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オペラファンなら誰もがジャコモ・プッチーニの偉大な傑作に夢中です。私たちは、ミミや蝶々夫人、そして、トスカの感動的な物語をよく知っています。
ですが、この度、私たちはこの作曲家の初期の珠玉のレパートリーを生で体験する機会を得ました。『エドガール』です。
この偉大な作品は、北欧にインスパイアされた筋書きに、イタリアの旋律と、ヴェリズモ・オペラの声の妙技、フランスの管弦楽の色彩とが、わくわくするほどに混ぜ合わされています。
『エドガール』は、プッチーニがその芸術的な旅路を進む、重要な一歩となる作品であり、私は、この作品を、東京二期会と東京フィルのアーティストとともに探求することを楽しみにしています。
きっと、このオペラは皆様にとって驚くべき発見となることでしょう。
Viva、プッチーニ!
2022年3月15日
アンドレア・バッティストーニ
(原文)Every opera fan is madly in love with the great masterpieces of Giacomo Puccini and we are all familiar with the moving stories of Mimì, Butterfly and Tosca.
But this time we have the chance to experience live an early gem of the composer's repertoire: Edgar.
This great work is a thrilling mixture of Italian melody, Verismo vocal virtuosity, French orchestral colors with Northern-Europe-inspired plot. Edgar was a significant step forward in Puccini's artistic journey and I'm looking forward to explore it together with Nikikai and Tokyo Philharmonic's artists.
I'm sure this opera will be a surprising discovery for everybody.
Viva Puccini!
15th March 2022
Andrea Battistoni
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2012年 来日初公演となった、東京二期会 ヴェルディ『ナブッコ』(カーテンコールより)
2012年2月ヴェルディ『ナブッコ』で東京二期会&日本デビュー。当時24歳のバッティストーニがその才能を爆発させ、一夜にしてその名を轟かせた衝撃は、今なお、まるで昨日のことのように思い出されます。
東京二期会では、その後も『イル・トロヴァトーレ』『リゴレット』とヴェルディ作品を指揮、2019年宮本亞門演出の『蝶々夫人』で、日本で初となるプッチーニ作品を披露しました。
2015年 東京二期会 ヴェルディ『リゴレット』(カーテンコールより)
2016年 東京二期会 ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』(カーテンコールより)
2019年 東京二期会 プッチーニ『蝶々夫人』(カーテンコールより)
昨年はコロナ禍においてヴェルディ「レクイエム」を指揮。演奏者やご来場のお客様と祈りを共有する、特別な時間となりました。
2021年 二期会スペシャルコンサート ヴェルディ「レクイエム」より
2022年は、バッティストーニ×プッチーニ・イヤー!
4月の『エドガール』を皮切りに、9月『蝶々夫人』でも東京二期会に再登場。それに先駆けて、8月には九州交響楽団の定期演奏会に登場し『外套』を予定しています。
この機会を逃しては、きっと滅多に聴く機会に再び巡り合えないだろう、バッティストーニの『エドガール』。
ぜひ逃されませんように!!
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▼『エドガール』公演情報ページはこちら
・2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ
2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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