本年生誕200年を迎えたヴェルディに対して、コンヴィチュニーは特別な関心と歴史的な舞台を生み出してきました。
最も有名なプロダクションは『ドン・カルロ』でしょうか。
ウィーン国立歌劇場での上演がDVD(日本コロンビアより発売中*日本語字幕付)で観ることもできますが、もとは2001年のハンブルク州立歌劇場で上演されたもので、その後2004年にウィーン国立歌劇場、2007年にはバルセロナのリセウ大劇場でも上演され大評判を取りました。
グラーツ歌劇場では、日本公演が話題になった『アイーダ』『ファルスタッフ』に加えて、今回日本でも新演出で上演される『マクベス』が1999年に制作されています。
また2011年に『椿姫』が新制作され、このDVD(Arthaus Musikより発売中*日本語字幕付)も最近発売されました。『椿姫』は近年のコンヴィチュニーの代表作とされ、既にニュルンベルク歌劇場で再演、今年2月にはロンドンのイングリッシュ・ナショナル・オペラで英語上演されています。これも大変な評判を呼びました。
意外なところでは、ドレスデン州立歌劇場では『仮面舞踏会』『ナブッコ』が上演されています。
こうやって見ていくと、コンヴィチュニーが多くのヴェルディ作品を世界中で演出していることがわかります。中でも、特に文豪による原作ものが、不朽の舞台と評価されています。シラー原作の『ドン・カルロ』、シェイクスピアの『ファルスタッフ』、ディマ・フィスの『椿姫』などです。
その点からも今回の『マクベス』には大きな期待が寄せられています。既に稽古に合流し、新演出として次々と新しいアイデアが湧き出し、東京ヴァージョン『マクベス』が、今まさに生まれようとしています!
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