2022年04月22日のエントリー

4/23(土)・24(日) 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ プッチーニ『エドガール』公演当日のご案内

2022年度が始まりました!
二期会創立70周年を迎えての新年度は、Bunkamuraオーチャードホールで〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉プッチーニ『エドガール』(セミ・ステージ形式)からスタートします。
プッチーニの2作目となるオペラですが、最終版の完成を見たのは、『ラ・ボエーム』『トスカ』『蝶々夫人』で名声を固めた後のこと。初版から実に15年以上の歳月がかかっています。そのため、プッチーニのドラマティックな旋律が随所から溢れ出している名曲なのです。しかしながら、世界的にも上演される機会が少ないため、生演奏をお聴きになったことがあるという方は、ほとんどいらっしゃらないのではないでしょうか。
そんな奇跡の名曲をこの機会にどうかお聴き逃しなさいませんようご案内いたします!

昨日の最終リハーサル(ゲネプロ)後、今回の舞台構成を務める演出家の飯塚励生に『エドガール』の魅力についてお話を聞いています。
▼インタビューはこちらからご覧いただけます
【明日開幕!】 4月公演 プッチーニ『エドガール』~舞台構成 飯塚励生「現代に通じる歴史的背景とプッチーニの音楽のターニングポイント」 - オペラの散歩道(二期会blog)

また、このたびの公演は引き続き新型コロナウイルスの感染対策を行って開催させていただきます。ご来場のお客様にはこちらのご案内をあらかじめお読みの上、ご理解、ご協力くださいますようお願いいたします。
主催公演開催時における、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する対策とお願い

それでは、こちらに2日間の公演当日のご案内を致します。 【4/23(土)11:30更新】
二期会創立70周年記念公演
〈東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ〉 2022年4月公演
ジャコモ・プッチーニ作曲 『エドガール』 オペラ全3幕(セミ・ステージ形式上演)
<日本語字幕付原語(イタリア語)上演>
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
当日券と公演タイムテーブルのご案内
 
4月23日(土)
4月24日(日)
当日券
S・A・B僅少・学
S・A・学
当日券販売
/窓口受付
15:30~
12:30~
開場
16:00
13:00
開演
17:00
14:00
第1幕
約35分
休憩20分
予定時刻
17:35~17:55
14:35~14:55
第2幕・第3幕
約65分
終演予定
19:00
16:00
Bunkamura
オーチャードホール
=アクセス=
<JR>
[山手線][埼京線][湘南新宿ライン]=「渋谷駅」ハチ公口から徒歩7分
<地下鉄>
[銀座線]=「渋谷駅」から徒歩7分
[半蔵門線][副都心線]=「渋谷駅」A2出口より徒歩5分
<東急電鉄>
[東横線][田園都市線]=「渋谷駅」A2出口より徒歩5分
<京王電鉄>
[井の頭線]=「渋谷駅」から徒歩7分、「神泉駅」北口から徒歩7分

お車でご来場のお客様はBunkamuraウェブサイトをご覧ください
>>お車でお越しの場合|アクセス - Bunkamura
◆上記、販売予定当日券は23日11:30現在の情報です。以降の販売状況により公演当日より前に販売終了となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
◆本公演は「学生席当日券(2,500円)」を発売致します。28歳未満の学生の方が対象です。お求めには学生証のご提示が必要です。尚、通常(前売)の学生席と価格が異なりますのでご了承ください。
◆公演タイムテーブルは、当日の演奏・進行によって上記より異なってくる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:二期会合唱団/児童合唱:TOKYO FM 少年合唱団
〈主催〉公益財団法人東京二期会、Bunkamura

●公演のお問合せ・チケットのご予約は
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!
前売券が公演当日の開演1時間前までご予約が可能です!!
(*…Gettii予約券は公演会場、二期会チケットセンターでのお支払・お受取は出来ません。ご来場前に必ずセブン-イレブンにてお手続をお願いいたします)


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【明日開幕!】 4月公演 プッチーニ『エドガール』~舞台構成 飯塚励生「現代に通じる歴史的背景とプッチーニの音楽のターニングポイント」

いよいよ明日4月23日(土)『エドガール』の初日を迎えます。
昨日はエドガール福井敬組のゲネプロがBunkamuraオーチャードホールで行われました。

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会場のBunkamuraオーチャードホール

あっという間の2時間!
音楽の濃密さは他のプッチーニの名作に勝るとも劣りません。
もちろん、後に続く名作を髣髴(ほうふつ)とさせるドラマティックなオーケストラやロマンティックなメロディも素敵ですが、「初期の作品らしさ」が感じられるところが、かえってとても新鮮です。
合唱も加わる1幕の教会のシーンや、3幕の葬送のシーン。その荘厳な響きでは、プッチーニのミサ曲を思わせます。もともとプッチーニは、教会のオルガニストの家系に生まれました。オペラ作曲家として稀代の成功を収めましたが、その裸の魂には、生まれながらにしての宗教的な響きが宿っていたのかもしれない、と想像を膨らませます。

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21日のゲネプロより

舞台構成は、前回公演『サムソンとデリラ』に続いて、ニューヨーク出身の演出家の飯塚励生。
東京二期会では、2012年日生劇場共同制作ライマン『メデア』(日本初演・第67回文化庁芸術祭音楽分門大賞受賞)を演出しています。初日ゲネプロ終了時に話を聞きました。

――飯塚励生さん、ゲネプロお疲れ様でした。とても珍しい『エドガール』を舞台化されるにあたって、この作品の一番の魅力と思われたところはどこでしょうか?

飯塚: 魅力的なポイントを2つ挙げるとするならば、まずは歴史的背景です。
舞台は1302年に行ったフランス・フランドル戦争、または金拍車の戦いです。フランス王のフィリップ4世がフランドルを併合しようとした1297年から1314年の戦争でした。これは現在のロシアとウクライナの情勢と似ていませんか?どの時代になっても人間は歴史を学ばず、成長していないことに残念に思います。
次に、この作品を聴くと、プッチーニ自身の音楽的展開を感じます。1幕は、彼にとって多大な影響を与えた作曲家――ビゼー、ヴェルディ、ワーグナー等の音楽が感じ取れますが、2幕からは段々とプッチーニらしい音楽が流れて来るように感じます。ロマン派の音楽家からヴェリズモの巨匠になりかかるターニングポイントを聞ける絶好のチャンスだと思います。

――マエストロ、アンドレア・バッティストーニの印象はいかがでしょうか。

飯塚: マエストロ バッティストーニとご一緒する時間は非常に短期間ではありましたが、内容の濃い豊かな時間でした。稽古中は穏やかで、時にはユーモアたっぷりですが、自分の意見を相手にはっきり伝えていき、チームをまとめていく姿勢が感じられました。
福井敬さん組の最終オーケストラ付き舞台稽古では、彼の情熱とパワーは稽古場の100倍感じました。

――開幕を待つファンの皆様に一言お願いいたします。

飯塚: セミ・ステージ方式のコンサートですので、客席から、歌い手の情熱と迫力、マエストロバッティストーニのパワー溢れる指揮、オーケストラが奏でるプッチーニの音楽の美しさ、視覚的な舞台背景(映像と照明)等を一つのパッケージで経験出来る、絶好のチャンスだと思います。
どうぞ心ゆくまでお楽しみください!

明日開幕の『エドガール』どうか、見逃されませんように!!

※タイムテーブル、当日券情報は、この後、当ブログに掲載いたします。

*     *     *


▼『エドガール』公演情報ページはこちら
2022年4月公演 G.プッチーニ『エドガール』<セミ・ステージ形式上演> - 東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ

2022年4月23日(土)17:00、24日(日)14:00 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

●公演のご予約・お問合せは《発売中》
二期会チケットセンター 03-3796-1831
(月~金 10:00~18:00/土 10:00~15:00/日祝 休)
Gettii←24時間受付、予約&発券手数料0円、セブン-イレブン店頭でお受取の
インターネット予約「Gettii(ゲッティ)」も是非ご利用ください!!


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