関東地方も梅雨が明け、いよいよ夏本番となりましたね!
夏といえば、ワーグナー!…バイロイト音楽祭のことです。
7月24日開幕したワーグナーの総本山バイロイト音楽祭では、8月1日からクリスティアン・ティーレマン指揮、カテリーナ・ワーグナーの演出で、『トリスタンとイゾルデ』が8月22日まで6回の上演が予定されています。
▼バイロイト音楽祭2016公式サイトより『トリスタンとイゾルデ』
・Tristan und Isolde - Bayreuther Festspiele
また、ニューヨークのメトロポリタン・オペラでも、オープニング演目として、9月26日からサイモン・ラトル指揮、マリウシュ・トレリンスキの新演出が予定されており、METライブ・ビューイングでも上演が予定されています。
▼ニューヨーク・メトロポリタン・オペラ公式サイトより『トリスタンとイゾルデ』
・Tristan und Isolde - The Metropolitan Opera
▼METライブ・ビューイング公式サイトより
・『トリスタンとイゾルデ』 - 2016-2017 | 演目紹介 | METライブビューイング:オペラ | 松竹
そのワーグナーの最高傑作を、東京二期会では、9月10・11・17・18日、東京文化会館で、ヘスス・ロペス=コボスの指揮、ヴィリー・デッカーの新演出により二期会64年の歴史上、初上演します。
指揮 ヘスス・ロペス=コボス |
演出 ヴィリー・デッカー |
演出のヴィリー・デッカーからは、“東京での上演は、ライプツィヒでのプロダクションの再演ではなく、自分自身の現在のヴィジョンによる『トリスタンとイゾルデ』になります”とのこと。まさしく、デッカーの決定版『トリスタンとイゾルデ』を完成するために来日する予定です。
指揮のヘスス・ロペス=コボスは、いまや伝説となった1987年、音楽総監督を務めていたベルリン・ドイツ・オペラ引越し公演のワーグナーの「ニーベルングの指環」4部作(ゲッツ・フリードリッヒ演出)を指揮して以来、待望の日本でワーグナー上演の指揮になります。マエストロにとって『トリスタンとイゾルデ』は非常に重要な作品であり、音楽総監督を務めていたマドリッドのテアトル・レアル劇場でも2008年に当作品を取り上げ、好評を博しています。
またシンフォニーの分野でも定評あるマエストロは今回の来日で『トリスタンとイゾルデ』に加えて、読売日本響楽団の名曲シリーズで9月16日にサントリーホールでも指揮を執ります。加えて、来年1月18日・19日、NHK交響楽団 定期公演にも出演します。
▼スペイン音楽によるプログラム
・第596回名曲シリーズ - 読売日本交響楽団
▼レスピーギ:交響詩「ローマの祭り」 ほか
・第1854回 定期公演 Bプログラム - コンサート詳細|NHK交響楽団
ワーグナーの不朽の愛の名作『トリスタンとイゾルデ』ですが、とりわけ国内での舞台上演は数少なく、近くは2010年12月/11年1月の新国立劇場での上演以来になり、今年注目の生舞台を東京に居ながら、楽しめるこの機会をお見逃しになると次回はいつになるか・・・・・・
どうかお見逃しなく!
公演チラシ(PDF) |
■■■ 公演情報 ■■■ 東京二期会オペラ劇場2016年9月公演 《ライプツィヒ歌劇場との提携公演》 R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 オペラ全3幕 日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演 日時:2016年9月 10日(土),11日(日),17日(土),18日(日) いずれも14:00開演(13:00開場) 会場:東京文化会館大ホール (JR上野駅公園口より徒歩1分) 料金:全席指定【発売中】 S席15,000円~D席6,000円、学生席2,000円 |
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・ライプツィヒ歌劇場との提携公演 2016年9月公演R.ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』 - 東京二期会オペラ劇場