20世紀のオペラを代表する作曲家ヤナーチェクの傑作『マクロプロス家の事』の上演(11月20・22・24日=日生劇場)が近づいて参りました。
年齢不詳で美貌のオペラ歌手エミリア・マルティと彼女をとりまく人々とのドラマがまるでミステリーのように展開してゆく。
百年も続くグレゴル対プルスの遺産相続に関する訴訟の最終公判日。訴訟はピストル自殺した父グレゴルからその息子アルベルトへと引き継がれている。そのアルベルト・グレゴルの前に突然現れたエミリア・マルティ。
第3幕で解き明かされる謎。彼女の本名はクレタ島出身のエリナ・マクロプロス。皇帝ルドルフの命で不老不死の薬を作った父の実験台となって、当時16歳だったエリナは今では337歳。その数奇な運命とは・・・。
ウィーン国立歌劇場などでも活躍するパンテリス・デシラスの舞台装置も楽しみだ。
この出演を機にオペラの舞台となったチェコを訪れたという蔵野蘭子と大間知覚(おおまちさとる)のインタビューが「インタビュー@クラシック」に掲載され、動画でご覧頂けます。
ヤナーチェク:オペラ「マクロプロス家の事(こと)」の公演に向けて燃焼!ソプラノ:蔵野蘭子、テノール:大間知覚!−クラシックニュース
蔵野蘭子&大間知覚 インタビュー(動画)−インタビュー@クラシック
日生劇場開場45周年記念特別公演・東京二期会オペラ劇場
レオシュ・ヤナーチェク『マクロプロス家の事』
公演詳細−東京二期会
公演詳細−日生劇場