2月びわ湖ホール、3月神奈川県民ホールでの『ばらの騎士』にゾフィー役で出演予定のソプラノ、幸田浩子の国内初となるソロCD「幸田浩子 モーツァルト・アリア集」(コロムビア)が2月20日にリリースされます。 初めてのCDに選んだプログラムは、彼女にとってもっとも大切で、そしてもっとも愛するモーツァルトの作品。 その作曲家ゆかりの地プラハで、現在世界的にも注目を集めている若手指揮者、ヤクブ・フルーシャ率いるプラハ・フィルハーモニアと一緒に作り上げたアルバムは、待望の一枚に相応しい、幸田浩子の魅力が全開です! CDの詳細は、コロムビアミュージックエンタテインメントのサイトへ → http://columbia.jp/artist-info/koudahiroko/index.html |
||
そして4月には、五島記念文化賞オペラ新人賞研修帰国記念として、リサイタルを開催致します。 共演は、藝大で作曲を学んだ後パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科を審査員の満場一致により首席で一等賞(プルミエ・プリ)で卒業し、多彩な才能で活躍中の山田武彦氏に加え、“まろ”ことN響コンサートマスター篠崎史紀氏率いるN響メンバーという超豪華なゲスト陣を迎え、彼女の歩んだキャリアからは不可欠な二人の作曲家≪モーツァルト≫と≪R.シュトラウス≫からセレクトしてお届け致します。 この機会、お聴き逃しの無いように! |
||
ちらしをダウンロード(PDF) |
『幸田浩子ソプラノ・リサイタル』 【日時】2008年4月18日(金)19時開演 【会場】紀尾井ホール 【共演】山田 武彦(Pf.・編曲) 〈N響メンバー〉 篠崎 史紀(Vl./第1コンサートマスター) 白井 篤(2ndVl. /第2ヴァイオリン次席) 佐々木 亮(Vla./首席) 木越 洋(Vc./首席) 吉田 秀(Cb. /首席) 甲斐 雅之(Fl.) 青山 聖樹(Ob. /首席) 早川りさこ(Hp.) 【曲目】 〈モーツァルト〉 モテット“踊れ、喜べ、幸いなる魂よ” 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より“恋人よ、さあこの薬で ” 歌劇『劇場支配人』より“若いあなた! ” コンサートアリア「神よ、あなたにお伝えできれば」K 418 〈R.シュトラウス〉 セレナーデ ツェツィーリエ あした! アモール 歌劇『ナクソス島のアリアドネ』より“偉大な王女さま” 他 |
|
【チケット販売・お問合せ】二期会チケットセンター 03-3796-1831(平日10-18時、土10-15時、日祝休み)
※やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますのであらかじめご了承ください。 |
2008年01月 アーカイブ
「制作現場は超多忙」オペラの制作現場から—その1
二期会ブログに新しいカテゴリーを加えることになりました。
オペラの企画から公演までの舞台裏で進むさまざまなシーンを、折に触れてご紹介していく「オペラの制作現場から」シリーズです。どうかお楽しみに。
さて、この冬の東京二期会の制作部は史上最高ともいえる忙しさです。
オペラの中でも代表的な大作、『ばらの騎士』と『ワルキューレ』の稽古が重なったからです。
目の前に迫った『ばらの騎士』はびわ湖ホール、神奈川県民ホールと初めての共同制作。
二期会が制作を担当しており、出演者には関西二期会やびわ湖ホールアンサンブルの歌手達も加わってソリスト22名、合唱48名の総勢70名。
一方、自主公演の『ワルキューレ』は合唱こそないものの、それでも28名のソリストを含む40名近い出演者たち。
まずこのシーズンで欠かせない関心事は健康管理です。これだけ出演者が多いと、いったん誰かが稽古場に風邪を持ち込むとパニック。密室での長時間の稽古で蔓延してしまう恐れが大きいのです。それに、両演目共にドラマ性が高く、演技指導は微に入り細を穿つきめ細かさ。数分間のシーンに何時間もかける演出家のこだわりに、現場は細心の注意を払います。
ただでさえチームワーク維持が難しい制作現場は、張り詰めた緊張が続く厳しさがあってこそ求心力が生まれ、本番での素晴らしい舞台が実現すると全員が信じることができるようになるにつれ、ぐんぐんとテンションが上がっていくのです。
昨年12月から立ち稽古が始まり、演出家のホモキ氏による連日の猛稽古をこなしてきた『ばらの騎士』は、いよいよ今週末にびわ湖ホールで初日を開けます。『ワルキューレ』も年明け早々から演出家のローウェルス氏が来日し、稽古は徐々に演出の全容が見えてきて、まさに佳境に入っています。(常務理事 中山欽吾)
集英社「UOMO[ウオモ]」3月号に幸田浩子登場!
—取材先の「かんだ」にて— |
1月24日(木)に発売された 集英社「UOMO[ウオモ]」3月号 ファッション&グルメ特集 「ときめきレストランに誘うなら、大人の春恋スーツスタイルで。」にソプラノ幸田浩子が登場しています! 是非ご覧ください! お求めは全国の書店・コンビニエンスストアにて |
ソプラノ大岩千穂、初のCDをリリース
大岩千穂の初CD『恋のアランフェス』が昨年秋に大岩千穂後援会よりリリースされました。
スペインの作曲家ロドリーゴの有名な「アランフェス協奏曲」第二楽章をもとにした素晴らしい曲で、プラシド・ドミンゴやホセ・カレーラスなどのテノールが歌いクラシックファンの中で人気を得た曲ですが、大岩千穂の情感溢れる演奏でお聴き頂けます。ライナーノーツの執筆は玉木正之さん。 |
『恋のアランフェス』
2007年7月録音 ピアノ:森島 英子
収録曲(全15曲)
1.「恋のアランフェス」ロドリーゴ作曲:「アランフェス協奏曲」第2楽章より
A.G.セグラ作詞 生野裕久編曲
2.「アンダルーサ」グラナドス作曲:「スペイン舞曲」第5番より
ロレンテ作詞
3.「わが母の教え給いし歌」ドヴォルザーク作曲
4.「家路」ドヴォルザーク作曲:「交響曲第9番(新世界より」第2楽章より
ウイリアム.A.フィシャー作詞
5.「ウィーン わが夢の街」ジーチンスキー作曲
6.「君に告げてよ」ナポリ民謡
7.「光さす窓辺」ナポリ民謡
8.「私のいとしいお父さま」プッチーニ作曲:歌劇「ジャンニ・スキッキ」より
9.「ある晴れた日に」プッチーニ作曲:歌劇「蝶々夫人」より
10.「アヴェ・マリア」マスカー二作曲 P.マゾーニ作詞
11.「エストレリータ(小さな星)」ポンス作曲
12.「慕情」フェイン作曲 生野裕久編曲 P.F.ウエブスター作詞
13.「サマータイム」ガーシュイン作曲:歌劇「ポギーとべス」より
14.「アメジング・グレース」アメリカ伝統音楽
15.「ダニーボーイ」アイルランド民謡
MF24401 税込定価 3,000円
発売元 大岩千穂後援会
録音・制作 N&F Co,.Ltd. Tokyo
お申込・お問合せ=グローバルカルチャーイベント 03-3505-0099
ニューヨーク在住 ソプラノ木下美穂子 近況
1月14日のサントリーホール「成人の日コンサート」では、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ役でも聴衆を魅了した木下美穂子。1月16日からはロンドンで、ショルティ・ファンデーション主催の「ショルティ没10年アニバーサリーコンサート」に出演、蝶々夫人の他、ノルマとアダルジーザのデュエットを歌う予定。
さらに、今年5月17日にはアメリカ・メリーランド州ボルチモア・オペラの『蝶々夫人』に出演が決定しました(イタリア人ソプラノ カルラ・マリア・イッツォとのダブルキャスト)。主な共演者は、ピンカートンJosé Luis Duval、シャープレスJohn Packard。指揮はStephen Mouldです。
http://mihonetta.exblog.jp/ ー木下美穂子 Music diary(木下美穂子のブログ)
http://baltimoreopera.com/07-08/madama.asp ーMadama Butterfly(蝶々夫人)詳細/Baltimore Oepra Campany
※関連情報
木下美穂子出演、東京二期会『蝶々夫人』がNHK BS2で放送されます。
放送日時:1月21日(月) 午前1時30分23秒〜3時52分23秒
NHK BS2「クラシック・ロイヤルシート」
ヨーロッパ・日本で活躍中の大村博美
ドイチェ・オーパー・ベルリン『蝶々夫人』に主演!
昨年11月、新国立劇場『カルメン』ミカエラ役でも絶賛されたソプラノの大村博美が、ドイチェ・オーパー・ベルリン/Deutsche Oper Berlin『蝶々夫人』(1/16・23・26・2/3 )に主演します。
今後も4月のイスラエルオペラ(イスラエル・テルアヴィブ)や、5月〜6月のモントリオールオペラ(カナダ・モントリオール)への『蝶々夫人』主演などが予定されています。
参考URL:
http://www.deutscheoperberlin.de/ ーDeutsche Oper Berlin ドイチェ・オーパー・ベルリン
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/updata/20000028.html ーカルメン公演記録/新国立劇場
http://www.geocities.jp/hiromi_omura/schedule.htm ースケジュール/ソプラノ オペラ歌手 大村博美
成人の日コンサート2008 稽古も順調に!
みずほフィナンシャルグループ主催「第19回成人の日コンサート2008」がサントリーホールにて開催されます。
今年の成人の日コンサートの第二部は、『「ドン・ジョヴァンニ」への招待〜青年マゼットの回想』
二期会の精鋭歌手たちが繰り広げる白熱した舞台です。
ドン・ジョヴァンニ役にはこの役を新国立劇場オペラ研修所時代より当り役とするオペラ界の若き騎士・与那城敬。
マゼット役にはピアノやゴスペルの素養もあるという俳優の浦井健治さん。
「第19回成人の日コンサート2008」
1月14日(月・成人の日)15時開演 サントリーホール大ホール
指揮:大友直人 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
構成台本と演出を田尾下哲。ご期待下さい。残券僅か!
写真はいずれも稽古場にて
長谷川 顯(左)と与那城敬
(左から)浦井さん、大西ゆか、与那城
「成人の日コンサート」公演詳細 − サントリーホール
浦井健治さんプロフィール − OFFICE PALETTE
第51回NHKニューイヤーオペラコンサートが再放送されます
2008年1月3日、NHKホールで演奏された第51回 NHKニューイヤーオペラコンサート。
今年も選りすぐりの素晴らしい歌声と名場面の数々で大変好評を博しました。
演奏は生放送されましたが、1月13日にNHKBSハイビジョンで再放送がご覧になれます。
どうぞお楽しみください。
放送日:2008年1月13日(日)
時間:16:00〜18:00
チャンネル:BShi
*写真は当日、NHKホール楽屋にて
なお、曲目等コンサートの詳細は12月28日の記事をご参照ください
→http://www.nikikai21.net/blog/2007/12/200813.html
日本橋三越ニューイヤーコンサート、大成功のうちに終了!!
バリトン、成田博之プロデュースによる三越ニューイヤーコンサート(2008年1月5〜7日)が日本橋三越本店 中央ホールにて開催されました。
3日間、合計11ステージにわたるステージでは、パイプオルガンとのコラボレーションあり、四重唱による日本の歌の演奏あり、ヴァイオリンやギターとの共演あり、とさまざまなかたちで声楽の魅力と醍醐味をご来店のたくさんのお客さまにご堪能いただきました。
最終日となった1月7日のステージでは、成田博之の「闘牛士の歌」、高橋知子による「歌に生き愛に生き」(『トスカ』より)、羽山晃生による「誰も寝てはならぬ」など大好評を博し、多くのお客さまにお楽しみいただきました。
全11回公演を全てご覧になった熱心なお客様もお見えでした。
*写真は最終回のステージより
[左写真]羽山晃生(T)左 高橋知子(S)右
[右写真]プロデューサーで進行役の成田博之(Br)とお客さまの様子
バリトン成田博之プロデュース
三越ニューイヤーコンサート
バリトン成田博之のプロデュースによる、三越ニューイヤーコンサートが1月5日から7日までの3日間、日本橋三越本店・本館1階中央ホールにて開催されます。
「人の声」の持つ魅力と醍醐味、そして感動をお贈りする11の華麗なステージです。皆様どうぞご来場ください。
■1月5日 テーマ 『ハーモニーの美しさ』
□「パイプオルガンと声による豊かなハーモニーの世界」 12時30分〜/14時30分〜
〜戦争中に一度供出されたものの、不思議な縁で三越に戻ってきたパイプオルガン。奏でるは専属オルガニスト高橋美香子。歌うはミューズ・翠 千賀(みどり ちか)とプロデューサーも兼ねるバリトンの成田博之。荘厳な歌の旋律と、歴史の重みを感じさせる壮麗なオルガンの響きとの重なり合いはまさに圧巻です。
<出演>
翠 千賀(ソプラノ)、成田博之(バリトン)、高橋美香子(オルガン)
<曲目>
「ニュルンベルグのマイスタージンガー」前奏曲より (オルガン・ソロ)、
グノー「アヴェ・マリア」(翠)、ヘンデル「ラルゴ」(成田)、
カッチーニ「アヴェ・マリア」(翠)、ジョルダーノ「カロ・ミオ・ベン」(成田)、
バッハ「主よ、人の喜びよ」(翠、成田) ほか
□「4つの声が織り成す繊細なハーモニーの世界」 13時30分〜/15時30分〜
〜新春を迎え四季折々の美しさに思いを馳せて、若き俊英たちが優しく繊細な四重唱を聴かせる「ふるさとの四季」。そして中央ヨーロッパの山野幾百里を滔々と流れる母なるドナウ川に寄せる讃歌「美しく青きドナウ」。オーストリア第二の国歌とも言われる名曲を堀内敬三による格調高い日本語詞でご披露します。
<出演>
佐藤奈加子(ソプラノ)、橘 今日子(メゾ・ソプラノ)、猪村浩之(テノール)、
大井哲也(バリトン)、古瀬安子(ピアノ)
<曲目>
1.源田俊一郎「ふるさとの四季」(混声4部による重唱)、2.荒城の月(大井)、
3.初恋(橘)、4.松島音頭(猪村)、5.すてきな春に(佐藤)、
6.J.シュトラウス「美しく青きドナウ」(混声4部による重唱)
■1月6日 テーマ 『声との競演の妙技』
□「ソプラノとヴァイオリンとの競演」 12時30分〜/14時30分〜
〜日本橋三越本店へご来店のお客さまへのお年玉は、ポーランドから招聘したヴァイオリンとピアノの巨匠たちと、二期会の実力派ソプラノ菅 純子(すが じゅんこ)の異色なコラボレーションによる特別ステージ。時代と洋の東西を超えて「故郷への郷愁」をかきたてる名曲たちを奏でます。
<出演>
菅 純子(ソプラノ) 、ピオートル・ヤノフスキー(ヴァイオリン)、
ヨアンナ・マクラキェヴィッチ(ピアノ)
<曲目>
1.ヴィニャフスキ「マズルカ」、2.レハール『メリーウィドー』より「ヴィリアの歌」、
3.カッチーニ「アヴェ・マリア」、4.ヘンデル『リナルド』より「涙あふるるままに」、
5.モンティ「チャ−ルダシュ」、6.山田耕筰「さくらさくら」
□「バリトンとギターとの競演」 13時30分〜/15時30分〜
〜バリトンの成田博之とギターの松尾俊介はジャンルと世代を超えて、お互いにその才能をみとめ合う間柄。輝かしく表現力豊かな成田の歌唱。それに寄り添う繊細ながらも集中力に富んだ松尾のギターの調べ。人の声とギターが邂逅する一瞬。「究極のアコースティック」がそこにあります。
<出演>
成田博之(バリトン)、松尾俊介 (ギター)
<曲目>
1.レオ・ブローウェル「高原の踊り」(ギター・ソロ)、2.「オー・ソーレ・ミーオ」、
3.「帰れソレントへ」、4.「カタリ・カタリ」、5.「アルハンブラの思い出」(ギター・ソロ)、
6.マヌエル・マリア・ポンセ「3つのメキシコ民謡」(ギター・ソロ)、7.「忘れな草」
■1月7日 テーマ 『声のエネルギーと華』
□ 「三越 ニューイヤー・ガラコンサート」 12時30分〜/14時30分〜/16時00分〜
〜二期会のみならず日本を代表するトップ歌手たちが聴かせる渾身の十八番の数々を新年のご挨拶代わりに。オペラの名曲中の名曲を惜しげもなく圧倒的な迫力と醍醐味で、そしてほかでは味わえない感動体験をご堪能いただきます。エレクトーンの豊麗な音色がニューイヤー・イベントのフィナーレに華を添えます。
<出演>
高橋知子(ソプラノ)、羽山晃生(テノール)、成田 博之(バリトン)、西岡 奈津子(エレクトーン)
<曲目>
1.「ツァラトゥストラはかく語りき」より冒頭(エレクトーン・ソロ)
2.ビゼー『カルメン』より「闘牛士の歌」(成田)
3.ヴェルディ『リゴレット』より「女心の歌」(羽山)
4.プッチーニ『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」(高橋)
5.ヴェルディ『椿姫』より「プロヴァンスの海と陸」(成田)
6.プッチーニ『トスカ』より「歌に生き、愛に生き」(高橋)
7.プッチーニ『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」(羽山)
8.ヴェルディ『椿姫』より「乾杯の歌」(高橋+羽山+成田)
三越ホームページのイベント情報もあわせてごらんください。
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/07_08event/
*上記時間・出演者・演奏予定曲等は都合により変更になる場合がございます。