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東京二期会オペラ劇場2024年2,3月公演 ワーグナー『タンホイザー』キャスト・インタビュー [2]ヴェーヌス役:林 正子

2月28日、東京文化会館大ホールで初日を迎える、ワーグナー『タンホイザー』。
二期会キャストのリレー・インタビュー2人目は、ヴェーヌス役のソプラノ林 正子。
東京二期会では、昨年秋ヘンツェ『午後の曳航』房子役に続いての出演となりました。東京二期会では、ワーグナー、R. シュトウス作品で欠かせない存在となっています。どの役を担うときでも、深い洞察と心情に裏付けされた表現で、決してステレオタイプな人物にならず、物語に奥行きを与えています。今回もエリーザベトの聖なる愛に対立する欲望の愛を司るヴェーヌス役ですが、林が演じる「愛の神」とは?公演に向けて話を聞きました。

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ヴェーヌス役:林 正子(ソプラノ)


――ヴェーヌスとは、どのような役、どのような人物でしょうか。

林: 『タンホイザー』の出演者で、唯一の神様枠であるヴェーヌスですが、意外と人間感覚の持ち主です。
ハインリッヒと自分が構築した関係性に自信を持っていて、恐らく、自分の王国から彼が出て行きたいと思う日が来るとは想像もしたことがないのではないでしょうか。最初は自信たっぷりのヴェーヌスが、その心情をどのように変化させていくのかが、今回の聴きどころだと思います。個人的には、非常に人情(?!)に篤いこの女神さまのファンです、はい。

――『タンホイザー』って、神様側が「欲望」担当で、エリーザベトという人間側が「聖」担当という時点で、「この話、一筋縄ではいかないよ」宣言をされている感じがしますね。ワーグナーの作品は難しいと思われがちですが、林さんはどのように感じていますか?

林: 確かに、イタリアオペラのお話と比べると、ワーグナーのオペラは神々が登場する機会が多いため、親近感を持つのは難しいですよね(そもそも、神々の日常生活やルーティーンって何だろうか?)。
ところが、彼らが話している内容を聞いてみると、結局人間と同じことを言っています。あ、決して、ワーグナーの想像力欠如を指摘しているわけではありません。この『タンホイザー』の冒頭のハインリッヒとヴェーヌスの会話も、結局は「婦系図」ばりの痴話シーンであったりして、すんなり理解できる内容となっております。ワーグナーのオペラのお話は意外に難しいものではありません。

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2023年11月 東京二期会オペラ劇場『午後の曳航』より 黒田房子役 (撮影:寺司正彦)


――まずは、神々を畏れすぎずに観ることが、コツのひとつ、といえるでしょうか? さて、すでに何度か稽古を重ねてきて、今回のキース・ウォーナー演出の魅力を教えてください。

林: 何よりも先ず、舞台が美しいです。
ヴェーヌスの館は、19世紀末のメゾンクローズ(*高級娼館)を想定しているとの説明を受けました。
この設定ですと、感情の想像がしやすく、この演出家の特徴である「感情の掘り下げ」が容易にできるのではないかと。
ダンサーさんたちの使い方が、とても効果的で贅沢です。実は、ダンサーさんたちに担いでもらっての登場で、長いこと歌っていますが、登場も退場も自分の足を使わないことは初めての経験です。彼らの腰を守るため痩せよう、と決意。

――そうなると、ヴェーヌスは19世紀パリの高級娼婦にも重なる存在になりますね。『椿姫』ではないですが、ヴェーヌスがヒロインとなる物語だって、タンホイザーの物語とともに展開しているはず。やはり一筋縄ではいかなそうですね。
林さんとともに、空飛ぶヴェーヌスのダブルキャストは土屋優子さんですが、オペラで一緒になるの初でしたでしょうか。土屋さんの印象をお聞かせください。


林: 素晴らしい声の持ち主です。彼女の声なら、劇場の隅々まで声が届くことは間違い無いです。
お名前の通り、とても優しい方で、お稽古場ではいつも和ませて頂いております。
Merci,優子さん!!!

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2018年2月 東京二期会オペラ劇場『ローエングリン』より エルザ役 (撮影:三枝近志)


――最後に、お客様に、本番への意気込みをお願いします。

林: 今回のこの『タンホイザー』は、まさにThe Operaだと思います。
つまり、美しい非日常への誘いです。
寒さ厳しい折ではございますが、身も心もホットになるプロダクションです。
アーティスト一同、劇場にてお越しをお待ちしております!

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2016年11月 東京二期会オペラ劇場『ナクソス島のアリアドネ』より プリマ・ドンナ/アリアドネ役 (撮影:三枝近志)



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▼『タンホイザー』公演情報ページはこちら
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2024年2,3月公演 R.ワーグナー『タンホイザー』
- 東京二期会オペラ劇場
2024年2月28日(水)17:00*、29日(木)14:00、3月2日(土)14:00*、3日(日)14:00 東京文化会館 大ホール
指揮:アクセル・コーバー/演出:キース・ウォーナー/管弦楽:読売日本交響楽団
*…ヴェーヌス 林 正子 出演日

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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2月公演オペラ『金閣寺』キャスト・インタビュー ~溝口の母役・腰越満美、林 正子

オペラ『金閣寺』で主人公 溝口の心に深い傷を刻んでいる存在が溝口の母です。
この役を演じる腰越満美と林 正子は、まさに多くの二期会オペラで主演を重ねてきたディーヴァ。稽古中は常に和装で、凛とした姿勢を崩すことのないふたり。稽古が休憩に入るか一日の終わりには一転して笑顔をこぼし場を和ませているふたりに、公演にむけて話をききました。

腰越満美

林 正子
     *     *     *

――溝口の母はどのような人物でしょうか?

腰越: 気位が高く、また自己評価が高く、自分の欲望に正直な人ではないかと思います。

林: 原作とは相当違いますね。別人格です。常に満たされない思いを抱くひと。思い描いていた人生とは違っていたので、その欲求不満のはけ口を、父や溝口にぶつけます。

――腰越さんは、これまでに様々なプリマ役を演じていますが、今回の母に似た役と出会ったことは?

腰越: 実際に歌った経験はありませんが、『修善寺物語』桂役に、『金閣寺』母役がオーバーラップする部分がありますね。“私はこんな田舎でくすぶっているような女じゃないのよ!”と、いつも自分の境遇に不満を持ちながら気位だけ高く暮らしているようなところが…


東京二期会2014年4月公演 プッチーニ『蝶々夫人』より 蝶々夫人:腰越満美

――母役の見どころ、聴きどころは?

腰越: (第1幕の)息子の溝口が見ているのをわかっていながら、若い男とのラヴシーンを続けるところでしょうか。とんでもない母ですね!

林: 情事を息子に発見されたら、普通の親なら隠そうとするでしょうが、この人は開き直ります。そういった仕草も色っぽく、あえてふてぶてしくできたら、と。

――このオペラは、主人公溝口が金閣に火を放とうとする場面から始まり、同時に彼の回想が始まります。物語の構造上、登場人物の誰もが溝口の内面世界と考えることもできます。稽古をされていて、どのように感じていますか?

林: なるほど~、それで腑に落ちました。これは母自身ではなく、溝口の想像するところの母像だとすると、あの居直りぶりは理解できます。最初に台詞を読んだとき、これは女の人が苦手な、まじめな人によって書かれたという印象がありました。それで、女のひとから好かれない、欲求不満の女の人を演じてみようと思った次第で。

腰越: 思春期にありがちな思い込みの激しさによる鬱屈した心、社会から受け入れられない孤独感から人が皆、自分を拒絶しているのではないかと感じる・・・というようなことは、人間誰しもがある程度は経験したことがあるであろう、内に秘めた負の部分であると思います。普段は大っぴらに表に出すことを憚られる負の部分を表現するのですから、思いきり(世間の感じるところの悪役を)やれて楽しくもあります(笑)。溝口の心の中の、母から拒絶され自分は母に愛されていないのだ、という思いが、狂気な行動に至る大きな要因だったのではないかと思います。

――林さんは、リヒャルト・シュトラウスやワーグナーなドイツオペラの主要な作品で主演してきました。また現代作品では日生劇場との共同主催でライマン『リア』でも。今回の『金閣寺』も、日本オペラでありながら、「ドイツ語のオペラ」でもありますが、どのように感じられていますか。

林: 金閣寺という題材を選んだ時点で、「無国籍オペラ」になったと言えるのではないでしょうか? 似たような背景を描くのであったら、「午後の曳航」でも、「美徳のよろめき」でも良かった訳で。金閣寺が燃えてしまったことや、その後に入って来たアメリカ軍に日本の教育や思想が変容されたことによって、日本人の思想的な拠り所がなくなった時代の話を取り上げたこと。これを、同じ第2次世界大戦の爪痕に苦しむドイツと気持ちを共有するのであったら、この題材しかなかった、と思うのは、考え過ぎでしょうか?


東京二期会2015年10月公演 R.シュトラウス『ダナエの愛』より ダナエ:林 正子

――最後に、お客様にメッセージを。

腰越: 根強い三島ファンもいらっしゃることと思いますが、そうでない方も一度原作を読み返してからいらっしゃると、オペラもより楽しめるのではないかと思います。音楽はヴェルディやプッチーニなどのように“歌を聴く”というよりは、オーケストラと歌い手が一体となった“音楽全体が物語を語っている”というオペラではないかと思います。宮本亜門さんの演出も乞うご期待!!です。

林: 今回は、なかなか上演の機会が少ない『金閣寺』をご覧になる大きなチャンスだと思います。宮本亜門さんの演出も、日本人らしい細やかさと、国際人らしい表現性に富んでおり、あっという間の2時間になることでしょう。三島由紀夫が追求し続けたのは、日本人がどうあるべきか、ということでした。彼の考えに少しでも添うことができるようにしたいと考えています。
市ヶ谷での自決の際に、あるエピソードが有ります。同じ楯の会に属していた若者が、あの事件の前の日に、三島に自分の結婚式の仲人を頼んだ際に、三島は薄く微笑んで快諾をしたそうです。このエピソードに、私は彼の孤独と優しさを感じて止みません。

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▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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【稽古場レポート】2月公演『金閣寺』(3) 〜『金閣寺』の世界に浸る体験を!

東京二期会2019年2月公演オペラ『金閣寺』立ち稽古は第3クール目に入り、全てのシーンに演技がつき、稽古場もいよいよ仕上げに向かって動いております。

全体を見てきて感じるのは、オペラの展開が非常にスピーディーであること。舞台装置の動きと相まって、過去と現在、溝口の心象風景と現実とが次々と入れ替わり現れるため、その境界上で揺れる主人公溝口とヤング溝口と共に、『金閣寺』の世界を漂っていくような感覚に浸って頂けるのではないかと思います。


第1幕冒頭 溝口(与那城 敬)の演唱「金閣寺は焼かれねばならぬ!」


溝口(宮本益光)とヤング溝口(前田晴翔)は全編出ずっぱり!

また、当作品の影の主役と言えるのが合唱。シーンのチェンジが多いこのオペラの語り手であると同時に、溝口の心の動きも表していきます。
演出の宮本亜門が「"お経オペラ"と命名したいくらい」と語るように、劇中では何度もお経が聴こえてきますが、このお経部分を担当するのも合唱です。
オペラの最終場面は「ついに自由になった」と歌う溝口の絶唱、オーケストラの咆哮と、合唱の歌う読経が合わさり、大きなカタルシスが得られることは間違いありません。特にこの場面は、今回の舞台セットとの相乗効果を、是非劇場にて体感頂きたいと思います!


時には溝口を鼓舞し、時には溝口を追い詰める合唱

今週は、指揮のマキシム・パスカルもいよいよ合流予定!
マエストロによるオーケストラの色彩が間もなく加わり、『金閣寺』の全容をお届けするまで、2週間強。2月22日〜24日の3日間の公演は間もなくです。




▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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2/9(土) 東急百貨店 本店×東京二期会オペラ『金閣寺』イベント第2弾を、7階 MARUZEN&ジュンク堂書店イベントスペースで開催!

去る1月19日(土)、渋谷の東急百貨店 本店1階にて、東京二期会オペラ劇場2月公演『金閣寺』キャストによるミニ・コンサートを開催いたしました!
15分間のステージながら、200名近くのお客様に、本キャストの歌を間近にお聴きいただくことができました。





4枚目の写真左から ピアノ石野真穂、バリトン与那城 敬(溝口役2/23)、ソプラノ林 正子(母役2/23)、メゾソプラノ郷家暁子(娼婦役2/22,24)、テノール高田正人(若い男役2/22,24)

名だたるブランドの看板に囲まれて、二期会本公演キャストの歌声が響きわたったのはこれが初めて!お買い物にお越しのお客様にも驚きとともにお楽しみいただけたようでした。ありがとうございました!

さて、東急百貨店とのコラボレーションはこれで終わりではありません。
来る、2月9日(土)14時から、本店7階にあるMARUZEN&ジュンク堂書店イベントスペースにて、「金閣寺」三島由紀夫原作小説のレクチャーの開催が決定しました!
講師は、三島由紀夫文学館研究員で雑誌「三島由紀夫研究」編集委員の山中剛史さん。
この度の宮本亜門新演出オペラ『金閣寺』上演にちなんで、原作の小説「金閣寺」が、三島由紀夫自身とともにそれぞれの時代でどのように受け止められ、そして、どのようなテーマをもって演劇、映画、ダンス、そしてオペラへと生まれ変わっていったのか、さらには宮本亜門演出・台本による劇場版『金閣寺』(2011-)がどのように新しく、原作の魅力を引き出していたのかなどについて、たっぷりとお話しいただきます。
必ずやオペラ『金閣寺』への期待が高まることでしょう。
知的好奇心あふれるお客様に、公演前にぜひご参加いただきたい企画が実現しました!入場無料ですので、どうぞお越しください。

■■■ イベント情報 ■■■
東急百貨店 本店×東京二期会オペラ劇場 特別企画
MARUZEN&ジュンク堂書店 講演会 三島由紀夫『金閣寺』の変奏(バリエーション)

日時:2019年2月9日(土) 14:00開始(13:00当日受付開始)
会場:東急百貨店 本店7階 MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店 イベントスペース
   (東京都渋谷区道玄坂2-24-1)
料金:参加無料(※要事前予約)
講師:山中剛史(三島由紀夫文学館 研究員)

※ご案内
*本イベントへのご参加は事前のご予約(無料)が必要になります
*チケットの発券はございません。ご予約されましたら受付番号をお控えの上、直接会場にお越しください
*定員になり次第受付を締め切らせていただきます
*ご参加の方には簡単な参考レジュメを配布いたします

■講師:山中剛史(やまなか たけし)
1973年東京生まれ。中央大学大学院兼任講師ほか。三島由紀夫文学館研究員。雑誌「三島由紀夫研究」編集委員。著書に『決定版三島由紀夫全集42年譜・書誌』(新潮社、共著)、『21世紀の三島由紀夫』(翰林書房、共著)、『同時代の証言 三島由紀夫』(鼎書房、共編著)、『混沌と抗戦―三島由紀夫と日本、そして世界』水声社、共編著)ほか。

●お問合せ・ご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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1月19日(土)開催!東急百貨店 渋谷・本店とオペラ『金閣寺』がコラボ~本館1階での『金閣寺』キャストによるスペシャル・ステージ

東急百貨店 渋谷・本店にて、東京二期会オペラ劇場2019年2月公演 オペラ『金閣寺』のキャストによる特別なプロモーション・ステージが実現します!

新年1月19日(土)14時から、本キャストのソプラノ林 正子(母役:2/23出演、平成13年度五島記念文化賞新人賞受賞)、メゾソプラノ郷家暁子(娼婦役:2/22,24出演)、テノール高田正人(若い男役:2/22,24出演)、そして、バリトン与那城 敬(溝口役:2/23出演)が、なんと、本館1階の売場内に登場!お買い物をお楽しみの皆様にオペラの魅力をお伝えするべくミニステージをお届けいたします。ピアノは石野真穂。


ソプラノ 林 正子

メゾソプラノ 郷家暁子

テノール 高田正人

バリトン 与那城 敬

ピアノ 石野真穂

■■■ イベント情報 ■■■
東急百貨店 渋谷・本店×東京二期会オペラ劇場 特別企画
『金閣寺』キャストによる 本館1階スペシャル・ステージ

日時:2019年1月19日(土) 14:00頃開始(約15分)
会場:東急百貨店 渋谷・本店 本館1階
料金:観覧無料
出演:林 正子(ソプラノ)、郷家暁子(メゾソプラノ)、
   高田正人(テノール)、与那城 敬(バリトン)、
   石野真穂(ピアノ)

東京二期会オペラ劇場と東急百貨店 渋谷・本店とのこうしたコラボは初めての試み!
ぜひ応援にいらしてください!
 
 
▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

 2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
 指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
 〈主催〉公益財団法人東京二期会
 〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

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 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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【イベント・レポート】2月22日(木)『ローエングリン』平日マチネ・スペシャル~演出・深作健太アフタートークを開催しました!

【※一部に新演出の内容記述がありますので、ご鑑賞前の方はご注意ください】

2月21日(水)、東京二期会オペラ劇場『ローエングリン』が東京文化会館で幕を開けました。準・メルクルの緻密で流麗な指揮のもと東京都交響楽団が奏でる震える弦の透き通る美しさ、堰を切ったように咆哮する管楽器に飲み込まれる『ローエングリン』の舞台。

タイトルロールは、福井 敬と小原啓楼。気品に満ちたエルザ姫は林 正子と木下美穂子。対抗するオルトルートは中村真紀と清水華澄、その夫テルラムントは大沼 徹と小森輝彦、ハインリヒ王の小鉄和広と金子 宏。出演者の総力を挙げて、熱気あふれる公演となりました。合唱は二期会合唱団。

初日から大きな話題となっている今回の舞台について、22日(木)の公演終了後、スペシャルイベント「演出・深作健太によるアフタートーク」が行われ、およそ400名のお客様が参加されました。聞き手は大野徹也公演監督。演出コンセプトの解説だけでなく、お客様からの質問も多く飛び濃密な1時間となったのではないでしょうか。その様子を少しお伝えいたします。



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深作: ワーグナーの作品の中でも、僕は『ローエングリン』がもっとも美しいオペラだと思っていて、今回『ダナエの愛』に続いて憧れの準・メルクルさんとまたご一緒できるなんて夢のようだと思っていたのです...が、始めてみますと、ワーグナーさんの恐ろしさを身をもって知ることになり、毎日が絶壁を登っているような思いでした。もう夢枕にもワーグナーさんが立って、日本語で「凡庸ダ!」と怒られたりもしました(会場笑い)



(舞台にかけられていた肖像画をもって)劇中にも登場するこちらの絵の方がどなたかおわかりでしょうか?今回はワーグナーを庇護し、その芸術に深く傾倒した、バイエルン王ルートヴィヒII世の生涯に焦点を当てて演出プランを作りました。
その生涯は、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画でも有名です。18歳のときに突然父を亡くし王位を継承するも、政治・戦争の世界に背を向け、まるで美の世界へ逃避するかのように自らを白鳥の騎士ローエングリンに擬え、新白鳥城(ノイシュヴァンシュタイン城)を築いた王へのオマージュとして、『ローエングリン』をこの悲劇の王の最後の一日として描くことにしたのです。

稽古場では歌手の皆さんとディスカッションを重ね、オペラ『ローエングリン』が本来持つ、物語や時代性を尊重しつつ、“今”を生きる人々のための演出を問い続けました。
大きな戦争が終わって70年以上が経ち、日本も世界も、またキナ臭い時代にむかう予感に包まれる中、いま〈英雄〉を描くオペラを上演するという事が、僕には繊細な問題をはらんでいるように思われました。
その状況は、ワーグナーさんが生きた19世紀の時代にも通じます。ドイツ統一を求める声が高まる中、戦争の世紀へ向かおうとする時代の中で『ローエングリン』は書かれました。
ローエングリンは、エルザに禁制を破られることで、結果的には戦わずしてこの世を去ってしまいます。彼はいわば「非戦の英雄」です。そこから出発しようと思いました。

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(前奏曲から、老いた男が登場。それが最期のルートヴィヒII世。政治に背を向け、すでに亡きワーグナーが残した楽譜を抱え、芸術の世界に逃げ込んでいます。大きなデジタル時計が最初[00:00:00]を指し、時間が逆戻りし始めます。いつしか、ルートヴィヒは、若きローエングリンとなって、この物語を生きてゆきます。)
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稽古場では素晴らしい瞬間がたくさんあって、3幕の名曲、「名乗りの歌」と「別れの歌」を、ローエングリン役の福井 敬さんと小原啓楼さんが歌われた時に、それを聴いた僕たちは本当に泣いてしまっていたのですね。なんというか、神々しい〈英雄〉が歌うのではなく、普通の人間が、愛する女性に訴えかける歌として聴いた時に、二つの歌の新しい可能性が発見できたのです。
ルートヴィヒII世は、英雄ローエングリンになりたかった、そして、なれなかった男です。エルザは彼を愛するが故に「本当の名前を教えて」と禁問の誓いを破りますが。それに対し本当は彼は「ルートヴィヒ」と答えるべきなのに、「ローエングリンだ」と歌ってしまう訳です。王制の時代が終わり民主主義の現代、僕たち大衆は時に多数決で、間違えた英雄を選んでしまう。ヒトラーのような怪物を生み出したのは僕たち自身なのです。合唱が一方の主役ともいえるこのオペラで、ワーグナーはそう語っているような気がするのです。

 *******
(王亡き後、デジタル時計は、また時を前に向かって刻み始めます。二人の女性、エルザとオルトルートは争いを超えて、共に平和を祈ります。)
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(この記事はアフタートークの記録を内容にあわせ編集部で再編集したものです)

     *     *     *

▼いよいよ25日(日)千秋楽。どうかお見逃しなく!《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場


●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(*)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

 
 

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2月のNHK《名曲アルバム》は、ソプラノ林 正子が歌う「愛の喜び/マルティーニ作曲」を放送!

近年、数々のオペラで主要な役を演じ好評を博している林 正子。
2月のNHK名曲アルバムでは、ソプラノ林 正子が歌う名曲「愛の喜び」が放送されます。
オーケストラの奏でる甘いメロディに優美で深みのある歌声をのせ、苦悩に満ちた歌詞をも美しく歌いあげる、林 正子の歌唱をご堪能ください。

 ソプラノ 林 正子

◆◆◆ 放送情報 ◆◆◆
NHK《名曲アルバム》
放送日時とチャンネル:
2018年2月
 10日(土)14:55~15:00 [総合]
 11日(日)4:20~4:25 [総合]
 13日(火)5:55~6:00 [BSプレミアム]
 14日(水)10:50~10:55 [Eテレ]
 16日(金)10:55~11:00 [Eテレ]
 21日(水)5:55~6:00 [BSプレミアム]
 25日(日)4:20~4:25 [総合]
 28日(水)10:50~10:55 [Eテレ]
曲目:「愛の喜び」マルティーニ作曲/フロリアン作詞/挟間美帆・編曲
出演:林 正子(ソプラノ)、渡邊一正(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)

▼放送の詳細は番組ホームページをご覧ください
名曲アルバム - NHKオンライン
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!エルザ役には林 正子~『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
 (※林の出演日は21日(水)と24日(土))

▼2月『ローエングリン』に向けてのインタビューはこちら
「エルザは非常に人間的な役だと思います」~東京二期会オペラ劇場2月公演『ローエングリン』エルザ役、林 正子インタビュー|2018/1/10 - オペラの散歩道(二期会blog)

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!

 
 

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【イベント・レポート】1/21(日)二期会プレ・マチネ 映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること

1月21日(日)に開催致しましたクラシカ・ジャパンPresents《二期会プレ・マチネ》、多くのお客様のご来場たいへんありがとうございました!

 青山のドイツ文化会館

 OAG(オー・アー・ゲー)ホール

演出家が公演前にお客様に直接話すことのできる唯一の機会とあって、「新演出だけど事前にどこまで明かしてしまうの!?」というところに注目が集まったのではないでしょうか。
トーク中は、クラシカ・ジャパンで3月放送予定の『ローエングリン』の映像も交えて展開。さらには2月21日のワールド・プレミエ公演で共演するローエングリン役の福井 敬、エルザ役の林 正子も登場して、現在進行形の稽古場の様子も含めた今回の『ローエングリン』についてそれぞれの想いを語りました。
そしてトーク後には、ソプラノ土屋優子が第1幕の「エルザの夢」、テノール菅野 敦が第3幕「ローエングリン別れの歌」をそれぞれ披露(ピアノは大藤玲子)。


 カーテンコール

最後は、《二期会プレ・マチネ》恒例のカーテンコール・フォトセッション(写真上)となりました。
フォトセッションで撮影いただいた写真は、公開いただけますので、SNSやブログなどにどうぞご活用ください。

イベントの様子の一端をお伝えするべく、まずは、深作健太が語ったワーグナー、ローエングリンについて、まさに「今、考えていること」をご紹介しましょう。


 深作健太(左)とクラシカ・ジャパンの石川 了さん

<オペラ演出について>
二期会の歌手の皆さんの大ファンだった僕が、2015年にR.シュトラウスの『ダナエの愛』で初めてオペラを演出させていただきました。オペラを演出する上で何より心がけていることは、演出が音楽の足を引っ張ってはいけない、という事。そして、歌手の皆様から出てくるものを大切にしたい。大好きなワーグナーさんの美しい音楽に寄り添いながら、歌手の皆さんの感情や身体性を大切にして稽古してゆきたい、と思っています。そういう意味では、ダブルキャストで、両チーム違った印象の仕上がりになるのでは、と思います。

<ワーグナーは僕の原点>
昔、レコード店で映画のレーザーディスクを漁っている時に、ふと店内のモニターに流れている映像が目に飛びこんできたんです。レーザー光線が飛び交う中で、槍や剣を持った人が近未来の衣装で大声で歌っている・・・これはなんだ、と思って観ていると、圧倒されて、とにかく感動したんですね。それがハリー・クプファー演出の『ニーベルングの指輪』でした。もともと子供の頃から『スターウォーズ』が大好きで、ジョン・ウィリアムズの映画音楽を聴いていると、これ、さかのぼっていくとワーグナーなんですよね。モチーフをつけて音楽が途切れなく続いていくという劇音楽の作り方ということを考えていく時に、オペラというものに突き当たって、特にドイツオペラの読み替え演出の豊かさに魅了されて、そこからワーグナーの世界にハマっていきました。そういう意味で、ワーグナーの音楽というのは自分にとって原点のような存在で、今回『ローエングリン』を演出させていただけることは、本当に夢のような出来事なんです。

<『ローエングリン』へのアプローチ>
この作品は他のワーグナー作品と比べても、一見明るくて美しい音楽に覆われているのですが、そこにはくっきりと二つに分かれた世界が描かれています。ワーグナーさん自身の台本にも、中世ドイツの「史劇」としての側面と、そして白鳥伝説のような「メルヒェン」の世界が対立していて、ローエングリン、またはオルトルートのような魔法を使う存在はその中間地点にいて、二つの世界を行ったり来たりしている。そして、ローエングリンは、最後にはやはりもといたファンタジーの世界へ帰って行ってしまうのです。
今回、僕たちが描かなければいけないは、この二つの世界の境界線。その狭間で揺れる針のような感情を、くっきりと描きたいと思いますし、そこがお客様にとっては聴きごたえのあるところだと思います。

そして、また今回演出していて作品からすごく感じるのは、父親の影といいますか、父性的なもの。ここでも主人公(ローエングリン)が、包容力と慈愛にみちた父性的なものと自分を見守る女性との間でゆれている・・・過去の先輩方の『ローエングリン』では、エルザの視点から描く演出も多かったのですけれど、僕には音楽がエルザよりも、特にローエングリンの方に強くついているように感じられ、また第二幕では今度は王制に反抗する魔女オルトルートが音楽の中心にいるように感じられています。そこが、どうも不思議な作品だなあと思っていて、今回の演出を考えるカギになってゆきました。

〈英雄〉とは何か?
ワーグナーの音楽というと、管楽器の勇ましさや、自立神経がおかしくなるような(笑)和音と旋律の進行に僕自身ハマってきたのですけれど、『ローエングリン』にはまた違った独特の明るさと美しさがあって、物語も一見、勧善懲悪の白鳥の騎士とお姫様のメルヒェンとして描くこともできるのですけれど、僕は今回この明快さの正体を突き詰めていく事こそが大切ではないか、と思っているんです。
「英雄とは何だ? 人が人を救うとはどういうことか?」ドレスデン革命に敗れた後、台頭するプロイセンの下、ドイツ帝国への統一が進む中で、王制が崩壊した後の世界をワーグナーさんがどんな風に夢見ていたのか。
長調で正々堂々とした音楽でありながらも、『ローエングリン』には、すごく危ういバランスを保って立とうとする英雄の姿が描かれているように思えるのです。結果的にはワーグナー作品唯一の救済のない悲劇として、このバランスが崩れていってしまうのですが、その危うさこそがなんとも魅力的です。
テキストの通り勧善懲悪のメルヒェンとして描くよりも、今回は『ローエングリン』を、今、日本で上演するという意味を考えました。そして、「英雄とは何か?」という事について、史実と重ねて考えてみることにしたのです。

<ローエングリンに憧れた、ヒトラーと、もうひとりの人物>
歴史上、英雄ローエングリンに憧れた有名な人物が二人います。ひとりはヒトラー。彼は、ローエングリンが最後に記した「フューラー(導き手)」という言葉を、自らの称号「総統(フューラー)」にしてしまいました。僕は今回その汚れたイメージを払拭したい。そして、もうひとりが、当時のバイエルン王ルートヴィヒ2世です。彼は政治に背を向けて、ノイシュヴァンシュタイン城をはじめ時代錯誤の城をたくさん築き、ロマンの世界に浸り浪費を重ねていく中で、「狂王」の烙印を押され遂には廃位にされてしまいました。今回、僕は、彼の人生とローエングリンの生涯を重ねることで、『ローエングリン』の根底に這うものを描けたらと考えています。
ローエングリンが去り際に歌う「スワンソング(別れの歌)」にルートヴィヒ自身の姿を重ね合わせる事で、テキストの裏側を描き出せたらな、と考えています。
エルザはまた大胆で抽象的なのですが、聖母のような存在として、ローエングリンをここではないどこか遠くに誘う天使のような存在として、ほイメージしています。

2・21ワールドプレミエにむけて!
演出の50%は事前に脳内で準備し、考えてゆきますけれど、残りの50%は稽古場で歌手の皆さんと一緒にこれから生まれてくると思っています。ここが新演出の良いところで、今日ここにいらっしゃる福井敬さんや林正子さんにも導かれながら、稽古場では今、日々新しい発見が生まれていて、僕たちの『ローエングリン』はこれからどんどん育ってゆく、という予感がしています。
大好きな準・メルクルさんや歌手の皆さんと、愛するワーグナーさんの美しい音楽の世界に飛び込んで、一緒に素敵な公演を作って行けたらと思います。そして、公演の最後の1ピースは、音楽を聴いてくださる観客の皆様です。ぜひ会場にお越しいただいて、一緒にワーグナーの世界に浸っていただけたら、と思います。
二日目の2月22日は、終演後のアフタートークを行います。今度は自分の反省会みたいになってしまいますが(笑)、ご鑑賞されたお客様にだけ、完成した作品についてお話しさせていただく機会になりますので、ぜひお越しください。
本日はどうもありがとうございました!
(深作健太のトークをもとに編集部で再編集しました)。


 左から菅野、土屋、深作、林、福井、石川さん

▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00(プレミエキャンペーンあり)/22日(木)14:00(平日マチネ・スペシャル)/
  24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

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「エルザは非常に人間的な役だと思います」~東京二期会オペラ劇場2月公演『ローエングリン』エルザ役、林 正子インタビュー

2018年2月公演『ローエングリン』エルザ役に出演するソプラノ林 正子。
近年の東京二期会オペラ劇場公演では、『サロメ』『ダナエの愛』『ナクソス島のアリアドネ』とR.シュトラウス作品の公演で常にタイトルロールを飾っています。
オペラ歌手としてのキャリアのスタートから、『リエンツィ』イレーネ、『タンホイザー』ヴェーヌスとワーグナー・オペラに出演。二期会オペラ主役デビューは、創立50周年記念の金字塔『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファと、そのスケールの大きな歌唱に高い評価と更なる期待が寄せられていた林。今回、待望のエルザで登場します。
まるで実在の人物と向かい合うように、これから演じるヒロインと向かい合い、融合していく林 正子。今回のエルザに向けての話を聞きました。
1月21日開催の〈二期会プレ・マチネ〉にも登場する予定ですので、より詳しい話が聴けるかも!あわせて御期待ください。



Q. 林さんにとって、今回のエルザはどんな人物ですか?
――悲劇のヒロインとして描かれるけれど、もっと深い何かがある感じ。歌詞を見てもわかる通り、自分の信念を高貴に持っている人だと思います。ここから先は演出家とのお話し合いになりますが、私としては、エルザがどのあたりからその信念をぐらつかせることになるのかが非常に楽しみです。
人間は弱い生き物ですね、オルフェウス然り、浦島太郎然り。駄目だと言われると、やりたくなってしまうのです、残念ながら。エルザは非常に人間的な役だと思います。

Q. オペラ『ローエングリン』の魅力を。
――男のロマンでしょうか(笑)?
どのテノールに聞いても、一度はやりたいオペラとして名前が上がります。〈結婚行進曲〉など、耳馴染みのある曲も多く散りばめられていますから、とても楽しめる作品だと思います。演出の深作さんも、最愛の作品とされていますので、日本人の繊細さを活かした舞台となるのではないでしょうか。

Q. では、林さん自身の公演への意気込みを
――前回のローエングリン公演は1979年。その時の公演での先達の活躍に恥じないように、エルザを演じたいと思います。劇場でお会いすることを楽しみにしております。

▼林 正子も出演~1月21日(日)はドイツ文化センターへ!『ローエングリン』プレトークのご案内はこちら
1月21日(日)開催!開局20周年クラシカ・ジャパンpresents〈二期会プレ・マチネ〉映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること - オペラの散歩道(二期会blog)

▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00

●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 
【ソプラノ林 正子 東京二期会オペラ劇場 名シーン集】(撮影:三枝近志)

 2010年 ベルリオーズ『ファウストの劫罰』

 2011年 R.シュトラウス『サロメ』

 2013年 ライマン『リア』

 2015年 R.シュトラウス『ダナエの愛』(深作健太演出・舞台上演日本初演)

 2015年 R.シュトラウス『ダナエの愛』(深作健太演出・舞台上演日本初演)
 
 

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2018年2月『ローエングリン』オルトルート役で二期会デビュー!
ソプラノ中村真紀にインタビュー

2月公演『ローエングリン』にオルトルート役で二期会デビューを決めるソプラノ中村真紀。
デビュー公演に先駆けて、今月21日には『ローエングリン』プレ・コンサートともなる、浜離宮朝日ホールのランチタイムコンサートに、同ローエングリン役 小原啓楼(テノール)、エルザ役 林 正子(ソプラノ)、テルラムント役 大沼 徹(バリトン)とともに出演します。

これまでにハンガリーのリスト音楽院、また時を経てイタリアのボローニャで研鑽を
積んできました。デビューに向けて、「中村真紀の今」を聞きました。

【Q1】
2月公演『ローエングリン』オルトルート役で出演するソプラノ中村真紀さん。まずは、ブダペスト、ボローニャでの研修時代のことを。


ソプラノ 中村真紀
【A1】
リスト音楽院には、今から10年以上前に留学しておりました。私の場合ですが、一番最初に歌を学ぶ場として、イタリアでもドイツでもなくハンガリーだったことはとても幸せな事でした。時代も良かったのだと思います。まだEUに加盟する少し前で、物価は日本のほぼ半分。学生達の多くはコンピュータや携帯を今のように持ててはおらず、楽譜すら、全て図書館でコピーをして勉強している状態でした。音源もほとんどなく、彼等の奏でる音は、楽譜から感じるものをそのままあらわしているという印象でした。なんとなくどこかで聴いたことがある、と思いながら勉強する、ということがないのです。彼等一人一人が楽譜と対話し生み出す音楽です。とんでもない解釈のものも多く聴きましたが、時々出会える、宝石の塊のような音楽には感銘を受けました。何の、誰の真似でもない唯一無二の音楽を聴いたのは、後にも先にも、リスト音楽院で学んでいる時だけだったような気がします。本物の音楽とはどういう事かを、理屈ではなく学びました。そして、同じヨーロッパの国でありながら、ハンガリー人はイタリア、ドイツ、フランスなどのオペラ曲を歌うとき、外国人として歌います。留学当初、言語能力も容姿も劣る日本人の自分に、自信なく失望していましたが、ヨーロッパの中で外国人として歌を学んでいる彼等と過ごすうち、オペラ歌手を志す日本人の自分の可能性を感じることができるようになりました。その後、帰国して新国立劇場で研修し、2010年からのイタリア留学の折には、あるがままでいられたような気がいたします。楽譜から離れてなおその言語を使って生活が出来ることは、その都度未熟さを感じつつも嬉しい日々でした。


【
Q2】
オルトルートは、ブラバント候の摂政テルラムントの妻でありながら、異教徒で魔術使い。エルザ姉弟を貶めようとします。中村さんは、どのような役と考えていますか?

【A2】
オペラに登場する女性の中で、これほどの悪役は中々見つからないかと。本当に難しく、挑戦の役だと思っています。物言いも行動力も男勝りですが、女性特有のいやらしさを細胞のあちこちに散りばめているような人間です。ふだんならば、1つの役を勉強していくうちに、なんとなく、この人はこんな見た目かしら、とか、こんな事が好きかしら、などと自然に考えているのですが、このオルトルートに関しては、どうも浮かんでこないんです。曖昧な輪郭がぼやっと目の前にあるだけというか…これから少しずつ形や色が見えてくるのを楽しみにしたいと思います。
オルトルートにとっては、物語の中で起こす行動の全てが正義です。彼女が何故この様な人間にならなければいけなかったのか、異教徒として、筆舌尽くしがたい苦しみを味わってきたであろう彼女の辿ってきた道を想像し、彼女の悪を堂々と正義として表現できればと思います。

【
Q3】
12月21日には、浜離宮朝日ホールで、リヒャルト・シュトラウスの歌曲も披露します。シュトラウス歌曲の魅力はなんでしょうか?

【A3】
私にとっての魅力は、詩の一言一言がそのまま音になっている事です。言葉通りに音が流れていて、あぁ、この言葉だからこの音なんだな、と自然に思う事ができます。そして、大げさでない美しさが素敵だなぁと思います。可笑しいけれどあっさりしていたり、悲しいけれど潔かったりします。

【Q4】
東京二期会の本公演に向けて意気込みを!

【A4】
私は、深作健太さんの演出された『ダナエの愛』を観て以来、いつか必ず深作さん演出の舞台に立ちたい!と思ってきました。ですから今はただ、稽古がはじまるのを心待ちにしています。
今回、はじめての二期会公演、はじめてのオルトルート、はじめて尽くしですが、気負わずに、今の自分のオルトルートができればと思います。
皆さま、ワーグナーを愛する方も、そうでない方も、是非劇場に足をお運びくだされば幸いです。必ずや面白いものになると確信しています!

■■■ 公演情報 ■■■
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】
東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」

ドイツ詩情の世界へいざなうロマンティック・コンサート
日時:2017年12月21日(木) 11:30開演(11:00開場)
会場:浜離宮朝日ホール
   (都営大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ)
料金:全席指定 2,900円
出演:林 正子(ソプラノ)、中村真紀(ソプラノ)、
    小原啓楼(テノール)、大沼 徹(バリトン)、
    大藤玲子(ピアノ)
予定曲:ワーグナー『ローエングリン』ハイライト
     〈エルザの夢〉
     〈オルトルートの復讐の誓い〉
     〈婚礼の二重唱〉
               ほか
お問合せ・ご予約:
  朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990
  (日・祝除く10:00~18:00)

▼ランチタイムコンサートの詳細はこちら
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」|コンサート情報 - 浜離宮朝日ホール
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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1月21日(日)開催!開局20周年クラシカ・ジャパンpresents〈二期会プレ・マチネ〉
映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること

東京二期会『ローエングリン』38年ぶりの新制作!

 深作健太

2018年の最初を飾る2月公演は、映画監督で演出家の深作健太が、2015年『ダナエの愛』につづいて指揮 準・メルクルとともに、『ローエングリン』を演出します。東京二期会としては、1979年若杉弘指揮、西澤敬一演出以来の新制作。深作にとっては、自身「最愛」と語るワーグナーに初めて挑みます。

2年前、オペラ初演出ながら、「日本のオペラの水準を一挙に高めた公演(梅津時比古)」と賞賛された『ダナエの愛』の成功を受けて期待の高まる今回の『ローエングリン』。どのような舞台が待っているのか。深作健太自らが開幕を前に作品世界を語り尽くすトークイベントが1月21日(日)にドイツ文化センターで開催されます!

■■■ イベント情報 ■■■
開局20周年 クラシカ・ジャパンPresents〈二期会プレ・マチネ〉
映画監督 深作健太と『ローエングリン』~今、僕が考えていること
日時: 2018年1月21日(日) 13:30開場/14:00開演
会場: ドイツ文化会館 OAGホール (地図
青山一丁目駅(地下鉄 銀座線・半蔵門線・都営大江戸線)出口4より徒歩7分
料金: 入場無料(※要事前予約)
出演: 深作健太(映画監督、演出家/東京二期会『ローエングリン』(新制作)演出)
林 正子(ソプラノ/同 エルザ役)
福井 敬(テノール/同 ローエングリン役)
菅野 敦(テノール/同 ブラバントの騎士役)
土屋優子(ソプラノ)
大藤玲子(ピアノ)


林 正子

福井 敬

菅野 敦

土屋優子
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大藤玲子
●ご予約・お問合せ:《受付中!》
二期会チケットセンター TEL 03-3796-1831
(月~金10:00~18:00、土10:00~15:00、日祝休)
FAX 03-3796-4710 または メール でも24時間受付いたします

トークには、ローエングリン役の福井 敬、エルザ役の林 正子(ともに2月21日(水)・24日(土)に出演)も登場!深作演出の魅力、稽古場での秘密などを交えながら、それぞれの『ローエングリン』にかける想いを語ります。
そして、ソプラノ土屋優子、テノール菅野 敦も出演し、オペラから抜粋の生演奏もお楽しみいただけます!(菅野はブラバントの貴族役で2月22日(木)・25日(日)に出演)。
開幕を前に演出家がプランをお客様に直接語る唯一の機会です。お席のご用意に限りがありますので、お申し込みはぜひお早めに!

▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場
 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
 
 

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開演迫る!共同制作『ばらの騎士』愛知&大分公演

今週末土曜・日曜の愛知、翌週日曜の大分と、いよいよ開演迫る共同制作公演R.シュトラウスのオペラ『ばらの騎士』。
既にキャスト・スタッフらは愛知公演に向け名古屋入りし、愛知・大分でピットに入る指揮ラルフ・ワイケルトと名古屋フィルとのリハーサルを行っています。


これまでに東京二期会のウェブサイト、ブログ、SNSでは多くの『ばらの騎士』のご案内をしてまいりました。
今日は改めてその中から一部をご紹介します。

▼演出リチャード・ジョーンズ初来日特集記事
ジャパン・プレミアは間もなく!~『ばらの騎士』稽古場から~(2017/7/10) - オペラの散歩道(二期会blog)
【特別寄稿】森岡実穂(中央大学准教授)「リチャード・ジョーンズ、その素晴らしき舞台の世界」<その1>(2017/7/14) - オペラの散歩道(二期会blog)
【特別寄稿】森岡実穂(中央大学准教授)「リチャード・ジョーンズ、その素晴らしき舞台の世界」<その2>(2017/7/18) - オペラの散歩道(二期会blog)
201707_jones_01.jpg
《エジプトのジューリオ・チェーザレ》(1994年)Giulio Cesare in Egitto
(c)Bayerische Staatsoper-Wilfried Hösl

▼キャストのメディア掲載情報
林 正子(元帥夫人役)インタビュー - Webぶらあぼ
 林「顔では笑いながらも心で泣いている元帥夫人の心情を表現したい」
国内公演で相次ぎ主演 小山出身・オペラ歌手森谷真理(元帥夫人役) - 下野新聞「SOON」
 森谷「オペラは生で味わっていただく感動があるので、この機会にぜひ見に来ていただきたい」
ソプラノ幸田浩子(ゾフィー役)「ばらの騎士」を語る|ビジュアル音楽堂|エンタメ! - NIKKEI STYLE
 幸田「私も今だからこそできるゾフィー役を発見し、表現しようと思った」
今もっとも輝くメゾソプラノ小林由佳(オクタヴィアン役)の原点|オペラを楽しむ - 東京二期会
 小林「まずは歌を愛すること。私が師匠から学んだのはそれでした」
(tohokushinshaチャンネル)

▼そして愛知・大分公演の紹介記事です!
話題のオペラがいよいよ愛知で上演!(2017/10/17) - WEBぶらあぼ

ぜひこの話題の舞台を生でお楽しみください。愛知公演&大分公演でお待ちしています。

▼愛知公演の詳細とお問合せ・ご予約はこちら
R.シュトラウス作曲 オペラ『ばらの騎士』(全3幕、ドイツ語上演)|主催事業|イベント情報 - 愛知芸術文化センター
2017年10月28日(土)14:00開演/29日(日)14:00開演 愛知県芸術劇場大ホール

▼大分公演の詳細とお問合せ・ご予約はこちら
オペラ『ばらの騎士』|財団主催・共催事業 - iichiko総合文化センター
2017年11月5日(日)13:00開演 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
 
 

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人生のはかなさと愛のうつろい…『ばらの騎士』
東京から、愛知、大分へ

チームばらの騎士、再集結!――
7月に東京文化会館で上演致しました、共同制作公演R.シュトラウス『ばらの騎士』。
東京での4日間の公演はお蔭様で大好評をいただき幕を下ろすことが出来ました。あれから3ヶ月、10月28日・29日の愛知県芸術劇場、11月5日の大分・iichiko総合文化センターでの公演に向け、再びリハーサルを重ねています。

本プロダクションはイギリス・グラインドボーン音楽祭との提携公演。
演出家リチャード・ジョーンズが描く洗練された人間模様と人生に対する深い洞察。そして、ウィーンの20世紀を代表する作曲家リヒャルト・シュトラウスの美しい音楽が心に残る舞台です。

それでは愛知、大分公演のプレミエに向けて、東京公演の舞台を写真で振り返ってみましょう。
◇印の写真は7月26日、29日組/◆印の写真は7月27日、30日組
(撮影:三枝近志)

第1幕


◆元帥夫人マリー・テレーズ(森谷真理)は、元帥の留守中、若い愛人の青年貴族オクタヴィアン(澤村翔子)と朝食を楽しみます。


◇そこへ、レルヒェナウの領主で従兄弟のオックス男爵(妻屋秀和)がやってきます。
オックス男爵は、武器商人で資産家のファーニナル家の娘、ゾフィーと婚約のため、元帥夫人(林 正子)に、貴族の結婚のしきたりとして、婚約申込の「ばらの騎士」を選んでほしい、と頼みに来たのでした。


◇退出する機を失ったオクタヴィアン(小林由佳)は、小間使いの服を着て現れます。オックス男爵はその初々しさに夢中になります。


◆オックス男爵(大塚博章)は、持参金の交渉のため、公証人も紹介してほしいと頼む厚かましさ。


◇帽子屋(藤井玲奈)に動物商(芹沢佳通)、嘆願の孤児たち(大網かおり、松本真代、和田朝妃)、テノール歌手(菅野 敦)たちが元帥夫人のご機嫌伺いにやってきます。


◆大勢の人々が出入りする中、ヴァルツァッキ(升島唯博)とアンニーナ(増田弥生)がオックス男爵に近づき、「お役に立ちますよ」とささやきます。


◆髪を結い、人払いをして、ようやく一人になった元帥夫人は、物思いにとらわれます。

自分も、修道院から出たかばかりで結婚をするように命じられた。
「その娘は今はどこへ行ってしまったのだろう。」
「まるで去年の雪を探すようなものだわ。」


◆やがて、オクタヴィアンが戻ってきます。
でも若く青春の真っただ中にいる彼には、「時は過ぎ去る」というマルシャリンの言葉を理解することはできないのでした。

「今日か明日か、また明後日か。あなたは私から去っていくでしょう。」


◇オクタヴィアンは退出します。マルシャリンが呼び戻そうとしたときには、馬にまたがり風のように去った後でした。
 
 
第2幕


◇オクタヴィアンは、オックス男爵の婚約の使者として、銀のばらを手にファーニナル家を訪れます。ファーニナルの美しい一人娘、ゾフィー(幸田浩子)は緊張の面持ち。


◆オクタヴィアンは、初々しいゾフィー(山口清子)の姿に心を奪われます。


◇やがて現れた花婿、オックス男爵は、ゾフィーをテーブルに乗せ、品定め。その品のなさと不躾な態度に、ゾフィーは驚き、怒ります。


◆部屋を抜け出し、「助けてください」というゾフィー。


◇オクタヴィアンも答えます。
「私たち二人のために。」
そしてお互いの愛を確かめるのでした。


◆ゾフィーが婚約を断り、オクタヴィアンがオックス男爵に剣を抜き、屋敷は大騒ぎ。


◇オックス男爵が、手当を受け、極上のワインを飲んでいたところに、召使いマリアンデルから手紙が来て機嫌を直します。憎めないオックス男爵のワルツ。
 
 
第3幕


◆曖昧屋のようなところでくつろぐ、オックス男爵。しかしこれは、オクタヴィアンのいたずらで、酔いがまわるにつれ、ヘンな化け物が出たり、オックスをパパと呼ぶ子どもたちがまとわりついて、彼の妻と名乗る女も現れる。


◆その騒ぎの最中、呼び出されたファーニナル(清水勇磨)が、あられもない婿殿の姿にあきれ顔。


◆警察沙汰になったところへ元帥夫人が登場。オックス男爵に、潔く、身を引くように迫るのでした。
「すべては終わったのですよ。」
元帥夫人もオクタヴィアンとの恋の終わりを、自ら示したのでした。


Heut oder morgen oder den ubernachsten Tag.
◆「今日か明日か、それとも明後日か。その時が来たのだわ。」
美しい三重唱。ゾフィーにはゾフィーの言葉が、元帥夫人には彼女の音楽が、そしてオクタヴィアンにも。


◇元帥夫人が去った後、ゾフィーとオクタヴィアンの二重唱。
「あなただけを感じています」

・・・終幕

美しい舞台の中に、単なるファンタジーではない、現代を生きる私たちに通じる、慕わしさや哀しみが描かれています。

愛知公演、大分公演でお待ちしています。

▼愛知公演の詳細とお問合せ・ご予約はこちら
R.シュトラウス作曲 オペラ『ばらの騎士』(全3幕、ドイツ語上演)|主催事業|イベント情報 - 愛知芸術文化センター
2017年10月28日(土)14:00開演/29日(日)14:00開演 愛知県芸術劇場大ホール
指揮:ラルフ・ワイケルト 管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団

▼大分公演の詳細とお問合せ・ご予約はこちら
オペラ『ばらの騎士』|財団主催・共催事業 - iichiko総合文化センター
2017年11月5日(日)13:00開演 iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
指揮:ラルフ・ワイケルト 管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団
 
 

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開館25周年記念・浜離宮朝日ホールに響く『ローエングリン』キャストの歌声を!
12/21(木)浜離宮ランチタイムコンサートvol.167 東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」

東京二期会オペラ劇場2018年2月公演R.ワーグナー『ローエングリン』のチケットが、9月末より発売になりました!
本公演のキャストには二期会を代表するワーグナー・オペラの担い手たちが勢揃い。
中でもとりわけ注目の4人、ローエングリン・小原啓楼(テノール)、エルザ・林 正子(ソプラノ)、テルラムント・大沼 徹(バリトン)、オルトルート・中村真紀(ソプラノ)が、12月21日(木)に浜離宮朝日ホールで開催される「浜離宮ランチタイムコンサート」シリーズに出演します。ピアノ演奏は『ローエングリン』のコレペティトゥアを勤める大藤玲子。まさに東京二期会オペラ劇場チームでお贈りするランチタイムコンサートです!


ソプラノ 林 正子
 

ソプラノ 中村真紀
 

テノール 小原啓楼
 

バリトン 大沼 徹
 

ピアノ 大藤玲子
 

プログラム前半は、4人各々がドイツ・ロマン派のリートを披露。後半はいよいよ『ローエングリン』から〈エルザの夢〉〈オルトルートの復讐〉など、ハイライト(聴きどころ)をお聴きいただきます。
いち早く本キャストによる『ローエングリン』がお聴いただけるチャンス!本公演への期待も高まるコンサートになるに違いありません。
ご来場お待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】
東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」

日時:2017年12月21日(木) 11:30開演
会場:浜離宮朝日ホール
   (都営大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ)
料金:全席指定 2,900円
出演:林 正子(ソプラノ)、中村真紀(ソプラノ)、
   小原啓楼(テノール)、大沼 徹(バリトン)、
   大藤玲子(ピアノ)
お問合せ・ご予約:
 朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990
 (日・祝除く10:00~18:00)

▼12/21(木)浜離宮ランチタイムコンサート詳細はこちら
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」|コンサート情報 - 浜離宮朝日ホール

▼『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場
 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
 
 

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【放送予定】8/4(金)日本フィル『ラインの黄金』が、NHK-FM「オペラ・ファンタスティカ」で放送されます!

二期会アーティストが多数出演しました日本フィルハーモニー交響楽団第690回東京定期演奏会:ワーグナー/楽劇『ラインの黄金』(演奏会形式)がNHK-FM「オペラ・ファンタスティカ」で放送されます。日本フィル創立60周年記念公演として大きく注目された公演です。どうぞお聴き逃しなく!

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写真(左から)与儀 巧、池田香織、畠山 茂、林 正子、斉木健詞、
平井香織、山下浩司、片寄純也、(前中央)清水華澄

◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆
「オペラ・ファンタスティカ」
日本フィルハーモニー交響楽団 “ラインの黄金”

放送日時:2017年8月4日(金) ひる14:00~18:00
放送局:NHK-FM
曲目:ワーグナー作曲 楽劇『ラインの黄金』(2時間29分20秒)
収録:2017年5月27日 東京文化会館大ホールでのライブ
ご案内:舩木篤也
【出演者】(二期会)
 ドンナー:畠山 茂
 フロー:片寄純也
 エルダ:池田香織
 ヴォークリンデ:林 正子
 ヴェルグンデ:平井香織
 フロスヒルデ:清水華澄
 ミーメ:与儀 巧
 ファーゾルト:斉木健詞
 ファフナー:山下浩司
【指揮】ピエタリ・インキネン
【管弦楽】日本フィルハーモニー交響楽団

▼番組ホームページはこちら
オペラ・ファンスティカ - 日本フィルハーモニー交響楽団 “ラインの黄金“ - NHKオンライン

▼ネットラジオでもお楽しみいただけます!
らじる★らじる - NHKネットラジオ

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『ばらの騎士』キャスト情報~メディア掲載情報まとめ

7月26日(水)の東京公演初日(ジャパン・プレミエ)までちょうど1週間となりました、グラインドボーン音楽祭との提携公演R.シュトラウス『ばらの騎士』。
公演への注目も日に日に高まってまいりました。これまでも都度ブログ、ツイッターなどで紹介してまいりました、新聞、雑誌、ネットメディアなどに掲載された『ばらの騎士』の指揮者、キャストらの主な情報をまとめましたのでご紹介いたします。
指揮セバスティアン・ヴァイグレ
【読売新聞 7/6(木)夕刊】東京二期会 歌劇「ばらの騎士」指揮セバスティアン・ヴァイグレ
『日本人歌手と素晴らしい舞台を』

セバスティアン・ヴァイグレ「年齢を重ねた人はむしろ、元帥夫人やオックス男爵に愛着を感じるでしょうね。コメディーでありながら時の流れ、人生について考えさせられる」

◆元帥夫人役(東京7月26日・29日)に出演するソプラノ林 正子が音楽専門誌『ぶらあぼ』のインタビューを受け、初役にかける想いを語りました。インタビュアーは、オペラ評論家の岸 純信さん。
【ぶらあぼ 2017年7月号(6/18発行)】顔では笑いながらも心で泣いている元帥夫人の心情を表
現したい

林「ウィーンの宮廷社会を描くオペラだから設定が煌びやかですね。でも、彼女の行い自体は、もしかすると私たちの実生活とも変わらないのでは?とも感じています」

◆ゾフィー役(東京7月26日・29日)に出演するソプラノ幸田浩子は、5月にリリースした自身のベスト・アルバムの情報とともに。
【朝日新聞 7/3(月)夕刊(WEB会員限定)】芽吹き続ける、でも根は同じ ソプラノ幸田浩子、初のベスト盤
「「ステップアップする大地をいただいた気がします」と、ソプラノ歌手の幸田浩子は語る。CDデビュー10年目に初めて出したベスト盤のことだ。」
▼記事のリンクはこちら
芽吹き続ける、でも根は同じ ソプラノ幸田浩子、初のベスト盤 - 朝日新聞デジタル

【日経電子版 NIKKEI STYLE 7/8(土)】ビジュアル音楽堂・ソプラノ幸田浩子さん「ばらの騎士」を語る
幸田「ばらの騎士に恋をし、初めて愛を知る。初恋ゆえのもろさや弱さが出る一方で、初めて人に愛されたところからくる強さもある。このオペラは女性がいちばん成長するショッキングな瞬間を切り取っている。少女が女性になる瞬間を表現する役どころ」※動画付きです!
▼記事のリンクはこちら
ソプラノ幸田浩子さん「ばらの騎士」を語る|エンタメ! - NIKKEI STYLE

【music review site”Mikiki” 7.10~(Free)】幸田浩子『幸田浩子 マイ・ベスト・セレクション』 7つの大輪から選ばれた15枚の花びら~初のベスト盤
幸田「今回、改めて過去の録音を聴いてみたのですが、自分のその時その時の気持ちに正直に進んで来た、その結果がこれなんだ、と実感しました」
▼記事のリンクはこちら
幸田浩子『幸田浩子 マイ・ベスト・セレクション』 7つの大輪から選ばれた15枚の花びら~初のベスト盤 | INTERVIEW | CLASSICAL - Mikiki

【ぶらあぼ 2017年6月号(5/18発行)】“歌姫”の魅力が詰まった名曲ぞろいのベスト・アルバム登場
幸田「東京二期会の50周年記念公演で初めて歌わせていただいてから14年、この作品のテーマでもある“時の移ろい”を感じないでもありませんが(笑)、若い娘であるゾフィー役にも歌手として経験を積んだ今だからこそできる表現があり、それこそがオペラ芸術の奥深さなのだと信じて精進します。ぜひご来場ください」

◆6月12日にはMETライブビューイングの『ばらの騎士』プレトークにも登場した、元帥夫人役(東京7月27日・30日)に出演するソプラノ森谷真理は、故郷栃木県『下野新聞』のインタビューを受けました。

201707_moriya_mari.jpg 【下野新聞 7/10(月)朝刊】「国内公演で相次ぎ主演 小山出身・オペラ歌手森谷真理」
「オペラは生で味わっていただく感動があるので、この機会にぜひ見に来ていただき
たい」と森谷。
▼記事のリンクはこちら
国内公演で相次ぎ主演 小山出身・オペラ歌手森谷真理 - 下野新聞「SOON」

◆東京二期会の機関誌「二期会通信」のオペラ公演特集記事は、東京二期会のウェブサイトでもご覧いただけます。
『ばらの騎士』キャスト関連記事では、ゾフィー役幸田浩子と、オックス役(東京7月26日・29日)のバス妻屋秀和、オクタヴィアン役(東京7月26日・29日)メゾソプラノ小林由佳のインタビューを掲載しました。
【二期会通信 Vol.308】より

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妻屋秀和
キャストインタビュー幸田浩子&妻屋秀和|オペラを楽しむ - 東京二期会
幸田「R.シュトラウスの音楽はとどまることのない時のかけら その瞬間を愛おしいと思う」
妻屋「新しい考え方、エッセンスも加わって――バス歌手は、50歳になってスタート地点に立つと言われます」
201707_kobayashi_yuka.jpg 今もっとも輝くメゾソプラノ小林由佳の原点|オペラを楽しむ - 東京二期会
小林「最初のレッスンで、“由佳は声にも容貌にも恵まれている。ある意味テクニックも持っている。けれど楽しんで歌っていない。まず自分のために歌え。”と言われ、床に突っ伏して号泣してしまいました。私はうまく歌いたい、喜んでもらいたいと思って練習を重ねてきたんですが、そもそも目的が違っていたんです。そこを指摘された。まずは歌を愛すること。私が師匠から学んだのはそれでした。」

■■■ 公演情報 ■■■
二期会創立65周年・財団設立40周年記念公演シリーズ
《グラインドボーン音楽祭との提携公演》
東京二期会、愛知県芸術劇場、東京文化会館、iichiko総合文化センター、
読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団 共同制作

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PDFちらし
R.シュトラウス『ばらの騎士』 東京公演
オペラ全3幕・日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
日時:2017年7月
    26日(水) 18:00開演★(D席 売切)
    27日(木) 14:00開演(D席 売切)
    29日(土) 14:00開演(S、A席 残少/B、C、D席 売切)
    30日(日) 14:00開演(C、D席 売切)
    (各日とも開場は開演の60分前)
 <★26日公演ではプレミエ・キャンペーンを開催>
  (残席状況は、当記事掲載時点での状況です)
会場:東京文化会館 大ホール
料金:S席17,000円~D席5,000円、学生席2,000円
指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
演出:リチャード・ジョーンズ
管弦楽:読売日本交響楽団

▼公演情報ページはこちら
2017年7月公演 R.シュトラウス『ばらの騎士』<東京公演> - 東京二期会オペラ劇場
▼チケットのお求め、お問合せは
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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【キャスト出演情報】『ナクソス島のアリアドネ』タイトルロール:ソプラノ林 正子
10/2(日)R.シュトラウス協会特別演奏会&10/19(水)みなとみらい・マチネに出演

『トリスタンとイゾルデ』に続くライプツィヒ歌劇場提携公演第2弾は、R.シュトラウスの名作『ナクソス島のアリアドネ』。11月23日(水・祝)より日生劇場にて上演いたします。
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 ライプツィヒ歌劇場でのプレミエ公演より
今年は、本作品のウィーンでの第2版初演からちょうど100年。記念すべき年に、指揮シモーネ・ヤング、演出カロリーネ・グルーバーを迎えてお贈りします。指揮、演出ともに女性となるオペラ公演は、二期会史上初です。

201609_simone_young.jpg 指揮
シモーネ・ヤング  
201609_caeoline_gruber.jpg 演出
カロリーネ・グル―バー

舞台の上でも、女性歌手の活躍が際立つ作品。メゾソプラノ演じる作曲家のリリックなモノローグ、コロラトゥーラの代表役のひとつツェルビネッタの超絶技巧、そしてラストの、リリック・ソプラノによるアリアドネの、バッカスとの情熱的な愛の二重唱…それぞれの主役にすばらしい歌が用意されていて、聴きどころ満載のオペラなのです!

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ソプラノ 林 正子
今日は『アリアドネ』のキャストから、タイトルロールで出演するソプラノ林 正子(11/23・26)が、本公演に先立ってR.シュトラウスに向き合うステージをご紹介します。

◆ひとつは、10月2日(日)18時30分、東京ドイツ文化センター内ホールでの日本リヒャルト・シュトラウス協会の第168回例会が、「林 正子特別演奏会」として催されます。
林は、シュトラウス初期の『8つの詩』と晩年の『4つの最後の歌』を演奏予定。一般の方も2,000円でご入場可能です。(学生1,000円 さらにお得なキャンペーンもあるそうです)。
■■■ 公演情報 ■■■
日本リヒャルト・シュトラウス協会
第168回例会 特別演奏会

日時:2016年10月2日(日) 18:30開演
   (18:10より会員総会あり)
会場:東京ドイツ文化会館内 OAGホール(青山一丁目)
料金:日本リヒャルト・シュトラウス協会会員 1,000円
   一般 2,000円、学生 1,000円
出演:林 正子(ソプラノ)、井出徳彦(ピアノ)
▼日本リヒャルト・シュトラウス協会 第168回例会特別演奏会 詳細はこちら
第168回例会 特別演奏会のお知らせ
●お申込・お問合せは
日本リヒャルトシュトラウス協会
TEL 03-3582-1266(平日13時~17時・不定休)
メールで問合せ

◆そしてもうひとつが、10月19日(水)、横浜みなとみらいホール小ホールでの「みなとみらい クラシック・マチネ~名手と楽しむヨコハマの午後~」に出演。
12時10分からの第1部と、14時30分からの第2部で構成されており、それぞれ「出発点」、「到達点」というテーマが付けられています。歌曲だけでなく、昨年演じた『ダナエの愛』からのモノローグも演奏予定とか。各部の入場料は1,000円で、両方セットで聴ける1日券1,800円という嬉しい価格ですが、すでに第1部は予定販売数が終了しているそうです。第2部にお急ぎください!
■■■ 公演情報 ■■■
みなとみらいクラシック・マチネ
林正子(ソプラノ)
~R.シュトラウス(1864~1949)創作の出発点と到達点~

日時:2016年10月19日(水)
   第1部 12:10開演(11:30開場)=予定販売数終了
   第2部 14:30開演(13:50開場)=発売中
   ※各部別プログラム・入れ替え制
会場:横浜みなとみらいホール 小ホール
料金:全席指定 各部1,000円
出演:林 正子(ソプラノ)、石野真穂(ピアノ)
▼みなとみらいクラシック・マチネ~林 正子 詳細はこちら
林正子(ソプラノ) ~R.シュトラウス(1864~1949)創作の出発点と到達点~ - 横浜みなとみらいホール
●ご予約・お問合せは
横浜みなとみらいホールチケットセンター
TEL 045-682-2000(10:00~18:00)
      *     *     *
2010年『サロメ』、昨年の『ダナエの愛』に続いての主演。今や二期会のシュトラウス・オペラ公演に欠かせないソプラノとなった林 正子を、この10月からどうぞご堪能ください!

▼林 正子の出演は23日と26日!『ナクソス島のアリアドネ』公演情報はこちら
2016年11月公演 R.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』 - 東京二期会オペラ劇場
 11月23日(水・祝)17:00、24日(木)14:00、26日(土)14:00、27日(日)14:00/日生劇場
▼『ナクソス島のアリアドネ』チケットのお求めはこちら
二期会チケットセンター TEL03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日・祝 休)

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【メディア掲載情報】9月公演『トリスタンとイゾルデ』キャストが続々!
ブライアン・レジスターが「ぶらあぼ」に、福井 敬&横山恵子が「ハンナ」に登場

今月発行のクラシック音楽誌に、9月公演『トリスタンとイゾルデ』主役3人のインタビューがそれぞれ掲載されました。
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まずは、トリスタン役のテノール福井 敬とイゾルデ役の横山恵子が、揃って歌・合唱・オペラの専門誌「ハンナ」9月号に登場!
〈愛しのオペラ・キャラ!〉という特集で、それぞれテノール代表、ソプラノ代表としてご自身の愛するレパートリーを紹介しています。もちろんトリスタンとイゾルデ役についても。
同誌では、二人に加えて、次回『ナクソス島のアリアドネ』アリアドネ役で主演する、ソプラノ林 正子のインタビュー記事も掲載。11月のオペラ公演の前に出演する「みなとみらい クラシック・マチネ~名手と楽しみヨコハマの午後」をご紹介しています。こちらのコンサートもオール・リヒャルト・シュトラウス・プログラム。
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▼掲載記事のご案内はこちら
隔月刊 ハンナ
定期購読のお申込みもこちらからできます。
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そして、初来日となるブライアン・レジスターの日本初のインタビューは、クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」9月号に掲載されました!インターネット上では、電子書籍版「eぶらあぼ」で全文がお読みいただけます。
幼い頃からアカデミックに音楽に触れているうち次第に声楽の道が開かれ、ヘルデンテノールの才能が開花していった半生と、トリスタン役への洞察について語っています。
▼こちらからご覧いただけます
ぶらあぼ2016年9月号 - WEBぶらあぼ
余談ですが、東京に来たら稽古場での公用語(?)がまさかのドイツ語で驚いた!とか。
確かに、日本では(少なくとも二期会では)、イタリア・オペラのときの稽古場はイタリア語が、ドイツ・オペラではドイツ語が飛び交うことが多いですね。もしかして、こういう柔軟さも日本ならではのことなのでしょうか?
      *     *     *
さて、『トリスタンとイゾルデ』の魅力に迫るプレイベント、映画監督・深作健太が語る《二期会プレ・ソワレ》は、今週末28日(日)午後6時から幡ヶ谷アスピアホールにて開催!
第2幕の二重唱と名曲〈愛の死〉も、稽古場さながらの距離感でお聴きいただけます。
お席はまだありますので、どうぞお越しください!
▼詳しいごあんないはこちらの記事をご覧ください
9月公演『トリスタンとイゾルデ』二期会初演に向けて、プレ・イベント〈トーク&コンサート【90席限定!】〉を開催します! | 2016.8.8 - オペラの散歩道(二期会blog)

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「Nikikai Days@Blue Rose 2016」閉幕!

「Nikikai Days@Blue Rose 2016」にご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。
7月1日~3日に開催しました本年度二期会デイズも、おかげさまで無事閉幕いたしました。
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第1日<華麗なるイタリア・オペラの世界>
(左から)上江隼人、中島康晴、大山亜紀子、横山恵子、富岡明子、樋口達哉、河原忠之
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第2日<わたしの特別な作曲家>
(左から)大澤一彰、山口道子、秋葉京子、多田聡子、又吉秀樹、坂下忠弘
201607_days_review_03.jpg 撮影:池上直哉
第3日<オペラ『ドン・ジョヴァンニ』>
(前列左から)石野真穂、三井清夏、針生美智子
(後列左から)近藤 圭、望月哲也、髙橋啓三、宮本益光、池田直樹、林 正子、髙田恵子
▼今年度の公演内容はこちらからご覧いただけます
Nikikai Days @ Blue Rose 2016 - 主催・制作コンサート|二期会21

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観たぞ!コンヴィチュニーのサロメ~稽古場から

スタッフ、帆かけ舟です。
旧東ドイツ出身のペーター・コンヴィチュニーが、
東京二期会との3作目のオペラ『サロメ』の稽古のために来日中。
クラシック音楽についてのブログやツイッターを開設されている方をお招きし、
本番を間近に控えた稽古が公開されました。
この日の稽古は、2月23日(水)・26日(土)出演のキャストによる通し稽古。
稽古風景は通常、非公開ですのでちょっと珍しい機会です。
その迫真の稽古場レポート、ぜひご覧ください。
サロメこそ、救世主だったのか? ~東京二期会オペラ劇場【サロメ】通し稽古 - オペラビュー日刊
二期会のR.シュトラウス:サロメ - クラシック音楽ぶった斬り
「サロメ」の通し稽古に招待されました!! - 通りすがりの音楽好き、スズキさん
二期会《サロメ》稽古見学 - ふくきち舞台日記
以下は、ツイッターでのつぶやきです。
▼山田治生さんのツイート
山田治生 (yamadaharuo1964) on Twitter
▼鈴木淳史さんのツイート
鈴木淳史 (suZukiatSufmi) on Twitter

コンヴィチュニー演出の『サロメ』は、2009年11月にオランダ・ネザーランド・オペラ(アムステルダム)が初演しました。
この舞台の衝撃は、東京にも伝わってはいましたが、正直なところとても驚きました。
いずれにしても、日本のオペラ史のページが変わる瞬間といって過言ではないでしょう。
この作品を通してみて感じるのは、コンヴィチュニーが生きること、何より愛に生きることを追求する人であること。
音楽からドラマを生み出す人であること。
人間コンヴィチュニーが、現代に生きる私たちに問いかける緊迫の1時間45分。
名匠シュテファン・ゾルテスが東京都交響楽団と奏でるR.シュトウスの音楽のたとえようのない響き。
非常に難しいとされるサロメ役に挑む林 正子、大隅智佳子をはじめ、強靭な声を要求されるヘロデ役の高橋 淳、片寄純也、そして演出のキーになる預言者ヨカナーンの大沼 徹、友清 崇も好調です
真実を知ることを恐れない少女サロメがたどりつく、美しいラストシーンとは・・・?

コンヴィチュニーと何度も議論を重ね、そのコンセプトを理解した上で、迫真の演技の本質をお伝えしようと、出演者も開幕迫る『サロメ』情報を発信中。
引き続き、ご愛読ください。
▼テノール高田正人のブログ
うたうひとDACHONの人生奮闘記
▼メゾソプラノ田村由貴絵のブログ
田村由貴絵のブログ
▼バスバリトン畠山茂のブログ
コンヴィチュニーの『サロメ』を観るために: 序 - はっちログ

帆かけ舟

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『サロメ』タイトルロール林正子、オランダ大使館に行ってまいりました。

東京二期会オペラ劇場2月公演『サロメ』は、オランダ/ネザーランド・オペラ、スウェーデン/エーテボリ・オペラとの共同制作公演。そのゆかりあって、サロメ役の林正子(22日(火)、25日(金)に出演)が先日オランダ大使公邸に招かれ、サロンコンサートに出演しました。
主催されたのは、日蘭協会の女性部会である「デリーフデ会」の皆様。
‘デリーフデ’という名前は、日本に初めて上陸したオランダ船「デリーフデ号」が由来とのことです。今回は、会員に希望を募られて先着の60名の方に、林の歌を聴いていただくことができました。そして、フォスケ・ドゥ・へーア大使夫人のご厚意で会場に公邸を開放して下さったのです。
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白い天井と壁がとても美しい室内で、英語によるトークを交えた30分ほどのステージでした。歌い終わる度に皆様すごい拍手。サロメ熱唱中の写真もあるのですが、公開しません。ぜひ舞台にいらしてください!

コンサートの後はケーキとお茶のおもてなし。
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ト音記号があしらわれています。

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パティシエさんと。

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ピアニストの小林万里子さんと。
窓の外にオランダ国旗が掲げられてあるのが、わかりますでしょうか?
おもてなしをいただいた後は、夕方からの稽古のために急ぎ稽古場へ。強行スケジュールではありましたが、気品あふれるご婦人方と、温かく迎えてくださった大使夫人のおかげで、しばしヨーロッパの空気を感じることのできた林は、とても心が和んだそうです。ありがとうございました。
今度は東京文化会館でお会いしましょう!
▼公演詳細・チケットのご予約はこちらから
2011年2月公演『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場
ZEN

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高橋淳と田村由貴絵、インターネットラジオ放送「カフェ・フィガロ」に出演

こんにちは、アーティスト広報のdiamondです!
今日は節分ですね。春はもうそこまでやってきています。
本日は林田直樹さんのカフェフィガロの収録に行ってまいります!
毎週火曜日夜8時に更新され3ヶ月間無料で聴くことができる人気番組で
クラシック業界のあれやこれやのギュッと詰まった内容が盛りだくさん。
今回は2月公演『サロメ』に出演するテノールの高橋淳と
メゾソプラノの田村由貴絵がゲストで出演致します。
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2006年『皇帝ティトの慈悲』に主演した高橋、そして2008年
『エフゲニー・オネーギン』に出演した田村が
それぞれ30分ずつ2回にわけて音楽を聴きながらの音楽&人生談義。
コンヴィチュニー演出の魅力や今回の『サロメ』の特徴などについても
ご紹介いたします。放送UPは2月中旬予定☆お楽しみに~☆
▼林田直樹さんのカフェ・フィガロは2010年12月で10周年を迎える
インターネットラジオ放送局 ブルーレディオドットコムで絶賛放送中
林田直樹のカフェフィガロ - Blue-radio.com - ブルーレディオドットコム

一昨日はペーター・コンヴィチュニーも加わって益々熱気溢れる
稽古が繰り広げられている芸能花伝舎に行ってまいりました。
両組とも素晴らしいのでぜひぜひどちらもお見逃しお聴き逃しなく。
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22日(火)が初日。また23日(水)は平日マチネ公演+公演終了後に
コンヴィチュニーアフタートークのおまけつき。
日本公演のあとはスウェーデン公演でしかご覧になれませんので
ぜひ東京でサロメの新しい世界観を発見してください。
指揮は今回の演出『サロメ』初演を2009年11/12月ネザーランド・オペラで
指揮しオパーン・ヴェルト(独オペラ専門誌)2007年最優秀指揮者に
選定された幻の巨匠シュテファン・ゾルテス Stefan Soltesz というのも
わくわくしますね。
▼『サロメ』2月22・23・25・26日 公演詳細はこちら
2011年2月公演『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場
表題のサロメ役には林正子と大隅智佳子。
コンヴィチュニー演出では女性は悲劇のヒロインというよりも
未来を切り拓く鍵のような存在なのでしょうか。
2006年『ティト』では林正子が激しくも美しいヴィテッリアで魅了し、
2008年『オネーギン』では大隅智佳子がセンセーショナルな
タチアーナで一躍スターダムに駆け上がりました。
今回の競演から目が離せません。
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写真上:2006年東京二期会『皇帝ティトの慈悲』林正子
写真下:2008年東京二期会『エフゲニー・オネーギン』大隅智佳子
photo: 三枝近志
もっとコンヴィチュニー演出を知る手掛かりとして・・
▼田村由貴絵のブログ
ペーター・コンヴィチュニー合流・23日アフタートーク - 田村由貴絵のブログ
▼高橋淳の特集ページ
Pick-up Artist vol.14 テノール高橋淳の今 - 二期会21
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オペラ歌手 多田羅 迪夫 紹介ブログ

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人間の際限のない欲望と天上の美しさ、『ファウストの劫罰』閉幕

コンテンポラリーダンス、H・アール・カオスを主宰する大島早紀子が、舞台上に時空を超えて魅せるファウストの夢。フランスの巨匠ミシェル・プラッソンと入念な準備を重ね、力強く挑んだ東京二期会オペラ劇場/ベルリオーズ作曲劇的音楽『ファウストの劫罰』。東京文化会館を駆け抜けた4日間の本公演のシーンをご紹介します。

第一部冒頭。彫刻のような構図にうごめく人間、苦悩が積み重なっていきます。

ファウスト(左):福井 敬 


年老いたファウスト博士のしみじみとした朗唱「古びた冬は」。孤独な憂いに沈んでいます。

ファウスト:福井 敬 


数多くの舞台経験を誇る二期会合唱団が登場、<復活祭の歌>。一人ひとりが演奏にも演技にも繊細な表現とクオリティを求められ、見事にこたえました。 


若さを取り戻したいというファウスト博士の欲望をかなえようと悪魔メフィストフェレスが囁きます。

ファウスト(左):樋口達哉
メフィストフェレス:泉 良平 


メフィストフェレスは、ファウストをライプツィヒの酒場に連れていきます。学生ブランデルは「ねずみの歌」を滑稽な調子で歌います。
メフィストフェレス(後右):小森輝彦
ファウスト(後左):福井敬
ブランデル(中央):佐藤泰弘 


心が晴れないまま眠るファウストの周りに精霊が現れる<空気の精のバレエ>。 


白河直子をはじめとするダンサーは、現実と幻想の世界を自在に往き来し、宙に舞います。 


兵士や学生たちの合唱。生きて帰る兵士、あるいは死者として帰る兵士。 


夢の中でファウストに恋したマルグリートが歌う<トゥーレの王>。
17日公演のマルグリートは、出演者変更により小泉詠子が出演。素晴らしいデビューを飾りました。 


メフィストフェレス「悪魔の名にかけて踊れ」。マルグリートを惑わせる<鬼火の踊り>。
妖気、光と声、煌めき、その昂揚ぶりはまさに悪魔的。 


メフィストが地下深くに姿を隠す瞬間─本当に魔界へ消えるようです。

メフィストフェレス:泉 良平 


ファウストとマルグリートの束の間の逢瀬を打ち破るメフィストフェレス。

マルグリート(左):林 正子
メフィストフェレス(中):泉 良平
ファウスト(右):樋口達哉 


マルグリートが一人部屋で歌うロマンス<激しい炎のような愛は>。再会を約束したファウストが現れない─私の小さな頭は狂ってしまう。

マルグリート:小泉詠子 

◇ 
ファウストが渡した眠り薬で母親を殺してしまったためにマルグリートは死刑になった、と告げられて、ファウストは彼女を助けるために悪魔の契約書に署名します。<地獄への騎行>。オーケストラが最高潮に鳴り響く中、ファウストは地獄へ落ちます。

ファウスト(前):樋口達哉
メフィストフェレス:泉 良平 


男声合唱が不気味な呪文を唱えると、魔物の様相を表わす狂乱狂舞のシーン。 


「神よ、彼女は真に愛しておりました。」

マルグリート(中央):林 正子 


<選ばれた魂と子供たちの合唱>天上の歌に導かれ、マルグリートは昇天します。 

猛暑の中、大勢のお客様にご来場いただき、まことにありがとうございました。
(写真をクリックすると拡大してご覧いただけます)
★撮影:鍔山英次
◇撮影:三枝近志

▼公演詳細はこちらをご覧ください
2010年7月公演『ファウストの劫罰』- 公演記録|東京二期会

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【メディア掲載情報】『ファウストの劫罰』が2010年7月の特選館に

本日(5月20日)発売の『モーストリー・クラシック』7月号で、音楽評論家&音楽ジャーナリストの4人が選んだ珠玉のコンサート「コンサート特選館 7月」で、東京二期会オペラ劇場『ファウストの劫罰』が4人中4人すべての選者から選ばれました!
石戸谷結子、岡本稔、東条碩夫、寺西基之各氏それぞれのオススメコメント、どうぞご覧下さい!

『モーストリー・クラシック』7月号は全国書店、クラシックCDショップ、楽器楽譜店等で販売中(1,000円)です。
▼ホームページはこちら
MOSTLY CLASSIC

 201007mostly.jpg
 
また、無料クラシック情報誌『月刊ぶらあぼ』6月号には、マルグリート役(7/16,18)で出演する林 正子のインタビュー記事が掲載されました!

▼Webでも読める『ぶらあぼ』のサイトはこちら
WEBぶらあぼ クラシック音楽情報

   1006bravotop.jpg
▼Webでも買える『ファウストの劫罰』の公演情報はこちら
2010年7月公演『ファウストの劫罰』 - 東京二期会オペラ劇場
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ソプラノ林 正子、ジュネーヴより帰国中

masako_hayashi.jpg東京二期会7月公演『ファウストの劫罰』マルグリート役への出演に向けて気力も充実しているソプラノの林正子。信頼を寄せる演出の大島早紀子とはオペラ以外でも多々共演しており、今回の新制作に出演することを心から楽しみにしているという。
林は現在、4月24日(土)のハクジュホールでのリクライニング・コンサート・シリーズ「ソプラノの日―魅せる歌声、華やかに響く心地よい時間」に出演の為、帰国中。
国内では数々のオペラ出演で絶賛を博すほか、宮崎駿監督作品・アニメ『崖の上のポニョ』で「海のおかあさん」を歌い、その優しくあたたかい歌声も記憶に新しい。近年はジュネーヴを拠点に活躍し、その実力は海外でも認められています。

座り心地の良いゆったりシートで、いま最も旬なソプラノの歌声に包まれながら、至福の時を過ごす贅沢なコンサートはいかがでしょうか。
あなたは聴きますか、それとも眠りますか?
完売間近です!
◆公演予定◆
リクライニング・コンサート・シリーズ − ソプラノの日
2010年4月24日(土)14:00開演(13:30開場)/17:00開演(16:30開場)2回公演
会場:Hakuju Hall(ハクジュホール・渋谷区富ヶ谷)
交通:千代田線「代々木公園駅」または小田急線「代々木八幡駅」より徒歩5分
出演:林 正子(ソプラノ)、石野真穂(ピアノ)
▼演奏予定曲など公演詳細はこちらをご覧ください。
リクライニング・クラシック
第67回 ソプラノの日―魅せる歌声、華やかに響く心地よい時間
- 主催公演|白寿ホール
▼林正子はマルグリート役で出演します。
2010年7月公演「ファウストの劫罰」 - 東京二期会オペラ劇場
▼公式サイト
林正子オフィシャルウェブサイト

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年末年始の放送予定&メルマガ限定予告

いよいよ今年も残すところあとわずかとなりました。
年末、年始にも数多くのコンサートが開催されますが、この時期はコンサートの放送も数多くあります。
今日は、二期会アーティストの出演するコンサートの年末年始TV放送予定をご案内します。
●N響「第九」演奏会
 12月31日(木)13:00~ NHK-BS2
 12月31日(木)20:00~ NHK教育
 <出演>安藤赴美子(Sop)、手嶋眞佐子(Mez)、福井 敬(Ten)、福島明也(Bar)
 ▼詳細はこちらをご覧ください
 放送予定 - NHK交響楽団
 
●深夜の音楽会 読響「第九」コンサート
 12月29日(火)2:04~ 日本テレビ
 <出演>林 正子(Sop)、林 美智子(Mez)、宮本益光(Bar)、ほか
 ▼詳細はこちらをご覧ください
 深夜の音楽会 - 日テレ
●西本智実の「第九」
 12月31日(木)20:00~ テレビ埼玉
 <出演>藤田美奈子(Sop)、竹本節子(Mez)、福井 敬(Ten)、成田博之(Bar)
 ▼詳細はこちらをご覧ください
 テレ玉 月間番組ガイド - テレ玉
●東急ジルベスターコンサート
 12月31日(木)23:30~ テレビ東京/BSジャパン
 <出演>幸田浩子(Sop)、ほか
 ▼詳細はこちらをご覧ください
 2009-2010 東急ジルベスターコンサート - テレビ東京
●第53回NHKニューイヤーオペラコンサート
 1月3日(日)19:00~ NHK教育
 <出演>
  Sop:大村博美、木下美穂子、幸田浩子、佐々木典子
  Mez:小山由美、林 美智子
  Ten:二階谷洋右、福井 敬、望月哲也
  Bar:与那城 敬
 二期会合唱団      ほか
 ▼詳細はこちらをご覧ください
 第53回 NHKニューイヤーオペラコンサート - NHKプロモーション
※上記の出演者名は二期会のマネジメントよる出演歌手のみ掲載。
※放送予定は局の都合で変更になる場合があります。
 また本文は 関東地方の予定を掲載しておりますので、他の地方では放送の有無、日時などが
 異なる場合があります。

そして、2009年12月に配信を開始いたしました二期会メールマガジン【オペラの道草】は、おかげさまで順調に登録読者様が増えております。
そこで次回2010年1月1日に配信予定のメールマガジンにて、既にご登録いただいている読者様“限定”の企画をご案内いたします!
ご登録がまだの方は是非、この機会にご登録ください!
▼ご登録はこちらから(登録無料、PCアドレスでも携帯アドレスでもご登録いただけます)
二期会メールマガジン オペラの道草 配信開始
月2~4回配信中!

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ソプラノ林正子が 最新ピックアップアーティストに登場!

hayashi_masako_0666AAA.jpg12月5日(土)ゴールデンコンサートin津田ホールに出演予定のソプラノ林正子が、株式会社二期会21ウェブサイトの「ピックアップアーティストvol.13」に登場しました!
▼ピックアップアーティストはこちらからご覧ください
Pick-up Artist Vol.13 林正子の今
チラシやポスターだけでは伝えきれなかった今回のリサイタルにかける想いや、彼女とフランス音楽、ヨーロッパ文化との出会いと深まりが、「インタビュー」からうかがえると思います。
過去のオペラ公演から切り取った「フォトギャラリー」、「ムービー」も必見、必聴です。

「私のお気に入り」は、「旅」をテーマに、彼女が撮りあつめてきた旅先で出会った動物たちの写真を中心にご紹介しています。いきものたちを愛してやまない、またいつでもユーモアを忘れない林の人柄が伝わっているでしょうか。
そして、今回のゴールデンコンサート。
ロックやポップス・ミュージックなどジャンルを越えて活躍中の林正子ですが、一貫して取り組んできたフランス音楽の集大成ともいえるプログラムです。
12月5日(土)は、ぜひ津田ホールまで足をお運びください!

▼公演詳細はこちらをご覧ください
二期会ゴールデンコンサートin津田ホール2009/10SEASON
vol.27 「林 正子 × 1980パリ、2000ジュネーヴ」
- 株式会社二期会21主催・制作コンサート
▼チケットのお求めはこちらから
二期会チケットセンター

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読売日響特番「ベートーヴェン第九コンサート2008」

読売日本交響楽団「ベートーヴェン第九コンサート2008」が
【日本テレビ】読響Symphonic Live「深夜の音楽会」にて放送されます。
番組は、2008年12月22日サントリーホールにて収録された読売日本交響楽団の第九コンサートの模様が、ノーカットで放送されます。また、番組冒頭にはソリストがゲストとして登場。MCトークもお楽しみいただけます。
放送日時:2008年12月28日(日)26:20〜27:40(深夜2:20〜3:40)
出演ゲスト:林正子(S)、林美智子(Ms)、宮本益光(Br) ほか
↓番組ホームページ
深夜の音楽会−日本テレビ
↓コンサート詳細はこちらから
読売日本交響楽団

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