明日、11月30日(土)16:00より銀杏並木も色づく千駄ヶ谷駅前の津田ホールで「二期会ゴールデンコンサートat津田ホール Vol.42井ノ上了吏テノール」が開催されます。
<ラテンの風格あふれるテノール・リリコ“我が歌!イタリア、スペインの想い”>と題し、テノール井ノ上了吏がイタリアとスペインの情熱をお伝えします。
第一声からラテンの情感があふれる井ノ上了吏の歌。
イタリア留学時代は、ブレーシャ、ベルガモ、ミラノ、モデナ、パルマなど各地で演奏活動を続けていました。
井ノ上の歌の原点といえる、そのイタリアの作品からは、プログラム前半の歌曲集にリリック・テノールの実力が発揮されるトスティ、チマーラ、そしてデンツァの作品と、プログラム後半のヴェルディ・オペラから。
プログラムの最後に今年5月に出演したオペラ『マクベス』のマクダフのアリアも再びお聴きいただけます。
愛する妻子を殺され、その亡骸を前にして歌うマクダフ。彼を突然襲った、想像を絶する悲痛が伝わってきて、オペラ全篇の中でもとりわけ印象的なシーンでした。
そして井ノ上のもうひとつの原点、スペイン音楽のプログラムについて。
「二期会スペイン音楽研究会」の立ち上げから現在まで関わるなど、自身のスペイン歌曲のレパートリーを広げるとともにその魅力を伝える演奏活動を重ねてきた井ノ上。
今回ご紹介するのはモンポウ、トゥリーナの歌曲と、セラーノ、ソロサバルによるサルスエラの名曲。ドミンゴやカレーラスといったスペイン出身の名歌手たちが好んでコンサートで取り上げる曲でもあり、井ノ上の声の特長が存分に発揮されること間違いありません。
「イタリアもスペインも情熱的な国だけれど、イタリアの甘美な音楽に対してスペインの音楽はもっと男っぽく乾いている。スパークリングワインでいえば、イタリアのスプマンテ(Spumante)に対して、辛口のスペインのカヴァ(Cava)の味わい。スペイン音楽はどこか火傷するように熱く、歌えば歌うほど奥が深い。そんな音楽の魅力をお客様と分かち合えたら」と井ノ上。
当日券は15:00より会場受付にて発売いたします。
実りの秋にふさわしい、情熱の演奏にぜひご期待ください!
チラシ(PDFファイル) |
■■■公演情報■■■ 二期会ゴールデンコンサートat津田ホール 2013/14 SEASON 「Vol.42 井ノ上了吏 テノール」 日時:2013年11月30日(土) 16:00開演/15:30開場 会場:津田ホール (JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前) 出演:井ノ上了吏(テノール)、高木由雅(ピアノ) 料金:全席指定 4,000円(税込) |
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・二期会ゴールデンコンサートat 津田ホール 2013/14 SEASON ◆Vol.42「井ノ上了吏 テノール」 - 二期会21
▼こちらから井ノ上のインタビュー全文や写真などがご覧いただけます
・インタビュー - 井ノ上了吏 - ピックアップ・アーティスト - 二期会21
すっかり色づいた千駄ヶ谷駅前の銀杏並木(2013.11.26 (c)Web担)