ソプラノの佐竹由美(さたけ なおみ)が、国際的にも活躍するピアノの名手、江口 玲(えぐち あきら)と共に、知られざる英米歌曲の魅力をお届けする、シリーズ第4弾!
「All the world’s a stage, And all the men and women merely players.
世界はすべてひとつの舞台、そして人は、男も女もみな役者にすぎない」(『お気に召すまま』より)
舞台は劇場にあるとは限らない。私たちの日常もそのままシェイクスピアの舞台になる。世界がそのまま劇場なのだ…
と、シェイクスピアの作品に描かれているのは、国や地位こそ違え、中身は私たちと等身大の人物ばかり。だからこそ時代を越え、今を生きる私たちの共感を呼ぶのではないでしょうか。
これまで、沢山の作曲家がシェイクスピアの物語や台詞にインスピレーションを感じ、美しい作品を残していますが、今回のリサイタルでは、パーセルに始まり、クィルター、ガーニー、ヴォーン・ウィリアムズやバーバーの知られざる作品の魅力をお届けします。
今回のリサイタルに向けて、佐竹は次のメッセージを寄せています。
「アージェントの作品に魅了され、そしてクィルターの作品に心躍り、是非次回の英米歌曲シリーズにはシェイクスピアを取り上げたい!
そう思い続けてきました。
いざ、シェイクスピアの物語作品を調べてみると、『オテロ』『ハムレット』『ロミオとジュリエット』『真夏の夜の夢』などを題材にしたオペラ、そして歌曲にと、枚挙にいとまがありません。
シェイクスピアの魅力は、日々の偶然がもたらす出来事の中で抱く、些細な感情を深く掘り下げて描かれていることでしょう。
それは誰もがひとりの役者として「今この瞬間を生きる」ことの大切さを教えてくれている様にも思います。
またシェイクスピアの流麗な台詞は、すでに心地よいリズムと音楽に満ち溢れています。
これは多くの作曲家が、彼の言葉にインスピレーションを与えられ、美しい作品を残している所以でしょう。
音楽を通し、皆様にシェイクスピアの世界をお楽しみ頂ければ幸いです。」
ありふれた日常からかけがえのないものを見出し、だからこそ引き込まれてしまうシェイクスピアの魅力。
この世界にどっぷりと浸りたい皆様のご来場を、心よりお待ちしております!!
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・佐竹由美ソプラノリサイタル 英米歌曲シリーズVol.4「シェイクスピアの世界」 - コンサートラインアップ|東京二期会
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