石川県出身。愛知県立芸術大学卒業、東京藝術大学大学院修了。第47回日伊声楽コンコルソ第1位および歌曲賞、第82回日本音楽コンクール第1位及び岩谷賞(聴衆賞)、E.ナカミチ賞など多数受賞した他、オルヴィエート国際声楽コンクールにて『蝶々夫人』タイトルロールを歌唱し、優勝。文化庁新進芸術家海外研修制度および五島記念文化賞オペラ新人賞により渡伊。ミラノ、ヴェローナにて研鑽を積む。
その間、マンチネッリ歌劇場『蝶々夫人』タイトルロールにてイタリアでオペラデビューを果たす。国内では、小澤征爾音楽塾『フィガロの結婚』伯爵夫人、日生劇場『ルサルカ』タイトルロールを歌った他、二期会デビューとなった『タンホイザー』(S.ヴァイグレ指揮/K.ウォーナー演出)エリーザベトを演じ、磨き上げられた豊かな声と気品ある演唱で高い評価を得る。その後も、二期会『トゥーランドット』リュー、金沢音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ、共同制作『ドン・カルロ』エリザベッタ等で出演。2024年3月にはイタリアはバーリ・ペトルツェッリ歌劇場にて『蝶々夫人』タイトルロールを演じ、絶賛された。
コンサートでは、国内主要オーケストラと「第九」等のソリストとして共演を重ねる他、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」にも出演。五島記念文化賞の成果発表のリサイタルでは、意欲的なプログラムを披露した。「公共ホール音楽活性化事業(おんかつ)」登録アーティスト。令和3年度石川県文化奨励賞受賞。今後は、新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室 2024『トスカ』タイトルロールにて出演予定。二期会会員
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