東京都出身。東京藝術大学大学院修了後、ドイツ国立ケルン音楽大学で学ぶ。同大学在籍中にケルン市立歌劇場オペラスタジオ研修生となり、専属歌手として契約した。同歌劇場では、『フィガロの結婚』ケルビーノ、『蝶々夫人』スズキ、『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼルなど40以上の演目に出演する他、シュトゥットゥガルト州立歌劇場、シュヴェツィンゲン音楽祭、ベルギー・フランドルオペラ等にて幅広く活躍。国内では二期会『トリスタンとイゾルデ』ブランゲーネ、大阪フィル『サロメ』ヘロディアス、新国立劇場『アルマゲドンの夢』インスペクター等の他、近年も新国立劇場『ばらの騎士』アンニーナ、『ジュリオ・チェーザレ』コルネーリア等を演じ、好評を博した。
コンサートでは、ルビアナ放送響とのマーラー「千人の交響曲」、ミラノ放送響とのモーツァルト「レクイエム」等でソリストを務める他、国内でもN響をはじめとする主要オーケストラとのベートーヴェン「第九」、マーラー「交響曲第2番<復活>」「大地の歌」等のソリストを務め、国内外で信頼を得ている。ソロリサイタルではハイドン、ベルク等の歌曲を披露し好評を博した。また、ソロデビュー盤となったCD「メアリ・スチュアート女王の詩／シューマン 後期歌曲集」（ALM RECORD）は、2013年度（第51回）レコード・アカデミー賞声楽曲部門受賞、2021年7月には2ndアルバム「アルバン・ベルク 若き日の歌」をリリース。第70回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
今後は、大阪フィル×尾高忠明 マーラー＜復活＞等に出演予定。二期会会員