我が国文化の向上と振興に資するため、昭和21年から文化庁によって毎年開催される芸術祭。高い独創性や企画性などを基準として、部門ごとに審査が行われ、この度、平成30年度の受賞者が発表され、 音楽部門・関西参加公演の部で、「第27回みつなかオペラ「トスカ」における歌唱」が受賞対象となり、二期会ソプラノの並河寿美が平成30年度(第73回)文化庁芸術祭大賞を受賞いたしました。
並河寿美 (なみかわ ひさみ)ソプラノ <プロフィール>
大阪音楽大学卒業、同専攻科、同大学院オペラ研究室修了。兵庫県立芸術文化センター『蝶々夫人』タイトルロールで06年兵庫県芸術奨励賞受賞。12年には神戸市文化奨励賞受賞、平成30年度(第73回)文化庁芸術祭大賞を受賞。これまでに演じた新国立劇場『おさん-心中天網島より-』(世界初演)タイトルロール、びわ湖ホール・神奈川県民ホール『トゥーランドット』タイトルロール、同『アイーダ』タイトルロール、同『トスカ』タイトルロール、二期会『イル・トロヴァトーレ』レオノーラ等はいずれも高い評価を得ており、そのほかにも『フィガロの結婚』伯爵夫人、『フィデリオ』レオノーレ、『カルメル』タイトルロール、『ラ・ボエーム』ミミなど数々の大役を務める。またコンサートソリストとしても、ズービン・メータの指揮するベートーヴェン「第九」に出演する他、モーツァルト、ヴェルディ、フォーレの「レクエイム」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、マーラー「復活」「交響曲第4番」「千人の交響曲」等幅広いレパートリーで活躍。大阪音楽大学准教授。二期会会員
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・平成30年度(第73回)文化庁芸術祭賞の決定について - 文化庁