7月公演『フィガロの結婚』に花娘役で二期会オペラデビューを果たす二人のソプラノが、3月3日(木)のひな祭りの日に、丸の内トラストシティ・ランチタイムコンサートに出演します!
二人はソプラノ宍戸茉莉衣(ししど まりえ)と藤原唯(ふじわら ゆい)。ともに昨年二期会オペラ研修所マスタークラスを修了し、今回デビューの舞台を勝ち取りました。
――『フィガロの結婚』にむけて今の心境は?
宍戸: フィガロの結婚は私が学生時代に、初めてフルスコアを手に勉強したオペラでした。今回の二期会デビューが決まった時、必死にモーツァルトの音楽に食らいついていた学生時代を思い出して懐かしくなり、またこのオペラに深い縁を感じました。
藤原: 私も、実は私が初めてオペラの舞台に立ったのが、大学院生のときにこの“花娘”役でした。その時の喜びが、現在に繋がっていると思います。縁のある思い出深い役、大切に演じたいと思います。
宍戸: 花娘は初めて勉強する役ですが、フィガロの世界で生きる一人の人間として精一杯演じられたらと思っています。
――「ひな祭りの日」のコンサートについて
藤原: 2人ともフィガロの結婚“花娘”役で二期会本公演デビューということで、モーツァルトの楽曲と、春を感じていただけるナンバーを詰め込みました。
宍戸: 春らしい日本歌曲に始まり、この度の「フィガロの結婚」より伯爵夫人のアリアや手紙の二重唱、そして私たちが普段レパートリーとしているオペラアリアなど、盛りだくさんのプログラムでお届けいたします。
―――お客様にメッセージを
宍戸: いつも温かい応援をありがとうございます。今回のお話をいただいたのが昨年の9月、そしていつの間にか本番まで後4か月半となりました。皆様の笑顔を舞台で拝見出来るよう、限られた時間の中で精一杯勉強し、公演の日を迎えるつもりです。どうぞ楽しみになさっていてください!
藤原: 二期会オペラ研修所同期の2人の、息のあった音楽を、ゆったりとお聴きください♪
ソプラノ 宍戸茉莉衣 |
ソプラノ 藤原 唯 |
ピアノ 梅田麻衣子 |
■■■ 公演情報 ■■■
森トラスト ランチタイムコンサート 丸の内トラストシティ
第237回 ≪花娘 春の節句に 夢歌う≫
日時:2016年3月3日(木) 12:10開演
会場:丸の内トラストタワーN館 1Fエントランスロビー
・アクセス
料金:無料
出演:宍戸茉莉衣(ソプラノ)、藤原 唯(ソプラノ)、梅田麻衣子(ピアノ)
演奏予定曲:
瀧 廉太郎 「花」
團 伊玖磨 「花の街」「花季」
中田喜直 「さくら横ちょう」
別宮貞雄 「さくら横ちょう」
モーツァルト 『フィガロの結婚』より “愛の神よ”
モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』より “ぶってよマゼット”
ドニゼッティ 『リタ』より “家も宿屋もうまくいき”
プッチーニ 『ラ・ボエーム』より “私が街を歩けば”
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