3月11日に発生いたしました「東日本巨大地震」の想像を絶する被害で多くのの命が失われたことに対し、深くお悔やみを申しあげます。
心より黙祷を捧げさせていただき、被災された方々のご無事と一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。
ロンドンの名門、ロイヤル・アルバートホール『喋々夫人』9回公演を終えたソプラノの木下美穂子からも今回の大地震による大変な事態を心配して、メッセージが届きました。
東京二期会「蝶々夫人」木下美穂子 撮影:三枝近志
「12日に最終日を迎えました。最後は金・土の2日連続と過酷なスケジュールでしたが、ちょうどこちら時間金曜日に日本で大地震が起こりました。この日は、ロイヤルアルバートホールも、私たちの公演の開演直前にアナウンスが入り、被災者の方々の為の黙祷をしてパフォーマンスが始まりました。この日の唯一の日本人歌手として、私も日本の皆様の為に精いっぱい歌いました。今、私に出来ることは、最高のパフォーマンスを皆さんに提供することだけですから・・・。」と語る木下美穂子の渾身の演唱に、特に最終日は、4500人全員のスタンディングオーべションとなりました。
今回は歌い慣れたイタリア語ではなく、英語(ブリティッシュイングリッシュ)での演奏でしたが、現地評などでもその演唱は大好評を博し、国際的にさらなる評価を高めることとなりました。
Royal Albert Hall
木下は、この後イタリア経由でパリに入り、今週からは次の公演のリハーサルがアメリカネブラスカ州で始まるとのことです。
ほかにも、内外の二期会アーティストたちから沢山のメッセージや今、自分たちに出来ることは何かという声などが次々と届いております。
※今後予定されている二期会主催公演等について、地震の影響による変更や中止が決まりましたら都度ホームページ等でお知らせいたします。
▼東京二期会、神奈川県民ホールほか共同主催、舞台芸術共同制作公演『アイーダ』神奈川公演中止に関するお知らせ
【公演中止】『アイーダ』神奈川公演(3/20,21)中止のお知らせ - 東京二期会
【重要なお知らせ】神奈川県民ホール及び神奈川芸術劇場主催3月公演等の中止のお知らせ - 神奈川芸術文化財団|財団からのお知らせ
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