バスバリトン佐藤征一郎、国際カール・レーヴェ協会(ドイツ)の名誉会員に

ドイツの作曲家カール・レーヴェ(Carl Loewe 1796-1869)の生地、レーベユーン(Löbejün)で開催されるカール・レーヴェ音楽祭。去る2014年の音楽祭においてバスバリトンの佐藤征一郎(さとう せいいちろう)が国際ドイツ・カール協会の名誉会員に推挙されました。
これまで同協会の名誉会員は、1992年の創立メンバー2名と声楽家6名、ピアニスト1名で全員がドイツ人。声楽家ではヘルマン・プライ(1996年)、テオ・アダム(2001年)、クルト・モル(2002年)、ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(2004年)、ペーター・シュライヤー(2006年)、ローマン・トレーケル(2008年)に続いて、佐藤が迎えられました。カール・レーヴェの長年の研究と作品普及のための極めて積極的な幅広い活動が高く評価されたものです。
ちなみに、1973年に佐藤がドイツ・フライブルク市立歌劇場に専属第一バス歌手として契約した時の音楽監督はマレク・ヤノフスキ。今年も「東京春祭」に来日しており、夏にはバイロイトで『ニーベルングの指環』全曲を振ります。佐藤は1940年生まれ、ヤノフスキは1939年生まれ。共に古希を迎えてますます活躍、ベルリン、東京で再会を喜びました。

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