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声楽を学びたい方へ

アドヴァンスドコース 2025年度 各講座・指導講師プロフィール


◆各クラス 主任講師・専任ピアニスト一覧表

  講師 専任ピアニスト
【講座A】火曜日14:00~17:00 主任講師 大沼美惠子 古髙晋一
【講座B】水曜日14:00~17:00 専任講師 藤田彩歌、北島信也、友清 崇 細川智美
【講座C】木曜日14:00~17:00 主任講師 成田勝美 真島 圭


◆講師プロフィール

■講座A オペラ・アリア、歌曲のソロ、重唱を楽みたい方向き

・舞台演技もきめ細かく指導いたします

火曜日 14:00~17:00 定員8名

主任講師:大沼美惠子(おおぬま みえこ・ソプラノ)

東京藝術大学卒業。同大学院修了。シュトゥットゥガルト音楽大学に学ぶ。第29回全日本学生音楽コンクール東日本第1位。第53回日本音楽コンクール入選。東京藝術大学定期演奏会『ドイツ・レクィエム』(J.ブラームス)にてコンサート・デビュー以来、バッハ、ヴィヴァルディ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス等の宗教曲やベートーヴェン、マーラー等の交響曲のソリストを数多く務め、山田一雄、渡邊暁雄、秋山和慶、岩城宏之、小林研一郎、飯守泰次郎、小泉ひろし、井上道義、尾高忠明、大野和士、山下一史、沼尻竜典、コート・ガーベン、ハインツ・レーグナー、モーシュ・アッツモン、パスカル・ベロの諸氏と共演している。一方、ドイツ歌曲やオペラ・アリアなどの演奏会は、いつも好評を博している。オペラデビューを、山田一雄氏指揮の東京藝術大学創立百周年記念オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』(C.W.グルック)のエウリディーチェ役にて飾る。二期会では、『ドン・ジョヴァンニ』(W.A.モーツァルト)のドンナ・アンナ役で華々しくデビューし、『金閣寺』(黛敏郎)の本邦初演では、女を見事に演じ、その演技力も高く評価された。その他にも数々のオペラを歌い演じている。NHKニューイヤー・オペラ・コンサートやNHK-FMリサイタル等にも出演している。オペラのレパートリーには、『フィガロの結婚』の伯爵夫人、『魔笛』のパミーナ、『さまよえるオランダ人』のゼンタ、『タンホイザー』のエリーザベト、『ローエングリン』のエルザ、『ラインの黄金』のフライア、『ドン・カルロ』のエリザベッタ、『ラ・ボエーム』のミミ、『ポッペアの載冠』のドゥルシッラ等がある。その稀な澄んだ声と女性らしい歌の解釈を好む人も少なくない。中山悌一、三林輝夫、山田実、植木桂、ウータ・クッター、コンラート・リヒター、ルイーザ・ボサバリアンの諸氏に師事。日本演奏連盟会員、日本声楽アカデミー会員、二期会Ai Ko Ka全体主任講師。二期会会員

■講座B 夢のプロ歌手との共演

・初心者から熟練された方々まで 後期発表会へ向け専任講師が、歌詞の意味をレクチャーしつつ
より深い本格的なオペラ表現をめざします。3人の専任講師が交互に出講、指導します。

水曜日 14:00~17:00 定員8名

専任講師:藤田彩歌(ふじた あやか・メゾソプラノ)

神奈川県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科、同大学院オペラ科修了。二期会オペラ研修所修了時に優秀賞を受賞。文化庁在外研修員としてイタリアへ留学。ミラノ・ヴェルディ音楽院大学院オペラ科修了時に『カプレーティ家とモンテッキ家』のロメオ役を演じ、満点首席修了。キジアーナ音楽アカデミーに合格しレナート・ブルゾン氏に師事。プッチーニ・フェスティヴァルにて研修を受け、優秀者選抜演奏会など主催公演に出演。ボルゴ・ムージカの招待により、ローマにてソロ・リサイタルを開催。ミラノにて日伊国交150周年記念式典のソリストを務め、イタリア・ロンバルディア・マンドリン・オーケストラと共演。チェコ・プラハのスメタナホールにて開催されたモーツァルト・オペラガラコンサートに出演し、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演。国内でも日本フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、藝大フィルハーモニー管弦楽団等のソリストを務める。演奏活動のほか、脳科学者の田中昌司博士(上智大学)と「音楽と脳」をテーマにした共同研究も行っている。著書に、イタリア留学中に入居していたカーザ・ヴェルディでの体験を綴ったエッセイ『カーザ・ヴェルディ:世界一ユニークな音楽家のための高齢者施設』(ヤマハ、2022年)がある。特別番組『芸能人合唱バトル』『大相撲歌うまバトル』に声楽家審査員として出演。一般社団法人OFFICE MUSICUS(オフィス・ムジクス)の代表として、企業からの支援を受けながらクラシック音楽や邦楽のコンサートの主催等も行っている。二期会オペラ研修所声楽講師、二期会Ai Ko Ka講師、桜美林大学声楽科非常勤講師。横浜市長賞受賞。二期会会員

★藤田彩歌 出版書籍のご案内★
『カーザ・ヴェルディ~世界一ユニークな音楽家のための高齢者施設~』
https://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTB01100249

専任講師:北嶋信也(きたじま しんや・テノール)

東海大学教養学部芸術学科音楽学課程卒業、同大学院芸術学研究科音響芸術専攻修了。海外派遣奨学生としてベルリンのフンボルト大学に留学。二期会オペラ研修所マスタークラス修了時に優秀賞及び奨励賞を受賞。その後、チューリッヒ歌劇場のインターナショナル・オペラ・スタジオにて2年間の研修を積む。同歌劇場公演『海賊』(エイヴィン・グルベルグ =イェンセン指揮)セリーモ役でデビューし、世界初演『ジェズアルド』(マーク=アンドレ・ダルバヴィ作曲・指揮)マドリガリスト役、『西部の娘』(マッシモ・ザネッティ指揮)ハリー役など10演目に様々な役で出演し、アダム・フィッシャー、フィリップ・ジョルダン、インゴー・メッツマッハー、ネッロ・サンティと共演し研鑽を積んだ。また、チューリッヒ・カンマー・オーケストラ公演ではトーンハレにて『騎士オルランド』(ムハイ・タン指揮)パスクワーレ役にて出演し、スイス地元紙より好評を得た。帰国後は、東京二期会公演『イドメネオ』(準・メルクル指揮)アルバーチェ役でデビューし、その後『後宮からの逃走』(下野竜也指揮)ベドリッロ役を好演。2024年11月には日本シベリウス協会主催のシベリウス唯一のオペラ『塔の乙女』恋人役(新田ユリ指揮)で出演。『第九』、モーツァルト『レクイエム』などミサ曲でソリストを務める他、青少年のための音楽鑑賞教室、リートデュオ・リサイタル、テノール3名によるVibraTENOR!コンサート等多彩なコンサート活動を行っている。また声楽のワークショップ~声が自由になるテクニック~を定期的に開催し歌の楽しさを伝えている。二期会Ai Ko Ka講師、二期会会員

専任講師:友清 崇(ともきよ たかし・バリトン)

桐朋学園大学声楽科卒業。同大学研究科修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。修了時に優秀賞および奨励賞を受賞。文化庁新進芸術家国内研修員として研修後ウィーンへ留学。ウィーン国立音楽大学研究課程声楽科修了。帰国後、第七回藤沢オペラコンクールにて第2位受賞。第77回日本音楽コンクール歌曲部門で入選。R.シュトラウス『カプリッチョ』にて二期会オペラデビュー。音楽のための会話劇とされる難度の高い作品において完成度の高い歌唱と精練な役作りで詩人オリヴィエを好演し高い評価を得た。『サロメ』では現代オペラ演出界最大の鬼才ペーター・コンヴィチュニーによる高い演劇性を求められる演出のなかヨカナーンで出演。シャルル・デュトワ指揮の大阪フィルでも同役で出演。ベートーヴェン『フィデリオ』ドン・ピッツァロなどドイツオペラを多くレパートリーとしている。近年はワーグナーのオペラ出演を重ね、これまでに『パルジファル』クリングゾル、『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナール、『ジークフリート』アルベリヒ、『ローエングリン』王の伝令、『タンホイザー』ビーテロルフに出演。また東京・春・音楽祭「こどものためのワーグナー」ではワーグナーのひ孫カタリーナ・ワーグナー演出『さまよえるオランダ人』オランダ人、『パルジファル』クリングゾルを好演。2023年11月、二期会創立70周年記念『午後の曳航』(原作:三島由紀夫、演出:宮本亞門)に出演の他、2024年2-3月、東京二期会『タンホイザー』ヴォルフラム、10月『影のない女』に出演。桐朋学園大学、桜美林大学非常勤講師、二期会Ai Ko Ka講師。二期会会員

■講座C オペラ・アリアや歌曲 ソロの歌唱を極めたい方向き

・アマチュアコンクールでの優勝者なども輩出している講座

木曜日 14:00~17:00 定員8名

主任講師:成田勝美(なりた かつみ・テノール)

国立音楽大学声楽科を首席で卒業。第14回イタリア声楽コンコルソ第1位入賞、併せてミラノ大賞受賞。 第19回ジロー・オペラ賞受賞。87年『カルメン』ドン・ホセで二期会デビュー。二期会創立40周年記念『お蝶夫人』ピンカートンで出演し、サヴォンリンナ・オペラフェスティバル(フィンランド)にも同役で出演。ワーグナー作品でも実績があり、二期会『神々の黄昏』(邦人初演)で難役ジークフリートを見事に演じ、その後も『ラインの黄金』フロー、『ワルキューレ』ジークムント、『タンホイザー』タイトル・ロール、『ローエングリン』タイトル・ロールと大作に続けて出演、ヘルデン・テノールとしての地位を不動のものとした。以降も、『ラインの黄金』フロー、『ジークフリート』タイトル・ロール、『神々の黄昏』、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ヴァルター等に出演、いずれも公演の成功に多大なる貢献を果たした。他にも『サロメ』ナラボート、『椿姫』アルフレード、『リゴレット』マントヴァ公爵、『魔弾の射手』マックス等、次々に主要な役を演じている。コンサートでは、都響ワーグナーシリーズの主役を立て続けに歌い、2009年NHKニューイヤー・オペラ・コンサート、2012年N響「第九」テノールソロ等、ソリストとしても高い評価を得ている。近年では、二期会『オテロ』の表題役では新聞各紙などでも非常に高い評価を得た。2014年、日生劇場開場50周年記念『フィデリオ』フロレスタン役、2015年7月二期会オペラ『魔笛』に出演し、活躍を続けている。二期会Ai Ko Ka全体主任講師。二期会会員