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ソプラノ橋本明希、ドイツのダルムシュタットで活躍中!

ドイツ・ダルムシュタット市立劇場(Staatstheater darmstadt)の専属歌手として活躍する、ソプラノ橋本明希(はしもと あき)。
去る6月1日、同劇場でプレミエ(初日)を迎えた、プッチーニ〈三部作〉の公演で、『ジャンニ・スキッキ』のラウレッタに抜擢され、好評を博しています。
現地ダルムシュタットの誌面にも評が掲載されましたので、一部ご紹介しましょう。
「Der Opernfreund (オペラの友)」
少女らしいラウレッタにぴったりな容姿を持つ橋本明希は、彼女の高く澄んだソプラノで夢のように若々しく柔らかな「私のお父さん」を体現した(アリア後に拍手)。
「Darmstadter Echo (ダルムシュタット・エコー)」
かわいらしい橋本明希は有名なラウレッタのアリア「私のお父さん」を、若く恋をしている女性として
とても柔らかな艶やかさを持って歌い、アリア後には拍手を受けた。
他にも、「Frankfurter Neue Presse (フランクフルター・ノイエプレッセ)」、「Frankfurter Allgemeine (フランクフルター・アルゲマイネ)」でも橋本のラウレッタが評判になりました。
同公演は、プッチーニの一幕物オペラ、『外套』『修道女アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』を上演するプログラム。指揮はマーティン・ルーカス・マイスター、演出はジョン・デュー。現地7月11日まで公演が予定されています。
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写真提供:Barbara Aumüller
橋本は、「色彩豊かな衣装、楽しい演出、美しい音楽でお客様に毎回楽しんで頂いているようです。登場人物は一人一人様々な付け鼻を付けています。長かったり、鷲鼻だったり、私の場合はブヒブヒという感じです(笑)。」と、メッセージを寄せてくれました。
hashimoto_aki_201406_0581.jpg 舞台メイクをした橋本。付け鼻が特徴的。
先週末は劇場主催のエイズ患者のためのチャリティコンサートで日本歌曲と夕鶴のつうのアリアを歌い、来月には今シーズン最後のガラ・コンサートでベッリーニ『夢遊病の女』のアリアを歌うとのこと。
ダルムシュタットは、フランクフルトから1時間ほどの街。マインツやマンハイムも近いのですね。
これからも、ドイツでの活躍が楽しみです。
▼ダルムシュタット市立劇場ウェブサイト(ドイツ語)のプッチーニ〈三部作〉のページ
Il trittico – Der Mantel | Schwester Angelica | Gianni Schicchi - Staatstheater Darmstadt

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<海外消息>ソプラノ 橋本明希

ドイツ・ダルムシュタットに1711年に劇場ができて今年は300周年、記念オペラ『イエメンの王子』が4月に初演され、橋本明希(はしもと あき)が主役のマルクヴァイス王女を演じ、ドイツ有数のオペラ雑誌「オペルングラス」と「オペルンヴェルト」にて高い評価を得ました。

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『イエメンの王子』© Barbara Aumüller
「Das Opernglas」より
卓越したコロラトゥーラ・ソプラノの橋本明希は、マルクヴァイス王女としてアクロバティックな声の動きを要求されたが、それは彼女にとってはいとも簡単なことだった。
「Opernwelt」より
アンサンブルの中でも抜きん出ていたのは、マルクヴァイス王女として輝かしいコロラトゥーラ・アリアを歌った、若いソプラノの橋本明希である。
彼女の役はルル・ツェルビネッタやパミーナの中間のようで、この若い女性はとても説得力を持って演じた。彼女にとっては「薔薇の騎士」のゾフィーはどう考えても散歩のように簡単なものであろう。

作曲したのはダルムシュタットの音楽学校「Akademie für Tonkunst 」で学ぶ学生たちで、ダルムシュタット州立劇場の支配人のジョン・デュー氏が彼らに作曲を依頼した意欲作です。

橋本は2011年12月新国立劇場『こうもり』のアデーレにも抜擢され、一時帰国して出演の予定です。
▼新国立劇場『こうもり』の公演詳細
こうもり - オペラ|新国立劇場
今後益々の活躍にご注目ください。
▼橋本明希のホームページ(ドイツ語)
Sopran - Aki Hashimoto

diamond

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ソプラノ橋本明希、NHK-BS「きょうの世界」に出演

hashimoto_aki.jpg2007年のシーズンからドイツのダルムシュタット劇場でソリストとして契約を結び、今3年目となるソプラノの橋本明希。
このたびNHKベルリン支局の取材を受け、2月5日(金)にNHK-BS1で放送される「きょうの世界」に出演致します。
11時台の放送で「幻の歌舞伎題材オペラ、1世紀を経てドイツで初上演」と題し、1月30日に約100年ぶりに世界初演された、カール・オルフが18歳の時に作曲した「犠牲(Gisei)」という日本の文楽や歌舞伎の寺子屋の話を題材にしたオペラを紹介しています。ちなみに世界初演ということでドイツでもテレビ放送されたそうです。是非ご覧ください。
橋本は同オペラで菅原道真の子、管 秀才と、犠牲となる小太郎の二役を演じました。
益々の活躍が期待されます。

◆BS「きょうの世界」
・NHK-BS1
・2月5日(金)22:15~23:40
・23時台「幻の歌舞伎題材オペラ、1世紀を経てドイツで初上演」
▼番組ホームページはこちら
きょうの世界 - NHKオンライン
▼ネットニュースでも特集されました
巨匠オルフ魅了、日本の古典傑作「寺子屋」が世紀超えオペラに - MSN産経ニュース
▼ドイツ・hr onlineではビデオアーカイブがご覧いただけます。
Japan-Oper "Gisei - Das Opfer" in Darmstadt - Video-Archiv(1月30日)|hr online (ドイツ語ページ)

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