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オペラの散歩道 二期会blog

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永井 和子

ナガイ カズコ
メゾソプラノ
会員
 


完成されたテクニックと柔軟な音楽性で
マエストロたちの信頼も厚い名花


長野県出身。国立音楽大学卒業。同大学院オペラ科修了。二期会オペラスタジオ修了。修了時に第1回川崎静子賞受賞。文化庁オペラ研修所修了。文部科学省在外派遣として、ジュネーブにて研鑚を積む。第19回民音コンクール第1位入賞。第1回グローバル東敦子賞受賞。第15回ジロー・オペラ賞受賞。第2回村松賞受賞。87年ジュゼッペ・シノーポリに見出され、サントリーホールオープニング記念公演『蝶々夫人』(演奏会形式)のスズキに抜擢され絶賛された。この成功により、ベルリン・ドイツ・オペラ、ヴェネチアのフェニーチェ歌劇場、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院ホールでの演奏会に招かれ、本格的な海外での活動をはじめた。その後同氏とは内外でマーラーの交響曲のソリストとして共演、特にロンドンで行われた「千人の交響曲」はコンサートの他に録音も行われ話題を呼ぶなど、わが国を代表するメゾ・ソプラノの一人として国際舞台での地位を築いている。国内では『シンデレラ』『カルメン』タイトルロール、『セビリアの理髪師』ロジーナ、『イドメネオ』イダマンテ、『運命の力』プレツィオシルラ、『神々の黄昏』フロスヒルデ等で既にオペラ歌手として不動の名声を確立。Bunkamuraオペラ劇場『マダム・バタフライ』(ミラノ初演版)、團玖磨作曲『素戔鳴』、新国立劇場開場記念公演『建・TAKERU』、長野オリンピック開催記念『信濃の国・善光寺物語』などの新作オペラにも主役級の役で出演。01年團伊玖磨新作歌曲「マレー乙女の歌へる」を初演した他、05年コスタリカ招聘公演『蝶々夫人』に持ち役スズキで出演、熱狂的な成功を収め、地元各紙から絶賛された。06年7月二期会『蝶々夫人』においてもスズキ役にて聴衆を魅了したことは記憶に新しい。2010年6月、新国立劇場『鹿鳴館』草乃役でも高い評価を得ている。
2012年11月にも西本智実プロデュース公演 オペラ『蝶々夫人』スズキで圧倒的な存在感を示し聴衆を魅了した。
コンサートでも、N響をはじめ主要オーケストラと共演が多く、現代曲までをカバーするその安定した歌唱、多彩なレパートリーは、貴重な存在として厚い信頼を得ている。東京藝術大学教授。二期会会員(2012年12月現在)

 
 
 
 
 
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