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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(5)
~7/1(日)は「The いぶし銀」:池田直樹からのメッセージ

NIKIKAI Days @ Blue Rose2018 最終日の7月1日(日)は「The いぶし銀」と題し、ベテランの二人のバリトン、池田直樹と直野 資が出演します。
1950年生まれの池田と、1945年生まれの直野。様々なメディアの発達で現在では手軽に入手が出来るようになった海外の劇場の情報も、当時は苦労して調べなければならなかった…そんな時代に、東京藝術大学卒業後、池田はドイツのミュンヘンで、直野はイタリア・パロマで、本場のオペラを学びました。そして帰国後は、わが国のオペラを牽引してきた二人。今や重鎮といわれる存在ながら、軽妙な語り口に、オペラへの情熱がやむことはありません。

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<池田直樹よりお客様へメッセージ>
落語好きの私は、歌曲集「冬の旅」から5曲(菩提樹、あふれる涙 他)を落語風に喋ったあと、冬の旅を辿る青年として語り、歌い始めます。後半は、器楽名曲に私が歌詞を付けた3曲を。
「爺、線上のありゃ!? G線上のアリア」は、80才の誕生日を前に、若い日、綱渡りのスターだった爺さんの、再挑戦の様子を歌ったもの。その他、ワーグナーのオペラ・アリアもお届けします。
直野さんは、イタリア一色の世界を披露されます。
ご期待ください。

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東京二期会2011年4月公演 『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)より
バルトロ役の池田(左)とマルチェリーナ役の清水華澄

池田からのメッセージにもあるように、直野が歌うイタリアオペラも魅力。
これまで演じてきたリゴレット(『リゴレット』)、スカルピア(『トスカ』)、ロドリーゴ(『ドン・カルロ』)、ジェルモン(『椿姫』)... etc.。長い友情で結ばれたイタリアの往年の歌手たちとの思い出。
そんな直野にしか語れないイタリアオペラの濃い世界を、司会の佐々木典子と語ります。
ピアノはこれまで多くの歌手たちと名演を重ねてきた、森島英子がつとめます。


東京二期会2005年6月公演 『椿姫』(栗山昌良演出)より
ジェルモン役の直野(左)とヴィオレッタ役の佐々木典子

同じ世代の方にも、ぐっと若い世代の方々にも、そのエネルギーを感じていただきたい、NIKIKAI Days2018最終日の「The いぶし銀」。夢のステージをお届けします。ぜひお運びください!

=◆FMラジオ出演情報◆=
コンサートを前に、池田直樹がFMサルース「Afternoon SALUS」に出演します。
2018年6月14日(木) 13:15頃から約20分間。
イッツコムスタジオ・たまプラーザ(横浜市青葉区)からの生放送です。周辺の方はFM84.1MHzでお聴き頂けるほか、FMサルースのウェブサイトよりライブカメラでの視聴も可能です。こちらもお楽しみに。
 
▼ネットでの視聴はこちらから
横浜市青葉区のコミュニティFM - FMサルース 84.1MHz

 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第3日 The いぶし銀

日時:2018年7月1日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:池田直樹(バリトン)、直野 資(バリトン)、森島英子(ピアノ)
    佐々木典子(司会)

予定プログラム:
・シューベルト 歌曲集「冬の旅」より (池田)
・デ・クルティス 「君を求めて」 (直野)
・モーツァルト 歌劇『フィガロの結婚』より 「もう飛ぶまいぞこの蝶々」 (池田)
・ジョルダーノ 歌劇『アンドレア・シェニエ』より 「祖国を裏切る者」 (直野)
                      ほか

▼NIKIKAI Days 2018 の公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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「一回一回が新しい境地」バリトン直野資スカルピア役にむけて
~2月公演『トスカ』キャスト・メッセージ<4>

『椿姫』ジェルモン、『蝶々夫人』シャープレス、そして『リゴレット』タイトルロールなど、イタリア・オペラのバリトンとして傑出した実績を誇る名歌手、直野 資(なおの たすく)が、2009年『蝶々夫人』以来8年ぶりに東京二期会オペラ劇場の舞台に立ちます。演じるのは、ファン待望の『トスカ』スカルピアです。
前回、二期会が『トスカ』を上演した1991年に同役で出演。トスカ役 佐藤しのぶ、カヴァラドッシ役 田口興輔 等とともに名舞台を築きあげました。そのときの好演が高じ当時の指揮者トゥリオ・コラチョッポの招きによりサンパウロ市立歌劇場でも同役を歌いました。
▼詳しくは、こちらの記事をどうぞ
希代のバリトン直野 資~自然体こそ心地よく歌い続けるための秘訣|オペラを楽しむ - 東京二期会
当時から数えると実に26年ぶり。その変わらないオペラへの尊敬の念と共演者とともにあることの喜びを語ったインタビュー映像をどうぞ!

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「『トスカ』のスカルピア役です。直野と申します。
バリトンでスカルピア役というと「悪役だ」なんて簡単におっしゃいますけど、悪役っていうのも大変なものでしてね。私は十回近くやらせていただきましたかね。「悪くやる」というのはあんまりよくなくて、一応、ローマの警視総監か何かのえらい人なので。まあ、そのえらい人がどうするかを見ていただくというよりは、プッチーニの書いてくださった素敵な音楽を、みなさまに浴びていただきたいと思います。
(今回の出演が)自分の生涯最後のオペラになると思いますけれども、オペラというものは、一回一回が新しい境地だというふうに、僕は接してきたつもりです。
この前、僕が公演監督をやったときに、(指揮者の)アンドレア・バッティストーニが稽古の最後に、「今度『トスカ』やるんだってな」という話があって。でも、僕は声がリリックなので、なかなか(スカルピアの)役としてはまらないので、できればスペイン語に近い、強い発音というのですかね、そういうことをやってみようと思うんだと言ったら、「いいな、そういう考え方いいんじゃないか」と…」(続きは映像でご覧下さい)。
▼直野の出演日は16日(木)・19日(日)!公演詳細はこちら
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年2月15日(水)・16日(木)・18日(土)・19日(日) 東京文化会館大ホール
▼チケットのお求め・お問合わせは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
 (月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)

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年末年始の夜は二期会歌手とともに・・・NHKラジオ第1《ラジオ深夜便》にテノール高田正人、バリトン直野 資が連日出演

2016年もいよいよ大詰め。この年越しは二夜にわたって、NHKラジオの長寿番組《ラジオ深夜便》に二期会アーティストが出演します。
まず12月30日~翌31日にはテノール高田正人が生出演。高田のわかりやすい解説で好評をいただいている人気コーナー【ミッドナイトオペラ】を放送いたします。今回はニューイヤー気分を先取りとばかりに、『フィガロの結婚』『こうもり』といったお馴染みの楽しい作品をご紹介いたします。
そして年明け元日の午前4時台【明日へのことば】では、日本のオペラ界をけん引し続けるバリトン直野 資が出演し、自身の半生を振り返ります。直野は2017年2月に東京二期会オペラ劇場『トスカ』にスカルピア役での出演が決定していますが、スカルピアにまつわる話はもちろんのこと、舞台裏の話など楽しいトークが展開されます。年越しカウントダウンの賑わいが落ち着き、初日の出を待ちわびる午前4時台を、直野の美声とともに過ごされるのはいかがでしょうか。
どうぞお楽しみに!

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テノール
高田正人
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バリトン
直野 資

◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
NHKラジオ第1 《ラジオ深夜便》
●ミッドナイトオペラ
放送日時:2016年12月30日(金)午後11時台
       および、翌31日(土)午前0時台
出演:高田正人(テノール)、遠藤ふき子(アンカー)
<放送予定曲>
  ・モーツァルト 『フィガロの結婚』より
  ・ドニゼッティ 『愛の妙薬』より       
  ・ヨハン・シュトラウスII世 『こうもり』より
  ・ヴェルディ 『椿姫』より 「乾杯の歌」
                    ほか
●明日へのことば「71歳、人生も舞台も自然体」
放送日時:2017年1月1日(日・祝)午前4時台(31日深夜)
出演:直野 資(バリトン)
▼番組ホームページはこちら
NHK ラジオ深夜便 - NHKオンライン
 番組予定表の12月30日(高田正人出演)と12月31日(直野 資出演)をクリックすると時間帯予定がご覧いただけます。

◆ 関連情報 ◆
<バリトン直野 資 出演公演>
ローマ歌劇場との提携公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会オペラ劇場
 直野 出演日:2017年2月16日(木)14:00開演、19日(日)14:00開演 東京文化会館 大ホール
インタビュー 「希代のバリトン 直野 資」 - 東京二期会
<テノール高田正人 出演公演>
SENDAGAYA STYLE(千駄ヶ谷スタイル) With code“M” - 東京二期会
 2017年1月13日(金)18:30開演  よみうり大手町ホール 
三枝成彰 監修 デジタリリカ「トスカ」(原語上演・字幕付ハイライト版) - 三枝成彰OFFICIAL WEB SITE
 2017年2月8日(水)19:00開演 東京文化会館 小ホール

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速報、メゾソプラノ谷口睦美が平成22年度よんでん文化奨励賞を受賞

進境著しいメゾソプラノの谷口睦美(高知県出身)が芸術文化の振興への貢献を認められ、平成22年度よんでん文化奨励賞を受賞しました。
谷口は『皇帝ティトの慈悲』セストで二期会にデビュー後、『ナクソス島のアリアドネ』『カプリッチョ』『カルメン』などに主役、主要な役で次々に出演して好評を博し、コンサートやリサイタルでも存在感を示している新鋭。
最近では、2010年3月28日の愛知県芸術劇場コンサートホールにて、『ナブッコ』(演奏会形式)フェネーナでも好演した。
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(写真=愛知芸術劇場にて)
右が谷口睦美。左はアビガイッレ役の大岩千穂、中央はナブッコ役の直野 資。
▼よんでん文化奨励賞について
顕彰 - よんでん文化振興財団

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公演後記 栗山昌良演出
悠久の美『蝶々夫人』

東京文化会館大ホールにおいて去る10月9日から4日間、ジャック・デラコート指揮、栗山昌良演出で、『蝶々夫人』が上演されました。その舞台をご覧ください。
★印…9・11日組キャストから(撮影:鍔山英次)
☆印…10・12日組キャストから(撮影:三枝近志)


ピンカートン(樋口達哉)は、東のくに─日本─への憧れからか、花のような蝶々さんと“かりそめの結婚”をすることに有頂天です。しかし、米国領事シャープレス(直野資)は、蝶々さんがピンカートンを心から愛していることを知って、軽率な行動を戒めます。



ピンカートン(小原啓楼)に挨拶をする、スズキ(小林由佳)。蝶々さんの傍らを離れない、真心あふれる気丈な女性を演じました。



花嫁行列を連ね、長崎港を見下ろす丘の上の家に姿を見せた、蝶々さん(文屋小百合)。今回、初役となった文屋の可憐さが注目されました。



蝶々さんが、結婚のために入信したことを知った伯父、ボンゾ(三戸大久)が、婚礼の最中にやって来て、“親戚の縁を切る”というので、大騒ぎになります。



親戚たちが帰ったあと、蝶々さん(大山亜紀子)を慰めるピンカートン。
やがて、夕闇が二人を包み、美しい二重唱となります。




ピンカートンがアメリカに帰って3年が経ちます。蝶々さんは、じっと信じて待ちます。
有名なアリア「ある晴れた日に」。



健気に待ち続ける蝶々さんですが、ゴロー(栗原剛)は、生活のために新しい旦那ヤマドリ(境信博)を勧めます。しかし、蝶々さんはきっぱりと断ります。



訪ねてきたシャープレスに、子どもを会わせる蝶々さん。大山は、2003年の公演でも蝶々さんを演じています。その心情の変化や成長がより細やかに表現されて、胸を打ちます。



アメリカ国旗を掲げた軍艦が入港し、蝶々さんとスズキは部屋中に花を撒き、美しく装ってピンカートンとの再会を心待ちにします。



しかしピンカートンは帰って来ません。次第に夜が明けていきます。蝶々さんのシルエット。栗山演出の名場面。



蝶々さんと坊やが、疲れて眠っている朝早く、ピンカートンがシャープレスに連れられてやって来ます。しかし、ピンカートンはアメリカ人の妻ケート(渡邊史)を伴っていました。子どもをケートに預けるように、説得を頼まれるスズキ(山下牧子)。控えめに振舞い続けるスズキですが、抑えた演技が、強い説得力を持つシーン。



ケート(谷原めぐみ)に対し、毅然とした態度で子どもを渡すことを告げる蝶々さん。30分後に、ピンカートンにこの家に来るよう伝えます。



蝶々さんと、坊やとスズキのお別れ。



ピンカートンの声が聞こえ、手を差し伸べる蝶々さん。
ひらひらと舞い散る花びらが、“誇り高く生きた武士の娘”の最期を語ります。


オペラ『蝶々夫人』は、日本が舞台だけに、美しい所作も期待されますが、見事に応えた二人の蝶々さんでした。またベテラン陣に加え、若手のメゾ・ソプラノ山下牧子と小林由佳が、栗山演出が要求する、奥ゆかしさと強さを秘めた日本女性スズキを演じたことも印象に残ります。
ご来場ありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2009年10月公演『蝶々夫人』- 公演記録|東京二期会

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『蝶々夫人』ゲネプロ!

東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』明日幕開けです!
当日のお天気も台風一過の素晴らしい日になるでしょう。
さて、公演に向けて、スタッフ、キャストは7日も遅くまで総仕上げとなる稽古を行い、その写真が現場から届きました。
◆7日ゲネプロ舞台の様子
右上写真、大山亜紀子(蝶々さん/9日・11日)と樋口達哉(ピンカートン/9日・11日)
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◆楽屋にて
左から 小原啓楼(ピンカートン/10日・12日)、谷原めぐみ(ケート/10日・12日)、
久保和範(シャープレス/10日・12日)、直野 資(シャープレス/9日・11日)、
佐藤泰弘(ボンゾ/9日・11日)、近藤政伸(仲介人ゴロー/9日・11日)
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長い年月を経ても少しも色あせることのない栗山演出の様式美の集大成ともいわれる『蝶々夫人』、二期会の精鋭たちが一丸となって益々パワーアップした公演となります。
1957年より、二期会『蝶々夫人』を演出し続けている栗山昌良氏は、今年83歳を迎えたとはとても信じられない俊敏な動きで、自らきめ細かに演技を指導しました。「『蝶々夫人』には毎回発見があり、プッチーニの素晴らしさ、奥深さをあらためて感じている」と氏の言葉の一言一言に説得力があり、その通り、ぎりぎりまで登場人物の心理や時代背景、所作のひとつひとつまで指導にも熱が入ります。
まさに総合芸術としてのオペラの魅力が凝縮された舞台は、老若男女、そして海外からのお客様にも大変好評です。
栗山氏は、来月の関西二期会『フィデリオ』も演出するという、まさに精力的な活躍ぶりです。
スタッフ、キャスト一同、ご来場をお待ち申し上げております。
▼公演詳細はこちらをご覧ください
2009年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』- 東京二期会オペラ劇場

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NHKニューイヤーオペラコンサート&ウィーンフィルニューイヤー

新年明けましておめでとうございます。
1月3日(土)19時よりNHKホールで開催された、第52回NHKニューイヤーオペラコンサートも大好評の内に幕を閉じました。
今年は出演した18名のソリストのうち、15名が二期会アーティスト。
それぞれに幻想と熱情の名場面、名アリアと銘打って、聴き応えのある名演奏が続き、その模様がNHK教育テレビほかで生中継されました。
指揮:飯森範親 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 合唱:二期会合唱団 他
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写真:楽屋で勢揃いした15名の二期会アーティストたち
前列左から=横山恵子、小山由美、臼木あい、大村博美、直野 資、佐々木典子、幸田浩子、林 美智子、安井陽子
後列左から=成田勝美、福井 敬、高野二郎、小森輝彦、樋口達哉、佐藤泰弘
演奏された主な曲目
歌劇『魔笛』から“なんと美しい絵姿” タミーノ…(テノール)高野二郎
歌劇『魔笛』から“復讐の心は地獄のように胸に燃え” 夜の女王…(ソプラノ)安井陽子
歌劇『ホフマン物語』から“昔アイゼナハのお屋敷に” ホフマン…(テノール)樋口達哉
歌劇『ホフマン物語』から“森の小鳥はあこがれを歌う” オリンピア…(ソプラノ)幸田浩子
歌劇『メフィストーフェレ』から“私はあまのじゃくだ” メフィストーフェレ…(バス)佐藤泰弘
歌劇『ルサルカ』から“月に寄せる歌” ルサルカ…(ソプラノ)佐々木典子
楽劇『ワルキューレ』第1幕から“冬の嵐は過ぎ去り”
   ジークムント…(テノール)成田勝美 ジークリンデ…(ソプラノ)横山恵子
歌劇『カルメン』から ハバネラ“恋は野の鳥” カルメン…(メゾ・ソプラノ)林 美智子
歌劇『カルメン』から 闘牛士の歌“諸君の乾杯を喜んで受けよう”
   エスカミーリョ…(バリトン)小森輝彦
歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』から“ママも知るとおり”
   サントゥッツァ…(メゾ・ソプラノ)小山由美
歌劇『道化師』から“衣装をつけろ” カニオ…(テノール)福井 敬
歌劇『ジャンニ・スキッキ』から“私のお父さん” ラウレッタ…(ソプラノ)臼木あい
歌劇『オテロ』から“無慈悲な神の命ずるままに” ヤーゴ…(バリトン)直野 資
歌劇『蝶々夫人』から“ある晴れた日に” 蝶々夫人…(ソプラノ)大村博美

■放送予定■
そして、1月1日に生放送された「ウィーンフィル ニューイヤーコンサート2009」がNHK-BS2で再放送されます。番組ゲストにはウィーン国立歌劇場で活躍し、昨年のN響第九にもソリストで出演した、バリトン甲斐栄次郎が登場致します。是非ご覧ください。
1月24日(土)21:00〜24:00 BS2(再放送)
二期会アーティストは今年もより素晴らしい演奏と感動を皆様にお届けいたします。どうぞご期待ください!!

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東京都交響楽団「トスカ」がサントリーホールで開幕

 去る7月20日、名テノール歌手ラ・スコーラを迎え、サントリーホール×都響『トスカ』が上演されました。
 この有名な、情熱的で美しい歌姫トスカを演じているのが、並河寿美(なみかわ ひさみ=ソプラノ会員)です。トスカの激しい性格、愛情の深さが、逆に老獪なスカルピアに利用され、悲劇へと突き進む─並河の激しさを秘めた演技と、心情豊かな歌声に、大きな拍手が贈られました。
 ローマ警視総監スカルピアにはベテランの直野 資(なおの たすく=バリトン会員)。政治犯として捕らえたトスカの恋人カヴァラドッシの命の代償としてトスカに迫り、“美女からは金は受け取らない”と言い放つ憎らしさ、権力を持つ男の色気まで醸し出す。この人物の闇の深さがまたこのオペラの魅力なのです。
namikawa_hisami08.jpg 並河寿美 naono_tasuku08.jpg 直野 資
 演出は、菊地裕美子。演出助手としてフェニーチェ劇場(ヴェネツィア)、サン・カルロ劇場(ナポリ)で活躍し、国内外の著名な演出家を助け、着実に舞台経験を積んできました。今回は、サントリーホールの天井の高さを生かし、長い階段を巧みに使い、聖アンドレーア・デッラ・ヴァッレ教会、ファルネーゼ宮殿、サンタンジェロ城を、自在に描き出しています。
東京都交響楽団は、イタリア人指揮者マルコ・ボエーミと果敢な取り組みを見せ、熱烈な日本のプッチーニ・ファンの期待に応えました。
尚、同プログラムが本日7月22日(火)18:30からも開演されますので、是非お見逃しなく。
いつかまた、全幕で、オペラ劇場で見たい、と思わせる名作です。
↓詳細はこちらをご覧ください。 
コンサートオペラ「トスカ」スペシャルサイト - 東京都交響楽団

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