ロームミュージックファンデーションの奨学生としてウィーンで研修中のソプラノ鈴木愛美から嬉しい便りが届きました。
研修をはじめて早半年、去る3月25日~30日、ウィーンのシェーンブルン宮殿劇場にて、オペラ『フィガロの結婚』のバルバリーナ役で出演を果たしたとのこと!
出演者はウィーン国立音楽大学院協力のもと国際コンクール受賞者や、若くしてヨーロッパで活躍中の逸材を集め、キャストの中でアジア人は彼女一人。ヨーロッパでは初めてのオペラ出演でした。
左から2人目が鈴木愛美
「約1ケ月半に及ぶドイツ語での稽古現場、日々試行錯誤を重ねて本番までの過程で多くのことを学ばせて頂きました。
大変良い経験となり、何よりシェーンブルン宮殿劇場で歌わせて頂き大変思い出深い公演となりました。
今はオペラをはじめ、歌曲・宗教曲にも力を入れながら、ヨーロッパでのコンクールやオーディション活動にも取り組んでおり、ウィーンと日本を行き来しながら、積極的に活動し、ヨーロッパや日本でで歌わせて頂けるチャンスを目指して、益々精進して参りたいと思います」
と意欲に燃えています。今後のさらなる活躍に注目したいですね。
『フィガロの結婚』
指揮 Uwe Theimer、演出 Didier Orlowsky、
主催:Universitat fur musik und darstellende kunst wien(ウィーン国立音楽大学院)
会場:Schlosstheater Schonbrunn (シェーンブルン宮殿劇場)
鈴木愛美(すずき まなみ・ソプラノ) 国立音楽大学音楽学部声楽科卒業。同大学大学院声楽専攻オペラコース修了。 新国立劇場オペラ研修所第7期生修了。 平成20年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリア・ミラノに留学、 現在、ロームミュージックファンデーション助成によりウィーンにて研修中。 二期会会員 |
diamond