優れた音楽性と充実の演奏で目覚ましい活躍を続ける実力派
東京都出身。東京藝術大学卒業、在学中に安宅賞、卒業時に松田トシ賞を受賞。同大学院修士課程独唱科修了。イタリア・シエナ・キジアーナ音楽院夏期マスタークラス修了。文化庁海外派遣研修員としてミラノに留学し、ミラノ市立音楽院等で研鑽を積む。第72回日本音楽コンクール・オペラ部門第2位、ヴェルチェッリ市第56回ヴィオッティ国際音楽コンクール声楽部門第3位、シエナ市第14回ロッカ・デッレ・マチエ国際声楽コンクール第2位、ガルダ湖にて第15回リッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクール・ザンドナーイ特別賞等、多数入賞。
2001年びわ湖ホールにてヴェルディ没後100年記念公演「レクイエム」に出演。2004年イタリア・ラクイラ市にて、アブルッツォ州シンフォニーオーケストラ主催のジョイントリサイタルに出演。2012年ヴェルディ『ナブッコ』のフェネーナにて二期会デビュー。同『イル・トロヴァトーレ』アズチェーナでも存在感を示した。その後も日生劇場『セビリアの理髪師』ロジーナ、『魔笛』侍女Ⅲ、二期会『蝶々夫人』スズキ、三部作『修道女アンジェリカ』公爵夫人/『ジャンニ・スキッキ』ツィータ、びわ湖ホール『ラインの黄金』フロスヒルデ、『ワルキューレ』フリッカ、『神々の黄昏』ワルトラウテ、藤原歌劇団(共催:新国立劇場・二期会)『ランスへの旅』メリベーア夫人等、数々の役を演じ、いずれも高い評価を得ている。また、A.バッティストーニ指揮『カヴァレリア・ルスティカーナ』、大阪国際フェスティバルC.デュトワ指揮『サロメ』など、著名指揮者との共演も多い。
コンサートでは、バッハ「ロ短調ミサ」、モーツァルト「レクイエム」「ハ短調ミサ」、ロッシーニ「小荘厳ミサ曲」、ヴェルディ「レクイエム」、マーラー「千人の交響曲」「大地の歌」等でソリストを務める。2020年には「NHKニューイヤーオペラコンサート」に出演。
2020年7月二期会シーズン・クロージング・コンサート/ヴェルディ「レクイエム」、10月東京フィルハーモニー交響楽団定期/チョン・ミョンフン指揮マーラー『交響曲第3番』に出演予定。二期会会員
(2020年3月現在)
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