タグアーカイブ: 長谷川顯

二期会アーティストの出演したデュトワ&N響『カルメン』がいよいよテレビ放送されます!!

二期会アーティストが多数出演いたしました、N響定期 ビゼー『カルメン』(演奏会形式)が、3月5日、12日の2週にわたりNHK Eテレ「クラシック音楽館」にて放送されます。
NHKホールでの2公演のチケットがいずれも完売し、大きな反響を呼んだシャルル・デュトワ指揮による昨年12月の公演の模様です。
士官モラーレスにバリトン与那城 敬、ホセの上官スニーガにバス長谷川 顯、カルメンの2人の女友達、フラスキータにソプラノ平井香織、メルセデスにメゾソプラノ山下牧子、そして密輸業者レメンダードにテノール高橋 淳が出演しています。

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与那城 敬
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長谷川 顯
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平井香織
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山下牧子
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高橋 淳

第1幕でのモラーレスやスニーガの歌唱、第2幕でのフラスキータ、メルセデス、レメンダード、ダンカイロらがカルメンと歌う五重唱、第3幕での女たちの三重唱など、デュトワの指揮の下、躍動する二期会アーティストの演奏にどうぞご期待ください。
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マエストロとカルメン役ケイト・アルドリッチさんを中心にキャスト勢揃いで
◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
NHK Eテレ「クラシック音楽館」
NHK交響楽団第1851回演奏会(指揮:シャルル・デュトワ)
ビゼー:歌劇「カルメン」(全4幕・フランス語上演・演奏会形式)

放送日時:
  2017年3月5日(日)よる21:00~ 前半(第1幕、第2幕)
  2017年3月12日(日)よる21:00~ 後半(第3幕、第4幕) 
放送局:NHK Eテレ
出演(二期会):
  モラーレス:与那城 敬(バリトン)
  スニーガ:長谷川 顯(バス)
  フラスキータ:平井香織(ソプラノ)
  メルセデス:山下牧子(メゾソプラノ)
  レメンダード:高橋 淳(テノール)
(収録:2016年12月9日(金) NHKホール)
▼全出演者等、番組詳細はこちらをごらんください
クラシック音楽館 - NHKオンライン

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【放送予定】12/9(金)18:00~NHK-FM「N響演奏会」はビゼー歌劇『カルメン』(演奏会形式)生放送

N響定期演奏会の模様を生放送でお届けしている、NHK-FM「N響演奏会」。12月9日(金)の放送では、N響名誉音楽監督シャルル・デュトワ指揮による ビゼー作曲 歌劇『カルメン』(演奏会形式)の模様が放送されます。
この演奏会に二期会からは、与那城 敬、長谷川 顯、平井香織、山下牧子、高橋 淳ら実力派が出演。破滅へと向かう愛の一大ドラマを盛り上げます。どうぞお楽しみに!
なお演奏時間が3時間40分に亘るため、放送開始時間(開演時間)は通常より早い18:00になりますのでご注意ください。

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与那城 敬
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長谷川 顯
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平井香織
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山下牧子
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高橋 淳

◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
NHK-FM「N響演奏会」
《第1851回 定期演奏会 Aプログラム》

放送日時:2016年12月9日(金) よる18:00~22:00 
放送局:NHK-FM (※地域により周波数が異なります)
演奏曲目:
   ビゼー作曲:歌劇『カルメン』(演奏会形式)
指揮:シャルル・デュトワ
管弦楽:NHK交響楽団
出演(二期会):
   スニーガ:長谷川 顯(バス)
   モラーレス:与那城 敬(バリトン)
   フラスキータ:平井香織(ソプラノ)
   メルセデス:山下牧子(メゾソプラノ)
   レメンダード:高橋 淳(テノール)
▼放送の詳細はこちら
放送予定 2016年12月9日(金) 6:00pm ~ 10:00pm - NHK交響楽団
▼ネットラジオでもお楽しみいただけます!
らじる★らじる - NHKネットラジオ
※局の都合により放送予定が変更になる場合があります。

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扉の向こうのドン・ジョヴァンニ、時を超えて、交感する

東京二期会オペラ劇場2011年11月公演『ドン・ジョヴァンニ』は、ベルリン、シュトゥットガルト、ウィーンでキャリアを積み、ドレスデン歌劇場、ウィーン国立歌劇場等、一流の歌劇場で活躍を続ける演出家カロリーネ・グルーバーを迎え、11月23日にライン・ドイツオペラ(デュッセルドルフ/デュイスブルク)との国際共同制作のプレミエ公演が東京・日比谷の日生劇場で幕を開けました。
1カ月以上に及ぶ濃密な稽古の成果を発揮し、観客の心を揺さぶるメッセージ性の強い舞台となりました。
話題の多かった今回の公演を、舞台写真と共に、振り返ります。
★11月23・26出演組(撮影:鍔山英次)
☆11月24・27日出演組(撮影:三枝近志)



ドン・ジョヴァンニ(宮本益光)の屋敷に迷い込んだ、マゼット(近藤 圭)とツェルリーナ(盛田麻央)。皆、生きている時代の異なる人々。後ろでは、ドン・ジョヴァンニが次々と女性と出会っては消えていく。レポレッロは大塚博章。


目に飛び込んでくるのは、アーノルド・ベックリンの「ユリウスとカリプソ」をモチーフにした大きな絵。
ドン・ジョヴァンニとは誰なのか?


奇妙な晩餐会。
テーブルにつくのは左からマゼット(北川辰彦)、レポレッロ(久保和範)、ツェルリーナ(嘉目真木子)。


ドンナ・アンナ(文屋小百合)の父、騎士長(斉木健詞)はドン・ジョヴァンニに殺されてしまいます。婚約者のドン・オッターヴィオ(今尾 滋)が慰めますが、聞き入れる風ではありません。


sentire odor di femmina...
女の匂いがする。ドン・ジョヴァンニ(黒田 博=写真右)は鼻が効くのです。
現れるのは、ドンナ・エルヴィーラ(佐々木典子=写真左)。


レポレッロ(久保和範=中央)のカタログの歌。
Madamina, il catalogo è questo
7つの扉から出入りする登場人物。異なる時をつなぐ扉です。
1887年、1813年、1789年、1848年、…と年号が書かれていました。


Il labbro è mentitor, fallace il ciglio!
唇は嘘つきで、目は偽り。
ドンナ・エルヴィーラ(小林由佳)は、ドン・ジョヴァンニを忘れることはできないのです。
愛の深さと気丈さと執着心は紙一重。魅力的なドンナ・エルヴィーラ像を見せてくれました。


Poverina, poverina! 「可哀そうに!」
このいい男ぶり。


父を殺したのはドン・ジョヴァンニと知りつつ、魅かれているドンナ・アンナ(増田のり子=左)にCosa è stato? 「どうしました?」と暢気に聞くドン・オッターヴィオ(望月哲也=左から2番目)。
2人は同じものを見ても、まるで別の景色、なのですね。
しかし、ドン・オッターヴィオをここまで豊かに聴かせてくれる歌手もそう多くはいないです。
ドンナ・アンナには見えなかったとしても。


ドンナ・アンナが歌う強烈なアリア。
Era già alquanto avanzata la notte, 「私が夜一人でいるときに」
紗幕の後ろで、ドンナ・アンナとドン・ジョヴァンニの逢瀬が映ります。
真実はどちら? まるで、羅生門のような。


ドン・ジョヴァンニは、ツェルリーナを誘惑します。
こちらもマゼットという新婚の夫がいますが、その魅力には抗しきれず。




マゼットがツェルリーナの存在を無いもののようにして踊る中、Batti, batti, 「私をぶっていいから仲直りしましょう」というツェルリーナのアリア。
この複雑な演技をしつつ、アリアを歌うという、離れ技。


リベルタゲーム。Viva la liberta! 「自由万歳!」
びわ湖ホール公演では客席から参加してくださった方がいらっしゃったとか。


登場人物それぞれにカリプソの絵が降りてきます。
人は待ち望み、憧れずにはいられない。


騎士長の亡霊は、今回は“正しき人”として現れます。
長谷川 顯の堂々とした終幕の存在感。


地獄に落ちたドン・ジョヴァンニですが、また出てきて笑っています。
すると、ドンナ・アンナも、ドンナ・エルヴィーラも、ツェルリーナも服を脱ぎ捨てて、
花嫁のようなベールをまとって嬉しそうに踊る、というのは一体、何を表しているのでしょうか。


ハッピーエンドとも取れますが、解けない謎を残したとも。
皆様の心に、ドン・ジョヴァンニと、彼をめぐる人々に思いが残れば、幸せに思います。

マエストロ沼尻竜典と、共に奏でたトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズに支えられた公演でした。
ご来場ありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

そして、日生劇場で4回の公演の後、12月4日に びわ湖ホールへ。
びわ湖ホールの公演当日は、良く晴れて、京都に向かう新幹線の窓から、虹を見ることができました。
びわ湖畔の山々も美しい紅葉に染まっていて、初冬ながら、おだやかな日曜日。
東京公演の様子も風の便りに伝わっていて、「何や観に行こか」という空気が柔らかい。
以下、びわ湖雑記。

前を歩いていた若いカップルの会話。
「ドン・ジョヴァンニの話は知っとるか?」
「知っとぅよ。女たらしが地獄に落ちる話やろ?」
この明快さ。一本!
京都市営地下鉄「蹴上」から「浜大津」に向かう途中。
「あぁ、しんど」「今日は日曜や」「今からアベック出てくる時間や」
京の女子高生恐るべし。

帆かけ舟

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ウィーンの貴婦人のモットーは、片目に涙、片目に笑い

安井陽子(ソプラノ)、井坂 惠(メゾソプラノ)、高橋 淳(テノール)、加納悦子(メゾソプラノ)、小貫岩夫(テノール)、経種廉彦(テノール)、國光とも子(ソプラノ)、加茂下 稔(テノール)、長谷川 顯(バスバリトン)等、二期会オペラでもおなじみの歌手勢が揃って出演した新国立劇場「ばらの騎士」公演が、4月22日(金)に最終日を迎えました。

R.シュトラウスの「ばらの騎士」は、人気の高い作品ですが、どの役にも高い歌唱力、優れたアンサンブルが求められるため、プロダクションの力も試されます。
東日本大地震により、来日予定だった出演者の相次ぐ変更、プレミエ(公演の初日)が延期になるなど、関係者には苦労も多かったことと思いますが、出演者の士気はすこぶる高く、予定通り来日した、オックス男爵役のフランツ・ハヴラタ、元帥夫人マルシャリンを歌うため急遽ドイツから飛んできてくれたアンナ=カタリーナ・ベーンケの気品と存在感も舞台全体の吸引力となり、熱のこもった公演となりました。
新聞各紙でも高評が並び、歌手陣の奮闘ぶりと合わせ、2006年の再演となったジョナサン・ミラーの演出も再評価された様子です。

第一次世界大戦前に時代を移した設定のためか、登場人物の本来の気性か、元帥夫人は、一人になったときも凛としてめそめそしない強さがあり、またゾフィーも身分は平民の娘でありながら、なかなかの自尊心も示し、いずれも自立型の女性たちが描かれていて魅力的です。

走り去っていくオクタヴィアンを、シガレットを手に元帥夫人が窓から見送る一幕最後、つばの広いボンネット、黒のすっきりしたドレスを着こなし「何事にも時があります」と言い放つ三幕、いずれも立ち姿の美しさは、アンナ=カタリーナ・ベーンケさんの魅力でもあり、香りともいうべきもの。
オクタヴィアン(井坂惠)は、ロフラーノ伯爵としてふるまう公の場面もさることながら、甘える表情も、オックスを陥れる可愛い女中姿(変装)も危ういほど魅惑的。

アンニーナ役の加納悦子は、何と贅沢な配置でしょう。これまでにオクタヴィアンも歌っていますが、今回は、ちょっといかさま師みたいなイタリア人のヴァルツァッキ(高橋淳)と組んで、体裁を取り繕う貴族を逆手にとり、お金をせびったりする役です。
ケルンからキャリアをスタートさせた加納は、オペラの舞台はなじみのある場なのか、生き生きとした人物をクリアに演じてみせ、登場するたび新鮮な面白さです。
2幕最後のオックスとアンニーナの場面は、これまでの「ばらの騎士」にはないクライマックス!歌詞のひとつもおろそかにしない、隅々まで神経の行き届いた彼女の音楽は、聴く人の生きる喜びです。加納のリサイタルとなる7月16日(土)の「二期会ゴールデンコンサート」(津田ホール)が楽しみ!

安井陽子は、2008年6月の東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』ツェルビネッタを演じて以来、注目のソプラノ。『魔笛』夜の女王の最高音を現在、もっとも確実に音楽的に聴かせることのできる歌手の一人でしょう。今回は、気取りのない闊達な性格のゾフィーを演じ、柔らかい歌声で客席を魅了し、大きな拍手を浴びました。

ものがあふれる都会に住みながら、ふと明日に不安を覚えるような東京で、ともに余震をしのぎつつ、今回の「ばらの騎士」の公演をつとめあげた歌手の姿に、客席は大いに勇気づけられたに違いありません。

ウィーンの貴婦人のモットーは、片目に涙、片目に笑い(公演プログラムから)

▼新国立劇場のサイトに公演写真、インタビューが掲載されています
ばらの騎士 - 公演記録|新国立劇場
「ばらの騎士」指揮者マンフレッド・マイヤーホーファー、元帥夫人役アンナ=カタリーナ・ベーンケ インタビュー【映像】 - ニュース|新国立劇場

帆かけ舟

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成人の日コンサート2008 稽古も順調に!

みずほフィナンシャルグループ主催「第19回成人の日コンサート2008」がサントリーホールにて開催されます。
今年の成人の日コンサートの第二部は、『「ドン・ジョヴァンニ」への招待〜青年マゼットの回想』
二期会の精鋭歌手たちが繰り広げる白熱した舞台です。
ドン・ジョヴァンニ役にはこの役を新国立劇場オペラ研修所時代より当り役とするオペラ界の若き騎士・与那城敬。
マゼット役にはピアノやゴスペルの素養もあるという俳優の浦井健治さん。
第19回成人の日コンサート2008
1月14日(月・成人の日)15時開演 サントリーホール大ホール
指揮:大友直人 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
構成台本と演出を田尾下哲。ご期待下さい。残券僅か!
写真はいずれも稽古場にて
長谷川 顯(左)と与那城敬
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(左から)浦井さん、大西ゆか、与那城
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「成人の日コンサート」公演詳細 − サントリーホール
浦井健治さんプロフィール − OFFICE PALETTE

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