二期会21
オペラの散歩道 二期会blog

二期会アーティスト検索

戻る 検索トップに戻る

 

木村 俊光

キムラ トシミツ
バリトン・バス
会員
 


芸術文化への功績により、2010年秋に紫綬褒章、2016年秋に旭日小綬章が贈られた


北海道生まれ。1967年桐朋学園大学卒業。同年、日本音楽コンクール声楽部門第一位、海外派遣審査合格。
1968年、渡欧。1969年、ヴェルヴィエ(ベルギー)国際声楽コンクール第1位。フランシスコ・ヴィニャス(バルセロナ/スペイン)国際音楽コンクール第1位。
2010年秋、長年の芸術文化への功績が認められ、紫綬褒章を受章。2016年11月には旭日小綬章受章。

1970年、ウィーン国立音楽大学を首席で卒業。ドイツ・デュッセルドルフ・ライン歌劇場と契約、以後16年間専属歌手として活躍。『フィデリオ』のピッツァロで日本でのオペラデビューを飾る。
1971年、ミュンヘン国際音楽コンクール最高位受賞。1973年、第1回ジローオペラ賞の大賞を受賞。1974年、芸術選奬文部大臣新人賞を受賞。この間ライン歌劇場の第1バリトン歌手として数多くのオペラに出演する傍ら、リートやオラトリオ等の演奏会にもソリストとしてヨーロッパ各地に客演、エレーデ、サヴァリッシュ、シュタイン、ホルライザー、マタチッチ、M=プラデルリ、インバル、フルネ等著名指揮者と共演した。また日本にも度々帰国し、オペラやコンサートに出演。1985年、ライン歌劇場より東洋人として初めて終身雇用の権利を得る。
1986年、日本に本拠を移す。帰国後も国内はもとより、韓国(90年)、中国(92年)、アメリカ(93、95年)等でも客演。デビュー以来の出演回数は悠に1500回を越える。
1996年、第52回日本芸術院賞を男性声楽家として初めて受賞。
オペラやコンサートにおいて常に第一人者の地位を占め、新国立劇場には1997年開場記念公演『建・TAKERU』、98年『魔笛』などに出演。5年9月三木稔『じょうるり』阿波の少掾で存在感を示し、近年も2009年6月、新国立劇場『修禅寺物語』面作師夜叉王など、活躍を続けている。
日本音楽コンクール並びに日本歌曲コンクール審査員、出光音楽賞選考委員等を歴任。
2000年9月、ミュンヘン国際音楽コンクールからの要請により、審査員として招聘された。二期会会員
(2016年11月3日)

 
 
 
 
 
戻る 検索トップに戻る