山口県出身。
東京音楽大学声楽演奏家コースを首席で卒業、同大学大学院声楽専攻修了。ザルツブルグモーツァルテウム音楽院マスタークラス修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。平成18年度文化庁新進芸術家国内研修員。第18回奏楽堂日本歌曲コンクール第3位入賞。第15回日仏声楽コンクール第2位及び日本歌曲賞を受賞。
2008年2月二期会『ワルキューレ』(飯守泰次郎指揮)グリムゲルデで二期会オペラデビュー。また、同年9月には新日本フィル定期『ばらの騎士』(クリスティアン・アルミンク指揮)に出演し好評を博す。以降、二期会ニューウェーブオペラ『ウリッセの帰還』主役ペネロペ、二期会『オテロ』エミーリア、同『魔笛』侍女Ⅲ、横須賀芸術劇場『霊媒』ババ、同『泥棒とオールドミス』ミス・トッド等に出演。さらに、日生劇場『ルサルカ』森の精3、同『魔笛』侍女Ⅲ、新国立劇場でも2015年『ラインの黄金』、2016年『ワルキューレ』、2017年『カルメン』等、存在感ある美声と高い音楽性で好評を博している。
また、ワーグナー作品にも定評があり、東京フィルオーチャードホール20周年ワーグナーガラコンサート(飯守泰次郎指揮)、2013年びわ湖ホール・神奈川県民ホール共同制作『ワルキューレ』シュヴェルトライテ、東京・春・音楽祭においては、2014年『ラインの黄金』、2015年『ワルキューレ』、2017年『神々の黄昏』に出演。2018年にはバイロイト音楽祭『ワルキューレ』グリムゲルデ(プラシド・ドミンゴ指揮)に、バイロイト音楽祭総監督/カタリーナ・ワーグナー氏からの直々のオファーにより出演、話題をよんだ。2019年新交響楽団(飯守泰次郎指揮)『トリスタンとイゾルデ』<演奏会形式>ブランゲーネ、同年東京・春・音楽祭子どものためのワーグナー『さまよえるオランダ人』マリー、2020年びわ湖ホールプロデュースオペラ『神々の黄昏』等立て続けに出演している。コンサートでも全国各地のオーケストラと共演、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「合唱幻想曲」「第九」、メンデルスゾーン「エリア」、ヴェルディ「レクイエム」等のソリストを務める。第56回NHKニューイヤーオペラコンサートに出演。平成24年度山口県芸術文化振興奨励賞受賞。二期会会員
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photo:Yoshinobu Fukaya(aura)
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