今年度の最後の回となる3月4日の第209回は、COVID-19収束の願いと春への憧れを込めて、時を超えて輝く自然へのオマージュをテーマに演奏致します。
出演は、ソプラノ榎本真美、大西恵代とバリトン青戸 知。ピアノは第208回に続き木下志寿子です。
尚、今回も新型コロナウイルス感染対策をしての開催のため、会場座席は通常の半数以下とし、約60分のプログラムで16:30からと19:00からの2回公演となります。
ソプラノ榎本真美 | ソプラノ大西恵代 | バリトン青戸 知 |
ピアノ木下志寿子 |
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柔らかな日差しに春の気配を感じる今日この頃、「ようやくやって来た!」今年はそんな思いで春の訪れを待ちわびていた方も多いのではないでしょうか?このコンサートはその巡る春に寄せて、自然の美しさや自然への賛美、生命への愛をテーマに皆様に演奏をお届けいたします。
大西恵代さん、青戸知さんとは初めての共演となりますが、大学時代にお2人の演奏を聴いて感銘を受けていたこともあり、何か一緒にできることがあるに違いないと出演通知を受けた時から私自身楽しみにしていました。ソロはもちろんアンサンブルもたくさん取り入れて、お話も交えながらとても聴きごたえのあるプログラムとなりそうです。
コロナ禍で自由に外出ができない日々が続いておりますが、ぜひ私達のコンサートを聴きに表参道へとお出掛けいただければ幸いです!
―――榎本真美
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今年度を締め括るサロンコンサートで、過去にご一緒した事のある青戸さん、榎本さん、木下さんと再び共演出来る事を、大変感慨深く思っております。
演奏内容について、打ち合わせをしたのが、昨年3月の事でした。後に国内初の緊急事態宣言が発令され、私達は自粛生活を余儀なくされたのです。
時を同じくして、SNSではコロナ禍によるロックダウンの影響が、美しい自然の景色を再認識させたという話題で賑わったものでした。
人間は活動を抑制されると、普段見落としやすい事に、目を向けていくようです。
この先どんなに文明が発達したとしても、古くから地球に存在する物は残り続けて欲しい!
そうした思いと、コロナ収束に願いを込めて、演奏をお届けする所存です。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
―――大西恵代
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「生きとして生けるもの いづれか歌を詠まざりける」
生きることは歌うことなのに、世界中で歌を歌う日常が侵されている。この逆境を越えるために私は歌う。音楽と詞が人類に希望を与え、救ってきた歴史を知っているからだ。
2月3日 立春に春一番が吹いた。どうやら春は必ず巡ってくるらしい。
来る3月4日 時は春。
ソプラノの名花二人と供に歌を紡ぐ。その頃には花のつぼみは少しふくらんでいるだろうか。世の中の緊張は少しでも解けているだろうか。
綻びのコンサートだ。
そこには、生の音楽を分かち合うよろこびがあるに違いない。
―――青戸 知
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チラシ(PDFファイル) | ■■■ 公演情報 ■■■ 二期会サロンコンサート 2020-2021シーズン Vol.209 巡る春に寄せて Hommage to Nature 日時:2021年3月4日(木) 2回公演(各回約60分、途中休憩なし) 第1回 16:30開演(16:00開場)/第2回 19:00開演(18:30開場) 会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ 料金:全自由席 各1回券3,500円(二期会オペラ愛好会会員割引あり) 出演:榎本真美(ソプラノ)、大西恵代(ソプラノ)、青戸 知(バリトン)、 木下志寿子(ピアノ) |
デラックワ 「ヴィラネル」 (大西)
R.シュトラウス 「夜」Op.10-3、「ダリア」Op.10-4 (榎本)
マーラー 『リュッケルトによる5つの歌曲』より
「美しさめあてに愛するのなら」 (青戸)
コープランド 『アメリカの古い歌』(第二集)より
第5曲「チンガ・リング・チョウ」 (榎本・大西・青戸)
ほか
※都合により演奏内容が一部変更になる場合がございます。
▼コンサート概要ページはこちら
・二期会サロンコンサートVol.209 巡る春に寄せて ~Hommage to Nature~ - 東京二期会
●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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