タグアーカイブ: 板波利加

春到来!Bunkamuraでオペラを満喫する~4月公演『エドガール』関連企画を一挙ご紹介

4月、春到来!
年度が代わって、新しい学校、新しい職場、新しい人生のステージの第一歩を踏み出される方も多いことでしょう。
創立70周年を迎えた、東京二期会の新しい年度の第一歩は4月23日(土)・24日(日)、Bunkamuraとの共同主催公演として、東京フィルハーモニー交響楽団と首席指揮者アンドレア・バッティストーニを迎え、〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉の4本目となるプッチーニ幻の名作『エドガール』を、Bunkamuraオーチャードホールで上演します。

そのBunkamuraではこの春、「春だ!ブンカチャージ2022」と銘打って、オペラ、音楽、演劇、ダンス、芸能、ファッション、文芸などなど、様々なジャンルの文化を発信中です。
今回は、中でも東京二期会オペラ関連の企画をご紹介いたします。

物語のトビラ~東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』
なんといっても、まずは4/23(土)・24(日)オーチャードホールでの『エドガール』本公演!
情熱に生きる男・エドガール、その愛を一途に信じるヒロイン・フィデーリア、そして、その愛を奪うヴィラン・ティグラーナ・・・後年のプッチーニ・オペラにも引き継がれる抒情をたたえながら、さらに当時流行していたであろうオペラの劇的要素も凝縮されたような、奇跡というか、他に類をみないジェットコースターのようなストーリー展開です。今回、天才バッティストーニの指揮で全幕上演できる機会に恵まれました。どうかこの機会を逃されませんように!

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▼Bunkamuraウェブサイトの『エドガール』公演情報ページはこちら
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ プッチーニ『エドガール』オペラ全3幕〈新制作 セミ・ステージ形式上演〉 | オーチャードホール - Bunkamura


音楽のトビラ~サン=サーンス『サムソンとデリラ』配信
2021年1月5日に上演した東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ第3弾『サムソンとデリラ』を「ブンカチャージ2022」のために特別期間限定で配信中!
指揮はフランスの俊英、マキシム・パスカル。サムソン役には『エドガール』でも題名役を務めるテノール樋口達哉、そしてデリラ役にはソプラノ板波利加が出演しました。 本公演をご覧になられた方も、またまだ一度も〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉をご覧になられていない方もぜひご視聴ください!

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Bunkamura STREAMING
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ サン=サーンス『サムソンとデリラ』
オペラ全3幕 日本語字幕付き原語(フランス語)上演
・配信期間:2022年3月23日(水)12:00~5月8日(日)23:59
・視聴券料金:2,800円(税込)
・販売期間:2022年3月23日(水)12:00~5月8日(日)21:00
 (※期間中は何度でも視聴可能)

▼配信の詳細と視聴はこちらから
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ サン=サーンス『サムソンとデリラ』オペラ全3幕 日本語字幕付き原語(フランス語)上演|春だ!ブンカチャージ 2022 - Bunkamura
「MY Bunkamura」ご登録者限定特典あり!
『サムソンとデリラ』の配信チケットをご購入の方の中から抽選で5名様に、サムソン役2名の<サイン入り公演プログラム>をプレゼント!詳しくは上記ページをご覧ください。


もっとブンカのトビラ~ブックショップ ナディッフモダン『エドガール』ブックフェア
オペラがお好きな方は読書もお好きな方が多いですね。ブックショップ「ナディッフモダン」では、今月1日から、『エドガール』の世界をより深く楽しんでいただけるように、プッチーニの伝記やオペラの入門書などを多数取り揃えたブックフェアを開催いただいています!

▼ブックフェアのご案内はこちらから
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』ブックフェア | ブックショップ ナディッフモダン - Bunkamura

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さらに、『エドガール』関連企画として、4/24(日)開催の「高田正人と行くレクチャー&イタリアン・ランチ鑑賞イベント」も好評お申込受付中です!
201911_takada_masato.jpg東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ『エドガール』スペシャルプレ・イベント
【鑑賞とお食事+オペラの見どころ解説トークサロン+S席鑑賞チケット】

・開催日:2022年4月24日(日)
・ランチ&レクチャー会場:東急百貨店 渋谷・本店 8階「タントタント」
・料金:お一人様 25,000円
   (税込・ランチ、レクチャーと演奏、『エドガール』同日公演S席チケット付)

▼イベント詳細とお申込みはこちらから
テノール高田正人がナビゲート!東京二期会『エドガール』~イタリアンレストラン「タントタント」×Bunkamura スペシャルイベント決定! - オペラの散歩道(二期会blog)

新年度のスタートは、Bunkamuraでオペラを満喫してみませんか!

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▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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Bunkamura「春だ!ブンカチャージ2022」
~東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ2021年1月公演 サン=サーンス 『サムソンとデリラ』が「Bunkamura STREAMING」で期間限定配信!

フランスの作曲家サン=サーンスを代表するオペラ『サムソンとデリラ』。
『旧約聖書』に描かれる古代パレスティナの雰囲気、宗教的な対立、そして登場人物の激しい感情の吐露が、音楽を通してドラマティックに描かれています。
東京二期会は、名曲ながらこれまで舞台化が難しく、上演の機会も少なかったこの作品を、2021年1月にBunkamuraオーチャードホールにて、マキシム・パスカル指揮、東京フィルハーモニー交響楽団により上演いたしました。

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このたび本公演(2021年1月5日収録)の動画が「Bunkamuraストリーミング」において、本日3月23日(水)から5月8日(日)までの期間限定で有料配信が開始されました! 

デリラ役はドラマティック・ソプラノの筆頭である板波利加。サムソン役はヒロイックな歌唱と表現力で人気を博すテノール樋口達哉。このほか二期会が誇る充実の布陣でお贈りしました公演を、オンデマンドでぜひお楽しみください!

■■■ 配信情報 ■■■
Bunkamura STREAMING
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ
サン=サーンス『サムソンとデリラ』
オペラ全3幕 日本語字幕付き原語(フランス語)上演

配信期間:2022年3月23日(水)12:00~5月8日(日)23:59
視聴券料金:2,800円(税込)
販売期間:2022年3月23日(水)12:00~5月8日(日)21:00
(※期間中は何度でも視聴可能)

▼配信の詳細と視聴はこちらから
東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ サン=サーンス『サムソンとデリラ』オペラ全3幕 日本語字幕付き原語(フランス語)上演- Bunkamura STREAMING(ストリーミング)

◆「MY Bunkamura」ご登録者限定特典◆
『サムソンとデリラ』の配信チケットをご購入の方の中から抽選で5名様に、サムソン役2名の<サイン入り公演プログラム>をプレゼント!

▼プレゼントのご応募はこちら
MY Bunkamura
※MY Bunkamuraのマイページ(要登録)にログイン後、登録者限定特典ページの応募フォームよりお申込みください。

<公演について>
収録:2021年1月5日(火)19:00開演 Bunkamura オーチャードホール
指揮:マキシム・パスカル
音楽アシスタント・字幕:佐藤正浩  舞台構成:飯塚励生
映像:栗山聡之  照明:八木麻紀  合唱指揮:大島義彰
舞台監督:幸泉浩司
公演監督:永井和子  公演監督補:大野徹也
キャスト:
  デリラ 板波利加
  サムソン 樋口達哉
  ダゴンの大司祭 門間信樹
  アビメレク 後藤春馬
  老ヘブライ人 狩野賢ー
  ペリシテ人の使者 加茂下 稔
  第1のペリシテ人 澤原行正
  第2のペリシテ人 水島正樹
合唱:二期会合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
主催:公益財団法人東京二期会、Bunkamura

―― “ブンカのトビラ”の、その先へ ――
Bunkamuraではこの春「ブンカチャージ2022」と銘打ち、様々なジャンルの上質な文化芸術を上演・開催、配信。
日々の生活をちょっと良いものにできるようなヒントを見つけるために、新しい「トビラ」を開いてみませんか?

▼特設サイトはこちら
春だ!ブンカチャージ 2022 - Bunkamura

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2020年4月〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉『サムソンとデリラ』
デリラ役 池田香織&板波利加の映像メッセージ!

『サムソンとデリラ』は、古代パレスティナの都ガザを舞台にした物語。ユダヤ教を信仰するヘブライの人々の国でしたが、ここに異教徒が進出してきます。ダゴンの神を信仰する、ペリシテの人々です。
平和な日々を奪われたヘブライ人を救うべく立ち上がったのが、神から怪力を授かった英雄サムソン(4月25日 福井 敬/26日 樋口達哉)。彼の活躍により、一度はヘブライ人のための平和が取り戻されます。
武力、腕力、知力ではサムソンにはかなわない。そこで、ペリシテ人がサムソンに差し向けたのが、絶世の美女デリラでした(25日 池田香織/26日 板波利加)。彼女はその美貌を武器に、サムソンを誘惑します。異邦の民らしいエキゾチックで、真実の愛と紛うような官能的な旋律が、デリラの真骨頂。けれども、プライドが高く、また我が民のためとはいえ、敵の武将を裸同然となって迎えようとするデリラの心情たるやいかばかりかと。これこそ、オペラでなければ表現しえない、すさまじい情念。そう思うと、サン=サーンスの音楽は、かえって恐ろしいくらいにエレガントなのですね。
タイトルロールを演じる池田香織と板波利加から、公演に向けて映像メッセージをお届けします!

☆池田香織

デリラは、自分の魅力を最大限に活用し、宗教上の敵であるサムソンの弱みを握ろうとします。現代のように、夜まで明るくなかった時代には、心地よい響きの声というのも異性を惹きつける大きな魅力のひとつだったのではないでしょうか。
男性はおおむね、マザコンかな?と思うので、メゾソプラノの少し低めの声で包まれるような体験をすると、サムソンも抵抗できなくなってしまうのでは?
有名なアリアを3曲歌うのですが彼女の持つ強さ賢さそして女性としての魅力に溢れた名曲揃いです。

これぞフランスオペラと思わせてくれる繊細で濃厚なアリア「あなたの声に心は開く」など数々の名曲があるのですけれども、それ以外にも、どことなく『トリスタンとイゾルデ』を思わせるような、とてもドラマティックな素敵な二重唱、軽やかな勝利の大合唱からのドラマティックな展開、まだまだ皆様に知って頂きたい素敵な音楽のドラマがたくさんあることがわかりました。
ぜひ生のサウンドでお楽しみいただきたいと思います!

☆板波利加

これまでに、私はたくさんの「悪女」を演じてきました。デビュー役の『カルメン』題名役、そして『ナブッコ』のアビガイッレ、『サロメ』のヘロディアス(『エロディアード』の題名役も)、さらに『マクベス』のマクベス夫人……
ただ、これまでの女性は、すべて相手の男の人をとても愛していたので、演じている私からしてみれば、そんなに悪女とは感じませんでした。
ただし、このデリラという役は、サムソンを優しい言葉、甘い旋律で酔わせ、愛する人をだまします。これはもう「悪女」ではないか、と私は思っています。

20年間、私はイタリアで勉強とキャリアを積んできました。当時の私の恩師であるジュリエッタ・シミオナート先生とは、このデリラのアリアを何回も繰り返して勉強してきましたので、とても思い出深い曲なのです。
先生が私に繰り返しおっしゃっていたのは、「デリラという役は、子宮で歌いなさい」。
……私はまだ20代だったので、それがどういう意味なのか、あまり分からなかったんですけれど、今回、もう一度、デリラを勉強しなおしていたときに(気づき始めたことは)、まずは、ベルカント技術について。のどで歌うのではなく、女性としての身体全体を使い、テクニックとして子宮に重心を感じて歌うということ。そして、もうひとつは女性の「本能」で歌いなさい、ということ。そういうこと私に言いたかったのではないかと、最近になって感じています。
先生が亡くなって10年が経ちました。私にとっては大きな年となります。『サムソンとデリラ』の大役を日本で、そして東京二期会で歌わせていただけることは、先生からの天国からプレゼントなのではと個人的には感じています。

*     *     *


▼『サムソンとデリラ』公演情報ページはこちら
2020年4月公演 C.サン=サーンス『サムソンとデリラ』〈セミ・ステージ形式〉 - 東京二期会

2020年4月25日(土)17:00、26日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:準・メルクル/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のご予約・お問合せは
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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【二つのサロメ】~『エロディアード』タイトルロール 板波利加に聞く

4月公演《東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ》『エロディアード』キャスト・インタビューに、いよいよタイトルロールのソプラノ板波利加が登場です!

類稀なるドラマティックな声を持ち、ヒューマニズム溢れる表現で人物の深い情念や精神を描写し、多くのオペラ・ファンを魅了してきました。東京二期会デビューは『カルメン』のタイトルロール。声種をソプラノに変えてから『サロメ』ヘロディアス、『ナブッコ』アビガイッレ、そして『マクベス』マクベス夫人と、板波の持ち味が生きる強いドラマ性が要求される役を歌ってきました。
そして、今回、サロメの母エロディアードを演じます。前回『サロメ』でも同一人物を演じた板波。「ふたつのサロメ」における「ふたりのエロディアード」をどのように受け止め、表現しようとしているのか、話をききました。



      *     *     *

――『エロディアード』のエロディアードは、どのような人物でしょうか。

板波: 自分が何を欲して、何のために動き、何を目標に生きるか、という事を自身の内で明確に把握している女性だと思います。その自己に対する自信は、私が今までに演じてきたカルメン、マクベス夫人、トゥーランドット姫、ゴネリルにも共通する部分を感じますが、その根底には「愛する相手への絶対的な愛情」があると思います。熱情、犠牲、母性などの入り混じった彼女達の強い愛はモラルを超えて存在するので、一般的にはそれを把握しきれずに「悪女」と言われてしまうのではないでしょうか。


2013年5月 東京二期会 ヴェルディ『マクベス』より レディ・マクベス(マクベス夫人)役(写真中央)

――2011年ペーター・コンヴィチュニー演出の東京二期会『サロメ』の公演で、今回と同じ人物であるヘロディアスを務めました。両役の違いや共通点は?

板波: 両役とも「サロメの母親」である事に変わりはありません。
二期会『サロメ』(R.シュトラウス作曲)では、ペーター・コンヴィチュニーさんの演出でヘロディアスを演じました。『サロメ』では、サロメ自身がかなりインパクトが強く描かれており、その母親ヘロディアスが歌う箇所はそう多くはありません。しかし、ドイツの鬼才と言われるコンヴィチュニーさんの演出では、「この母親あってのこの娘」という意味で、ヘロディアスの無謀ぶりが色濃く描かれ、そんな母親を持った娘サロメは本当の愛に飢え探し求めている純な若い女性として描かれていました。物凄く過激な演出だったので、公演を観た方がどこにショックを受けたかで色んな評価があると思います。そして、そのショックを感じた箇所は、各々の「愛に対する自分の心の葛藤」の部分なのではないでしょうか。
「旦那の愛を得られないフラストレーションが他へ向けられつつも、“ヘロデ王と夫婦である”という絆を感じ普遍的な愛を持った女性」としてヘロディアスは存在していました、少なくとも私の中では(笑)
コンヴィチュニーさんの最も印象的な一言は、「舞台上でヘロデ王とヘロディアスがふと目が合った時に、自分達が深く愛し合っていた頃を同時に思い出す、という一瞬を作って欲しい。」ということでした。
「あの時の愛」という過去が有っての現在のこの状況、という人間味の強い演出だと感じました。
そして、今回タイトルロールになっているサロメの母親「エロディアード」は、「エロデ王の愛を取り戻したい、あの頃に戻って愛し合いたい」と強く懇願している1人の女性です。女王としての地位に君臨している顔と、愛に生きる女性としての顔を併せ持っており、私にとっては、コンヴィチュニーさんの『サロメ』でのヘロディアスを更に多面的に演じるような感覚です。


2011年2月 東京二期会 R.シュトラウス『サロメ』より ヘロディアス役(写真右)

――タイトルロールの聴きどころはたくさんあると思いますが、エロディアードの聴きどころは?

板波: 女王としての地位に君臨し全ての人を配下に置いて国の指揮を執る「仕事」としての顔と、エロデ王への愛を抑えきれずに国も娘も捨てて愛に生きる事を決断した過去を持ち「エロデ王の愛を取り戻したい、あの頃に戻って愛し合いたい」と自分に興味を持たなくなった旦那へ懇願する「妻」の顔が音楽上に交差しますので、その両面を併せ持つ女性の心をお聞き逃しなく!


2012年2月 東京二期会 ヴェルディ『ナブッコ』より アビガイッレ役(写真左)

――お客様にメッセージを。

板波: こんなにドラマティックな作品が日本ではほとんど上演されていなかった事が不思議なくらいです!フランスの巨匠プラッソンさんの指揮で輝くように鳴り響く東京フィルハーモニー交響楽団さんと、二期会の歌手陣の強く柔らかく艶のある声の饗宴、音楽とはこんなにもゴージャスなのかと感じて頂けると思います!!


▼板波利加のエロディアードは4月27日(土)  《チケット発売中!》
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉2019年4月公演 J.マスネ『エロディアード』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年4月27日(土)17:00、28日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:ミシェル・プラッソン、管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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ソプラノ板波利加がロンドンでチャリティ・ソロコンサートに出演

7月の二期会ゴールデンコンサートではそのドラマティックな声を聴かせてくれた、ウィーン在住のソプラノ板波利加より便りが届きましたので、ご紹介いたします。
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現在私はウィーン在住ですが、イギリスのエージェントから急にお話を頂き、ボスニアへのチャリティとして、9/15(月)にイギリスで「板波 利加・ソロコンサート」を行うことになりました。場所はロンドンのボスニア・ヘルツェゴビナ大使館です。
ボスニアからは東北大震災の時に温かい支援を受けたそうで、この夏に大水害にあったボスニアに今度は日本から支援をということで、チャリティコンサートを3回に分けて開催するそうです。
第一回目はソプラノの鮫島由美子さんだったそうで、第二回目は私にお声を掛けて頂きました。
私にお話がきた理由は「二期会のプリマである」ということだそうで、チラシやホームページ宣伝にもそのように掲載されております。エージェントのホームページ、ロンドンの「コンサートダイアリー」という有名なサイトのホームページにすでに宣伝されております。
Sep.15th 7:00 Rika Itanami Opera Aria Charity Concert - mcsyaf.com
Embassy of Bosnia Herzgovina, London - Rika Itanami(soprano dramatico) and Yoshio Hamano(piano) Charity Opera Aria Gala - Concert Diary
また、ロンドン・ボスニア大使館ホームページ、近日中に毎日新聞にも記事が載るそうです。
チャリティコンサート出演は初めてですが、日本の、そして二期会の歌手として、愛のある歌を精一杯歌いたいと思います。

ウィーンにて 板波 利加

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ドラマティックな歌声と大らかな愛情に包まれて~7/25〔金〕二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール Vol.45板波利加ソプラノ

こちらの写真は2011年ミラノのアルチンボルディ劇場でのコンサートに出演したときのソプラノ板波利加。
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アブルッツォ州の市民のためのガラ・コンサートで、地域に縁の深いアーティストとともに日本人として唯一舞台に招かれた板波は、アブルッツォ州出身の名作曲家フランチェスコ・パオロ・トスティの歌曲を披露しました。
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終演後、共演者とともに撮った一枚から。一番右にいる女性が、板波の10年以上にわたるトレーナーのミルデラ・ダミーコ先生です。「先生がいたからこそ、今の私がいます。メゾだった私をドラマティック・ソプラノとして開花させてくださったのです」
その後、二期会オペラでの活躍は、皆様の記憶にも新しいところと思います。
itanami_rika_201407_3.jpg 2011年の『サロメ』のヘロディアス
itanami_rika_201407_4.jpg 2012年の『ナブッコ』のアビガイッレ
itanami_rika_201407_5.jpg そして昨年の『マクベス』のマクベス夫人
今年からウィーンに移り、あたらしい自分自身の芸術的領野を拓こうと、貪欲な板波。
7月25日(金)津田ホールでのリサイタル「二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール Vol.45 板波利加ソプラノ」では、まずイタリアで活動を続けてきたこの20年間の集大成を披露します。
「聖母マリアの国であるイタリアでの20年間で私が学んだ最も大切なこと」としてあげたのが「女性の愛」。リサイタルでは、オペラのヒロインをとおして、5つの愛の形をお見せします。
1.「愛は自由」と感じるままに生きるカルメン
2.愛に苦しみ狂乱するイモジェネ
3.優しく貞淑な妻デズデモナ
4.プライドと愛を貫くトスカ
5.全てのエネルギーを夫に注ぐマクベス夫人
そう語る板波の人柄から、大らかな愛情があふれてきます。
ドラマティックな歌声とともに、この大らかな愛がお客様にとどきますように。
みなさまのご来場をお待ちしております。
itanami_rika_201407_6.jpg ウィーン楽友協会にて

▼リサイタルの詳細はこちら!
二期会ゴールデンコンサート at 津田ホール Vol.45板波利加ソプラノ - 二期会21
▼板波利加のインタビュー記事はこちら!
ピックアップアーティストVol.32板波利加の今 - 二期会21
▼チケットのお問合せ・お申込みはこちら(オンラインでもオーダーフォームでご注文いただけます)
二期会チケットセンター 電話:03-3796-1831

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10月4日(金)午後2時からNHK-FMで二期会『マクベス』公演放送!

今年5月に上演した、東京二期会オペラ劇場G.ヴェルディ『マクベス』(指揮:アレクサンドル・ヴェデルニコフ/管弦楽:東京交響楽団)の公演録音が、明日10月4日(金)午後2時からのNHK-FMラジオ「オペラ・ファンタスティカ」で放送されます!
是非、お聴きください。
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同公演のカーテンコールより
◆◆◆◆ 放送予定 ◆◆◆◆
オペラ・ファンタスティカ
-ヴェルディ特集(1)二期会公演“マクベス”-

放送局:NHK FMラジオ
放送日時:2013年10月4日(金) 14:00~(番組は18:00まで)
放送内容:東京二期会オペラ劇場『マクベス』(2013年5月3日 東京文化会館)
解説:堀内 修
出演:
 マクベス…(バリトン)小森輝彦
 マクベス夫人…(ソプラノ)板波利加
 マクダフ…(テノール)井ノ上了吏
 バンコー…(バス)ジョン ハオ
 マルコム…(テノール)村上公太
 マクベス夫人の侍女…(ソプラノ)野口知香
 伝令/暗殺者/医者…(バス)伊藤 純
 (合唱)二期会合唱団
 (管弦楽)東京交響楽団
 (指揮)アレクサンドル・ヴェデルニコフ
▼番組ホームページはこちら
オペラ・ファンタスティカ - NHKオンライン
▼NHK-FMはインターネットラジオでもお聴きいただけます
らじる★らじる - NHKネットラジオ
▼東京二期会の『マクベス』公演ホームページでは、特集ページやインタビューがご覧いただけます。
・オペラ公演ラインアップ2013年5月公演G.ヴェルディ『マクベス』 - 東京二期会

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【レビュー】魔女に翻弄されたマクベス

5月初旬、爽やかなGWの陽気で賑わった上野の東京文化会館で、ヴェルディ作曲のオペラ『マクベス』が上演されました。
シェイクスピアの名作が、コンヴィチュニーの演出を通して現代に問いかけるもの。
タイトルロールの小森輝彦、今井俊輔をはじめ、強烈なキャラクターを要求されるマクベス夫人の板波利加、石上朋美、バンコー役のバス、ジョン ハオ、斉木健詞、マクダフの井ノ上了吏、松村英行と、歌手陣も揃い、ヴェルディ初期のオペラをお楽しみいただけたのではないでしょうか。
舞台写真とともに公演を振り返ります。
写真撮影:三枝近志(☆…5月1日・3日組、◆…5月2日・4日組)
<舞台写真はクリックで拡大表示します>


魔女たちが、戦場から帰還したマクベス(今井俊輔)に呼びかけます。
「グラミスの領主殿!」
「コーダの領主殿!」
「やがては王になるお方!」
魔女たちは、煙突から、窓から、自在に姿を現し、またどこへともなく消えます。
《私の演出では、魔女は非常にポジティブな存在です(演出ノートより)》


マクベスから届いた手紙を読むマクベス夫人(石上朋美)。堂々とした演技、卓越した歌唱力で、聴衆を惹き付けました。


マクベス夫妻の陰謀にかかって暗殺されたダンカン王。赤い花びらが血潮のように吹きあがる演出。


《マクベス夫人を、悪意のある邪悪な存在として描くことは間違っていると思います(演出ノートより)》
コンヴィチュニーが意図した、マクベス夫人を、愛情豊かに演じた板波利加。最後が悲劇であったとしても、“レディ・マクベス”は、マクベスの確信に満ちた伴侶であったことは間違いないのです。


魔女たちの供宴。狂喜乱舞とはこのことか!?


魔女たちが釜に投げ入れるのは、パソコンや放射能マークの核廃棄物。コンヴィチュニーらしい風刺です。釜には火薬が仕掛けてあり、絶妙なタイミングで遠隔操作しています。熟練した舞台スタッフたちも緊張の一瞬。


マクベスは、亡霊となったバンコー(斉木健詞)を見て錯乱状態に陥り、宴会は滅茶苦茶になります。


魔女たちがマクベス(小森輝彦)に見せる影絵の悪夢。次から次へと王が現れては滅亡していきます。


ドイツ・アルテンブルク・ゲラ市立劇場専属第一バリトンとして12年間活躍し、昨秋帰国した小森輝彦。劇場経験豊かな小森が演じるマクベスには、権力者の孤独と寂寥感を漂わせ、その存在感を示しました。


二期会デビューとなった、今井俊輔は今もっとも注目されるバリトンの一人。運命に翻弄される男の悲劇を演じきりました。


カーテンコール
(撮影:堀 衛)

悲劇にも関わらず、時に陽気な音楽となるこの『マクベス』という作品を、コンヴィチュニー演出のよき理解者であるヴェデルニコフの指揮、東京交響楽団が、手堅くサポートしてくれました。
ご来場、ありがとうございました。

帆かけ舟

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ミラノで活躍の板波利加 近況

昨年2月に二期会オペラ『サロメ』ヘロディアス役で華やかな舞台姿で好評を博し、本年2月には同『ナブッコ』アビガイッレ役でもドラマティック・ソプラノとしての高い評価を得た板波利加が、去る5月12日にミラノ・アルチンボルディ劇場でコンサートに出演した近況をお伝え致します。
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「アルチンボルディ劇場でのコンサートは2000席満席となり、大盛況でした。この劇場はスカラ座が一時使っていた所でとても有名です。出演者は、オペラ歌手だけでなく、オペレッタ、ロック、フォーク、バレエ、コンテンポラリーダンス、など幅広かったです。」(板波)
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この劇場はミラノ市民なら誰でも知っている有名な劇場だそうで、日本人としては唯一の出演ではありましたが、客席からも大喝采を頂いたようです。
そんなミラノでも活躍する板波利加、今月末には板波の育った横浜・みなとみらいホールでリサイタルを予定しております。日本での初リサイタルに気合もひとしおです。
■■リサイタル情報■■
板波利加 ソプラノリサイタル「Cerca la Pace~平和を求めて」

ピアノ:ジェームズ・ヴォーン
2012年6月27日(水) 19:00開演 横浜みなとみらいホール(小ホール)
▼リサイタル詳細はこちらをごらんください
板波利加 ソプラノリサイタル「Cerca la Pace~平和を求めて」 - 東京二期会
▼公式サイトではアルチンボルディ劇場でのコンサート動画もご覧になれます。
板波利加オフィシャルサイト

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鬼才!演出家ペーター・コンヴィチュニーの本ができました

2006年『皇帝ティトの慈悲』、2008年『エフゲニー・オネーギン』、2011年『サロメ』で、いずれも話題を呼んだ、演出家ペーター・コンヴィチュニー&東京二期会オペラ劇場のプロダクション。
コンヴィチュニー演出には、どんなメッセージがこめられているのか、世界的な演出家が来日し、日本人スタッフ、歌手とともに過ごす1カ月もの稽古期間に、歌手たちが感じたこと等、公演写真を豊富に紹介しながらその演出意図に迫ります。
監修は、山崎太郎氏、音楽評論家の東条碩夫、森岡実穂各氏が執筆に参加しています。
二期会の高橋 淳、片寄純也、大隅智佳子、板波利加ほか、衝撃!ともいえるサロメの舞台を乗り越えた歌手たちが、機代の演出家コンヴィチュニ-について存分に語っています。
2009年のワークショップをきっかけに、毎年びわ湖ホールで開催されるようになった、オペラ演出ワークショップ等、最近の日本のオペラ界の動向も盛り込まれています。ぜひ、ご一読ください。
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そして、来年にはコンヴィチュニー&東京二期会の第四弾、ヴェルディ・メモリアル・イヤーに合わせて、傑作『マクベス』の上演が決定しています。
2013年5月、再び展開されるコンヴィチュニー・ワールドをどうぞお楽しみに!

◆◆書籍の詳細◆◆
クラシックジャーナル046
「オペラ演出家ペーター・コンヴィチュニー」
山崎太郎編集 A5判 248頁 本体1,400円
▼詳細はこちらをごらんください
クラシックジャーナル046 オペラ演出家ペーター・コンヴィチュニー - 株式会社アルファベータ

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アンドレア・バッティストーニ指揮『ナブッコ』公演を振り返る

2月中旬、24歳の指揮者、Andrea Battistoniが、イタリアから来日、会う人すべてを魅了した3日間のオペラ公演『ナブッコ』。
▼『ナブッコ』公演詳細
オペラ公演ラインアップ 2012年2月公演「ナブッコ」 - 東京二期会
イタリア、パルマ王立歌劇場との提携公演が決まり、二期会の機関誌「二期会通信」Vol.288で紹介された、バッティストーニのインタビューでは、音楽に対する真摯な姿勢、そしてその若さでイタリアの主要な劇場、フェスティバルを次々と制覇し、パルマ歌劇場の首席指揮者をつとめるという経歴に、驚かれた方も多いでしょう。
▼「二期会通信」Vol.288掲載インタビュー記事
超新星 アンドレア・バッティストーニに聞く - オペラを楽しむ|東京二期会
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実際に彼が来てからはまさに旋風。ひとたび指揮台に上がれば、その眼に、「吸い込まれるようだ」と教えてくれた若い歌手勢。音楽稽古、通し稽古、オーケストラとの練習、舞台稽古と、ごく短期間の限られた回数のうちに、舞台裏から熱い空気が伝わってきたのです。
「聴きましたか?」「あの指揮者すごいです」「合唱がいいって」「若い!」・・・『ナブッコ』に命を吹き込んだ2週間。ゲネプロ(総通し稽古)を聴いた前理事長は、「たまげたね!」と絶賛。バッティストーニがもたらした音楽への情熱、時を共有する喜びに沸いた一瞬。オペラはやはり、劇場で作られるもの。
バッティストーニの音楽を聴いた人は、自分の中の何かが変わる気がしたのではないでしょうか。
二期会の若い歌手の力を最大限に引き出し、聴かせてくれた功績も大きい。

公演評、舞台写真とともに、この名舞台を振り返ります。
<舞台写真はクリックで拡大表示します>
★2月17日・19日組(撮影:三枝近志)
☆2月18日組(撮影:野村正則)

タイトルロールのナブッコ王を堂々と演じ、存在感も増した上江隼人。5月には、パルマでのバッティストーニの指揮によるヴェルディ『スティッフェリオ』のスタンカー伯爵に抜擢され、7月には、東京二期会オペラ劇場『パリアッチ(道化師)』のトニオで出演します。




ヴェルディ・オペラに欠かせない自尊心が高く美しい女性アビガエッレを歌った岡田昌子。
上江、岡田が五島記念財団の奨学金をダブル受賞しました。


ザッカーリアを歌ったジョン・ハオ。
気高さを感じさせる美声に長身痩躯で衣裳も映えます。この存在感、今後も貴重なバスの一人として、オペラの舞台を担っていくことでしょう。合唱は二期会合唱団。完成度の高い凝縮した響きで深い感動を呼びました。


中島郁子のフェネーナ。
ひとつひとつの表現、たたずまいが美しく、安定していました。


アビガエッレのドラマティックな音色と性格は、このオペラの非常に重要な要素。
このキャラクターは、ヴェルディのこの後の作品に通じていく魅力でもあります。
若手の多かった今回のプロダクションにおいて、イタリアオペラを数多く経験している板波利加がびしり、と引き締めました。


ナブッコ王を演じる若手バリトンの青山 貴。
この公演を通してまた大躍進。5月の東京オペラシティB→Cも期待され、今後が楽しみです。


そして、バッティストーニ。
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「柔軟な身体、楽想の転換時にも揺るがないリズム感、芯のあるフォルテシモなど、どこも魅力的」(読売新聞・沼野雄司氏)
「傑出した才能は序曲だけでも明白で、合唱団にも緻密な指示を送り、緩急自在のダイナミックな音楽」(音楽の友4月号・水谷彰良氏)。
そして熱い拍手を送ってくださったご来場の皆さま、ありがとうございました。

〜本公演のラジオ放送(予定)が決まりました〜(4/11追記)
放送局・番組名:NHK-FM オペラ・ファンタスティカ
放送日時:4月27日(金) 14:00~18:00
▼番組ホームページはこちらをご覧ください
オペラ・ファンタスティカ - NHKオンライン

帆かけ舟

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いよいよ今夜開幕!G.ヴェルディ『ナブッコ』

若き天才、アンドレア・バッティストーニを迎え、いよいよ東京二期会オペラ劇場『ナブッコ』が開幕します。
オーケストラも深みと輝きのある、ヴェルディ・サウンドを実現、合唱もすばらしい仕上がりです。
パルマ歌劇場からやって来た衣裳や装置、来日中のイタリア人照明家アルフィエーリによる照明、ステージは奥行きと陰影に富み、夢のような劇場空間を生み出しています。
出演者からも、「すごい指揮者!」「歌っていて楽しい」「イタリアの血ですね」等など、皆バッティストーニに魅せられ、士気が高い。
鋭い耳で瞬時に聴き分け、切れ味のよいテンポでぐいぐいと引っ張るバッティストーニ。「でも、妥協しないですね」と、アブダッロ役の塚田裕之が教えてくれました。
期待のタイトルロールのバリトン上江隼人、ドラマティックソプラノの板波利加の迫力、イズマエーレ役のテノール松村英行、二期会オペラデビューとなる、司祭長ザッカーリア役ジョン・ハオ、フェネーナ役中島郁子も、素晴らしい声です。
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舌を巻く完成度の高さ。
会う人すべてを虜にする類い稀なるバッティストーニの魅力。
彼が首席客演指揮者をつとめるパルマ王立歌劇場と日本の初の提携公演、日本側スタッフと一丸となって創り出す最高峰の芸術。
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今、この瞬間、この才能あふれるマエストロと出会えた幸せ、イタリア・オペラの輝き、ヴェルディならではの音楽、どうぞお楽しみください。
総本山ミラノ・スカラ座では、本年3月、4月の『フィガロの結婚』でのデビューに続い
て、来年には同じくスカラ座で、ヴェルディ最初のオペラ『オベルト』の新制作の指揮も決定しました。
YouTube公式 ぴあチャンネル
バッティストーニが語る東京二期会オペラ劇場「ナブッコ」

▼ネットニュース記事もご覧ください
「故郷を思う合唱に未来への希望を」新鋭イタリア人指揮者が日本デビュー - MSN産経ニュース
▼公演当日情報
伝説が始まる。2月17日~19日 G.ヴェルディ『ナブッコ』公演当日のごあんない - 二期会blog(2012/2/16)
▼公演詳細はこちら
『ナブッコ』公演詳細ページをみる - 東京二期会オペラ劇場

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『サロメ』ヘロディアス役・板波利加、ラジオ日本に出演します

東京二期会オペラ劇場『サロメ』ヘロディアス役の板波利加(2月22日(火)、25日(金)に出演)が、20日(日)朝、ラジオ日本(1422kHz)で放送中の番組「若山祥夫 食の情報最前線!」に登場します。
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13日(日)に続き2週連続の出演です。
「老いない食」がテーマの番組で、先週は、板波が在住しているイタリアでもポピュラーな食材、カリフラワーについて。日本では白いものが主流ですが、イタリアでは、黄緑やオレンジ色のものなどもあるカラフルな食材で、ストレス解消やガン予防にもなるそうです。沸騰したお湯で一気に茹でるのが、ビタミンCを失わせないコツだとか。
もちろん『サロメ』のPRも。
衝撃的な舞台ですが、実は「笑い」の要素もあります。現代の病理をも鋭く描きながら、コンヴィチュニー氏一流の「笑い」が細部にほどこされています、と語っていた板波。
良質な笑いにはヒーリング効果がありますから、これも老いない秘訣のひとつとして紹介したのでしょうね。『サロメ』では、舞台の細部にいたるまでお見逃しなきよう!
来週のO.A.もお楽しみに。
◆放送予定◆
「若山祥夫 食の情報最前線!」
放送日時:2月20日(日)7:45~8:00
放送局:ラジオ日本(AM1422kHz)
聴取エリア:東京・神奈川周辺地区
▼放送局ホームページ
2011年2月20日(日)番組表 - ラジオ日本
※放送局の都合により、放送内容・日時等が変更になる場合があります。
▼板波利加インタビュー記事もご覧下さい
オペラを楽しむ キャストインタビュー板波利加 - 二期会通信
▼公演詳細・チケットのご予約はこちらから
2011年2月公演『サロメ』- 東京二期会オペラ劇場

ZEN

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ソプラノ板波利加(イタリア・ミラノ在住)近況

itanami_rika.jpg   イタリアでドラマティックソプラノとして活動しており、2009年、ミラノ近郊で「蝶々夫人」蝶々夫人役、ヴェルチェッリ市コムナーレ劇場で「カヴァレリア・ルスティカーナ」サントゥッツァ役、などに出演しています。

パルマ市で出演したヴェルディ作曲『ナブッコ』アビガイッレ役での批評をご覧ください。

<2009年6月:パルマ・パッラヴィチーノ城・野外オペラ>
ソプラノ板波利加は、持ち前の力強い声と表情豊かな演技によって非の打ちどころのないアビガイッレを演じた。この東洋の歌手の声は豊かな声量と感情を揺さぶらせる響きを持ち、人々を魅了した。アビガイッレの際立った活躍が今回の公演の成功に大きく貢献したことは間違いない。
批評家:ロベルト・ブザーニ

2010年6月末にも再びパルマ市で同役で出演する予定となっています。

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板波利加、マントヴァ市立歌劇場『蝶々夫人』タイトルロールで出演!

去る10月27日にマントヴァ(イタリア)の市立歌劇場にてソプラノ会員の板波利加が出演、イタリアのオペラハウスでのタイトルロールデビューを「蝶々さん」で果たしました。
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ミラノを拠点に活躍する板波は、昨年のR.シュトラウス『ダフネ』(日本初演)ではゲア役での圧倒的な存在感が記憶に新しいところですが、今回の『蝶々夫人』でも好評を博しました。

   
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