栃木県出身。東京芸術大学声楽科卒業。同大学院修了。二期会オペラ研修所第48期マスタークラス修了(修了時に優秀賞及び奨励賞受賞)。2001年国際ロータリー財団奨学生、02年イタリア政府給費奨学生としてイタリア、G・ニコリーニ国立音楽院に留学。イタリアでM・グロッピ女史、F・ダルテーニャの各氏に師事。留学中「ウエスト・サイド・ストーリー」(L・カッジャーティ指揮)トニー役などでイタリアのオーケストラと共演し、リベルタ紙等で好評を得る。2009年より文化庁新進芸術家海外留学研修員としてニューヨークにて研鑽を積む。メトロポリタン歌劇場音楽コーチのP・ヴァレー、ジュリアード音楽院のR・ヌヴァー等に師事。ニューヨークカーネギーホール・ヴァイルリサイタルホールでコンサートに出演する他、ミラノ、ヴェローナ、ピアチェンツァ、台湾、などでも舞台やコンサートに出演。第8回全日本ソリストコンテスト優秀賞(声楽部門最高位)。
日本ではこれまでに『椿姫』アルフレード、『蝶々夫人』ピンカートン、『コシ・ファン・トゥッテ』フェランド、『ドン・ジョヴァンニ』オッターヴィオ、『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョ、『こうもり』アルフレード等、数多くのオペラに出演。
東京二期会には『仮面舞踏会』(O・レナルト指揮)判事役でデビュー後、『ナクソス島のアリアドネ』(鵜山仁演出)、『ラ・トラヴィアータ』(宮本亜門演出)、『サロメ』(P・コンビチュニー演出)、東京二期会60周年記念『こうもり』(白井晃演出・アルフレード役)、『チャールダーシュの女王』(田尾下哲演出・ボニー役)、『ダナエの愛』(深作健太演出・ポルクス役)、『フィガロの結婚』(宮本亜門演出・バジリオ役)に出演。その他、2007年小澤征爾音楽塾『カルメン』(特別演奏会)、NHK交響楽団定期公演『ラ・ボエーム』(演奏会形式、N・サンティ指揮)、08年文化庁人材育成公演『ポッペアの戴冠』ネローネ、東京オペラの森特別公演『エフゲニー・オネーギン』、12年銀座オペラ『トスカ』、13年日生劇場『リア』、14年NHK音楽祭『サロメ』(ワレリー・ゲルギエフ指揮)、15年神奈川県民ホール『金閣寺』、17年『ドラマティック古事記』(於: 新国立劇場)など数多くの舞台に出演し、その溌剌とした歌唱と存在感のある演技は常に高い評価を得ている。
コンサートでは、パヴレ・ディシュパイ指揮シューベルト「Es-durミサ」でデビュー後、ベートーヴェン「第九」、プッチーニ「グローリアミサ」、モーツァルト「戴冠ミサ」「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」、バッハ「カンタータ」等でソリストとしても活躍。
2011年より、オペラ界のスターによる男声ユニット「The JADE(ザ・ジェイド)」メンバーとして活躍する他、NHK「ラジオ深夜便」でミッドナイトオペラを担当するなど、活躍の場が広がっている。http://thejade.jp/
二期会会員。
http://yaplog.jp/dachin55/
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