岐阜県出身。
岐阜県立加納高等学校音楽科卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。新国立劇場オペラ研修所第10期修了。平成22年度文化庁新進芸術家海外研修制度にてイタリア・ジェノヴァで研鑽を積む。
2012年1月、第42回イタリア声楽コンコルソにおいてシエナ大賞を受賞。同年9月、サイトウ・キネン・フェスティバル松本20周年記念スペシャルコンサートへの出演を機に帰国し、ベートーヴェン「合唱幻想曲」第一テノール・ソロを務めソリストデビュー。その後、関東を中心に市民オペラのプリモ・テノールを担い活躍の場を広げる。
2015年10月、第84回日本音楽コンクール声楽部門第1位並びに岩谷賞(聴衆賞)を受賞。同年11月、母校加納高校の創立100周年記念『第九演奏会』にテノール・ソロとして参加する。
2016年2月、東京二期会とパルマ王立劇場提携公演『イル・トロヴァトーレ』において急遽、代役として表題役の吟遊詩人マンリーコを歌い二期会デビュー。毎日新聞ほか各紙に速報が掲載される。同年11月、第19回全国農業担い手サミット in ぎふにて、皇太子皇太子妃両殿下(現天皇皇后両陛下)御臨席のもと、国歌「君が代」および「岐阜県民の歌」を独唱。
2017年2月、二期会とローマ歌劇場提携公演『トスカ』にカヴァラドッシで出演。公演の模様はNHKによって収録、後日全幕放送され反響を呼ぶ。同年11月、第8回静岡国際オペラコンクール三浦環特別賞受賞。
2018年3月、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『ノルマ』ポリオーネで出演。同年6月、ヨーロピアン・ミュージック・オープン・フェスティバル(オラデア・ルーマニア)に登場。ブルックナー『テ・デウム』テノール・ソロを務め欧州デビューを果たす。同年10月、グランドオペラ共同制作『アイーダ』(A.バッティストーニ指揮)では、代役として全国3都市でラダメスを歌う。
2019年はフランス語オペラへと進出。3月、東京オペラプロデュース『ロメオとジュリエット』ロメオでの出演を皮切りに、4月、東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エロディアード』(M.プラッソン指揮)ジャン、10月、グランドオペラ共同制作『カルメン』(J.レイサム=ケーニック指揮)ドン・ホセで出演。いずれも好評を博す。
2020年2月、東京二期会『椿姫』アルフレード、同年7月、東京二期会スペシャル・ガラ・コンサート『希望よ、来たれ!』に出演。
2021年は、4月、東京・春・音楽祭でのリッカルド・ムーティ指揮『マクベス』マルコムをはじめ、5月、新国立劇場『ドン・カルロ』レルマ伯爵/王室の布告者、8月、東京二期会 G.ヴェルディ「レクイエム」テノール・ソロ、12月、田尾下哲演出「マタイ受難曲」テノール・ソロ、同氏による脚本・再構成で注目を集めたHakuju Hall“TRAGIC TRILOGY I”『椿姫』アルフレードなど、話題の公演に相次いで出演。
2022年1月には、新国立劇場『さまよえるオランダ人』において外国人招聘歌手に代わりエリックで出演。ワーグナー・ロール・デビューを飾る。
また、これまでにテレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK「クラシック TV」、BSフジ「レシピ・アン」等のメディアに出演し、オペラ・アリアの演奏が放送。国内の舞台を中心に活躍するテノールとして注目され続けている。これらの芸術分野での活動により、平成28年度岐阜県芸術文化奨励賞、および令和二年関市民特別奨励賞(岐阜県関市)を賜る。
2022年9月東京二期会『蝶々夫人』ピンカートン、11月NISSAY OPERA 2022『ランメルモールのルチア』エドガルド、2023年2月東京二期会『トゥーランドット』カラフ、5月NISSAY OPERA 2023『メデア(日本初演)』ジャゾーネで出演予定。二期会会員
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