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【稽古場レポート】2月公演『金閣寺』(2) ~宮本亜門が語る三島由紀夫~

東京二期会2019年2月公演オペラ『金閣寺』、第2クールに入った立ち稽古は、演出の宮本亜門が合流、順調に稽古が進んでおります。

演出家にとって、三島由紀夫は特別な作家。新しいアイディアが次々と提案されており、フランス公演をさらにブラッシュアップした舞台が期待できそうです。
また、稽古中には演出家より、その都度各キャラクター像が語られていますが、中でも、「溝口、柏木、鶴川、この3つのキャラクターをそれぞれ三島由紀夫自身のある一面の投影としてとらえている。」という言葉が印象的でした。


各キャラクター像を語る演出家の言葉にも熱がこもっています。


第1幕稽古風景 有為子の最期は溝口に消えない痕を残します

また、当公演には主人公溝口の分身、ヤング溝口が登場します。この役は、三島由紀夫の原作には登場しない、当プロダクションオリジナルのキャラクター。溝口の内面を描く存在として、ほぼ全編に(!)登場します。
この難役を務めるのは、ミュージカル等で活躍中の前田晴翔と木下湧仁。


溝口とヤング溝口(左から与那城 敬、木下湧仁、前田晴翔、宮本益光)

舞台上でこの両役が平行して描かれることで、溝口の心理や思いが、過去、現在にどのように繋がっているのか、明確にとらえて頂けるのではないかと思います!
演出の宮本亜門の描くオペラ『金閣寺』で、躍動する“ヤング溝口”前田晴翔と木下湧仁にもどうぞご注目下さい。


▼オペラ『金閣寺』公演情報ページはこちら
2019年2月公演 黛 敏郎『金閣寺』 - 東京二期会オペラ劇場

2019年2月22日(金)18:30、23日(土)14:00、24日(日)14:00 東京文化会館大ホール
指揮:マキシム・パスカル、演出:宮本亜門、管弦楽:東京交響楽団、合唱:二期会合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会
〈共催〉公益社団法人日本演奏連盟

●お問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
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