第13回東京音楽コンクール声楽部門の本選が2015年8月28日(金)に行われ、第1位にバリトンの清水勇磨(しみず ゆうま)が選ばれました。今回、4回目の挑戦での優勝となりました。
第1位の清水には賞金100万円が贈られ、2016年1月11日(月・祝)の東京音楽コンクール優勝者コンサートにも出場いたします。大学院時代から論文でも取り上げ、レパートリーとしてきたヴェルディ『アッティラ』は、思い入れも深い曲。今後は将来のヴェルディ・バリトンを目指してレパートリーを増やしてゆくとのこと。
尚、2016年1月24日に行われる日本演奏連盟主催「新進演奏家育成プロジェクトリサイタルシリーズ」(東京文化会館小ホール)にも出演する予定です。
「東京音楽コンクールで、最高の評価をして頂いた事を大変嬉しくまた光栄に思っております。同コンクールは最終審査がオーケストラという事もあり、私自身かなりの緊張感がありましたが園田マエストロにお助け頂き安心して表現する事に集中出来ました。まだまだ未熟な面は否めませんが、また次に向かい一つ一つやっていきたいと思います。」 ―― 清水勇磨 |
清水勇磨(しみず ゆうま)バリトン 1986年8月2日生(29歳)
国立音楽大学附属音楽高等学校を経て、2009年国立音楽大学卒業、2012年国立音楽大学大学院オペラコース修士課程首席修了、修了時に最優秀賞受賞。
2010年ボローニャ歌劇場付設イタリアオペラ研修所夏期マスタークラスに参加。公益財団法人野村財団より2013年度上期芸術文化助成を受け、イタリア、パルマにて研修。
2011年第47回日伊声楽コンコルソ入選、2014年第50回日伊声楽コンコルソ入選、第12回東京音楽コンクール入選。
2011年国立音楽大学大学院オペラ『フィガロの結婚』伯爵役、2015年3月国立音楽大学音楽研究所オペラ公演 ニーノ・ロータ『フィレンツェの麦わら帽子』エミーリオ役にて出演。
二期会会員
また今回のコンクールでは、2015年5月二期会ニューウェーブ・オペラ『ジューリオ・チェーザレ』クーリオに続いて10月の東京二期会『ダナエの愛』にも出演予定の、杉浦隆大(すぎうら たかひろ/バリトン)も入賞しており、若き逸材たちのさらなる活躍に注目が集まっています。
▼東京音楽コンクールの詳細はこちら
・第13回東京音楽コンクール 本選 声楽部門 - 東京文化会館
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・第13回東京音楽コンクール 優勝者コンサート - 東京文化会館