本年12月の神奈川県民ホール開館40周年記念オペラ『金閣寺』でも主演が決定しているバリトン宮本益光が、ウィーン国立歌劇場で絶大な信頼を得ている音楽コーチ、マッツ・クヌッソン氏を迎え、藝大時代からの朋友、加藤昌則氏のナビゲーターとともに、皆様を素晴らしい歌劇場の世界へと誘います。
これまで様々なオペラやコンサートにおいて大役を経験し、常に注目を集めている宮本だからこそ見える何かがあり、また「今」伝えたいものがあります。
≪リサイタルに向け、宮本からメッセージが届きました≫
「こんなことを告白すると笑われそうですが、初めてウィーン国立歌劇場のステージを見学させてもらったとき、その床に口づけしたい気持ちになりました。
自分がオペラ歌手と名乗っていいのか…日本で歌っていると、そんな想いが頭をよぎることも少なくありません。
しかし私のその衝動こそ、私がオペラの世界に、たとえ端っこでも存在する証だと感じ入った次第です。
その憧れの世界で活躍されているマッツ・クヌッツソンさんとの共同作業は、私にこれまでにないほどの音楽家としての喜びを与えてくれました。
私の道にはまだまだ続きと拡がりがある…そんな可能性を示してくれたマッツさんとの舞台こそ、今の私が立つべき場所、つまり私の歌劇場なのです。」
圧倒的な存在感と魅力をもつ、バリトン宮本益光がお贈りする午後にどうぞご期待ください!
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宮本益光(みやもと ますみつ) バリトン
東京藝術大学博士課程修了。学術(音楽)博士。オペラ歌手として『欲望という名の電車』(日本初演)スタンリー役の好演で一躍脚光を浴び、宮本亜門演出『ドン・ジョヴァンニ』では新時代のドン・ジョヴァンニ像を演じ各方面より絶賛された。その後もびわ湖ホール『ラ・ボエーム』、二期会『ドン・ジョヴァンニ』、新国立劇場『鹿鳴館』、日生劇場『メデア』(日本初演)など話題作に次々と登場。2012年には会津白虎隊をテーマとしたオペラ『白虎』で台本を担当し高い評価を得た。元スカラ座首席フルート奏者率いるアンサンブルとイタリア各地での演奏を重ねている。
また、今年12月には神奈川県民ホールでオペラ『金閣寺』に主演が決まっている。
著書に『宮本益光とオペラへ行こう』『もしも歌がなかったら』、作詞作品に『あしたのうた』『歌いたがりの歌の歌』(加藤昌則作曲)、『うたうたう』(信長貴富作曲)などがある。
二期会会員
公式サイト:Masumits Miyamoto Website