華やかな舞台姿と確かな歌唱力で目覚ましい活躍を見せる旬のソプラノ
大分県出身。国立音楽大学声楽科卒業、同大学院オペラコース修了。
第51期二期会オペラ研修所修了、優秀賞受賞。
2009年二期会ニューウェーブオペラ劇場『ウリッセの帰還』フォルトゥーナ役で出演。同年NISSAY OPERA『ヘンゼルとグレーテル』(下野竜也指揮/クリスチャン・シューラー演出)に露の精役で出演。
2010年東京二期会『魔笛』(テオドール・グシュルバウアー指揮/故・実相時昭雄演出)にパミーナ役で出演し本格的にデビューを飾り、瑞々しく清楚な演唱で好評を博した。続いて2011年、東京二期会『フィガロの結婚』(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮/宮本亜門演出)にスザンナ役で出演。可憐でコケティシュなスザンナを演じ、観客を魅了した。同年二期会オペラ劇場『ドン・ジョヴァンニ』(沼尻竜典指揮/カロリーネ・グルーバー演出)にツェルリーナ役で出演し、斬新な演出の中でも存在感を示した。
また2012年、東京二期会『パリアッチ(道化師)』(パオロ・カリニャーニ指揮/田尾下哲演出)にネッダ役で出演。見事な演唱が絶賛を博し、今後のオペラ界を担う逸材として大きな期待が寄せられている。その他の主なオペラ出演にモーツァルト『イドメネオ』エレットラ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、プッチーニ『ラ・ボエーム』ミミ等。コンサートソリストとしても下野竜也指揮大阪フィル「四季」、同楽団新春名曲コンサート、ベートーヴェン「第九」で活躍。ウェーバー『魔弾の射手』、めぐろパーシモン『トスカ』『蝶々夫人』『夕鶴』タイトルロールなど精力的に活動している。2013年3月より、文化庁派遣新進芸術家海外研修員としてフィレンツェへ留学し研鑽を積み2014年春に帰国した。二期会WEEK@サントリーホール2014では、三浦環生誕130周年を記念したオペラ朗読劇『ある晴れた日に…オペラ歌手三浦環物語』に三浦環役で出演し好評を博す。2015年も東京二期会『魔笛』(オーストリア・リンツ州立歌劇場との共同制作・宮本亜門演出)パミーナ、2016年1月、第59回NHKニューイヤーオペラコンサートに初出場を果たし、同年7月、東京二期会『フィガロの結婚』(サッシャ・ゲッツェル指揮/宮本亜門演出)では、東京と富山で、再びスザンナ役に出演し好評を博す。
2018年3月、フランスのラン国立歌劇場にて黛敏郎 作曲/三島由紀夫 原作によるオペラ『金閣寺』女役で欧州デビュー。7月『魔弾の射手』アガーテ、11月NISSAY OPERA『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージを演じる。
また、2016年9-10月、仙台クラシックフェスティバルでも名曲リサイタル、ガラコンサート、グランド・フィナーレに出演、今後のオペラ界を担う逸材として大きな期待が寄せられている。
2017年3月、iichiko総合文化センター・神奈川県民ホール・東京二期会・神奈川フィル共同制作『魔笛』パミーナに出演。
シャネル・ピグマリオン・デイズ2017参加アーティスト。CDアルバム「わたしのお気に入り」をリリース。二期会会員 photo T.Tairadate
ソプラノ歌手・嘉目真木子のオフィシャルウェブサイト
photo©︎T.Tairadate
(2018年9 月現在)
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