4日間にわたり東京文化会館で上演いたしました『エフゲニー・オネーギン』多くのお客様にご来場頂き、無事に幕を下ろしました。誠にありがとうございました。
そして、立役者コンヴィチュニーと、指揮者アニシモフ、チャイコフスキー独特の透明感のある演奏で、会場を熱くした東京交響楽団にも拍手!
12日のカーテンコールから(画像をクリックすると拡大表示します)
13日のカーテンコールから(画像をクリックすると拡大表示します)
人生にはチャンスが何度かあるが、その多くを逃す。
─ 幸福は手の届くところにあったのに
コンヴィチュニーは
硬化した閉塞的な空気に対し、警鐘を発している。
安易な同調、死の賛美。
自分の人生に、あるいは会ったことのない人生に、
過去の自分に、あるいは未来に、
近いところから遠いところへ。
今あるここから、この外へ。
─ どこへ?
その問いかけのために。
コンヴィチュニーは、さまざまな空間を用意する。時空を超えて、越境する。
求めてやまない。
見えない歌声、オネーギンの苦悩(デプレッション)とは何であったのか。