タグアーカイブ: 池田直樹

東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』キャスト・インタビュー~ミルコ・ツェータ男爵役 池田直樹「43年目の舞台に」

11月公演『メリー・ウィドー』キャストからのインタビュー動画、第3回は、ミルコ・ツェータ男爵役のバリトン池田直樹(11/26、28出演)が登場です。1977年『フィデリオ』のドン・フェルナンド役で二期会本公演にデビューした池田。今回の『メリー・ウィドー』が43年目の舞台となります。


東京二期会オペラ劇場『メリー・ウィドー』ミルコ・ツェータ男爵役の池田直樹です。
このオペレッタの舞台は、架空の国「ポンテヴェデロ公国」の公邸です。今、この国はたいへんな財政危機に陥ろうとしていました。
ハンナ・グラヴァリというこのオペレッタの主人公が、事情があってこの国の大富豪と結婚します。けれども、わずか8日で、この大富豪が天に召されてしまったので、ハンナは大変な財産を手にすることになったのです。
この財産が我が国の銀行から消えると、大変な財政危機に陥る。つまり、パリの男とハンナが結婚すると大変なことになるのです。それを阻止するため、ハンナを我が国の男と結婚させたい……そのために色々と策略をめぐらす。それが私の使命であります。さて、どうなりますやら。

27歳のときに、東京二期会の『フィデリオ』で、最後に出てくる大臣ドン・フェルナンドの役でデビューしました。それからもう43年が流れました。この長い間に、たくさんのすてきな役を演じさせていただいております。今回も若い人たちの中でどういうふうに自分の持ち味をいかすことができるか、とても楽しみにしています。
まあ、たくさんの舞台を踏んできましたから、みんなの足を引っ張ることなく、刺激を与えられる存在でありたいと思っています。

●『メリー・ウィドー』でハンナが歌う名曲「ヴィリアの歌」は彼女故郷の恋物語の歌。池田さんの故郷の歌はなんでしょうか?
高校2年の夏に東京に出てきて、それまで考えたこともなかった音楽の道に進むことになりました。そのことを親父に言ったら、父はちょっと寂しそうな顔をして、「おい、お前に鹿児島の歌を教えてやろう」と言って教えてくれました。「鹿児島浜節」です。

*     *     *


▼『メリー・ウィドー』公演情報ページはこちら
2020年11月公演 F.レハール作曲オペレッタ『メリー・ウィドー』 - 東京二期会オペラ劇場

2020年11月25日(水)18:30※、26日(木)18:30★、27日(金)14:00、28日(土)14:00★、29日(日)14:00 日生劇場
(※…プレビュー公演/★…ミルコ・ツェータ男爵役 池田直樹 出演日)
指揮:沖澤のどか/演出:眞鍋卓嗣
管弦楽:東京交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
※9/17現在、11/26(木)・27(金)・28(土)・29(日)公演は予定販売数終了となりました。

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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019
◆第3日 奇跡の“驚”演!! 『フィガロの結婚』ダイジェスト版

開幕まであと3日!!≪NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019≫。今年は3つのオペラをハイライト/ダイジェストでお楽しみいただく3日間。公演紹介記事最終回の今日は、最終日となる6月23日(日)14時開演「第3日 奇跡の“驚”演!! 『フィガロの結婚』ダイジェスト版」です。

通常、多くの作品で2~3時間はかかるオペラの上演には、歌手やオーケストラ、指揮者だけでなく裏にはたくさんのスタッフらが膨大な時間をかけて準備し、稽古を重ねて、ようやく幕が開きます。
今回のNIKIKAI Days公演は、ソリストたちと、オーケストラ代わりのピアノだけ。様々な仕掛けが取り払われる分、音楽に集中することができます。シンプルな演出、語り、台詞など、工夫を凝らし、物語の理解を助けます。しかし、歌手にとっては、大きな挑戦。ダイジェスト、ハイライトというのは、「出番の連続」ということになりますから、かなりの集中力とエネルギーが要るのです。

さて、第3日のキャストは超豪華!これまで二期会オペラをはじめ、数多くの舞台で主要な役を演じて人気を博し、今もなお演奏活動や後進の指導で超多忙な歌手ばかり。今回、こうして揃ったことがまさに“驚”!そして一緒に『フィガロ』を演じる楽しさも奇跡。
伯爵夫人を演じる大倉由紀枝は、「これまでの経験と知識に基づいた超一流の演唱と優しいお人柄の皆様と一緒にフィガロの舞台を作る喜びに、ただただ感謝しています」とコメントを寄せています。
『フィガロ』に描かれるどの役にも言い分があり、えも言われぬ思いがあります。時代も、身分も現実とは違うけれど、いつのまにか、共感しているのは、この作品と、モーツァルトの魅力といってもよいでしょう。

おかげさまで第3日のチケットは既に発売予定全席を《完売》しており、当日券も発売はございません。それだけにチケットを入手された皆様は、この日、一日だけの『フィガロの結婚』をどうぞお楽しみに!

      *     *     *
キャスト:

伯爵
大島幾雄

伯爵夫人
大倉由紀枝

フィガロ
黒田 博

スザンナ
澤畑恵美

ケルビーノ
井坂 惠

バルトロ
池田直樹

マルチェリーナ
岩森美里

ドン・バジリオ/
ドン・クルツィオ
福井 敬

ピアノ
藤川志保

■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019 第3日
奇跡の“驚”演!!『フィガロの結婚』ダイジェスト版

日時:2019年6月23日(日) 14時開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
料金:(全席指定・税込)
   ・普通席:一般¥4,500(予定販売数終了)
   ・プレミアム席:一般¥6,000(予定販売数終了)

チラシダウンロード(PDF)
▼NIKIKAI Days 2019公演情報ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019|主催・制作コンサート - 二期会21

●公演のお問合せ・チケットのご予約は
<6/21(金)『コジ・ファン・トゥッテ』と22(土)『愛の妙薬』を発売中!>
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

●チケット取扱
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日を除く)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:143-147)

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【イベントレポート】「東京二期会サポーターズ☆フェスタ2019」~4月12日神楽坂ラリアンスにて開催いたしました!

去る4月12日(金)12時、神楽坂にあるフレンチレストラン「ラリアンス」にて、「東京二期会サポーターズ☆フェスタ2019」を開催。100名の東京二期会サポーター(二期会オペラ愛好会会員)様と、43名の二期会歌手が集まり、歌とトークの2時間を過ごしました。

当日は、NHK「ラジオ深夜便」に出演のアンカー遠藤ふき子さんと、同番組オペラコーナーで遠藤さんと共演しているテノール高田正人との楽しいトークや、昨年バイロイト音楽祭にソリストとして出演したメゾソプラノ金子美香のトークと歌唱、さらに二期会を代表する歌手や新人歌手が代わるがわる出演し、瞬く間に時が過ぎました。




今後も二期会歌手とお客様が触れ合えるイベントを開催してまいります。二期会オペラ愛好会にお入りでない皆様も是非ご入会頂き、二期会歌手との懇親をお楽しみください。

■当日歌唱曲
ヴェルディ 『椿姫』より 「乾杯の歌」:総勢14名のソリスト
日本歌曲 橋本國彦『お六娘』:金子美香
J.シュトラウスII 『こうもり』より 「乾杯の歌」:新人歌手
ビゼー 『カルメン』より 「闘牛士の歌」:成田博之
J.シュトラウスII 『こうもり』より アデーレのアリア:清野友香莉
ヴェルディ 『リゴレット』より 四重唱:冨平安希子、山下牧子、山本耕平、池田直樹

■当日出演歌手
(ソプラノ)新井ちひろ、伊藤麻里、岩井理花、岩村雅美、内田千陽、清野友香莉、腰越満美、小藤恵理子、柴田紗貴子、武井涼子、竹内伶奈、田崎尚美、田口久仁子、冨平安希子、中西惠子、橋本夏摘、福岡真紀、福嶋由記、藤村佐和子、二見麻衣子、前田洋子、眞玉郁碧、梁瀬彩加、渡邊仁美、渡邊まりえ
(メゾソプラノ)池端 歩、井谷萌子、金子美香、川合ひとみ、花房英里子、山下牧子
(テノール)磯沼 良、大野徹也、志摩大喜、新海康仁、高田正人、新津耕平、樋口達哉、山本耕平
(バリトン)池田直樹、加賀清孝、三戸大久、成田博之

▼ご入会案内とお申込みはこちらから
「二期会オペラ愛好会」のご案内 - 東京二期会

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「NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019」 3/15(金)よりチケット一般発売開始!!

サントリーホール ブルーローズで二期会歌手が競演する夢の3日間「NIKIKAI Days@Blue Rose」。

サントリーホール ブルーローズ(写真提供:サントリーホール)
今年は6月に『コジ・ファン・トゥッテ』、『愛の妙薬』、『フィガロの結婚』の人気オペラ3演目をハイライトやダイジェスト版でお届けします。

通常、全曲演奏すると3時間ほどかかるオペラを、物語の流れはそのままに、いいとこ取りした今回の公演。聴き覚えのある旋律に、名シーンやクライマックスの連続なので、オペラの面白さを満喫いただけること間違いありません!

NIKIKAI Days 2016『ドン・ジョヴァンニ』より(写真提供:サントリーホール)
ところで、「ハイライト」と「ダイジェスト」の違いとは?
どちらも長いものを短くしたもののことを指しますが、編集の仕方に違いがあって、ハイライトは、名シーン(おいしいところ)を“ピックアップ”して全体の流れを短くすること、対してダイジェストは、全体の流れを短くしても、内容全体がわかるように“要約(カット)”したものと、一般的にはこんな風に区別されます。
気になる今回の3公演は、それぞれの聴く・観るを最もよい形でお愉しみいただくための編集方法がとられていますので、その点にもご注目ください!

チケットはいよいよ3月15日(金)より一般発売を開始致します! 良いお席はどうぞお早目にお求めください!!

チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019
日程:2019年6月21日(金)~23日(土)
会場:サントリーホール ブルーローズ(小ホール) 【アクセス
料金《各1回券》:
 プレミアム席※:一般¥6,000 (二期会オペラ愛好会会員¥5,500)
 普通席:一般¥4,500 (二期会オペラ愛好会会員¥4,300)
 (※…「プレミアム席」限定・オリジナルクリアファイル付き、座席割設定は公演日毎に異なります。)

◆ラインアップ◆
■第1日 女は皆こうしたもの…?『コジ・ファン・トゥッテ』ハイライト
<原語(イタリア語)上演>
日時:2019年6月21日(金) 19:00開演(18:30開場)
出演:
 (フィオルディリージ)吉田美咲子
 (ドラベッラ)加賀ひとみ
 (デスピーナ)渡邉絵美子
 (フェルランド)鈴木 准
 (グリエルモ)寺西一真
 (ドン・アルフォンソ)鹿野由之
ピアノ:髙木由雅
構成:澤田康子

■第2日 中島康晴プロデュース『愛の妙薬』ハイライト(語り付き)
<原語(イタリア語)上演>
日時:2019年6月22日(土) 14:00開演(13:30開場)
出演:
 (アディーナ)山口清子
 (ネモリーノ)中島康晴
 (ベルコーレ)大沼 徹
 (ドゥルカマーラ)畠山 茂
ピアノ:仲田淳也
語り:彌永耕一

■第3日 奇跡の“驚”演!!『フィガロの結婚』ダイジェスト版
<日本語訳詞(中山悌一 訳)上演>
日時:2019年6月23日(日) 14:00開演(13:30開場)
出演:
 (伯爵)大島幾雄
 (伯爵夫人)大倉由紀枝
 (フィガロ)黒田 博
 (スザンナ)澤畑恵美
 (ケルビーノ)井坂 惠
 (バルトロ)池田直樹
 (マルチェリーナ)岩森美里(※)
 (ドン・バジリオ/ドン・クルツィオ)福井 敬
ピアノ: 藤川志保

尚、今年の公演では「普通席」の他に「プレミアム席」が新たに設定されました。「プレミアム席」は座席の設定に加え、限定オリジナル・クリアファイル付きの特典が用意されています。お蔭様でこの「プレミアム席」は、3月1日よりはじまっている、二期会オペラ愛好会会員の先行販売でも大人気で、『コジ・ファン・トゥッテ』と『フィガロの結婚』はすでに完売!『愛の妙薬』も残りごく僅かとなっております。

▼公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2019|主催・制作コンサート - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
●チケット取扱
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日を除く)
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:143-147)

(※)出演者変更について
当初、第3日『フィガロの結婚』ダイジェスト版のマルチェリーナ役に出演を予定しておりました 秋葉京子 は、都合により出演できなくなりました。代わりまして、同役には 岩森美里 が出演いたします。尚、出演者変更に伴うチケットの払い戻し、変更は承りかねます。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

■プレミアム席および二期会オペラ愛好会料金は二期会チケットセンターのみのお取扱いです。
■未就学児のご入場はお断り申し上げます。
■やむを得ぬ事情により出演者・演奏内容が一部変更になる場合がございますので予めご了承下さい。


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NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 公演紹介(5)
~7/1(日)は「The いぶし銀」:池田直樹からのメッセージ

NIKIKAI Days @ Blue Rose2018 最終日の7月1日(日)は「The いぶし銀」と題し、ベテランの二人のバリトン、池田直樹と直野 資が出演します。
1950年生まれの池田と、1945年生まれの直野。様々なメディアの発達で現在では手軽に入手が出来るようになった海外の劇場の情報も、当時は苦労して調べなければならなかった…そんな時代に、東京藝術大学卒業後、池田はドイツのミュンヘンで、直野はイタリア・パロマで、本場のオペラを学びました。そして帰国後は、わが国のオペラを牽引してきた二人。今や重鎮といわれる存在ながら、軽妙な語り口に、オペラへの情熱がやむことはありません。

     *     *     *

<池田直樹よりお客様へメッセージ>
落語好きの私は、歌曲集「冬の旅」から5曲(菩提樹、あふれる涙 他)を落語風に喋ったあと、冬の旅を辿る青年として語り、歌い始めます。後半は、器楽名曲に私が歌詞を付けた3曲を。
「爺、線上のありゃ!? G線上のアリア」は、80才の誕生日を前に、若い日、綱渡りのスターだった爺さんの、再挑戦の様子を歌ったもの。その他、ワーグナーのオペラ・アリアもお届けします。
直野さんは、イタリア一色の世界を披露されます。
ご期待ください。

     *     *     *


東京二期会2011年4月公演 『フィガロの結婚』(宮本亜門演出)より
バルトロ役の池田(左)とマルチェリーナ役の清水華澄

池田からのメッセージにもあるように、直野が歌うイタリアオペラも魅力。
これまで演じてきたリゴレット(『リゴレット』)、スカルピア(『トスカ』)、ロドリーゴ(『ドン・カルロ』)、ジェルモン(『椿姫』)... etc.。長い友情で結ばれたイタリアの往年の歌手たちとの思い出。
そんな直野にしか語れないイタリアオペラの濃い世界を、司会の佐々木典子と語ります。
ピアノはこれまで多くの歌手たちと名演を重ねてきた、森島英子がつとめます。


東京二期会2005年6月公演 『椿姫』(栗山昌良演出)より
ジェルモン役の直野(左)とヴィオレッタ役の佐々木典子

同じ世代の方にも、ぐっと若い世代の方々にも、そのエネルギーを感じていただきたい、NIKIKAI Days2018最終日の「The いぶし銀」。夢のステージをお届けします。ぜひお運びください!

=◆FMラジオ出演情報◆=
コンサートを前に、池田直樹がFMサルース「Afternoon SALUS」に出演します。
2018年6月14日(木) 13:15頃から約20分間。
イッツコムスタジオ・たまプラーザ(横浜市青葉区)からの生放送です。周辺の方はFM84.1MHzでお聴き頂けるほか、FMサルースのウェブサイトよりライブカメラでの視聴も可能です。こちらもお楽しみに。
 
▼ネットでの視聴はこちらから
横浜市青葉区のコミュニティFM - FMサルース 84.1MHz

 


チラシ(PDFファイル)
■■■ 公演情報 ■■■
NIKIKAI Days@Blue Rose 2018
第3日 The いぶし銀

日時:2018年7月1日(日) 14:00開演(13:30開場)
会場:サントリーホール ブルーローズ
料金:全指定席 一般¥4,500(税込)
出演:池田直樹(バリトン)、直野 資(バリトン)、森島英子(ピアノ)
    佐々木典子(司会)

予定プログラム:
・シューベルト 歌曲集「冬の旅」より (池田)
・デ・クルティス 「君を求めて」 (直野)
・モーツァルト 歌劇『フィガロの結婚』より 「もう飛ぶまいぞこの蝶々」 (池田)
・ジョルダーノ 歌劇『アンドレア・シェニエ』より 「祖国を裏切る者」 (直野)
                      ほか

▼NIKIKAI Days 2018 の公演概要ページはこちら
NIKIKAI Days @ Blue Rose 2018 - 二期会21

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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「Nikikai Days@Blue Rose 2016」閉幕!

「Nikikai Days@Blue Rose 2016」にご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。
7月1日~3日に開催しました本年度二期会デイズも、おかげさまで無事閉幕いたしました。
201607_days_review_01.jpg
第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>
(左から)上江隼人、中島康晴、大山亜紀子、横山恵子、富岡明子、樋口達哉、河原忠之
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第2日<わたしの特別な作曲家>
(左から)大澤一彰、山口道子、秋葉京子、多田聡子、又吉秀樹、坂下忠弘
201607_days_review_03.jpg 撮影:池上直哉
第3日<オペラ『ドン・ジョヴァンニ』>
(前列左から)石野真穂、三井清夏、針生美智子
(後列左から)近藤 圭、望月哲也、髙橋啓三、宮本益光、池田直樹、林 正子、髙田恵子
▼今年度の公演内容はこちらからご覧いただけます
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート|二期会21

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“3年に1度”七会七色の饗宴!「全国二期会サミットコンサート」

“3年に1度”の大イベント「全国二期会サミットコンサート」。
普段はそれぞれの地域において活動する全国の各二期会が、東京文化会館で一堂に会します。
5回目となる今回も、北海道、東京、名古屋、関西、中国、四国、大分と、全国“七”二期会が、各地を代表するソリスト達を選出し、渾身の一曲をご披露致します。
東京二期会からは、本年11月オペレッタ『ウィーン気質』に伯爵夫人役で出演予定のソプラノ澤畑恵美と、来年2月オペラ『イル・トロヴァトーレ』にマンリーコ役で出演予定のテノール小原啓楼が“東京二期会の顔”として出演致します!

201509_sawahata_emi.jpg
ソプラノ
澤畑恵美
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テノール
小原啓楼
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司会・進行
池田直樹

コンサートでは各地を代表するソリスト達が、それぞれに想いをのせた一曲をご披露致しますが、プログラミングにも大注目です!
池田直樹の司会進行が更に会場を盛り上げること間違いなしですので、どうぞご期待ください!
公演もいよいよ間近です。皆様のご来場をお待ちしております。

150920summit_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
全国二期会サミットコンサートV
日時:2015年9月20日(日) 16:00開演(15:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
料金:(全席自由)¥4,000
出演団体:〈全国七二期会〉
北海道二期会、東京二期会、名古屋二期会、関西二期会、中国二期会、四国二期会、大分二期会
司会・進行:池田直樹

▼予定演奏曲等詳細はこちら
全国二期会サミットコンサートV - 東京二期会

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まだまだあります、二期会アーティスト出演 年末のお薦めコンサート

今年もあとわずかとなりました。
年末は「第九」だけではありません。
2011年を締めくくる素敵なコンサートをご紹介いたします。

宝くじコンサート「吉川健一バリトン・リサイタル」
【日時】2011年12月7日(水)12:00開演 ※無料コンサート
【会場】宝くじドリーム館(東京)
【出演】吉川健一
・宝くじの抽選会場として知られるドリーム館。お昼のひと時を吉川健一の歌で
 お楽しみください。
 ▼会場へのアクセスはこちらをご覧ください。
 ・世界で始めて宝くじ常設PRセンター「宝くじドリーム館」 - 財団法人日本宝くじ協会

東京交響楽団 川崎名曲全集 第72回《G.マーラー「大地の歌」》
【日時】2011年12月9日(金)19:00開演
【会場】テアトロ・ジーリオ・ショウワ
【出演】福井 敬、与那城 敬
・交響曲と歌曲が見事に融合したマーラーの傑作を日本を代表するテノール福井敬と
 注目のバリトン与那城敬が歌い上げます。
 ▼公演の詳細・ご予約はこちら
 ・川崎名曲全集 後期 - 東京交響楽団

Concert for KIDS 0才からのクラシック
【日時】2011年12月11日(日)11:00開演
【会場】和光市民文化センター(サンアゼリア)
【出演】鵜木絵里、上原正敏、吉川健一
・クラシックの名曲を物語仕立てで楽しくお聞きいただけるコンサート。
 歌、ヴァイオリン、トロンボーン、ピアノでお贈りする数々の作品をお子様と
 ご一緒にお楽しみください。
 ▼公演の詳細・ご予約はこちら
 ・和光市民文化センター/サンアゼリア

子供のためのコンサート「神童モーツァルト」
【日時】2011年12月18日(日)15:00開演
【会場】静岡音楽館AOI
【出演】坂井田真実子、日比野 幸、鈴木 准、池田直樹
・モーツァルトが11才の時に書き上げたオペラ「第1戒律への責務」をはじめ演奏と
 お話でお贈りします。彼の類稀な神童ぶりをご堪能ください。
 ▼公演の詳細・ご予約はこちら
 ・子どものためのコンサート 神童モーツァルト - 静岡音楽館AOI

クラシックサロン@丸の内OAZO アルモニスティ~聖夜に奏でる天上のハーモニー~
【日時】2011年12月21日(水)18:30開演 ※無料コンサート
【会場】丸の内オアゾOO広場(オーオー広場)
【出演】彌勒忠史、高柳圭、坂下忠弘
・クリスマスにお届けする男声4名による美しいハーモニー。
 リュートの調べとともに天上の音楽に酔いしれるひとときです。
 ▼公演の詳細はこちら
 ・TOKYO-EVENT.JP|イベント詳細

ザ・ジェイド「イヴに贈るオペラ」
【日時】2011年12月24日(土)14:00開演/16:00開演 ※無料コンサート
【会場】玉川高島屋本館1Fグランパティオ
【出演】高田正人、高野二郎、北川辰彦
・オペラシーンで活躍する男声歌手によるヴォーカルユニット「THE JADE」が
 クリスマスイブにお届けする珠玉のナンバーに酔いしれてください。
 ▼公演の詳細はこちら
 ・ザ・ジェイド「イヴに贈るオペラ」 - イベント情報 : 玉川高島屋S・C

神奈川県民ホール 年末年越しスペシャル
 ファンタスティック・ガラコンサート2011「カンターレ、イタリア! 永遠のオペラ&バレエ」

【日時】2011年12月29日(木)15:30開演
【会場】神奈川県民ホール大ホール
【出演】山口道子、大澤一彰、宮本益光
・1年の締めくくりは、とにかく楽しく!オペラあり、バレエあり
 心も体も元気になる素敵なコンサートです。
 ▼公演の詳細・ご予約はこちら
 ・「カンターレ、イタリア! 永遠のオペラ&バレエ」 - 神奈川県民ホール

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二期会クリスタルコンサート
満場の大拍手に感激

二期会ニューフェースのお披露目の「クリスタルコンサート」(公益財団法人東京二期会主催)が11月17日(木)、すみだトリフォニーホール小ホールで開催されました。
前半は歌曲を、後半にはそれぞれが得意とするオペラアリアを聴いていただきました。名司会・池田直樹(バスバリトン)の楽しいトークで、会場は和やかな雰囲気。
溌剌としたドニゼッティのテノールを楽しませた中川正崇、ヴェルディ・オペラの名作『オテロ』から凄みのあるイヤーゴを感じさせた長谷川 寛(バリトン)、丁寧な音楽が心に残る松岡万希(ソプラノ)、明るく愉快な『セビリャの理髪師』フィガロは江原啓之(バリトン)、清楚な美しさの山口清子(ソプラノ)、華やかさと厚みのある『アンドレア・シェニエ』で魅了した今井俊輔(バリトン)、そして最後は堂々たるトゥーランドット姫を聴かせた石上朋美(ソプラノ)でした。ピアノは山口佳代。
crystal_2011.jpg
お客様からの出演者全員に対するあたたかい拍手に、皆、感激でした。
ありがとうございました。

帆かけ舟

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【レビュー】林 美智子プロデュース!二期会トップスターによる90分の『コジ・ファン・トゥッテ』

W.A.モーツァルトの名作オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』は、全曲演奏するとほぼ3時間かかります。
これを“是非もっとたくさんの方に聴いてほしい…”という願いから、上演しやすいようにとシンプルな構成を考えたのは、メゾソプラノ林 美智子。
ソロのアリアをすべてカットし、何と演奏時間を90分に収め、舞台装置も椅子だけというシンプルさ。その公演名もズバリ《林 美智子 90分の『コジ』!》。
公演チラシには、林が描いた人物相関図を掲載し、上演前から出会いの期待感を共有します。
2006年の「二期会週間 in サントリーホール」で初めて登場し、大好評を得たこの名ステージの再演が、去る9月11日、北九州市立 響ホールで実現しました。
出演キャストは林(ドラベッラ)の他に、澤畑恵美(フィオルディリージ)、望月哲也(フェランド)に、黒田 博(グリエルモ)、池田直樹(ドン・アルフォンソ)、鵜木絵里(デスピーナ)、そしてピアノには河原忠之を迎え、豪華そのもの!まさに珠玉の声のアンサンブルです。

『コジ・ファン・トゥッテ』は、二重唱、三重唱から、六重唱まで、多彩なアンサンブルが盛り込まれ、登場人物のドラマが立ち現われる魅力にあふれた作品。
人と人との間で生じる慕わしさ、嬉しさ、弱さ、寛容、巧みな芝居、聴く人それぞれの心に響くのではないでしょうか。
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幕開け。これから始まる「女の貞節」を試すゲームについて説明するドン・アルフォンソ(池田直樹)。
青年士官フェランド(望月哲也)には妹ドラベッラ(林 美智子)、グリエルモ(黒田 博)には姉フィオルディリージ(澤畑恵美)と、姉妹の恋人がいます。その愛を疑うことをしない2人に対し、ドン・アルフォンソは賭けをもちかけるのです。
ドン・アルフォンソの仕掛けた大芝居とも知らず、恋人の出征を信じる姉妹は意気消沈。
ドン・アルフォンソは、次に姉妹の女中、デスピーナ(鵜木絵里)に、協力を求めます。デスピーナはお金次第!?
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大金持ちの異国の青年が現れて、姉妹を口説きます。この青年たち、それぞれフェランドとグリエルモが変装したもの。「変装」は、この作品の重要なテーマ。
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望月と黒田の巧みな芝居に会場も大爆笑。ピアノの河原忠之氏まで、お楽しみ!?
「恋のために死んでしまう」と毒薬を仰いで倒れこんでしまった異国の青年に、姉妹は動揺します。そこへ現れた怪しげな医者は、実はデスピーナの「変装」。
熱烈な愛の告白に、姉妹の陥落も近い・・・。ドン・アルフォンソの勝利!?
そして結婚式を挙げることになりますが、結婚公証人は、またもやデスピーナの「変装」。
そこへ本来の姿に戻ったフェランドとグリエルモが再登場。心変わりを責めますが、ついには仲直り。
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カーテンコール。盛大な拍手をいただきました。

《林 美智子 90分の『コジ』!》。また近いうちに皆さまと出会えますように。
ご来場ありがとうございました。
写真提供:財団法人北九州市芸術文化振興財団◎北九州市立 響ホール

▼北九州市立 響ホールでの公演概要(公演は終了しました)
第2弾 林 美智子 90分の『コジ』!|響シリーズ|公演情報 - 財団法人 北九州市芸術文化振興財団
▼《林 美智子 90分の『コジ』!》公演企画の詳細についてはこちらをご覧ください
メゾ・ソプラノ 林 美智子|アーティストから選ぶ|企画コンサートのご提案 - 二期会21
林 美智子 90分の『コジ』!(詳細PDFファイル)

帆かけ舟

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典雅にして闊達なモーツァルト『フィガロの結婚』無事終演

宮本亜門が、初めて二期会オペラを手掛けた2002年『フィガロの結婚』は、2006年に再演され、そしてこのたび東京二期会創立60周年記念公演として、3度目の上演がかないました。舞台写真とともに、公演を振り返ります。
☆4月28・30日公演写真(撮影:鍔山英次)
★4月29・5月1日公演写真(撮影:三枝近志)


1幕冒頭。頭の回転の早いスザンナ(菊地美奈)と人がいいフィガロ(久保和範)のコンビ。


スザンナ(嘉目真木子)とフィガロ(山下浩司)は結婚を心待ちにしています。


清水華澄のマルチェリーナの豊かな表情と、ベテラン池田直樹のバルトロの味わい。




マルチェリーナ(諸田広美)とバルトロ(三戸大久)の珍カップル。スザンナとマルチェリーナの女の争いは、コミカルな芝居で客席も沸きます。


伯爵(与那城 敬)は、結婚を控えたスザンナにご執心。音楽教師バジリオ(坂本貴輝)は、表情身振りも大げさな慇懃無礼ぶりで、人物像が際立っていました。


ケルビーノ(杣友惠子・奥)の敏捷で溌剌とした姿が印象的です。
手前は左から伯爵(鹿又 透)、バジリオ(吉田伸昭)、スザンナ(菊地美奈)


ケルビーノは伯爵夫人(澤田恵美)に憧れています。名アリア「恋とはどんなものかしら」


ケルビーノ(下園理恵)は、あどけなさと向う見ずなところをうまく見せます。



伯爵は、伯爵夫人(増田のり子)の慌てた様子に疑心暗鬼。
嫉妬は心の闇が闇を呼ぶ、不思議な心理です。


伯爵(与那城 敬)のアリア。怒りは悲しみ。


気品あふれる伯爵夫人を演じる増田のり子。


バルトロとマルチェリーナがフィガロの両親と判ったシーン。
このような大人数のアンサンブルの息もぴったり。


ドラマの展開を写し取ったような繊細で柔らかな照明(大島祐夫)が、高い効果をあげました。
写真で雰囲気だけでも見ていただけるでしょうか。


4幕。伯爵(鹿又 透)は、伯爵夫人(澤畑恵美)がスザンナに変装しているとは知らず、熱心に誘います。人物の入れ替わり、変装は、物語を引っ張る重要なシーン。


フィナーレ。伯爵夫人と伯爵が仲直り。
このオペラにはいくつも、仲直りのシーンがありますがこれが最後。
伯爵夫人の宝石のような音楽。

舞台を重ねるごとに魅力を増した嘉目真木子のスザンナ、若きバリトン、与那城 敬の貫禄ある伯爵。「ピンをなくした」というバルバリーナ(砂田恵美、馬原裕子)のアリア。いずれも忘れ難い舞台でした。

28,30日キャスト カーテンコール
(撮影:堀 衛)

29,1日キャスト カーテンコール
(撮影:堀 衛)

マエストロ、デニス・ラッセル・デイヴィスのフォルテピアノとともに、艶やかな音楽で、3時間30分の長丁場を支えてくれた東京フィルハーモニー管弦楽団に、大きな拍手が送られました。

公演期間中、ホールのロビーでは、出演者や二期会関係者が東日本大地震の被災地に送る義援金の協力を呼びかけ、4日間で817,721円が集まりました。この義援金は、東京都生活文化局を通して被災地へお届けします。ご協力ありがとうございました。

(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2011年4,5月公演『フィガロの結婚』- 東京二期会オペラ劇場

帆かけ舟

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11月公演オペレッタ『メリー・ウィドー』華やかに終幕!

二期会が初めて『メリー・ウィドー』を上演したのは1970年。以来、二期会の人気演目となりました。
パリを舞台に、莫大な財産を相続した若く美しい未亡人ハンナをめぐる恋の鞘当てが描かれるオペレッタ。若い勢いのある指揮者、下野竜也を迎え、東京交響楽団が奏でる親しみやすいレハールの音楽、日本語上演ということもあって、出演した歌手も客席と一体になって沸いた公演でした。テンポよく小粋な演出で客席を楽しませた山田和也、主役ハンナを演じた澤畑恵美、永吉伴子をはじめ、役者が揃った公演を、舞台写真とともにご紹介します。
◇19,21日キャスト(撮影:鍔山英次)
■20,23日キャスト(撮影:三枝近志)
■ 大富豪の未亡人ハンナ・グラヴァリが、外国人と再婚してしまったら、その財産が外国に流れ出て、財政危機に陥ってしまう、と頭を悩ませるポンテヴェドロ国の外交官たち。
左から
クロモー:村林徹也
ミルコ・ツェータ男爵:池田直樹
ボグダノヴィッチ:三戸大久 

■ ツェータ男爵の若い妻ヴァランシエンヌは、パリの青年カミーユ子爵といい雰囲気に。

ヴァランシエンヌ:坂井田真実子(左)
カミーユ・ド・ロジョン:小原啓楼 

◇ ハンナがパリの伊達男たちに囲まれて賑々しい登場。

ハンナ・グラヴァリ:澤畑恵美(中央) 

■ ハンナ(永吉伴子)に群がるパリ男たちのお目当ては、やっぱり財産?

ハンナ・グラヴァリ:永吉伴子(中央) 

◇ ツェータ男爵が扇を手にしているのを見て、驚くヴァランシェンヌ。その扇にはカミーユ(上原正敏)の愛の言葉が書かれているので大慌てです。ヴァランシェンヌの火遊びを知っている官邸の使用人ニェーグシュは、ツェータ男爵を前にしどろもどろ。
左から
ニェーグシュ:鎌田誠樹、ヴァランシェンヌ:菊地美奈
ミルコ・ツェータ男爵:加賀清孝、
カミーユ・ド・ロジョン:上原正敏 

■ ニェーグシュ役の鎌田誠樹は全日出演、『メリー』の立役者ともいうべき大活躍でした。 

◇ 昔の恋人ダニロ伯爵に再会したハンナ。財産目当てと思われたくないダニロは、ハンナに本心を打ち明けることができないばかりか、「愛している」なんて絶対言わないと誓う。そんな風ではハンナも素直になれないですよね─と客席から溜息。ダニロ役の星野は、2005年『メリー・ウィドー』でも同役、冷静沈着ですがハンナにはからきし弱い、ダンスも台詞も完全にダニロそのもの、多才ぶりを発揮しました。
ハンナ・グラヴァリ:澤畑恵美(左)
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:星野 淳 

◇ 2幕。ハンナ邸で開かれた、故郷ポンテヴェドロ風の夜会。
ハンナが故郷に思いをはせながら歌う美しい「ヴィリアの歌」。
ハンナ・グラヴァリ:澤畑恵美(中央) 

◇ 気まぐれな妻に振り回される男たちが歌い踊る「女、女、女」は『メリー・ウィドー』のハイライト。
左から
カスカーダ子爵:大川信之、プリチッチュ:米谷毅彦
クロモー:福山 出、ミルコ・ツェータ男爵:加賀清孝
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:星野 淳
ボグダノヴィッチ:小川裕二
サン・ブリオッシュ:北川辰彦 

■ メリー・ウィドー・ワルツの調べにのって踊るハンナとダニロ。ダニロ役の桝は、若々しい輝きのある声とさっそうとした演技で二期会オペラデビューを飾りました。

ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:桝 貴志(左)
ハンナ・グラヴァリ:永吉伴子 

 

■ 3幕。ダニロが通いつめるマキシムをしつらえたハンナ邸の大広間。この華やかさに、思わず客席も盛り上がります。 

◇ ハンナが再婚したら、財産の相続権は消滅すると聞いて、安心したダニロは、やっとハンナに「愛している」と言えました。

舞台中央
ハンナ・グラヴァリ:澤畑恵美
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:星野 淳 

19,21日キャスト カーテンコール
(撮影:堀 衛) 

20,23日キャスト カーテンコール
(撮影:堀 衛) 

ポンテヴェドロ風の楽しい踊りを披露したダンサーたち、マキシムの踊り子をつとめた若手歌手たちにも多くの拍手をいただきました。
皆様、ご来場ありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2010年11月公演『メリー・ウィドー』- 東京二期会

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二期会ゴールデンコンサート「中山悌一 一周忌特別演奏会」(10月2日公演)から

二期会創立者のひとりであり、長年にわたり二期会総監督として日本の楽壇をリードし、我が国オペラ界の隆盛の基を築いたバリトン歌手中山悌一。その芸術的業績を偲び、継承するドイツ歌曲の演奏会が、二期会会館にほど近い千駄ヶ谷の津田ホールで行われ、オペラ、コンサートの両方の分野で活躍する新旧スターが、魂のこもった演奏で魅了しました。
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アンコール曲 シューベルト「音楽に寄せて」を歌い終え晴れやかな笑顔の出演者たち
左から大槻孝志、釜洞祐子、曽我榮子、森島英子、中村健、蔵田裕行、伊原直子、
多田羅迪夫、永井和子、池田直樹、林美智子、平野忠彦

第一部の冒頭でシューマン「詩人の恋」より“美しい五月になって”、第二部で、ヴォルフ“皆さま方にセレナーデを”の中山悌一の録音演奏が流れると、その凛々しい美声とディクションの素晴らしさに、会場からは思わず溜め息が漏れていました。
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シューベルト作曲「冬の旅」全曲を演奏中の中山悌一
1965年10月21日
会場 東京文化会館
ジェラルド・ムーア(ピアノ)
二部のはじめには、関西二期会理事長で中山悌一の愛弟子でもあるバリトンの蔵田裕行氏が京都より駆けつけ、生前の知られざるエピソードなどを披露。混迷する時代にあって今なお、中山悌一が我が国音楽界に刻んだ芸術の真髄は、かけがえのない財産であり、ドイツリートの豊かな世界を体現したコンサートは、“未来へ語り継ぎ、そして歌い継ぐ”という出演者たちの想いとともに、深く心に残るコンサートとなりました。
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お蔭様で満席となり、ご来場のお客様からは「中悌先生のすばらしさを再認識しました」「こんなに間近で聴けてピアノ伴奏も良くドイツ語の発音、感情も良く堪能しました」「悌一先生の業績を顕彰する会になりました。これだけの歌手の皆さんの歌を聴ける機会はまずないでしょう。」等々、沢山のあたたかいお声を頂きました。
一同深く感謝申し上げます。
▼コンサートの内容はこちら
二期会ゴールデンコンサートVol.30「中山悌一 一周忌特別演奏会〜ドイツリートの継承〜」- 株式会社二期会21

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北とぴあから秋を迎えに・・・
二期会オータムコンサートご来場御礼

昨年までの「サマーコンサート」に替わって、今年は初秋となる9月19日に開催された「オータムコンサート」。夏の暑さの残るなか、北とぴあ さくらホールはたくさんの歌で彩られました。
なかでも今回、最年長の出演者となった久岡 昇は、ワーグナー『タンホイザー』から「夕星の歌」を見事に歌い喝采を浴びました。かつて久岡が『タンホイザー』ヴォルフラム役の初舞台を踏んだ当時、この日の伴奏ピアニスト山田武彦は、なんとまだ2歳であったとか!
たゆみない歴史を重ねる二期会と声楽家の精進を象徴するエピソードなどとともに、功成り名を遂げた名歌手とオーディションにより選抜された歌手たちの名唱はお客様に大きな感銘をもたらしました。
アンコールでは「赤とんぼ」を出演者と会場の皆さまと一緒に歌うなど、場内は秋色の楽しいコンサートとなりました。
大勢の皆様のご来場、ありがとうございました。
出演者勢揃い。(楽屋にて)
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後列(左から)
山田武彦(Pf)、北原瑠美(S)、久岡 昇(Br)、東城弥恵(S)、池田直樹(Bs)、藤山仁志(Br)
前列(左から)
榎本真美(S)、小林菜美(S)、大倉由紀枝(S)、大野徹也(T)

▼コンサート詳細は9月16日のブログ記事をご覧ください。
オペラの散歩道9月16日記事 - 二期会blog

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夏から秋へ 歌、色づく北とぴあ〜「二期会オータムコンサート」公演間近!!
直前情報!予定プログラム詳細

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ちらしダウンロード(PDF)

  
間近に迫る本番に向けリハーサルも順調に進み、出演者たちの意気込みも最高潮に達してきました!

今年の司会はバリトン池田直樹とソプラノ北原瑠美が担当します。当日は池田作詞の「爺、線上のアリャ?!~G線上のアリア~」の誕生秘話など、このコンサートならではの貴重なエピソードを是非お聴き逃しなく!

夏の暑さから解放されて、爽やかな秋を彩る歌声を北とぴあでお楽しみください。

【予定プログラム/公演タイムテーブル】詳細
14:00  当日券販売
14:30  開場     
15:00  開演     
<第一部>45分
レオンカヴァッロ「朝の歌」 藤山仁志
ロッシーニ「狂宴」 北原瑠美
フォーレ「月の光」 小林菜美
マスカーニ「月」 大倉由紀枝
小林秀雄「落葉松」 久岡 昇
原曲バッハ/池田直樹作詞「爺、線上のアリャ?!」 池田直樹
ヨハン・シュトラウス『ヴェネツィアの一夜』より“ほろ酔い気分” 榎本真美
レハール『ほほえみの国』より“きみはわが心のすべて” 大野徹也
レハール『メリー・ウィドー』より“ヴィリアの歌” 東城弥恵
〜休憩〜15分
<第二部>60分
グノー『ロメオとジュリエット』より“ああ!私は夢に生きたい” 榎本真美
モーツァルト『フィガロの結婚』より“楽しい思い出はどこへ” 大倉由紀枝
プッチーニ『つばめ』より“ドレッタの美しい夢” 東城弥恵
ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』より“陰口はそよ風のように” 池田直樹
ワーグナー『タンホイザー』より“夕星の歌” 久岡 昇
ヴェルディ『椿姫』より“ああ、そは彼の人か〜花から花へ” 小林菜美
レオンカヴァッロ『道化師』より“大空を晴れやかに”(鳥の歌) 北原瑠美
ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “祖国の敵” 藤山仁志
ジョルダーノ『アンドレア・シェニエ』より “ある日 青空を眺めて” 大野徹也
17:00  終演予定    
ピアノ:山田武彦
   
日時:2010年9月19日(日)15:00開演(14:30開場)
会場:北とぴあ さくらホール(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分またはメトロ南北線王子駅5番出口前)
料金:(全席指定)A席3,000円 B席2,500円 C席1,000円 【当日券あり】
ご予約・お問合せ:二期会チケットセンター 03-3796-1831
*都合により演奏内容が一部変更になることがございます。あらかじめご了承ください。
*上記、予定時間は当日の進行状況によりずれる場合がございます。
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二期会ゴールデンコンサート、中山悌一 一周忌特別演奏会 曲目決まる

 


チラシ(PDFダウンロード)
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホールVol.30 中山悌一 一周忌特別演奏会」(10月2日〔土〕)の曲目がいよいよ決定いたしました。
昨年9月に逝去した二期会創立メンバーのひとり中山悌一は、我が国のオペラ界における功労者であり、ドイツ歌曲の演奏家としても傑出したバリトンでした。
二期会は、その芸術的業績を継承するため、その一周忌にあたり二期会ゴールデンコンサート・シリーズにおいて故人の名を冠したドイツ歌曲演奏会を開催いたします。
出演者は、日本を代表するリートの名手たち。
皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。

【出演者と予定演奏曲目】
釜洞祐子:ブラームス〈あの娘のもとに〉、マーラー〈夏の歌い手交代〉〈別れ遠ざかるのは〉
曽我榮子:シューベルト〈戸外にて〉〈ます〉〈水の上に歌う〉
伊原直子:ブラームス〈永遠の愛〉〈ナイチンゲールに寄せて〉
永井和子:コルンゴルト〈幸せを願う〉シューベルト〈糸を紡ぐグレートヒェン〉
林 美智子:R.シュトラウス〈ダリア〉〈万霊節〉
大槻孝志:ヴォルフ〈シュレッケンベルガー〉〈さようなら〉〈尽きぬ愛〉
近藤政伸:シューマン〈きみの顔〉〈護符〉〈献呈〉
中村 健:R.シュトラウス〈朝に〉〈献呈〉
池田直樹:ヴォルフ〈コフタの歌1〉、〈コフタの歌2〉
多田羅迪夫:ブラームス〈人間の成り行きは〉〈エーオルスのハープに寄せて〉
平野忠彦:ヴォルフ〈ねずみ獲りの歌〉、グリーグ〈君を愛す〉
ピアノ:花岡千春、森島英子
ゲスト(お話):蔵田裕行(関西二期会理事長)
*上記は変更になる場合がございますので予めご了承ください。

◆◆公演概要◆◆
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール Vol.30
〜中山悌一 一周忌特別演奏会〜

公演日時:2010年10月2日(土) 16:00開演(15:30開場)
会場:津田ホール(JR千駄ヶ谷駅前/都営大江戸線国立競技場駅A4出口前)
料金:全自由席 4,000円
▼公演詳細・チケットのご予約・お問合せはこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサート in 津田ホール - 主催コンサート|株式会社二期会21

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