スタイリッシュで端正な演唱で高い評価を得る逸材
奈良県出身。北海道大学理?を経て、北海道教育大学札幌分校特設音楽科卒業。二期会オペラスタジオ第34期修了。修了時に優秀賞受賞。平成4年度文化庁芸術インターンシップ研修員。
日本人離れした輝かしい声と豊かな音楽性に基づく的確な音楽解釈により、バロックから現代に至るまで数々のコンサート・ソロ・レパートリーを、更にはドラマ性重視の卓越した演技力を駆使し、モーツァルト『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』『魔笛』、ヴェルディ『リゴレット』『トロヴァトーレ』『椿姫』『仮面舞踏会』『運命の力』等、幅広いオペラ・レパートリーを持つ。
二期会では『学生王子』ルーカスでデビュー後、『ジャンニ・スキッキ』ベット、『メリー・ウィドー』サン=ブリオッシュとダニロ、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、『こうもり』ファルケ、『ヘンゼルとグレーテル』ペーターに出演。『メリー・ウィドー』のダニロではオペレッタの新境地を開拓し絶賛された。07年『ダフネ』(新制作・日本初演)でも存在感を発揮している。
新国立劇場には『カルメン』モレラスの後、『光』の主役ミツダが評価され、『セビリアの理髪師』フィオレッロ、『愛怨』玄照皇帝、『道化師』シルヴィオと出演が続き、『カルメン』『黒船』へも出演し大好評を博している。
新作オペラの出演も多く、特に三枝成彰『Jr.バタフライ』では、超難役の詩人を04年東京、05年神戸と快演、06年8月イタリアのプッチーニ・フェスティバルでは唯一人イタリア語で挑み、満場の喝采を浴びた。09年11月には新国立劇場『ヴォツェック』(バイエルン州率歌劇場との共同制作)にも出演。2010年11月、東京二期会『メリー・ウィドー』にもダニロ役で出演する。二期会会員
(2010年10月現在)
|