埼玉県出身。
東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。声楽を水野賢司氏に師事。ディズニー主催「ディズニープリンセスアカデミー」初代歌のお兄さん。新国立劇場オペラ研修所第6期生修了。2006年より文化庁在外研修員としてイタリア・ボローニャへ留学。セルジョ・ベルトッキ、パオラ・モリナーリの各氏に師事。留学中、ボローニャ大学にてモーツァルト「戴冠式ミサ」のテノールソロをつとめる。
オペラ研修所在所中は、『こうもり』アルフレード、ブリント、『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ、『ラ・ボエーム』ロドルフォなどをつとめる。修了後も、『カルメル会修道女の対話』第一の人民委員、『ファルスタッフ』バルドルフォ、『外套』ルイージ、『ジャンニ・スキッキ』ゲラルド、『スペインの時』トルケマダで賛助出演。
2007年イタリア・トラーパニにて行われたジュゼッペ・ディ・ステーファノ国際コンクールにおいて『リゴレット』のマントヴァ公爵役を獲得、同役にて出演。シンガポール・リリック・オペラでは、2010年『ラ・ボエーム』ロドルフォ、『魔笛』(創立20周年記念公演)タミーノ、2011年『サロメ』ナラボート、2013年『椿姫』アルフレードで出演する等、現地でも高い評価を得た。
国内では、2009年二期会『カプリッチョ』イタリア人テノール歌手、2010年『魔笛』武士1、2011年『トゥーランドット』ポン、2012年『パルジファル』聖杯守護の騎士1、2013年『マクベス』マルコム、2014年『チャールダーシュの女王』ボニ、2015年『ダナエの愛』ポルックス、2016年9月『トリスタンとイゾルデ』メロートで出演。同年11月には、日生劇場『後宮からの逃走』ペドリッロ、2018年『コジ・ファン・トゥッテ』フェランドで好評を博す。2019年8月サントリーホール サマーフェスティバル『リトゥン・オン・スキン』(日本初演)第3の天使/ヨハネ、10月グランドオペラ共同制作『カルメン』レメンダード、2020年横須賀芸術劇場『リゴレット』マントヴァ公爵で出演。
新国立劇場での出演も数多く、2007年新国立劇場10周年記念コンサートに出演し、以降、2012年高校生のためのオペラ鑑賞教室『ラ・ボエーム』パルピニョール、2014年『パルジファル』聖杯守護の騎士1に出演、2015年1月には『こうもり』アルフレードで好評を博す。続けて同年5月『ばらの騎士』ファーニナル家の執事、2016年『ウェルテル』シュミット、2017年『カルメン』レメンダード、2018年『ファルスタッフ』フェントン、2020年『夏の夜の夢』ライサンダー、2021年4月ロシア・オペラのダブルビル『夜鳴き鶯&イオランタ』アルメリック、7月『カルメン』ではドン・ホセにて初日に急遽出演。続けて鑑賞教室公演でも同役で出演し、話題を呼んだ。11月『ニュルンベルクのマイスタージンガー』クンツ・フォーゲルゲザングに続き、12月『蝶々夫人』ピンカートンでは実力を発揮したパフォーマンスが光り、高評を得る。
コンサートでは、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、ヴェルディ「レクイエム」、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」「第九」等のソリストとしても活躍。シャルル・デュトワ指揮NHK交響楽団とは2012年『夜鳴きうぐいす』と2015年『サロメ』で共演。他にも東京交響楽団、東京フィル、新日本フィル、東京シティ・フィル、群馬交響楽団、札幌交響楽団、名古屋フィル、大阪フィル、九州交響楽団等全国各地のオーケストラと共演。
2015年3月西武プリンスドームにてプロ野球開幕戦の国歌独唱を務める。
メディアにおいても、フジテレビ「痛快TVスカッとジャパン」、BSフジ「レシピ・アン~リゾートとオペラの出会い~」、BS日テレ「うたに恋して」に出演する等活躍の場を広げている。
今後は2022年7月新国立劇場 高校生のためのオペラ鑑賞教室 2022『蝶々夫人』ピンカートン、8月名フィル第83回市民会館名曲シリーズ〈欧州音楽紀行Ⅲ イタリア〉、11月県民名曲シリーズ第15回音楽劇「ノートルダム・ド・パリ」フィーバス、2023年2月新国立劇場『ファルスタッフ』フェントンで出演予定。二期会会員
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(2022年4月現在)
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