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9月公演プッチーニ〈三部作〉:キャストから登場人物紹介『修道女アンジェリカ』編~重い罪を背負わされた女性たちに、プッチーニは天国のような音楽を残した

1858年、イタリア・トスカーナ州のルッカで、ジャコモ・プッチーニは教会音楽家の家系に生まれました。〈三部作〉の2作目『修道女アンジェリカ』は、作曲家幼少期の原体験、原音楽を髣髴とさせるような美しい神秘的な響きに満ち溢れています。
舞台は17世紀末の修道院。そこには様々な事情で「罪を背負わされた」女性たちが寄せられていました。今回の演出では、彼女たちの抑圧と屈折がきわめて痛切に描かれます。そのことで、プッチーニの天国からのような音楽はよりいっそう胸に迫るのです。登場する女性たちは名前すら与えられていない者もいます。しかし、その素性をつぶさにお聴きいただければ、さらにこのオペラのドラマに深く感じ入っていただけることでしょう。舞台をご覧になる前に、まずは各キャストからメッセージをどうぞ。

<アンジェリカ>
北原瑠美(6日・8日)「アンジェリカは貴族の家に生まれながら、不義の子供を産んだことから修道院に入れられ、7年もの間厳しい戒律の中で暮らしています。産んですぐに引き離された息子のことを忘れられず、いつか会うことを夢見ています」
文屋小百合(7日・9日)「抑圧された生活の中で、生き別れた息子に早く会いたいという一心で、一生懸命生きています。しかし我が子の死を知らされ、その希望は天国へと向けられていきます。慎ましやかな生活を送る繊細な歌声と、この世の希望を失ってからの激しい表現を要する難しい役に挑戦します!」
北原 「初めは自分を押し殺しているアンジェリカが息子への想いを爆発させるシーン、そして息子を亡くした悲しみを切々と歌う有名なアリア「母もなく」、修道女でありながら自死を選んでしまったことから激しい後悔に襲われるシーンなど、演劇的にも声楽的にもかなり濃密で、ソプラノとしてはやりがいを感じます」
<公爵夫人>
与田朝子(7日・9日)「今回はアンジェリカの伯母である公爵夫人の役です」
中島郁子(6日・8日)「20年前にアンジェリカの両親が他界してから彼女の後見人となり、尊貴な家柄にふさわしく彼女を厳格に育ててきました。しかし7年前、アンジェリカの犯した罪によって家名を汚されることになります」
与田 「家名を守る立場の公爵夫人がアンジェリカの妹の結婚に際して、修道院を訪れます。そこで二人の積年の思いが火花をちらす場面がみどころです」
中島 「修道院に入ってから7年、これまで誰一人としてアンジェリカに面会は訪れなかったのです。しかし、この日、アンジェリカは、伯母にわずかな愛情と期待を抱きます。伯母は、しかし、とても冷酷にあしらいます。少なからず公爵夫人自身も、自責の念にかられているのではないでしょうか。その冷酷な表情の中には、常に苦悩が垣間見えるようです」
<修道院長>
塩崎めぐみ(6日・8日)「修道院長のバデッサを演じます」
小林紗季子(7日・9日)「修道院長は唯一アンジェリカの過去を知っている人物です。アンジェリカと公爵夫人との面会を許す大事な架け橋です。今回はとても厳しい人格で作り上げているので、頑張りたいと思います」
塩崎 「歌うところは多くないのですが、修道院の長として威厳や強さを表現しなければならないので、とても難しい役です。バデッサが取り仕切っている修道院はどのようなものか、ご覧頂ければと思います」
<修道女長>
西舘 望(6日・8日)「修道女長は、修道院の中の規律を守り、ルールを破った者を厳しく罰する役目があります。神に使える厳格な人ですが、自分を厳しく律するあまりに、修道女達に対しても狭量になってしまう一面があります」
石井 藍(7日・9日)「冷徹な人柄です。舞台上では優しさや情の部分は一切でてきません。人間の持つ闇の部分をそれぞれがどのように表現するか見てほしいです。対照的に音楽はとても美しいのです!」
<修練女長>
郷家暁子(7日・9日)「いたぶる側の修道院長と修道女長、そしていたぶられる側の修道女たちの間の立場の、正に中間管理職といった感じの役所です。上の顔色を伺いつつも、自分は良い人でありたいという葛藤の垣間見える、なかなか人間味あふれる、そして現代にも「いるいる!」という感じの人物だと思って演じています」
谷口睦美(6日・8日)「今回の演出設定では、修練女長は、恐怖を用いて管理する側にいるけど、つい「いい人」が出てしまうという、しかしそのことで余計に自分自身が孤独になってしまいます。演じるという意味では、完全に悪役な方が楽ですよ。ほぼ黙役ですが、頑張ります」
<ジェノヴィエッファ>
新垣有希子(6日・8日)「なんらかの罪を背負って修道院に収容されたほかの女性たちと違い、ジェノヴィエッファはもともと子沢山の貧しい羊飼いに生まれで、立派に子供を成長させるために親が修道院に娘をあずけたのでしょう。影がなく天真爛漫。陽の光の美しさに感動してしまうとても純粋な修道女です。どんよりとした、修道院のオペラの中で唯一明るいキャラクターです」
舟橋千尋(7日・9日)「前のシーンの空気をガラリと変えるように歌い始める事が多いので、そこにご注目ください。明るく人想いの優しい子で、神への信仰心も人一倍強く持っています。ですが、今回の演出では、本来のジェノヴィエッファ像を全く違った形で表現しています」
新垣 「今回の演出では、修道院が女性刑務所、もしくは隔離病棟のような設定です。そのなかジェノヴィエッファは苛酷な環境に耐えられず精神を病み、それゆえの明るさを表現するように、と指示されています。なかなか難しい演技を要求されていますが、彼女の持つほんらいの明るさを表現できれば本望です」
<修練女オスミーナ>
高品綾野(7日・9日)「修練女であるオスミーナは、まだ修道院という場所に来て日も浅い新人という役柄ではあるものの、気の強い性格のため、修道女たちの中で唯一、反抗心をむき出しにしています。周りの状況を把握しながら、勇気を持って行動を取ろうとする人物のように思います」
全 詠玉(6日・8日)「オスミーナは日々起こる理不尽な暴力や恫喝に怯えながら過ごしている女性たちの中で唯一、葛藤し怒り、反発する正義感の強いキャラクターです。劇中では、自殺や暴力など痛々しいシーンが繰り広げられていますが、音楽がそこに救いの手を差し伸べてくれる瞬間が幾度もあり、行き場のない苦しみから解放されるような気持ちになります」
<労働修道女I/ドルチーナ>
栄 千賀(6日・8日)「本来は別の役ですが、今回の演出では同一人物として演じます。ドルチーナは、オペラの冒頭、ミサに遅刻をしたことを厳しく罰せられます」
高橋希絵(7日・9日)「修道院という過酷な環境に身を置く彼女は次第に精神的、肉体的に病んでいき、食べ物に異常なまでの執着心を抱くようになります」
「彼女は常に口の中に食べ物を入れています。食べ物がない時には指を口に入れたりして、精神を安定させています。ですが、ドルチーナが歌うところで音楽がガラッと変わります。悲劇的なオペラの中で楽しい一瞬です」
<労働修道女II>
成田伊美(6日・8日)「今回の演出の中で、「泣く女」という名前をもらいました。普通の女性が何か追い詰められ、彼女は泣くことに逃れることで生きていられるというのです」
中川香里(7日・9日)「ミサに遅れてしまう修道女の一人で、テキスト上、“祈り”以外はほとんど言葉を発しません。自らの心を閉ざし自分を守っているようにも思えます」
<看護係修道女>
池端 歩(6日・8日)「看護係修道女は、仲間が蜂に刺されてしまった!とアンジェリカに助けを求めに来ます。出番は短いですが、アンジェリカが薬草の知識に通じていて、他の修道女からも頼りにされていることがわかる、重要なシーンです」
福間章子(7日・9日)「日々繰り返しの院内生活の中にも、アンジェリカの閉ざされた心を震わせる「きっかけ」がたくさん散らばっています。その中でも看護係修道女のシーンは、アンジェリカの悲しみと優しさを感じていただける場面かと思います。怪我人に対して親身で、身振り手振りで状況を報せるあたり情に熱い人物なのかなぁと思い演じています」
<托鉢係修道女I>
小松崎 綾(6日・8日)「托鉢係修道女は、その名の通り托鉢をして日々の恵みを受ける役割の修道女です」
鈴木麻里子(7日・9日)「食べ物を集めてきてご飯を皆に提供する役。オペラの中で唯一明るいモチーフを運んで来る役です。私(托鉢修道女)の何気ない一言からアンジェリカが興奮し、話が急転回します!」
小松崎 「托鉢から戻った際に豪華な馬車が停まっているのを修道院の前で見かけます。それを“私、さっき見かけたんだけどさ!”と、すぐに皆に話す彼女は、少し野次馬的なところがあるように感じます。修道女であると同時に、一人の“ウワサ好き女子”としての人間味を出したいと思っています。そして、この場面、アンジェリカに訪れる悲しい運命を予感させるかのように、この作品に於いてとても重要なメロディーが初めて登場します。アンジェリカのアリアや、間奏曲(何度聴いても毎回涙が溢れます…)にも主題として登場するメロディーなので、大切に演奏するように心がけています」
<托鉢係修道女II>
梶田真未(6日・8日)「修道女たちに食べ物を供給する係の托鉢修道女を演じます。よく見る演出では、コミカルで、その場に新しく風を吹き込むように登場することが多いと思いますが、今回の演出では感情や個々の自由がかなり抑制されています。そのため、殺伐とした、感情を持たないような印象を受けるかもしれません。心の奥では個々に気を遣える、優しい心を持った人物であると考えておりますので、それが少しでも伝わるように演じられたらと思っております」
小出理恵(7日・9日)「托鉢修道女は、決して配膳係だけではなく、本来の修道院の機能を体現する特徴を持っています。原点での役目は説法や慈善活動をして回り、布教とお布施を尼僧院に持ち帰る「食」に関する労働を担っています。逆に院内での階層はそこまで高くなく、本来托鉢は聖フランチェスコ以来の亜流(個人説法の禁止)であり、階層外として扱われることもあります。(貴族出身の人はまず配属されないでしょう)。その様な他の修道女全員の日常の「食」は、寄付や信仰、見えない人達の善意によって支えられ、その生命線全てを支えるためには、現実的にかなりの量を持ち帰る責任があります。それ故、修道院外の人とも普段から多く接し、人間味の温かさやありがたさを体で理解している分、人の基本の生命力と生きることに対しての 感謝があり、ポジティブで逞しい部分があります。日々の労働の中で小さく喜ぶ配膳時の皆の反応が、自分も何らかの罪を持つ托鉢修道女の希望となっています(だからつい目こぼしてしまい更に小さな罪を重ねる、人間的な甘さと矛盾があります)。「食べる事:飲む事」は〈三部作〉全篇通じて今回の演出の大きな位置を占め、感謝、医療、救いや希望、罪、忘却、逃げ場を表してします。贅沢ではなくても、食への感謝がある『修道女アンジェリカ』のこの場面は、同時に喜劇『ジャンニ・スキッキ』にも向かう、どんな悲劇にも負けない、つかの間の明るさや笑いを担っていて、肯定的で逞しく、その反応には今のそれぞれの人間の個性が現れます。そして、見ている方にも身近の五感の記憶で安堵を思い出させます。〈三部作〉のちょうど真ん中あたりに位置し、アンジェリカ本人の更なる悲劇への転換点も重ねて示し、その闇色への落差を際立たせます。しかし、明るさを消さない人間の強さが最後まで奇跡を呼ぶ導線になるのです」

 
―― 最後に、共演者の誰しもが口を揃えて「涙が出る」という、主人公アンジェリカのアリア「母もなしに」について。

文屋 「母を知らない息子と、息子を抱いてやれなかった母の悲劇のメロディは、切ない和音で始まります。息子の死という最大の悲しみを乗り越えた母の愛は、アリア後半で天国にいる息子に向けて輝きを持って放たれます。悲しみだけではない、母の深い愛が音楽の中に溶け込んでいます」
 
 
▼プッチーニ〈三部作〉公演情報ページはこちら
2018年9月公演 G.プッチーニ〈三部作〉 外套/修道女アンジェリカ/ジャンニ・スキッキ - 東京二期会オペラ劇場

 2018年9月6日(木)18:30、7日(金)14:00、8日(土)14:00、9日(日)14:00 新国立劇場オペラパレス
 指揮:ベルトラン・ド・ビリー、演出:ダミアーノ・ミキエレット、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 合唱:二期会合唱団、新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益財団法人新国立劇場運営財団、公益財団法人日本オペラ振興会

●お問合せ・チケットのご予約は
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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7月公演『ばらの騎士』デビュー・キャストにインタビュー!~マリアンネ役・栄 千賀「一度しかないデビュー公演を大切に歌い切りたい」

二期会創立65周年・財団設立40周年記念にお贈りする『ばらの騎士』。
グラインドボーン音楽祭でも設立80周年記念として新制作された舞台との提携公演です。今回、ヴァイグレが指揮をしたメトロポリタン歌劇場のプロダクションも、リンカーンセンター移設50周年を迎えて40年ぶりの新制作でした。『ばらの騎士』が、オペラファンの方々と共有する祝祭の時にふさわしい作品であることは間違いありません。
また、今回は東京公演で多くの歌手が二期会オペラデビューを果たすことも、皆様に楽しみにしていただきたいことのひとつです。
すでにいくつかのプレコンサートに登場したデビュー・キャストを紹介してきました。
本日は、マリアンネ役で26日・29日に出演するソプラノ栄 千賀(さかえ ちか)をご紹介します。

201705_sakae_chika.jpg ■マリアンネ(7/26・29出演)
栄 千賀(さかえ ちか)
*声種: ソプラノ・リリコ
*出身地: 千葉県
*主なレパートリー:
『ラ・ボエーム』ミミ、『トゥーランドット』リュー、『蝶々夫人』蝶々夫人、『カルメン』ミカエラ、『愛の妙薬』アディーナ、『こうもり』ロザリンデ
*趣味: 海外旅行
*好きな○○: 好きな「お寿司のネタ」→甘エビ

<インタビュー>
――マリアンネは、ゾフィーの養育係の女性。第2幕ファーニナル家のシーンで登場して、「ばらの騎士」オクタヴィアンとゾフィーのフィアンセ、オックス男爵の来訪に立ち会います。粗野で下品なふるまいのオックスに憤慨して失望するゾフィーを、マリアンネは一生懸命に励まします。
栄さん自身はこの役をどのように捉えていますか?
栄: 色々な捉え方が出来る役だと思いますが、私はマリアンネを、ゾフィーを愛しているのはもちろんのこと、ファーニナル家に仕えていることに大変誇りを持ち、家の繁栄を願っているキャラクターだと思います。
ゾフィーが嫌がっているのにも関わらず、オックス男爵を薦めている様子は、とんでもない養育係だと思われてしまうかもしれません。
しかしそれは、大事なお嬢様に少しでも良い家に嫁いで欲しいという母心で、それこそがゾフィーの幸せだと信じているからなのだと思います。
ですので、一途にゾフィーの幸せとファーニナル家の繁栄を願うあまり、ちょっと的外れで浮き足立った言動をしてしまうマリアンネですが、どうぞ温かいお気持ちで応援していただければ幸いです!
――音楽的にはどのような特徴がありますか?マリアンネの「聴かせどころ」を教えてください。
栄: マリアンネは2幕冒頭から登場します。人の話をほとんど聞かず、屋敷の窓から見える街の様子をかなり興奮気味に実況しています。
マリアンネが浮き足立っている様子は、歌う旋律からも分かります。音の跳躍の幅が大きく、ゾフィーの歌う旋律に唐突にカットインし、街の賑やかな様子を興奮して早口に伝えます。
「ロフラーノ!ロフラーノ!」と歌う男声合唱が聴こえてきましたら、いよいよマリアンネの一番の聴かせどころです。ばらの騎士がファーニナル家に近づいてくる様子を、先ほどまでの細切れの音楽とは打って変わって、朗々と歌います。ここからオペラ史上でも有数の、ばらの騎士が登場するあの神々しい音楽へとつながっていきます。
この後のシーンで登場するオクタヴィアンへの期待を、より一層高められる様に歌いたいと思います!!
――デビューにむけて、その意気込みをお願いいたします。
栄: オーディションの結果を頂いた時はただただ嬉しかったのですが、今はとてもワクワクした気持ちと、緊張と、色んな気持ちが入り交じっております。
一度しかないデビュー公演を大切に歌い切りたいと思います。
皆様のご来場をお待ちしております!

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 僅少)
    29日(土) 14:00開演(C席、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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二期会サロンコンサート Vol.187
12/15(木)<並木道に きらめく“歌の花束” ~クリスマスの贈り物~>出演者メッセージ

いよいよ2016年も残りひと月となりました。今年も表参道がイルミネーションで光り輝く季節に「二期会サロンコンサート」が開催されます!
公演が近づく中、今回の出演者を代表して、ソプラノの栄 千賀よりコンサートに向けてのメッセージが届きましたのでご紹介します。
      *     *     *
東京都心でも初雪を観測し、短い秋が終わりを告げ、イルミネーションで街が賑やかな季節がやって参りました。表参道の並木道は、今年もシャンパンゴールドにライトアップされます。
12月15日はそんなロマンチックな並木道を通って、サロンでコンサートをお楽しみ頂くという、冬の夜の贅沢な過ごし方はいかがでしょうか。
今回の二期会サロンコンサートは「並木道にきらめく ~歌の花束~」と題しまして、皆さまに歌の花束をお届け致します。
歌曲を愛する紙谷は、ベルクとシェーンベルクの珠玉の名曲を、山本は華やかなフランスオペラのアリアを、栄はオペラの王道イタリアオペラのアリアを。
そして、メゾソプラノの紙谷が颯爽たるズボン役に扮し、二人のソプラノと共にお送りするデュエットの名場面も見所です。
コンサートの最後にはリヒャルト・シュトラウスの『ばらの騎士』より、美しい三重唱をお届け致します。
ピアニストには名手、髙木由雅さんを迎え、きっと皆さまにご満足頂けるコンサートになることと存じます!
表参道のイルミネーションさながらの煌めく女声3名の歌声をお楽しみ下さい!!
               ―――――――― ソプラノ 栄 千賀
      *     *     *
出演者が全員女性!という華やかな一夜は、表参道のクリスマスをより一層輝かせることでしょう。
いよいよお席も残り少なくなってきました。是非チケットはお早めにご予約ください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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ソプラノ
栄 千賀
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ソプラノ
山本美樹
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メゾソプラノ
紙谷弘子
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ピアノ
髙木由雅
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PDFちらし
■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.187 並木道にきらめく“歌の花束” ~クリスマスの贈り物~

日時:2016年12月15日(木) 19:00開演(18:30開場)
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
料金:全自由席 3,500円(税込・1ドリンク付き)
出演:栄 千賀(ソプラノ)、山本美樹(ソプラノ)、紙谷弘子(メゾソプラノ)、
    髙木由雅(ピアノ)
予定演奏曲:
  ベルク 「4つの歌曲」作品2
  プッチーニ 『つばめ』より 「ドレッタの素晴らしい夢」
  グノー 『ロミオとジュリエット』より 「愛の神よ、私に勇気を与えて!」
  モーツァルト 『皇帝ティートの慈悲』より 「ああ、かつての愛情に免じて」
  ベッリーニ 『カプレーティ家とモンテッキ家』より
   「さあ逃げよう、それ以外に僕たちに道はない」
  R.シュトラウス 『ばらの騎士』より
   「私が誓ったこと、それは彼を正しいやり方で愛すること~夢なのかしら」
                         ほか

▼お問合せ・チケットご予約は
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831 へ
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00)

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ラリアンスのオープン記念特別ディナーで東京二期会来年の公演ラインアップを華やかに披露します!~11/7(月)・8日(火)ラリアンス「ワインとオペラを愛でる会」

東京二期会法人賛助会としてオペラ公演を中心とした公益活動に助成をいただいている、神楽坂のフレンチ・レストラン「ラリアンス」。フランス料理が西洋文化の代表であればこそ、ヨーロッパの音楽、美術など文化活動にも力を入れられているのがお店の特色です。
これまでも12回にわたり東京二期会とのコラボレーションで「ラリアンス・オペラ・コレクション」を開催し、多くのお客様にオペラとフランス料理とのマリアージュを楽しんでいただいてまいりました。
11月は、お店のオープン月間にあたり、2夜にわたって、オペラとお料理とワインの3つのコラボレーションによる特別なディナーをお贈りします。
出演者には、ソプラノ 栄 千賀、佐竹仁美、渡邊仁美、メゾソプラノ 池端 歩、和田朝妃、テノール 前川健生、吉田 連、バリトン 杉浦隆大の、いずれもフレッシュな二期会アーティストが揃いました。ピアノは髙田恵子。
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写真) 上段左から 栄 千賀、佐竹仁美、渡邊仁美、池端 歩、和田朝妃
下段左から 前川健生、吉田 連、杉浦隆大、市川浩平(研修生)、髙田恵子
お料理とともに、ワインだけではなく、オペラの名曲が運ばれてきます。テーブルのすぐそばがオペラの舞台のように、アーティストは歌い演じます。
今回のオペラのプログラム曲は、すべて2017年の東京二期会オペラ劇場公演から採り寄せました。
【今回のオペラの“銘柄”はこちら!】
★G.プッチーニ『トスカ』(2月15日(水)~19日(日)・東京文化会館大ホール)
★R.シュトラウス 『ばらの騎士』(7月26日(水)~30日(日)・東京文化会館 大ホール)
★G.プッチーニ『蝶々夫人』(10月6日(金~9日(月・祝)・東京文化会館 大ホール)
★J.シュトラウス『こうもり』(11月22日(水)~26日(日)・日生劇場)
▼より詳しい2017年オペラ公演ラインアップは、こちらをご覧ください!
東京二期会オペラ劇場2017年2月公演 G.プッチーニ『トスカ』 - 東京二期会
東京二期会オペラ劇場2017-2018シーズンラインアップ - 東京二期会

■■■ イベント情報 ■■■
☆☆☆ ラリアンス 第3回 ワインとオペラを愛でる会 ☆☆☆
日時:2016年11月7日(月)、8日(火) 両日18:30 OPEN
会場:神楽坂「ラリアンス」
    (「飯田橋駅」JR西口より徒歩2分・地下鉄B3出口より徒歩1分)
料金:おひとり様 25,000円
    お料理フルコース・ワイン4杯・音楽料(消費税・サービス料込)
    ※各日限定50名様
出演:(ソプラノ)栄 千賀、佐竹仁美、渡邊仁美/(メゾソプラノ)池端 歩、和田朝妃/
    (テノール)吉田 連[7日のみ]、前川健生[8日のみ]、市川浩平(研修生)/
    (バリトン)杉浦隆大/(ピアノ)髙田恵子
▼ワインリスト・お献立・予定演奏曲について詳しくはこちらからご覧ください
ワインとオペラを愛でる会|イベント - ラリアンス
お問い合わせ・ご予約は ラリアンス TEL03-3269-0007(フロント)まで

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クリスマスシーズンの素敵な夜を〜二期会サロンコンサートVol.187「並木道に きらめく“歌の花束”〜クリスマスの贈り物~」まもなくチケット発売

2016-2017シーズン第3回目となる二期会サロンコンサートは12月の開催。
クリスマスを前に表参道の並木道が煌びやかに飾られている様子が目に浮かびます。
出演はソプラノの栄 千賀、山本美樹とメゾソプラノの紙谷弘子。それぞれが得意とするオペラアリアや歌曲を“歌の花束”にしてお届けします。
共演は今回が初めての3人となりますが、初顔合わせにしてすでにチームワークがバッチリのところが要所要所で見受けられました。きっと、素敵なクリスマスシーズンの夜をお贈りすることができるでしょう。

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ソプラノ
栄 千賀
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ソプラノ
山本美樹
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メゾソプラノ
紙谷弘子
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ピアノ
髙木由雅

アットホームな空間の中で贅沢で優雅なひとときを、皆さまどうぞお楽しみください。
チケットは9月15日(木)より販売開始!売り切れ必至ですので、どうぞお早めにお求めください。

salon187_thumb.jpg ■■■ 公演情報 ■■■
二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン
Vol.187 並木道に きらめく“歌の花束”
~クリスマスの贈り物~

日時:2016年12月15日(木) 19:00開演
会場:カワイ表参道コンサートサロン パウゼ
出演:栄 千賀(ソプラノ)、山本美樹(ソプラノ)、
   紙谷弘子(メゾソプラノ)、髙木由雅(ピアノ)

▼予定演奏曲等の公演情報、チケットのお求めはこちらから
Vol.187 並木道に きらめく“歌の花束” | 二期会サロンコンサート 2016-2017シーズン - 東京二期会

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アルテリーベ・フレッシュコンサート
~6月の二期会アーティスト出演回:「月曜から寄りみち」

新橋の音楽レストラン「アルテリーベ東京」では、《月曜日は新橋でオペラ》を合言葉に、今後の活躍が期待される若手歌手によるディナー企画「フレッシュ・コンサート」シリーズを開催し、既に50回を超える公演を行っています。
6月の二期会のフレッシュ・アーティスト出演日は8日(月)。
今回の主役であるソプラノ栄 千賀(さかえ ちか)とメゾソプラノ実川裕紀(じつかわ ゆき)が素敵な一夜をお届けします!
今日は、そんな二人から届いたメッセージをご紹介します!
「なんとなく憂鬱な月曜日、週初めから飲みに行く気分じゃない月曜日、週初めだから仕事が溜まっていて定時に会社を出られない月曜日…ですがもしもっ‼ 月曜の憂鬱と仕事を火曜日に回し、“月曜から寄りみち”してアルテリーベにお越し頂けましたら、火曜日の憂鬱もふっとぶ素敵なお時間を栄&実川コンビがご提供致します!
ソプラノとメゾの微妙な関係にスポットを当てたプログラムで、あなたをお待ちしております!」
 ― 栄 千賀
「二期会研修所同期の栄千賀さんとのデュエット盛り沢山のコンサートです。久しぶりの共演をとっても楽しみにしています!
オペラ重唱では、二人の様々な関係性をお客様にも楽しんでいただけるような曲目を選びました。私個人としても初めての曲目があるので、お披露目させていただけるのが楽しみです!
6月9日は是非アルテリーベまで足をお運びください!」
 ― 実川裕紀

二期会オペラ研修所でも同期のこの二人は息もぴったり。
月曜からの寄りみちを素敵な一週間の始まりにするべく、素敵なプログラムをご用意してお待ちしております。

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ソプラノ
栄 千賀
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メゾソプラノ
実川裕紀
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ピアノ
松原裕子

■■■ 公演情報 ■■■
《アルテリーベ東京 第55回月曜フレッシュコンサート》
~月曜から寄りみち~
日時:2015年6月8日(月) 18:00開店
  第1ステージ 19:00頃/第2ステージ 20:00頃
会場:アルテリーベ東京(JR「新橋駅」日比谷口より徒歩5分)
料金:5,141円(ビュッフェ形式・飲み放題・音楽料込)
出演:栄 千賀(ソプラノ)、実川裕紀(メゾソプラノ)、松原裕子(ピアノ)
予定プログラム:
  グノー 『ファウスト』より 花の歌  宝石の歌
  ドニゼッティ 酒飲み(二重唱)    …ほか
さあ、「月曜日は、新橋で、オペラ」!
▼お問合せ・ご予約は
アルテリーベ東京
 TEL03-3519-7007

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