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菅 有実子

カン ユミコ
メゾソプラノ
会員
 

艶のある深い声質で聴衆を圧倒するたぐい稀な存在感のディーヴァ

東京都出身。東京芸術大学卒業。同大学院修了。
第62回日本音楽コンクール声楽オペラ・アリア部門第2位入賞。
第26回日伊声楽コンコルソ入選。第1回日本声楽コンクール入選並びに田中路子賞受賞。二期会公演『ラインの黄金』フロスヒルデ、『ワルキューレ』ヴァルトラウテ、『フィガロの結婚』ケルビーノ、「珠玉のドイツオペラ」(演奏会形式)に『ばらの騎士』オクタヴィアンで出演。同役で95年NHKニューイヤー・オペラコンサートに出演。その他『カルメン』タイトルロール、『アルジェのイタリア女』イザベラ、『コシ・ファン・トゥッテ』ドラベッラなどに出演。98年5月には新国立劇場『魔笛』で侍女3をつとめた後、7月二期会『フィガロの結婚』ケルビーノ、12月新国立劇場・二期会共催『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼルと続けてズボン役を演じ、溌剌とした演技と歌唱で期待に応えている。99年1月には新国立劇場『カルメン』メルセデス役を務めている。2000年2月二期会公演『魔笛』侍女2役、8月には『真夏の夜の夢』オベロン役を好演。2001年3・4月は新国立劇場『ラインの黄金』、2002年3・4月は新国立劇場『ワルキューレ』に出演し好評を博した。
2005年7月二期会ドイツの気鋭演出家カロリーネ・グルーヴァー、クリスティアン・アルミンク指揮『フィレンツェの悲劇』ビアンカでは演出意図を見事に具現化し新境地を拓き、以後も充実した演奏活動を続けている。
また東京フィル・オペラコンチェルタンテシリーズ「ウェストサイドストーリー」「アルジェのイタリア女」「アドリアーナ・ルクヴルール」「ムツェンスクのマクベス夫人」、第50回芸術祭大賞受賞『ヒンデミット/3部作』に出演。東京都交響楽団定期演奏会「エレクトラ」に出演。コンサートの分野では、92年に日本演奏連盟のオーディションにより、デビューリサイタルを東京文化会館小ホールにて開催。ベートーヴェン「第九」「ミサ・ソレムニス」、マーラー「交響曲第八番」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、バッハ「クリスマスオラトリオ」「ミサ曲ロ短調」「マタイ受難曲」など多くの宗教作品のソリストとして、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、など多くのオーケストラと共演している。
常にハイレヴェルの歌唱によるオーケストラとの共演は枚挙に暇がない。艶のある深い声質とともに優美な舞台姿が大きな魅力である。東京音楽大学教授。二期会会員
(2012年12月現在)

 
 
 
 
 
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