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藤沢市民オペラ・プレ公演「スペシャル・ガラコンサート」開催間近!!
~二期会アーティストも多数出演致します

藤沢市民オペラ・プレ公演「スペシャル・ガラコンサート ~行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って~」が、いよいよ今週末に迫ってまいりました。
当初、この11月に開催が予定されていた第24回藤沢市民オペラ『ナブッコ』は、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となりましたが、『ナブッコ』に出演予定であった豪華ソリストによる「スペシャル・ガラコンサート」が、プレ公演として開催されます。

この公演に二期会からは、中村真紀(ソプラノ)、中島郁子(メゾソプラノ)、新海康仁(テノール)、今井俊輔(バリトン)、後藤春馬(バスバリトン)、ジョン ハオ(バス)が出演します。豪華な歌手たちによる夢の饗宴をお聴き逃しなく!


中村真紀

中島郁子

新海康仁

今井俊輔

後藤春馬

ジョン ハオ

◆藤沢市民オペラ芸術監督 園田隆一郎さんからのメッセージ
藤沢市民オペラ『ナブッコ』公演は2021年度に延期となりましたが、それでも「歌」の力を皆さんにお届けしたい!という気持ちから、このガラ・コンサートを企画しました。また再び藤沢市民交響楽団、藤沢市合唱連盟の皆さんと一体となってオペラに取り組めるその日を心待ちにしています。その我々の想いが「歌」という黄金の翼に乗って皆さまのもとに届きますように!

■■■ 公演情報 ■■■
藤沢市民オペラ・プレ公演
「スペシャル・ガラコンサート ~行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って~」

日時:2020年11月14日(土)、15日(日) 両日15:00開演(14:15開場)
会場:藤沢市民会館 大ホール
料金:(全席指定)1階席 4,500円、2階席 2,000円
企画構成・ピアノ:園田隆一郎(藤沢市民オペラ芸術監督)
特別ゲスト:岩田達宗(藤沢市民オペラ『ナブッコ』演出家)
出演:
・11月14日(土)
小林厚子、山下裕賀、イ・スンジェ、工藤和真、新海康仁今井俊輔、伊藤貴之、後藤春馬
・11月15日(日)
中村真紀中島郁子、谷 明美、清水徹太郎、平尾 啓、須藤慎吾、井出壮志朗、ジョン ハオ、杉尾真吾
ピアノ:藤原藍子、星 和代
ヴァイオリン(14日のみ):平澤 仁

主催:公益財団法人藤沢市みらい創造財団 芸術文化事業課
共催:藤沢市・藤沢市教育委員会
助成:公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団

▼詳しい公演情報、チケットご予約はこちらから
【詳細公開!】藤沢市民オペラ・プレ公演「スペシャル・ガラコンサート ~行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って~」 - 公益財団法人藤沢市みらい創造財団

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「二期会サマーコンサート2018」豪華キャストによる2夜連続公演 公演迫る!

長年に亘り、好評を頂いている「二期会サマーコンサート」。
今年はヴァージョンアップして、二期会ならではの豪華キャストが勢ぞろい。わが国オペラ界を牽引してきた著名な歌手から次代を担う新星まで、2夜連続で公演します。

8月23日(木)第一夜は、イタリアオペラからアリアと重唱、8月24日(金)第二夜は、ドイツ・オペラとフランスオペラのプログラム。福井 敬が歌う「誰も寝てはならぬ」(オペラ『トゥーランドット』より)さながらに、重鎮たちの名演奏や重唱に酔いしれ、選ばれし旬の若手たちと出会える歌合戦の会場は、まるで歌の殿堂のよう。

今回の出演者の中から、三人のフレッシュなアーティストに、自身の演奏曲について解説していただきました。

【8月23日出演】 テノール 市川浩平
「ドニゼッティ『愛の妙薬』より “人知れぬ涙”」
ドニゼッティのオペラの中で、特に有名な『L'elisir d'amore(愛の妙薬)』。主人公のネモリーノが恋するアディーナの涙をみて歌う愛のアリア、「Una furtiva lagrima(人知れぬ涙)」は、珠玉のオペラアリアとして有名です。『愛の妙薬』という題名ですが、ネモリーノが、恋がかなう愛の妙薬(惚れ薬)と信じて、アディーナを射止めようと、高値で買った秘薬で、実は安ワイン。それでも結末はハッピーエンド!
そして、私はワインが大好き。中でも畑の個性、作り手の哲学を感じるワインは格別!最近醸造技術の進歩で最近は、味わいが均一化されつつあるようですが、昔の歌手は一声聴くだけで「この声はっ!」とわかる歌手も多かったですね。私も、この声・音楽は「市川浩平だ!」とわかっていただけるような演奏が出来るよう日々精進を重ねて参ります。
 
【8月24日出演】 ソプラノ 朝倉春菜
「J.シュトラウスII世『こうもり』より “田舎娘の姿で”」
オペレッタ『こうもり』の中で女優志望の女中アデーレによって歌われるアリアです。前日の舞踏会で、自分のパトロンになってくれると言った刑務所長のフランクの元へ、本当にパトロンになってくれるようフランクの仕事場まで押しかけます。「私にはこんなに女優の才能があるの!」と、アデーレは色々な役を演じてみせます。ある時は純朴な田舎娘、ある時は偉大な女王様、そしてある時はパリのマダムが若い男と浮気してるところへ突然ダンナが帰って来て見つかってしまう、でも最後には許してもらうの!という一場面まで。「私の才能を見たら女優にするしかないでしょう!?」と、フランクを口説きます。
アデーレはとても愛すべきキャラクター。そのちゃっかりさにいつも楽しまされる、私の大好きな役です。
 
【8月24日出演】 テノール 隠岐速人
「マスネ『ウェルテル』より 春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」
マスネが2年の歳月をかけて制作したものの、ヒットまで時間のかかった名作オペラ《ウェルテル》は、ゲーテの実体験を基にした小説『若きウェルテルの悩み』が原作となっています。この小説は当時の若者たちを虜にし、主人公ウェルテルの生き様を模倣して失恋して自殺する若者が出るほど人気を博しました。
第3幕で歌われるこのアリア「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか?」は、若く純粋な青年ウェルテルの悲痛な叫びです。ウェルテルはシャルロッテに一目惚れしたのですが彼女にはすでに婚約者がいました。その後結婚したシャルロッテと再会したウェルテルは再び思いを告げますが、断られてしまいます。ウェルテルはそれでも諦めきれずその思いをオシアンの詩に託します。

出演者一同、ご来場をお待ち申し上げております。
両日とも良いお席が少なくなっておりますので、ご予約はお急ぎください。

■■■ 公演情報 ■■■
二期会サマーコンサート2018 ☆2夜連続公演☆

<第一夜>イタオペ三昧パートII ~イタリアオペラよりアリア重唱~
日時:8月23日(木) 18:30開演(18:00開場)
出演:【ソプラノ】大倉由紀枝、大山亜紀子、清野友香莉、谷原めぐみ、中村真紀、山口清子、横山恵子、吉田愼知子/【メゾソプラノ】森永朝子/【テノール】市川浩平、城 宏憲、福井 敬、星 洋二、吉田 連/【バリトン/バス】大井哲也、佐藤泰弘、友清 崇、成田博之、増原英也/【ピアノ】鳥井俊之

<第二夜>重厚華麗な独仏オペラ ~ドイツ、フランスオペラよりアリア重唱~
日時:8月24日(金) 18:30開演(18:00開場)
出演:【ソプラノ】朝倉春菜、熊谷美奈子、品田昭子、田崎美香、橋爪ゆか、藤井玲南、増田のり子、松田昌恵/【メゾソプラノ】磯地美樹、押見朋子、杉山由紀/【テノール】隠岐速人、金山京介、菅野 敦、成田勝美/【バリトン/バス】青戸 知、石崎秀和、大塚博章、小森輝彦、鹿野由之/【ピアノ】山田武彦

司会:大野徹也(両日)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
   (「渋谷駅」JR西口より徒歩5分)
料金:全席指定・各夜 A席4,500円、B席4,000円(税込)
   ※二期会オペラ愛好会会員割引あり

▼両日の演奏曲や順序はホームページでご確認いただけます
二期会サマーコンサート2018【2夜連続公演】 - 東京二期会

●ご予約・お問合せ
 二期会チケットセンター 03-3796-1831
 (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii ←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」でもお求めいただけます!!

 
(8月22日:隠岐速人の演奏曲解説を追記しました)
 
 

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【イベント・レポート】2月22日(木)『ローエングリン』平日マチネ・スペシャル~演出・深作健太アフタートークを開催しました!

【※一部に新演出の内容記述がありますので、ご鑑賞前の方はご注意ください】

2月21日(水)、東京二期会オペラ劇場『ローエングリン』が東京文化会館で幕を開けました。準・メルクルの緻密で流麗な指揮のもと東京都交響楽団が奏でる震える弦の透き通る美しさ、堰を切ったように咆哮する管楽器に飲み込まれる『ローエングリン』の舞台。

タイトルロールは、福井 敬と小原啓楼。気品に満ちたエルザ姫は林 正子と木下美穂子。対抗するオルトルートは中村真紀と清水華澄、その夫テルラムントは大沼 徹と小森輝彦、ハインリヒ王の小鉄和広と金子 宏。出演者の総力を挙げて、熱気あふれる公演となりました。合唱は二期会合唱団。

初日から大きな話題となっている今回の舞台について、22日(木)の公演終了後、スペシャルイベント「演出・深作健太によるアフタートーク」が行われ、およそ400名のお客様が参加されました。聞き手は大野徹也公演監督。演出コンセプトの解説だけでなく、お客様からの質問も多く飛び濃密な1時間となったのではないでしょうか。その様子を少しお伝えいたします。



     *     *     *

深作: ワーグナーの作品の中でも、僕は『ローエングリン』がもっとも美しいオペラだと思っていて、今回『ダナエの愛』に続いて憧れの準・メルクルさんとまたご一緒できるなんて夢のようだと思っていたのです...が、始めてみますと、ワーグナーさんの恐ろしさを身をもって知ることになり、毎日が絶壁を登っているような思いでした。もう夢枕にもワーグナーさんが立って、日本語で「凡庸ダ!」と怒られたりもしました(会場笑い)



(舞台にかけられていた肖像画をもって)劇中にも登場するこちらの絵の方がどなたかおわかりでしょうか?今回はワーグナーを庇護し、その芸術に深く傾倒した、バイエルン王ルートヴィヒII世の生涯に焦点を当てて演出プランを作りました。
その生涯は、ルキノ・ヴィスコンティ監督の映画でも有名です。18歳のときに突然父を亡くし王位を継承するも、政治・戦争の世界に背を向け、まるで美の世界へ逃避するかのように自らを白鳥の騎士ローエングリンに擬え、新白鳥城(ノイシュヴァンシュタイン城)を築いた王へのオマージュとして、『ローエングリン』をこの悲劇の王の最後の一日として描くことにしたのです。

稽古場では歌手の皆さんとディスカッションを重ね、オペラ『ローエングリン』が本来持つ、物語や時代性を尊重しつつ、“今”を生きる人々のための演出を問い続けました。
大きな戦争が終わって70年以上が経ち、日本も世界も、またキナ臭い時代にむかう予感に包まれる中、いま〈英雄〉を描くオペラを上演するという事が、僕には繊細な問題をはらんでいるように思われました。
その状況は、ワーグナーさんが生きた19世紀の時代にも通じます。ドイツ統一を求める声が高まる中、戦争の世紀へ向かおうとする時代の中で『ローエングリン』は書かれました。
ローエングリンは、エルザに禁制を破られることで、結果的には戦わずしてこの世を去ってしまいます。彼はいわば「非戦の英雄」です。そこから出発しようと思いました。

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(前奏曲から、老いた男が登場。それが最期のルートヴィヒII世。政治に背を向け、すでに亡きワーグナーが残した楽譜を抱え、芸術の世界に逃げ込んでいます。大きなデジタル時計が最初[00:00:00]を指し、時間が逆戻りし始めます。いつしか、ルートヴィヒは、若きローエングリンとなって、この物語を生きてゆきます。)
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稽古場では素晴らしい瞬間がたくさんあって、3幕の名曲、「名乗りの歌」と「別れの歌」を、ローエングリン役の福井 敬さんと小原啓楼さんが歌われた時に、それを聴いた僕たちは本当に泣いてしまっていたのですね。なんというか、神々しい〈英雄〉が歌うのではなく、普通の人間が、愛する女性に訴えかける歌として聴いた時に、二つの歌の新しい可能性が発見できたのです。
ルートヴィヒII世は、英雄ローエングリンになりたかった、そして、なれなかった男です。エルザは彼を愛するが故に「本当の名前を教えて」と禁問の誓いを破りますが。それに対し本当は彼は「ルートヴィヒ」と答えるべきなのに、「ローエングリンだ」と歌ってしまう訳です。王制の時代が終わり民主主義の現代、僕たち大衆は時に多数決で、間違えた英雄を選んでしまう。ヒトラーのような怪物を生み出したのは僕たち自身なのです。合唱が一方の主役ともいえるこのオペラで、ワーグナーはそう語っているような気がするのです。

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(王亡き後、デジタル時計は、また時を前に向かって刻み始めます。二人の女性、エルザとオルトルートは争いを超えて、共に平和を祈ります。)
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(この記事はアフタートークの記録を内容にあわせ編集部で再編集したものです)

     *     *     *

▼いよいよ25日(日)千秋楽。どうかお見逃しなく!《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場


●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)

Gettii 《便利!》
◎二期会チケットセンターのオペラ公演インターネット予約【Gettii(ゲッティ)】では、前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
チケットはご来場の途中にお近くのセブン-イレブンでお支払&お受取いただけます(*)ので、余裕をもってお越しいただけます!是非ご利用ください!!
24時間受付、予約手数料0円。左の「Gettii」ボタンからお進みください。
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでの支払・受取は出来ません)

 
 

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2018年2月『ローエングリン』オルトルート役で二期会デビュー!
ソプラノ中村真紀にインタビュー

2月公演『ローエングリン』にオルトルート役で二期会デビューを決めるソプラノ中村真紀。
デビュー公演に先駆けて、今月21日には『ローエングリン』プレ・コンサートともなる、浜離宮朝日ホールのランチタイムコンサートに、同ローエングリン役 小原啓楼(テノール)、エルザ役 林 正子(ソプラノ)、テルラムント役 大沼 徹(バリトン)とともに出演します。

これまでにハンガリーのリスト音楽院、また時を経てイタリアのボローニャで研鑽を
積んできました。デビューに向けて、「中村真紀の今」を聞きました。

【Q1】
2月公演『ローエングリン』オルトルート役で出演するソプラノ中村真紀さん。まずは、ブダペスト、ボローニャでの研修時代のことを。


ソプラノ 中村真紀
【A1】
リスト音楽院には、今から10年以上前に留学しておりました。私の場合ですが、一番最初に歌を学ぶ場として、イタリアでもドイツでもなくハンガリーだったことはとても幸せな事でした。時代も良かったのだと思います。まだEUに加盟する少し前で、物価は日本のほぼ半分。学生達の多くはコンピュータや携帯を今のように持ててはおらず、楽譜すら、全て図書館でコピーをして勉強している状態でした。音源もほとんどなく、彼等の奏でる音は、楽譜から感じるものをそのままあらわしているという印象でした。なんとなくどこかで聴いたことがある、と思いながら勉強する、ということがないのです。彼等一人一人が楽譜と対話し生み出す音楽です。とんでもない解釈のものも多く聴きましたが、時々出会える、宝石の塊のような音楽には感銘を受けました。何の、誰の真似でもない唯一無二の音楽を聴いたのは、後にも先にも、リスト音楽院で学んでいる時だけだったような気がします。本物の音楽とはどういう事かを、理屈ではなく学びました。そして、同じヨーロッパの国でありながら、ハンガリー人はイタリア、ドイツ、フランスなどのオペラ曲を歌うとき、外国人として歌います。留学当初、言語能力も容姿も劣る日本人の自分に、自信なく失望していましたが、ヨーロッパの中で外国人として歌を学んでいる彼等と過ごすうち、オペラ歌手を志す日本人の自分の可能性を感じることができるようになりました。その後、帰国して新国立劇場で研修し、2010年からのイタリア留学の折には、あるがままでいられたような気がいたします。楽譜から離れてなおその言語を使って生活が出来ることは、その都度未熟さを感じつつも嬉しい日々でした。


【
Q2】
オルトルートは、ブラバント候の摂政テルラムントの妻でありながら、異教徒で魔術使い。エルザ姉弟を貶めようとします。中村さんは、どのような役と考えていますか?

【A2】
オペラに登場する女性の中で、これほどの悪役は中々見つからないかと。本当に難しく、挑戦の役だと思っています。物言いも行動力も男勝りですが、女性特有のいやらしさを細胞のあちこちに散りばめているような人間です。ふだんならば、1つの役を勉強していくうちに、なんとなく、この人はこんな見た目かしら、とか、こんな事が好きかしら、などと自然に考えているのですが、このオルトルートに関しては、どうも浮かんでこないんです。曖昧な輪郭がぼやっと目の前にあるだけというか…これから少しずつ形や色が見えてくるのを楽しみにしたいと思います。
オルトルートにとっては、物語の中で起こす行動の全てが正義です。彼女が何故この様な人間にならなければいけなかったのか、異教徒として、筆舌尽くしがたい苦しみを味わってきたであろう彼女の辿ってきた道を想像し、彼女の悪を堂々と正義として表現できればと思います。

【
Q3】
12月21日には、浜離宮朝日ホールで、リヒャルト・シュトラウスの歌曲も披露します。シュトラウス歌曲の魅力はなんでしょうか?

【A3】
私にとっての魅力は、詩の一言一言がそのまま音になっている事です。言葉通りに音が流れていて、あぁ、この言葉だからこの音なんだな、と自然に思う事ができます。そして、大げさでない美しさが素敵だなぁと思います。可笑しいけれどあっさりしていたり、悲しいけれど潔かったりします。

【Q4】
東京二期会の本公演に向けて意気込みを!

【A4】
私は、深作健太さんの演出された『ダナエの愛』を観て以来、いつか必ず深作さん演出の舞台に立ちたい!と思ってきました。ですから今はただ、稽古がはじまるのを心待ちにしています。
今回、はじめての二期会公演、はじめてのオルトルート、はじめて尽くしですが、気負わずに、今の自分のオルトルートができればと思います。
皆さま、ワーグナーを愛する方も、そうでない方も、是非劇場に足をお運びくだされば幸いです。必ずや面白いものになると確信しています!

■■■ 公演情報 ■■■
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】
東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」

ドイツ詩情の世界へいざなうロマンティック・コンサート
日時:2017年12月21日(木) 11:30開演(11:00開場)
会場:浜離宮朝日ホール
   (都営大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ)
料金:全席指定 2,900円
出演:林 正子(ソプラノ)、中村真紀(ソプラノ)、
    小原啓楼(テノール)、大沼 徹(バリトン)、
    大藤玲子(ピアノ)
予定曲:ワーグナー『ローエングリン』ハイライト
     〈エルザの夢〉
     〈オルトルートの復讐の誓い〉
     〈婚礼の二重唱〉
               ほか
お問合せ・ご予約:
  朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990
  (日・祝除く10:00~18:00)

▼ランチタイムコンサートの詳細はこちら
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」|コンサート情報 - 浜離宮朝日ホール
 
 
▼2月21日(水)プレミエ!『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場

 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
●お問合せ・ご予約:二期会チケットセンター 03-3796-1831
   (月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
 
 

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開館25周年記念・浜離宮朝日ホールに響く『ローエングリン』キャストの歌声を!
12/21(木)浜離宮ランチタイムコンサートvol.167 東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」

東京二期会オペラ劇場2018年2月公演R.ワーグナー『ローエングリン』のチケットが、9月末より発売になりました!
本公演のキャストには二期会を代表するワーグナー・オペラの担い手たちが勢揃い。
中でもとりわけ注目の4人、ローエングリン・小原啓楼(テノール)、エルザ・林 正子(ソプラノ)、テルラムント・大沼 徹(バリトン)、オルトルート・中村真紀(ソプラノ)が、12月21日(木)に浜離宮朝日ホールで開催される「浜離宮ランチタイムコンサート」シリーズに出演します。ピアノ演奏は『ローエングリン』のコレペティトゥアを勤める大藤玲子。まさに東京二期会オペラ劇場チームでお贈りするランチタイムコンサートです!


ソプラノ 林 正子
 

ソプラノ 中村真紀
 

テノール 小原啓楼
 

バリトン 大沼 徹
 

ピアノ 大藤玲子
 

プログラム前半は、4人各々がドイツ・ロマン派のリートを披露。後半はいよいよ『ローエングリン』から〈エルザの夢〉〈オルトルートの復讐〉など、ハイライト(聴きどころ)をお聴きいただきます。
いち早く本キャストによる『ローエングリン』がお聴いただけるチャンス!本公演への期待も高まるコンサートになるに違いありません。
ご来場お待ちしております。

■■■ 公演情報 ■■■
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】
東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」

日時:2017年12月21日(木) 11:30開演
会場:浜離宮朝日ホール
   (都営大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ)
料金:全席指定 2,900円
出演:林 正子(ソプラノ)、中村真紀(ソプラノ)、
   小原啓楼(テノール)、大沼 徹(バリトン)、
   大藤玲子(ピアノ)
お問合せ・ご予約:
 朝日ホール・チケットセンター 03-3267-9990
 (日・祝除く10:00~18:00)

▼12/21(木)浜離宮ランチタイムコンサート詳細はこちら
【浜離宮ランチタイムコンサートvol.167】東京二期会オペラ劇場「ドイツ・ロマン派の森」|コンサート情報 - 浜離宮朝日ホール

▼『ローエングリン』公演詳細はこちら 《チケット絶賛発売中!》
2018年2月公演 R.ワーグナー『ローエングリン』 - 東京二期会オペラ劇場
 2月21日(水)18:00/22日(木)14:00/24日(土)14:00/25日(日)14:00
 
 

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「二期会クリスタルコンサート」出演者メッセージ

毎秋恒例の「二期会クリスタルコンサート」
入会オーディションや幹事会推薦、そして全国の二期会から移籍の歌手が、二期会会員として初めて出演する、一夜限りのコンサートです!
 チラシ(PDFファイル)
「新進声楽家の夕べ」と共に“お披露目の場”ともなるこのコンサートを毎年楽しみにして下さっている方々も多くいらっしゃると思います。
今回、ソプラノ見角悠代とテノール直野良平に、このコンサートに懸ける意気込みを伺う事ができました。
*    *    *
【見角悠代(みかど はるよ)】
この度このようなコンサートに出演させて頂けることを大変有難く、嬉しく思っております。国内外ですでに広くご活躍のお仲間の皆様、そして素敵なピアニストの多田聡子さんとご一緒させて頂けて光栄です。
プログラム曲が出揃い、それぞれに個性的で、喜怒哀楽盛りだくさんのステージとなっております。二期会を応援して下さるお客様、そして会員の諸先輩方にも早く顔と名前を憶えて頂けるよう、心に残るような演奏ができればと思います。ご担当下さいました曽我榮子先生、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。ご挨拶代わりに、歌える喜びと音楽と共に過ごすひと時を皆様に贈りたいと思います。どうぞみなさまお出かけ下さいませ!
【直野良平(なおの りょうへい)】
この度は二期会へ入会させて頂き、初めてのコンサートで2曲の名オペラアリアを歌わせて頂く事になりました。
自分相応の実力の曲を披露するべき貴重な機会では御座いますが、常に挑む気持ちで舞台に立ち、難曲に挑みたいという気持ちから今回の選曲とさせて頂きました。
イタリアに住み始めた時、生活に余裕もなかった為、CDを買うにも数ヵ月も悩んだCDがありました。練習を終えた夜に毎日、ミラノの中心街のCD屋さんへ行って試聴コーナーにて聞いていた曲が今回歌わせて頂くヴェルディのオペラアリアで、イタリアで初めて買ったCDがそのパヴァロッティのCDになるわけですが、1940年代前後の偉大なるイタリア人テノール歌手達しか聞いた事がなかった私にとって、1960年代の若かりしパヴァロッティの輝く光る様な声は新鮮で、これがイタリアのスターの歌声かと気持ちを昂らせながら毎回帰宅した事を記憶しています。彼の様に輝かしいリゴレットのアリアを歌いたいと情熱を持つも上手く行かず、苦しかった日々を思い出します。
そんな日々を思いつつも挑戦する気持ちを持って、貴重な二期会クリスタルコンサートの舞台で歌える事に感謝し、自分らしく自分の声で精一杯歌いたいと思います。
*    *    *
見角は、R.シュトラウスの「何もない」と、同じくR.シュトラウスの『ナクソス島のアリアドネ』より「偉大なる王女さま」を、直野は、マスネの『マノン』より「とうとうひとりぼっちか」とヴェルディ『リゴレット』より「頬の涙が」をそれぞれご披露致します。
既に国内外で活躍をみせる、期待の大型新人8名の、想いをのせた歌声を皆様どうぞお楽しみください!

■■公演情報■■
《二期会創立60周年記念公演》
二期会実力派のニューフェイスたちが歌う
「二期会クリスタルコンサート」
日時:2012年11月22日(木) 19:00開演
会場:すみだトリフォニーホール・小ホール
出演:
ソプラノ 上田真野子、田辺彩佳、中村真紀、前田地香子、見角悠代
テノール 直野良平
バリトン 高田智士、古川精一
ピアノ  多田聡子
▼コンサートの詳細・ご予約はこちらから
二期会クリスタルコンサート - 東京二期会

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