大きな感動と喝采を生んだ本プロダクション、写真で振り返ります。
会場:東京文化会館大ホール
写真撮影:三枝近志 <舞台写真はクリックで拡大表示します>
●プッチーニの音楽が始まる前、物語は蝶々さんの死から30年後の世界、ピンカートンと蝶々さんの間に生まれた息子が、父親からの手渡された遺書を読み、そこから過去の思い出を再現していくという展開。
息子役には俳優・牧田哲也。
●髙田賢三デザインによる壮麗な着物で登場する、蝶々さんと女性たち。
●ピンカートンと蝶々さんの愛の家。
この小さな家は場面によって様々な表情が現れます。
●多くの祝福を受け、ピンカートンと蝶々さんは結婚式を挙げます。
●そこへ蝶々さんの改宗を聞き付けた叔父のボンゾが乱入。蝶々さんを激しく非難し、絶縁します。
●第一幕最後の「愛の二重唱」は、今回の『蝶々夫人』の中心テーマである宇宙を思わせる壮大な表現に。
人生で一度だけの運命の出会いと音楽が語っていると感じると演出の宮本亞門は言います。
●第二幕。結婚から三年後、ピンカートンの帰りをひたすら信じて待つ蝶々さん。“彼はこの丘の上の家にきっと帰ってくるのよ!”と歌うアリア「ある晴れた日に」。
●いつまでも戻らない夫を待つ蝶々さんに、求婚するヤマドリ。しかし彼女はそれを一蹴します。
●軍艦の入港を知らせる大砲が鳴る。それがピンカートンの乗る軍艦であると確認する蝶々さんは、スズキと庭にありったけの花びらをまいて花の香りで満たしましょうと、喜び合う「花の二重唱」。
●蝶々さんの衣裳にもご注目ください。第一幕で飾られていた着物を第二幕以降で洋服に仕立てなおして着る。自由な精神を求めて生きようとする蝶々さんの生き様がこうしたところにも反映されています。
●蝶々さんは再び花嫁衣装に袖を通し、ピンカートンの帰りを夜通し待ちます。
●蝶々さんが待ちつかれて休んでいる間にピンカートンは愛の家に帰ってきます。
傷を負ったピンカートンの悔恨。
●事実を知ってしまった蝶々さん。そこにピンカートンの姿はなく・・・
そして宮本亞門の新しい解釈による、衝撃のラストシーンとは…!?
* * *
<お客様アンケートから>
「宮本亞門さんの全く新しい“蝶々さん”に驚かされ、泣かされました。シンプルな舞台装置にいろんな状況や心情が表現され、深く染みました。
賢三さんの衣裳のすばらしさ、ざんしんさ、新鮮な感覚にグッときました。森谷さんの“蝶々さん”いじらしく可愛らしく素晴らしかったです」
「こんなに泣けるバタフライは初めてでした。プッチーニが音楽、歌で伝えたかったことがちゃんと伝わってきた」
「まるで夢の世界に引き込まれるように感じました。本日の蝶々夫人を鑑賞することができ幸せです」
「なんて心にしみる響き、空間なんでしょう!! 音・歌・美術・照明…全て。とてもすばらしかったです。とても豊かな時間をありがとうございました」
さて本プロダクションの日本での公演は、13日(日)よこすか芸術劇場を残すのみとなりました。
ぜひこの機会を逃されませんように!ご来場お待ちしております!
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▼東京二期会『蝶々夫人』の横須賀公演情報はこちらから 《チケット発売中!》
・2019年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』横須賀公演 - 東京二期会オペラ劇場
2019年10月13日(日)15:00 よこすか芸術劇場
指揮:アンドレア・バッティストーニ/演出:宮本亜門/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉文化庁、公益財団法人東京二期会/〈制作〉公益財団法人東京二期会/〈協力〉公益財団法人横須賀芸術文化財団
▼よこすか芸術劇場アクセス
・アクセス - 横須賀芸術劇場
京急本線「汐入駅」より徒歩1分、JR横須賀線「横須賀駅」より徒歩8分
●本公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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