『蝶々夫人』の稽古場から〜シャープレス与那城 敬からのメッセージ「日本人にしかできない『蝶々夫人』を」

東京二期会オペラ劇場〈二期会名作オペラ祭〉『蝶々夫人』初日まで残り10日となりました!
いよいよ迫る開幕に向けて、稽古場からできるかぎりキャスト・メッセージをお伝えしていこうと思います。
本日は、シャープレス役のバリトン与那城 敬がインタビューに答えてくれました。



——『蝶々夫人』のどこに魅力を感じていますか?

与那城: やはり我々日本人にとっては、日本の長崎を舞台にしたオペラであるということが一番魅力を感じる部分かと思います。
また、〈さくらさくら〉〈お江戸日本橋〉〈君が代〉等、日本の音楽がプッチーニによって採り入れられているのも興味深いですね。

——今回の二期会『蝶々夫人』のシャープレスを稽古してみて感じることは?

与那城: シャープレスは常に思慮深く、人間愛に溢れた人物として描かれています。客観と主観の狭間で悩みつつ、アメリカ大使という立場で行動する姿は人間的な懐の深さも感じられます。
特にスズキに対して「ケイトに子供を託して欲しい」と頼むシーン(3幕3重唱導入部)は、蝶々さんの苦悩を理解しながらも言わなければならないのですが、音楽的には大変美しいメロディーが与えられています。
またピンカートンに「行きたまえ、真実は彼女ひとりで知るのが良い」と語るシーンもシャープレスの寛容さが表れていて、非常に深い言葉です。
どちらも難所ですが重要な聴かせどころなので大切に表現したいと思います。

——お客様に向けてメッセージを。

与那城: 今回の舞台では、日本人にしかできない『蝶々夫人』の魅力がたくさん詰まった公演だと思っています。
海外では見ることのできない、日本の美が集結された舞台をぜひお楽しみいただければと思います。ご来場お待ちしております。

 
▼与那城敬の出演日は、10/6(金)と8(日) 《チケット絶賛発売中!》
〈二期会名作オペラ祭〉G.プッチーニ『蝶々夫人』 - 東京二期会オペラ劇場
 2017年10月6日(金)・7日(土)・8日(日)・9日(月・祝) 東京文化会館大ホール

▼6日(金)公演は、プレミエキャンペーン!「蝶々」を身に着けてお越し下さい
『蝶々夫人』プレミエ・キャンペーン!〜10/6(金)公演に“蝶々”を身につけた先着100名のお客様に、オリジナル和手ぬぐいをプレゼント! − オペラの散歩道(二期会blog)

▼東京二期会オペラ劇場公演 ご予約・お問合せは
二期会チケットセンター  オンラインで座席予約可・登録不要
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