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大倉 由紀枝

オオクラ ユキエ
ソプラノ
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端正な美声と美貌 実力と華を兼ね備えた日本を代表するソプラノ

福島県出身。国立音楽大学卒業。東京芸術大学大学院修了。
第13回民音コンクール第1位受賞。イタリアに留学後、『カプレッティ家とモンテッキ家』のジュリエッタでデビュー。
これまで『ジャンニ・スキッキ』のラウレッタ、『フィガロの結婚』の伯爵夫人、『ドン・ジョヴァンニ』のドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラ、『コジ・ファン・トゥッテ』のフィオルデリージ、小澤征爾指揮『ホフマン物語』のソプラノの四役、『魔笛』のパミーナ等に主演し高い評価を得ている。
また、1990年2月の二期会創立40年記念公演『お蝶夫人』ではタイトル・ロールを演じ、絶賛される。1993年二期会公演『シモン・ボッカネグラ』でアメリア、1995年『黒船』で主役お吉を演じる。1998年9月には新国立劇場・二期会共催公演『アラベッラ』タイトル・ロールを見事に歌いあげた。2002年2月二期会創立50周年記念公演『フィガロの結婚』伯爵夫人で喝采を浴び、2003年1-2月新国立劇場『アラベッラ』のタイトル・ロール、2003年7月二期会=ケルン市立歌劇場共同制作『ばらの騎士』の元師夫人と、相次いでリヒャルト・シュトラウスの大役を演じて好評を博した。透明な声質を持ちながら力強さも備えた希有な才能に恵まれており、ノーブルな舞台姿と相まって、絶賛を浴びた。
近年も新国立劇場『鹿鳴館』影山伯爵夫人朝子などに主演し艶やかな演唱で聴衆を魅了している。

コンサート活動に於いては、ベートーヴェン「第九交響曲」を始め、小澤征爾指揮サイトウキネンオーケストラによるマーラー「交響曲第2番(復活)」、「交響曲第8番(千人の交響曲)」「嘆きの歌」やハイドン「天地創造」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、ヴェルディ「レクイエム」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、ブリテン「戦争レクイエム」等幅広いレパートリーを持ち、特にN響定期オネゲル「火刑台上のジャンヌ・ダルク」(若杉弘指揮)では聖女マルグリットを歌い高い評価を得る。また最近ではペーター・シュライヤー指揮ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」のソリストをつとめるなど、国内外の著名な指揮者やオーケストラと数多く共演している。また近年は声楽コンクールの審査員としても後進の育成に力を注いでいる。国立音楽大学特任教授。いわき応援大使。二期会会員
(2019年6月現在)

 
 
 
 
 
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