この5月28日、待望の立ち稽古が始まりました。演出の鵜山仁氏は新国立劇場の演劇部門芸術監督の多忙なスケジュールの中を、これから公演の始まる6月26日に向けて、満を持して新演出に取り組みます。
この日、稽古に先立って関係者が芸能花伝舎稽古場に集合、出席者の紹介、栗林理事長からの挨拶に続いて、演出家の挨拶があり、2005年の『メリー・ウィドー』以来久しぶりに二期会オペラの装置を担当する堀尾幸夫氏から舞台装置の説明、二期会初登場の衣裳美術家原まさみ氏から衣裳の説明などと続き、両キャストの見守る中を早速一幕から稽古が始まりました。
稽古場には実物大の装置のモックアップが組み立てられ、このオペラの劇中劇という条件を、いかに東京文化会館で再現するのか、これから演出家とプランナーの秘策が徐々に明らかにされていくことになります。写真は左から演出助手の澤田氏、演出家の鵜山氏、作曲家役の谷口、小林の両氏。