアノ)河原忠之
▼Nikikai Days 公演情報ページはこちら
・Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート - 二期会21
●公演のお問合せ、チケットのご予約は
・二期会チケットセンター 03-3796-1831 へ
(月~金:10~18時/土:10~15時/日・祝 休)
6年ぶりに復活する「二期会サマ―コンサート」が装いも新たに今夏、渋谷区総合センター 大和田さくらホールにて開催されます!
今回のテーマは「データから見た二期会オペラ~最多公演演目は何?」。
これまでの二期会オペラの歴史60年を振り返り、最多公演演目をピックアップ。古くから二期会オペラを観てくださっている方は懐かしさを感じたり、また納得したり、これから二期会オペラを観てくださる方には沢山のオペラの名曲を存分に楽しめる、大変贅沢なプログラミングになっています。出演者もこれまでの二期会オペラで主要な役を演じてきた豪華な歌手陣が一堂に会します。
サマーコンサートの冒頭には新入会員のお披露目の「クリスタルコーナー」も入れまして、今後二期会での活躍がますます期待される、輝かしく新しい声をいち早くお届けします。
ピアニストには、これまでに数々のオペラや歌曲を作曲しながら、ソロとして、伴奏ピアニストとしても多くの歌手達と共演し、繊細で品格ある演奏に定評がある、鳥井俊之を迎えます。
チケットは3月24日(木)より販売開始します!
全席指定となりますので、良いお席はお早めに!
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート2016
データから見た二期会オペラ ~最多公演演目は何?~
日時:2016年8月25日(木) 18:30開演(18:00開場)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
(JR渋谷駅「西口」より徒歩5分)
料金:全指定席 A席¥4,500、B席¥4,000
出演:
(ソプラノ)佐々木典子、佐竹由美、針生美智子、文屋小百合、三井清夏
(メゾソプラノ)竹本節子、手嶋眞佐子
(テノール)大野徹也、松村英行
(バリトン)今井俊輔、久保和範、成田博之
《クリスタルコーナー(新入会員による)》
(ソプラノ)西側槙里子
(テノール)伊藤達人、城 宏憲
(バリトン)清水勇磨
(ピアノ)鳥井俊之
▼予定演奏曲、ご予約等、詳しいご案内はこちらから
・二期会サマーコンサート2016 - 東京二期会
第13回東京音楽コンクール声楽部門の本選が2015年8月28日(金)に行われ、第1位にバリトンの清水勇磨(しみず ゆうま)が選ばれました。今回、4回目の挑戦での優勝となりました。
第1位の清水には賞金100万円が贈られ、2016年1月11日(月・祝)の東京音楽コンクール優勝者コンサートにも出場いたします。大学院時代から論文でも取り上げ、レパートリーとしてきたヴェルディ『アッティラ』は、思い入れも深い曲。今後は将来のヴェルディ・バリトンを目指してレパートリーを増やしてゆくとのこと。
尚、2016年1月24日に行われる日本演奏連盟主催「新進演奏家育成プロジェクトリサイタルシリーズ」(東京文化会館小ホール)にも出演する予定です。
「東京音楽コンクールで、最高の評価をして頂いた事を大変嬉しくまた光栄に思っております。同コンクールは最終審査がオーケストラという事もあり、私自身かなりの緊張感がありましたが園田マエストロにお助け頂き安心して表現する事に集中出来ました。まだまだ未熟な面は否めませんが、また次に向かい一つ一つやっていきたいと思います。」
―― 清水勇磨
清水勇磨(しみず ゆうま)バリトン 1986年8月2日生(29歳)
国立音楽大学附属音楽高等学校を経て、2009年国立音楽大学卒業、2012年国立音楽大学大学院オペラコース修士課程首席修了、修了時に最優秀賞受賞。
2010年ボローニャ歌劇場付設イタリアオペラ研修所夏期マスタークラスに参加。公益財団法人野村財団より2013年度上期芸術文化助成を受け、イタリア、パルマにて研修。
2011年第47回日伊声楽コンコルソ入選、2014年第50回日伊声楽コンコルソ入選、第12回東京音楽コンクール入選。
2011年国立音楽大学大学院オペラ『フィガロの結婚』伯爵役、2015年3月国立音楽大学音楽研究所オペラ公演 ニーノ・ロータ『フィレンツェの麦わら帽子』エミーリオ役にて出演。
二期会会員
また今回のコンクールでは、2015年5月二期会ニューウェーブ・オペラ『ジューリオ・チェーザレ』クーリオに続いて10月の東京二期会『ダナエの愛』 にも出演予定の、杉浦隆大(すぎうら たかひろ/バリトン)も入賞しており、若き逸材たちのさらなる活躍に注目が集まっています。
▼東京音楽コンクールの詳細はこちら
・第13回東京音楽コンクール 本選 声楽部門 - 東京文化会館
▼2016年1月11日(月・祝)開催の優勝者コンサートの情報はこちら
・第13回東京音楽コンクール 優勝者コンサート - 東京文化会館