二期会21では10月2日(土)に千駄ヶ谷・津田ホールにおいて《二期会ゴールデンコンサートVol.30中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」》を開催致します。
公演に向け、出演者からメッセージが届きましたので、ご紹介します。
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メゾソプラノ 永井和子
演奏予定曲
シューベルト作曲 糸を紡ぐグレートヒェン
コルンゴルト作曲 幸せを願う
「まず、シューベルトの歌曲から始めよう!」―中山先生のレッスンのスタートです。今、楽譜を開くと、当時の私の筆跡に、緊張しながらも先生の注意やお話を一言も聴きもらすまいと書き留めた真剣な想いが甦ります。
先生の見事なピアノ伴奏で歌い、教えを受けられた贅沢な時間・・・今、改めて大きな尊いものに包まれて学んだ事に、心が一杯になります。
自分の・・・そして歌うことの原点に引き寄せられるシューベルトの歌曲からの一曲です。
そして感謝と共に全ての幸せを願いコルンゴルドからの一曲です。
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テノール 近藤政伸
演奏予定曲
シューマン作曲 きみの顔/護符/献呈
私の中での中山悌一先生
藝大学部時代、70年安保の余波が藝大にもあり、純粋な芸術家でもあった先生は嫌気がさし潔く退官されてしまった、
幸いにも二年大学院浪人した私は再び戻られた先生のドイツ歌曲の授業を受けることが出来た。二期会デビューの『フィデリオ』では練習中からいつも居らして直接指導をして下さった。
二期会が財団法人(33年前)になったパーティーの席での先生の笑顔が忘れられない。会報の原稿編集の為、ご自宅に呼んでいただき、インタビューをさせて頂いた。創立の由来、二期会の目的、その目的達成の為に何をしてゆくかを直接教えて頂いた。二期会発展の為の特別研修会理事会(箱根一泊・自前ですが・・・)、千駄ヶ谷移転の為の度重なる理事会の他、それぞれの中山先生のお顔が思い出される。昨年10月『蝶々夫人』公演の直前の9月29日に昇天され、上野の寛永寺にて先生とのお別れをさせていただきました。合掌
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二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会「ドイツリートの継承」〜
公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21
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二期会ゴールデンコンサートVol.30「ドイツリートの継承」
二期会ゴールデンコンサート、中山悌一 一周忌特別演奏会 曲目決まる
チラシ(PDFダウンロード) |
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホールVol.30 中山悌一 一周忌特別演奏会」(10月2日〔土〕)の曲目がいよいよ決定いたしました。 昨年9月に逝去した二期会創立メンバーのひとり中山悌一は、我が国のオペラ界における功労者であり、ドイツ歌曲の演奏家としても傑出したバリトンでした。 二期会は、その芸術的業績を継承するため、その一周忌にあたり二期会ゴールデンコンサート・シリーズにおいて故人の名を冠したドイツ歌曲演奏会を開催いたします。 出演者は、日本を代表するリートの名手たち。 皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。 |
【出演者と予定演奏曲目】
釜洞祐子:ブラームス〈あの娘のもとに〉、マーラー〈夏の歌い手交代〉〈別れ遠ざかるのは〉
曽我榮子:シューベルト〈戸外にて〉〈ます〉〈水の上に歌う〉
伊原直子:ブラームス〈永遠の愛〉〈ナイチンゲールに寄せて〉
永井和子:コルンゴルト〈幸せを願う〉シューベルト〈糸を紡ぐグレートヒェン〉
林 美智子:R.シュトラウス〈ダリア〉〈万霊節〉
大槻孝志:ヴォルフ〈シュレッケンベルガー〉〈さようなら〉〈尽きぬ愛〉
近藤政伸:シューマン〈きみの顔〉〈護符〉〈献呈〉
中村 健:R.シュトラウス〈朝に〉〈献呈〉
池田直樹:ヴォルフ〈コフタの歌1〉、〈コフタの歌2〉
多田羅迪夫:ブラームス〈人間の成り行きは〉〈エーオルスのハープに寄せて〉
平野忠彦:ヴォルフ〈ねずみ獲りの歌〉、グリーグ〈君を愛す〉
ピアノ:花岡千春、森島英子
ゲスト(お話):蔵田裕行(関西二期会理事長)
*上記は変更になる場合がございますので予めご了承ください。
◆◆公演概要◆◆
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会〜
公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21
『蝶々夫人』ゲネプロ!
東京二期会オペラ劇場『蝶々夫人』明日幕開けです!
当日のお天気も台風一過の素晴らしい日になるでしょう。
さて、公演に向けて、スタッフ、キャストは7日も遅くまで総仕上げとなる稽古を行い、その写真が現場から届きました。
◆7日ゲネプロ舞台の様子
右上写真、大山亜紀子(蝶々さん/9日・11日)と樋口達哉(ピンカートン/9日・11日)
◆楽屋にて
左から 小原啓楼(ピンカートン/10日・12日)、谷原めぐみ(ケート/10日・12日)、
久保和範(シャープレス/10日・12日)、直野 資(シャープレス/9日・11日)、
佐藤泰弘(ボンゾ/9日・11日)、近藤政伸(仲介人ゴロー/9日・11日)
長い年月を経ても少しも色あせることのない栗山演出の様式美の集大成ともいわれる『蝶々夫人』、二期会の精鋭たちが一丸となって益々パワーアップした公演となります。
1957年より、二期会『蝶々夫人』を演出し続けている栗山昌良氏は、今年83歳を迎えたとはとても信じられない俊敏な動きで、自らきめ細かに演技を指導しました。「『蝶々夫人』には毎回発見があり、プッチーニの素晴らしさ、奥深さをあらためて感じている」と氏の言葉の一言一言に説得力があり、その通り、ぎりぎりまで登場人物の心理や時代背景、所作のひとつひとつまで指導にも熱が入ります。
まさに総合芸術としてのオペラの魅力が凝縮された舞台は、老若男女、そして海外からのお客様にも大変好評です。
栗山氏は、来月の関西二期会『フィデリオ』も演出するという、まさに精力的な活躍ぶりです。
スタッフ、キャスト一同、ご来場をお待ち申し上げております。
▼公演詳細はこちらをご覧ください
2009年10月公演 G.プッチーニ『蝶々夫人』- 東京二期会オペラ劇場