多田羅迪夫 演奏生活50周年の節目に
2015年9月オペラシアターこんにゃく座に客演

インターナショナルな活躍で長きにわたり聴衆を魅了する名歌手・多田羅迪夫は、2015年春、演奏生活50年を迎えました。
今年のトピックスとして、9月3日(木)~13日(日)に六本木の俳優座劇場で上演される、オペラシアターこんにゃく座の9月公演・歌芝居『魔法の笛』(林 光・訳)に自身初のザラストロ役で全12公演に客演致します。

201507_tatara_michio.jpg ドイツオペラや宗教曲の第一人者として知られ、『魔笛』パパゲーノや弁者も当り役としてきた多田羅には、かつてオペラシアターこんにゃく座の創立メンバーとして、恒常的にオペラを上演する専門のオペラ劇団を作ろうと、全国巡回公演に飛び回った時代がありました。
その後、1973年に渡欧しドイツの歌劇場の専属歌手などを経て1981年帰国。現在、二期会オペラの羅針盤として力を発揮するとともに、演奏家としても日本における豊かな音楽の普及を目指し活動の場を広げています。

■■■ 公演情報 ■■■
オペラシアターこんにゃく座公演 歌芝居『魔法の笛』
(日本語訳詞上演)
台本:エマヌエル・シカネーダー
作曲:W.A.モーツァルト/林 光(「遠い遥かの時の彼方から」)
訳詞:林 光
演出・台詞・構成:加藤 直
日時:2015年9月3日(木)~13日(日) (全12回公演)
会場:俳優座劇場(東京都港区六本木4-9-2)
日本語によるオペラの可能性を求めて、多くのオペラを書き、オペラシアターこんにゃく座の座付き音楽監督、作曲家を務めた林 光が、音楽をそこなわずに聴きとれる生きた言葉を求めて、精魂込めて訳詞を手掛けた、こんにゃく座の代表的な舞台『魔法の笛』。
モーツァルトの有名なオペラ『魔笛』の音楽と物語にそって展開するファンタジックな美しい舞台と躍動的な歌が飛び交うこの歌芝居が、林 光氏没後3周年の2015年秋に瑞々しく甦ります。この作品を知り尽くした演出の加藤 直、当初から演奏メンバーとして加わってきた強力な布陣が、新メンバーとともにタッグを組みました。
衣裳には国外のオペラ作品の衣裳のデザインで注目を集める太田雅公、振付を平成26年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞の山田うん が手がけるのも楽しみ。
「今回は、こんにゃく座創立メンバーであるバリトン歌手、多田羅迪夫氏をザラストロ役で迎えたことも、見どころのひとつです。現在二期会の重鎮として活躍中の多田羅氏がこんにゃく座の創立メンバーであることは、あまり知られていないかもしれません。こんにゃく座が獲得した軽やかな歌と演技と多田羅氏の歌唱の重厚さの出会いをぜひお楽しみください。
こんにゃく座が総力をかけて挑む、歌芝居『魔法の笛』にどうぞご期待ください。
座員一同会場にてお待ちしております。」オペラシアターこんにゃく座一同
▼公演詳細、お問合せ、チケットのご予約はこちら
オペラシアターこんにゃく座 TEL 044-930-1720 (平日10時~18時)

◇◇◇ メディア掲載情報 ◇◇◇
▼週刊新潮 2015年9月3日(8/27発売)号: 「掲示板」多田羅迪夫
バックナンバー(2015年9月3日号)|週刊新潮 - 新潮社
▼東京新聞 9月1日(火)付 <放送芸能欄>
43年ぶり古巣「自分の原点」 バリトン歌手・多田羅迪夫|放送芸能 - 東京新聞 TOKYO Web

多田羅 迪夫 (たたら みちお・バスバリトン)
香川県出身。東京藝術大学及び同大学院修了。イタリア留学を経てドイツの歌劇場の専属歌手として活躍。81年帰国。以後も内外でオペラ、宗教曲、邦人オペラで数々の実績をしている。
東京藝術大学名誉教授。公益財団法人東京二期会常務理事、二期会幹事長。
▼公式ブログ
オペラ歌手 多田羅 迪夫 紹介ブログ
▼こちらより多田羅の演奏をお聴きいただけます
視聴する ブラームス 歌曲集「四つの厳粛な歌」作品121 より「人の成り行きは」
(CD「多田羅迪夫/奏楽堂ライヴ ドイツ歌曲の夕べ」 ディスククラシカ DCJA-21008 より)

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