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岸浪 愛学

キシナミ アイガク
テノール・カウンターテノール
会員
 

東京都出身。
東京で中学校を卒業した後、中国に渡る。上海音楽学院附属高等学校を卒業。中国政府奨学金(全額)を受け、北京の中央音楽学院声楽歌劇科の学士、修士課程を修了。新国立劇場オペラ研修所第16期修了。2015年、新国立劇場オペラ研修所の海外研修プログラムの一環としてミラノ・スカラ座アカデミーにて研修し、イタリアのミラノとボローニャ、ドイツのニュルンベルクで研鑽を積む。

2011年、大学院在学中、オーディションに合格し、小澤征爾音楽塾の中国公演でベートーヴェン「合唱幻想曲」のテノールソリストに抜擢された。2015年、イタリア・ミラノ留学中、ミラノ・スカラ座図書館で行われた成果発表コンサートでは高い評価を得た。
2016年、札幌のPacific Music Festivalで故ガブリエラ・トゥッチ氏のマスタークラスを受講し、ガラ・コンサートに出演。

国内では、2018年のセイジ・オザワ松本フェスティバルで子供のためのオペラ『ジャンニ・スキッキ』(デリック・イノウエ指揮、デイヴィッド・ニース演出)にリヌッチョで出演。
2020年、英国からリモートで演出が行われた新国立劇場のブリテン『夏の夜の夢』(飯森範親指揮、レア・ハウスマン演出)では急遽フルートで出演し、極めて高いレベルで演じ、音楽情報メディア『スパイス』から「鈴を振るような声」と評され、歌唱力と表現力で業界内外から脚光を浴びている。
2021年、日生劇場では日本語訳詞版プッチーニ『ラ・ボエーム』(園田隆一郎指揮、伊香修吾演出)のロドルフォで出演し、若々しく高潔な歌声で観客を魅了した。
2022年、東京交響楽団『サロメ』(ジョナサン・ノット指揮、サー・トーマス・アレン演出監修)ナラボート、ナザレ人2として出演し好評を得た。また、同公演はクラシックナビ執筆者が選ぶ2022年開催公演ベスト10で第1位(毎日新聞)、「音楽の友」2月号で2022年ベストコンサート第2位、また第20回三菱UFJ信託音楽賞奨励賞受賞を受賞した。同年、オーケストラ・アンサンブル金沢『メサイヤ』(柳澤寿男指揮)にてテノールソロとして出演。
2023年、東京二期会『トゥーランドット』(ディエゴ・マテウス指揮、ダニエル・クレーマー演出)カラフのカヴァー、東京二期会『平和の日』(準・メルクル指揮)【日本初演】狙撃兵で二期会デビュー、『椿姫』(アレクサンダー・ソディー指揮)ガストン、アルフレードカヴァーとして出演。同年、国立劇場建て替えに伴うさよなら公演『舞台芸術のあしたへ-国立劇場6館研修修了者合同公演-』にて『椿姫』(抜粋)(松村優吾指揮、粟國淳演出)にてアルフレードで出演。日中平和友好条約締結45周年記念式典に出演。

海外では、2010年、北京で公演した金湘の中国オペラ『原野(Savage Land)』(劉新禹指揮、李稻川演出)にBaishaziで出演。2018年4月には中国成都市にて四川フィルハーモニー交響楽団主催で『原野(Savage Land)』(程浩指揮/演出)が再演され、好評を博した。 


オペラのレパートリーはリリックテノールの役柄を得意としており、『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ、『椿姫』アルフレード、『リゴレット』公爵、『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョ、『ラ・ボエーム』ロドルフォ、『魔笛』タミーノ、『さまよえるオランダ人』エリック、『サロメ』ナラボート、『ウェルテル』ウェルテル、『カルメル会修道女の対話』騎士ド・ラ・フォルス、『夏の夜の夢』フルートなどを演じる卓越した技術を持っている。

コンサートでは、ベートーヴェン「第九」、宗教曲のヘンデル「メサイヤ」、モーツァルト「レクイエム」などソリストとして活躍している他、ロッシーニ「スターバト・マテル」、メンデルスゾーン「エリヤ」、ヴェルディ「レクイエム」なども得意としている。 

日本演奏連盟会員、二期会会員
岸浪 愛学Instagram
(2023年10月現在)

 
 
公演スケジュール
日付 演奏会名 会場
2024年12月 14日(土) 県民参加による「歓喜の歌」第九コンサート 静岡市清水文化会館マリナート
2025年2月 2日(日) 山形交響楽団 演奏会形式オペラシリーズⅢ ~やまぎん県民ホールシリーズVol.4~『トスカ』 やまぎん県民ホール
 
 
 
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