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彌勒 忠史

ミロク タダシ
テノール・カウンターテノール
会員
 

演出や執筆でも群を抜く才能が光る多才なカウンターテナー


千葉大学卒業。同学大学院修了。東京藝術大学声楽科卒業。バッハ・コレギウム・ジャパンとともに多数の演奏会、海外ツアー、レコーディングに参加。1998-1999年、ベネッセ・コーポレーション、NHKソフトウェア制作「こどもちゃれんじ・ほっぷ」“うたのおにいさん”を務める。イタリア政府奨学生として渡伊。バロック声楽をC.ミアテッロ、G.バンディテッリに師事。ロム・アルメ古楽協会(フィレンツェ)主催オーディション、イタリア国立ヴェローナ音楽院バロック音楽オーディションなどに優勝・合格。ボローニャ市立歌劇場、フェッラーラ市立歌劇場、ロッシーニ劇場(ルーゴ)、ヌオーヴォ劇場(ヴェローナ)、ラファエッロ劇場(ウルビーノ)、アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャ等の劇場およびホールでのリサイタル、オペラや、モンテヴェルディ・フェスティバル(クレモナ)、ピサ大聖堂宗教音楽フェスティバル、ヴィテルボ・バロック音楽祭、マルコ・スカッキ音楽祭、ロヴェレート音楽祭、パリオ・ディ・フェッラーラ、サレルノ古楽音楽祭等の音楽祭に出演。NHK-FMリサイタル、NHK「芸術劇場」などに出演。04年、在トルコ・イタリア大使館およびイタリア文化会館(イタリア大使館文化部)の招聘により、イズミール、アンカラ両歌劇場にてリサイタルを、06年、在スェーデン・イタリア文化会館の招聘によりストックホルムにて演奏会を行う。ボローニャ大学DAMSにて演出学を学び、古楽歌手としての経験を活かし、モンテヴェルディ『タンクレーディとクロリンダの戦い』、ペルゴレージ『奥様女中』、チマローザ『宮廷楽士長』、マルティーニ『ラ・ディリンディーナ』、モーツァルト『バスティアンとバスティエンヌ』『フィガロの結婚』、ロッシーニ『セビリアの理髪師』、ヴォルフ=フェッラーリ『スザンナの秘密』などバロックを中心としたオペラの他、J.S.バッハ「コーヒー・カンタータ」、バンキエーリ「ヴェネツィアからパドヴァへの船旅」「肥沃な木曜日、晩餐前夕べの小宴」など、演奏会の演出を手がける。
07年4月イタリア/フェッラーラ市・県、イタリア国立音楽院、文化財保護局および各種文化団体より「在日本フェッラーラ・ルネサンス文化大使」の公式タイトルを授与される。国内では06年東京オペラシティ「B→C」、横須賀芸術劇場や「オペラ宅配便」シリーズの企画、演出で好評を博し、09年横須賀芸術劇場『タンクレーディとクロリンダの戦い』『ダイドーとイニーアス』の演出を手がける。また同年、古楽アンサンブル「アントネッロ」とともに二期会ゴールデンコンサート、二期会ニューウェーブ・オペラ『ウリッセの帰還』に出演。藝大コンサートオペラ『アリオダンテ』(ヘンデル)ポリネッソも好演した。10年、ジョルダーノ『マダム・サン・ジェーヌ』(東京オペラプロデュース)を演出。近年も執筆、演出の多彩な才能に加え、オペラ、演奏会、TV・ラジオ出演、市川海老蔵特別公演《源氏物語》での歌唱および音楽アドバイザーなど、多岐にわたる演奏活動を展開。CDに《B.ストロッツィのカンタータ集》(「レコード芸術」ヘヴィ・ローテーション盤)、《No early music, No life?》(朝日新聞推薦盤)など、著作に『イタリア貴族養成講座』(集英社)など。連載記事多数。NHKラジオ・イタリア語講座講師。放送大学、学習院生涯学習センター非常勤講師。在日本フェッラーラ文化大使。日本演奏連盟会員。実力派オペラ歌手4名による男性声楽ユニット“La Dill (ラディル)”メンバー。平成24年度(第63回)芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。二期会会員
(2015年6月現在)

 
 
 
 
 
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