豊かな音楽性と瑞々しい演奏で聴衆を魅了する俊英
千葉県出身。桐朋学園大学音楽学部声楽科卒業。同大学研究科3年修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。第9回中田喜直記念コンクール大賞(第一位)及び中田喜直賞受賞。モーツァルト「レクイエム」・「ミサ・ブレヴィス」、フォーレ「レクイエム」、シャルパンティエ「真夜中のミサ」にソリストとして出演し高い評価を得ているほか、半世紀に渡って第一線で活躍を続けているピアニスト、ダルトン・ボールドウィンに「フランス音楽を歌うためのエスプリのある声を持って生まれてきた」と称賛をうけ、フランス・ニース夏期国際音楽アカデミーよりスカラシップを受け研鑽を積み、ダルトン氏とコンサート「Faure & Schumann~ダルトン・ボールドウィン氏を迎えて」 で好評を博した。
オペラでは、メノッティ『電話』ベン、モーツァルト『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、モンテヴェルディ『ポッぺアの戴冠』オットーネ、リヒャルト・シュトラウス『アラベラ』マンドリカなどで聴衆を魅了。2010年7月に初のソロリサイタル「バリトンリサイタル~シューマン生誕200年~」を開催、シューマン「詩人の恋」全曲を演奏し好評を博した。2012年3月より小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト『蝶々夫人』に出演。2012年シャネルピグマリオンデイズ参加アーティスト。2012年サントリーホールブルーローズ~音楽のさらなる可能性を求めて~ワルター・ギーガー作曲-『夕日の耳 』-室内オペラと能舞が織りなす幽玄の世界- では2役の主演で絶賛を博す。成人の日コンサート2016では新日本フィルハーモニー交響楽団と共演、『カルメン』闘牛士エスカミリーリョで聴衆を魅了した。
近年、独・仏・日をはじめとする歌曲のレパートリーの幅を意欲的に広げている。
「題名のない音楽会」朝日テレビ、「全日本童謡歌唱コンクールグランプリ大会」BS朝日、「日本名曲アルバム」BS-TBS、などのテレビにも多数出演。実力派オペラ歌手4名による男性声楽ユニット“La Dill (ラディル)”メンバー。2015年7月、オクタヴィアレコードより1stソロアルバム「HERO ism~ヒロイズム~」をリリース。二期会会員
坂下忠弘 オフィシャルウェブサイト
(2016年6月現在)
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